伊達7町合併協議会からの桑折町の離脱案が可決されました。
福島民友
●合併協離脱議案を可決/桑折町
本県では初めてとなる法定合併協議会からの離脱を表明していた桑折町の臨時議会は3日開き、
林王喜久男町長が提出した伊達郡7町でつくる法定合併協議会離脱に関する議案を全会一致で可決した。
同町は国見町で10日に開かれる同合併協議会で正式に離脱する。
住民説明会での町の説明によれば、例に挙げられていたのが、
合併特例債の使い道に関する意識の違い(特例債を当てにして借金を増やしている町もある)とか、
不透明な議事進行で、1.8倍程度格差がある水道料金をどうのようにするのかについて、
新市において協議するとだけ決められて、具体的どころか方向性も決めない協議会に不満を持ったことが
離脱を決意する後押しになったようです。報道された「主導権争い」というのは、
新市において主導権を握れそうにないというより(小委員会の「本庁舎は保原町」案に反対はしていない)、
協議会での桑折VS梁川・保原他4町という構図に嫌気がさした、という印象を持ちました。
[32122]で住民投票を実施してほしい…と書きましたが、今からだと条例を制定して(未制定でした…)
早くても10月、妥当なところで11月実施になってしまうそうで、その段階で合併反対となった場合
当然合併の是非を問う議会決議は否決となり、合併推進する他町に迷惑がかかってしまうので
この時期に離脱を表明した方がいいという判断をしたようです。もっとも、住民投票を行うつもりはないという回答でしたが。
また、離脱表明についてマスコミの報道が先で、住民への説明が後になったことについて非難する声も聞かれました。
今後についての方向性は明確な答えは聞けなかったのですが、情勢が急変しない限りは
しばらく単町制継続ということになると思います。
「お見合いをしたが、合わなかった。矢祭町はお見合いもしていない」(説明会での声)