[86354] 山野さん
カエンタケは経口毒性も高いのですが、さらにわけの悪いことに触っただけで皮膚がただれると言うタチの悪い毒キノコです。
おそらく、その赤くてとんがった形状に加え、触るとやけどのような症状が出ることから「火焔茸」と名付けられたものと思われます。
そんな触っただけでどうにかなるようなキノコを食べるヤツがいるのか?と思うわけですが、たとえば毒ビレがありうかつに触るとエラいことになるけど身は美味なオコゼなんて魚もいたりしますし、キノコでも形状は奇矯で悪臭を放つのに食べると美味な
スッポンタケなんてものもあったりしますので、カエンタケみたいなものでも「何かすれば食べられるのでは無いか?」と思って試しちゃう人がいるんですよ。
キノコもなかなか難しいところがあり、見た目が変でもかなり美味なものもあれば、見た目おとなしく特に警戒感を抱かないような外観・香りでなおかつよく似た食用可能なキノコがある毒キノコもいろいろな種類があります。
特に
コレラタケ、
ドクササコ辺りは見た目とは裏腹にかなり強烈な毒キノコ。
こと、野生のキノコに関しては生兵法は危険です。