タイトルは、「Wikipedia名瀬市」で指摘されている問題です。
その要点を記すと、2006年の合併により 旧名瀬市が奄美市の地域自治区である「名瀬」になり、住所表記が地域自治区名を冠した「奄美市名瀬◯◯」に変更された。その地域自治区は、設置期限が2016年3月31日までとなっているので、本年4月以降の住所表記からは地域自治区名が除かれ「奄美市◯◯」となる予定。
ところが、奄美市サイト内を「住所」で検索してみても「名瀬消失」が問題にされている様子はありません。
疑問を抱いて調べてみたら、例規集に掲載されている
地域自治区設置協議書に記載された 設置期間が変更 されていました。
(地域自治区の設置期間)
第3条 地域自治区の設置期間は,合併の日から平成33年3月31日までとする。
一部改正〔平成27年条例26号〕
なるほど、昨年末の市議会で地域自治区【名瀬, 住用町, 笠利町】の存続期間が5年延長され、「名瀬消失」の問題点は、事前に回避されていたのでした。
このケースは、盛岡市や奥州市のような 地域自治区の名称に使われた「区」の存廃問題ではありません。
しかし、2016/3/31となっていた設置期限の延長により「名瀬」が住所地名に残ったことに 何故か 安堵。
同類として、設置期限を 2015/3/31から 2021/3/31まで 6年延長した
平戸市【生月町, 田平町,大島村】の例があります。