2016年(平成28年)9月18日(日)から19日(祝)にかけて、都道府県市区町村・落書き帳メンバーによる第13回公式オフ会を、熊本県小国町と大分県日田市の県境にあることで有名な県境の宿「杖立温泉 ひぜんや」にて開催しました。スケジュール、参加者一覧、参加者コメント、オフ会写真集(一部参加メンバー限定)などを紹介します。
「杖立温泉 ひぜんや」宴会場にて(一次会宴会終了後) |
前回オフ会で話し合った結果、今回の開催地は愛媛県(四国)の予定でしたが、熊本大分地震被災地支援の目的から、オフ会にいつも参加しているメンバーの方々の賛同を得た上で最終的には落書き帳でのアンケート
[90573]を実施し、開催地を変更することにしました。開催日については、アンケートの結果と九州観光支援旅行券(ふっこう割)を最大限活用できることから、例年より早めて9月の開催としました。
9月の開催については、一部の参加予定者から台風シーズンを危惧する声もありましたが、その心配が当たり、オフ会開催の1週間前の9月13日にフィリピンの東で台風16号が発生しました。最初の進路予測でオフ会当日の18日に九州上陸と予想されたため(右図は14日3時の進路予測図)、参加予定者の間で真剣に開催の延期や中止について議論が交わされました。幸い、翌14日の予測では進行速度が遅くなり、開催日の直撃は避けられそうな状況になったことから、その日の内にオフ会を予定通り実施することを決断し、参加予定者の皆さんには覚悟を決めて参加するようにと通達を出しました。^^;
左の図はオフ会開催当日の進路予測図です。台風16号は当初の予測よりずいぶんと速度が遅くなり、18日3時の時点で与那国島の北150kmの地点にあり、オフ会当日の台風の影響は少なくてすみました。それでも、九州北部から杖立に向かったメンバーは部分的に豪雨に遭遇したようです。南九州から杖立温泉を目指した数人は晴天に恵まれました。翌19日の帰路については、台風がかなり接近し雨風が九州南部を中心に激しくなったため、フライトの欠航や新幹線の遅延などが心配されましたが、幸い全員ほぼ予定通り帰宅することができました。何かと気を揉むことになったオフ会でしたが、台風を気にしながらのメンバー各々の旅程を後から振り返ってみると、いつにない思い出になったのではないかと思います。
大分県の宴会場で行った一次会では、第9回以来の参加となった中島悟さん、第10回以来の参加となったペーロケさんとソーナンスさんを中心に近況報告を行い、スナフキんさんからは恒例の杖立温泉周辺の地形図解説がありました。二次会はホテルにお願いして確保してもらった20帖の広い宿泊部屋で行いました。デスクトップ鉄さんが前日夜メーリングリストで出題した全国のJR駅三番勝負の答えあわせと賞品授与があり、次いでオーナーの九州地名BINGOで皆さんを悩ませました。また、復興支援目的とも関連して、小松原ラガーさんが前日訪問した阿蘇大橋周辺の被害状況を写真とともに聞かせていただき、震災被害の甚大さを改めて思い知らされました。なお、今回の旅程では、多くのメンバーが震災被害の実態を目撃しました。九州道の復旧工事による片側通行規制、益城町のブルーシートが掛けられた家、やまなみハイウエイの片側通行、等々、主に道路被害による影響が目立っていましたが、震災被害を直接実感できたことはとても良かったと思います。
オフ会の舞台となった県境の宿「杖立温泉 ひぜんや」について紹介します。左の立面図(クリックすると拡大します)をご覧いただくと分かりますが、ホテルの中に大分県と熊本県の県境があります。ホテルは杖立川の峡谷に建てられており、フロントとロビーは大分県の5階にあります。一次会の宴会場も大分県の4階でしたが、二次会の宿泊部屋は熊本県の2階にあり、両県をはしごして宴会を行いました。宿泊場所についても両県に分かれて宿泊したかったのですが、ホテルとの交渉でどうしても大分県の客室の確保ができず、全員熊本県側の客室に宿泊しました。ホテルの県境は立面図にあるように両国橋と呼ばれていました。両国橋の各階(3階から7階まで)には県境を示す石碑が作られており、右の写真は6階にあったものです。
今回も17名のメンバーが全国各地から集まり懇親を深めることができました。来年以降も精力的に全国各地で開催を続けて行きたいと思います。その次回開催地について二次会の中で話し合いを行いました。元々予定していた四国(愛媛県)に加え、静岡県、北海道、岩手県の4箇所の候補地が挙げられ多数決を行いました。その結果、次回は未だに復興が続いている岩手県で開催することになりました。具体的な開催場所については今後検討します。最後に集まっていただいたメンバーの皆さん、本当にお疲れさまでした。また、来年楽しい思い出を作りましょう。また、仕事の合間を縫って佐賀県から強行軍で駆けつけていただいた中島悟さんにはとくに感謝したいと思います。また、今回残念ながら参加できなかったかぱぷうさんからはすいかサイダーの差し入れがありました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。