[84272] 2013年 10月 26日(土)10:37:35 | k_ito さん |
桜木町 |
学生時代は東横線沿線に住んでいましたので、桜木町・みなとみらい周辺には何度も遊びに行きました。既にみなとみらい線開業後というごく最近のことですが、それでも「みなとみらいと言えば桜木町」というイメージがあります。その個人的な感覚の理由を考えてみると、思い当たるのは次の2点です。
・みなとみらいに行くときに、運賃が高いみなとみらい線に乗ることは少ない。
・根岸線電車が桜木町駅に着くときはみなとみらいの景色(個人的には、特にコスモクロック)が見えるが、みなとみらい線からでは見えない。
時間だけは有り余っていた学生の感覚なわけですが、私はみなとみらい線の運賃を敬遠して、東横線沿線の自宅から向かうときですら横浜駅で根岸線に乗り換えていました。また、桜木町駅からの景色が遊びに行くときのワクワク感を高めてくれるというのはおそらく万人の一致することじゃないかと思います。それゆえに、多くの人の中で「みなとみらいと言えば桜木町」というイメージが強くなるのではないでしょうか。
山崎まさよしの「One more time,One more chance」の話題が出ていますが、ゆずの「桜木町」という曲もあります。こちらはタイトルこそ(東横線廃止に合わせた曲ですので)「桜木町」ですが、歌詞に出てくる景色は完全にみなとみらいですね。
そのイメージを持ったうえで、翻って横浜駅×桜木町駅のイメージ対決をしてみると、やはり桜木町駅に軍配が上がります。横浜駅は確かに利用者数は多いですが、乗換ターミナルとしての利用がかなりを占めるんじゃないでしょうか。多数の鉄道事業者が乗り入れているので、それら相互間の乗り換えが逐一カウントされてしまいますから。それだけをもって横浜駅のほうが中心だ、とは言い難いのではないでしょうか。
駅のイメージといって一般の人が感じるのは、やはり周辺地域の栄えぶりじゃないかと思います。横浜駅は駅直結型の商業施設は充実していますが、周辺の街並みはというと、少し離れれば昔ながらの猥雑な繁華街しかありません。桜木町駅からみなとみらい方面のほうが現代的な商業地帯が比較的長い距離伸びていますから、イメージがよいです。無論、実際に買い物をしようとしたときにより物がそろうのは横浜駅直結の商業施設のほうなわけで、本当に、単なるイメージの話でしかないんですけどね。