[85193]hmtさん
予土の3ルート、興味深く読ませていただきました。予土線は四国の最低分水嶺にあるんですよね。最低分水嶺といえば兵庫県丹波町石生が有名ですが、以前、福岡オフの際、かぱぷうさんが九州の最低分水嶺が大宰府市にあると紹介され、北海道では千歳市付近が最低分水嶺になると話題になりましたが、四国はどこだろうと考えてみました。ま、あまり端ならばいくらでも低いのは見つけられますので、一つの縛りとして、「分水嶺で区切られた2つの領域に両方とも標高1000m以上の山がある」とすると、四国の場合、
宇和島市三間町務田付近になるんですよね。これは、予土線と見事に重なります。鬼北地区は四万十川流域ではありますが、宇和島市と非常に繋がりが深い地域です。分水嶺の窓峠は標高160mくらいでしょうか、それでも予讃線の伊予石城~双岩間あるいは土讃線影野~土佐久礼間、繁藤~新改間より低いです。ちなみに、松山~高知間には標高720mの三坂峠があるため、鉄道を敷設しようものならものすごい難工事が予想されます。その割には大きな町があるわけでもなく、松山~高知間鉄道の構想はあったかもしれませんが鉄道敷設の具体的な動きは鈍かったですね。かといって、多度津経由は大回りすぎ。松山~高知間は、現実的にはバスで移動が一般的です。
私自身、松山から18切符で多度津経由で高知へ行こうとしたことがありました。時刻表も確認せずに、朝9時ごろだったか松山を出発し、まあそのうち着くだろうと思ってたら、昼過ぎにようやく愛媛脱出、阿波池田に着く頃は既に日がだいぶ傾いており、やばい、下手すれば高知に辿り着けないと危機感を感じ、慌てて「くろしお」に乗り換えたこともありました。帰りはそのまま土讃線を南下、予土線へ乗ろうとしたら、窪川で3時間待ちをし、宇和島に着く頃は真っ暗。やむを得ず予讃線は宇和海で松山へ帰宅しました。鉄道が本当に不便なこと。このルートでは、1泊足りなかったかな?
その三坂峠を越え、国道33号を通っていた松山高知急行線、高速バスと競合していた2001年くらいに、Old Map Roomにて
近道じゃなくなった道として紹介されていたこともあります。道のりは国道33号の方が短いものの所要時間は高速バスの方が短い、カーブも少なく乗り心地もいい、となると高速バスに客が流れるのは必然でしょうか。現在はMAKIKYUのページによると
愛媛県内完結路線になっている模様です。高知に行かないのに、路線名がそのままというのも凄いですがw。