広島県大野町の中にたくさんある、大竹市の飛び地について、調べてきました。
大野町の中に大竹市の飛び地は11ヶ所あり、さらに佐伯町の飛び地も1ヶ所ありました。
佐伯町の飛び地はダム湖ですが、大竹市の飛び地はそのすべてが水田で、
その飛び地の周辺の大野町の土地はほどんど山林なんだそうです。
江戸時代、現在の飛び地はそれぞれが小さな村で、その村が、山林地域に囲まれた
耕地にあったために、わざわざ大野村に入る必要はありませんでした。
そして、これらの村が明治になって何度も離合集散を繰り返したため、飛び地ができました。
さらに、昭和29年の町村合併によって、
玖波町、小方町、大竹町、栗谷村と友和村の松ヶ原地区が大竹市となったため、
これらの町村の大野村の中にあった飛び地がそのまま大竹市になったということです。
参考文献 教科書にも載ってない― 日本地図の楽しい読み方
ロム・インターナショナル 河出書房新社