「○○園」「○○荘」「○○ヶ丘」に続く新興住宅地シリーズ第4弾として、「○○○野」を取り上げました。
「○○○野」の流行は「○○ヶ丘」よりも更に新しいようです。「○○○野」の先駆けとも思われる「あきる野市」の誕生が1995年ですから、二十年以上前に始まって現在もなお続いている流行と言えるかもしれません。
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もちろん「〜野」という地名は古くから存在している訳ですが、現在は「○○○」の部分をひらがなで表記し、また「○○○」は3文字とするのが好まれるようです(2文字の「○○野」もありますが、「○○○野」に比べると既存の地名をひらがな表記に改めたものが多いようです)。
したがって、本コレクションもひらがな表記の「○○○野」のみを収録し、追補として漢字かな混じりの「○○○野」および「○○○の」を加えました。ただし、「あけぼの」は「あけぼ野」とは解しにくい(「宇都宮市明保野町」のような例もあるので一概には言えませんが)ことと、他の「○○○の」に比べて圧倒的に数が多いことから、収録対象とはしませんでした。
実際に集めてみますと、「○○○野」は関東地方に集中しており、北海道・新潟市・和泉市などに飛び地のように密集地帯が存在していることがわかります。このあたりは「○○園」「○○荘」が大阪府・兵庫県に集中しているのと実に対照的です。
なお、本コレクションは、Mapionの住所一覧に記載があり、かつ地図を表示した際に地図上部のバーに当該町字名が表示される「○○○野」を収録対象としています。ただし、国土地理協会HPの地名変更情報に掲載されているものは、Mapionの更新を待たずに収録することがあります。