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右左府さんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[67655]2008年12月20日
右左府

[67655] 2008年 12月 20日(土)23:37:10右左府 さん
JA東京あぐり
[67493] EMM さん
ネットにも図書館にもこれ以上手がかりがなかったので、思い切って東京あぐり本店に行ってきました。
……軽く立ち話で終わるか、資料をもらえるか程度のものを期待していたのですが、予想に反してこの上ないご厚遇。(その詳細を書くのを躊躇うほどに。)アポなしでいきなり訪ねてしまった軽率さをを後悔しています……。
ともあれ、非常に詳しいお話を聞くことができ、問題が解決しました。

まず、東京あぐりの管轄区域自体は、全中のHPにあるとおり島嶼を除く都下全域で間違いありません。定款には以下のようにあります。
第一章 総則
(略)
(地区)
第三条 この組合の地区は、大島、三宅島、八丈島、その他諸島を除く東京都一円の区域とする。
(事務所)
第四条 この組合は、主たる事務所を、立川市に置き、従たる事務所を、西東京市に置く。

そして現在のようになった経緯なのですが、ちょっと複雑なようです。
元々のJA東京あぐりは昭和26年「都連農業協同組合」として設立され、その後改称しました。これは通常の農協と異なり、JA職員を対象とした事業を行っていた(? ここんとこの話は難しくてよく理解できてません……)とのことです。
片やかつて存在した田無市農協は、田無を管轄とする農協でした。保谷など周辺地域の農協(今のJA東京みらい)が合併に向かって動いていた際も、当初はその枠組みに加わっていたそうです。

ところが1997年4月、その田無市農協が大量の不良債権を抱えていたことが判明、財政破綻してしまいます。その救済策として(かなり異例の措置ではあるものの)JA東京あぐりに吸収合併することとなりました。その結果、「田無の農協」+「JA職員対象の事業を行う農協」という二つの側面を持つ、この変則的な農協が誕生したというわけです。
(当時の新聞、特に読売新聞では結構大きく取り上げられていたようです。合併の際の記事は見つけられませんでしたが、97年4月に破綻した際は連日この件が報じられています。)
なお、いつまでもこの状況が続くということではないそうで、財政状態が改善されれば再び「田無の農協」の部門は分離し、JA東京みらいとの合併を進めていくとのお話でした。

ちなみに、東京あぐりや全農東京がある立川市柴崎町ですが、JA関係のビルが幾つか並んでおり、その中にあぐり本店が入っていました。
応対してくださった職員の方々には冒頭にも述べたとおり、ただただ感謝するばかりです。中でも、直接詳しいお話を伺った方は元々JA田無市の職員でいらっしゃったそうで、デリケートな話にも関わらず丁寧に説明してくださって非常に恐縮でした。


それと、農協法の条文のご紹介ありがとうございます。東京あぐりも一応管轄区域が重複しているとも言えますが、純粋な意味での重複という意味でやはり志雄町は非常に珍しい存在なのですね。(東京あぐりも十分珍しいケースですが。)


[67491] YSK さん
人名「あぐり」の由来、本当だったんですね。それにしても、あぐりさんがもう百を超え、その上未だ現役とは……とにかく驚きです。


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