[70592] 2009年 6月 25日(木)00:47:06 | futsunoおじ さん |
山名や島名の「ケ」・ 「ヶ」・「ガ」について |
hmt さんの 保土ケ谷/保土ヶ谷 の話題が盛り上がっていますが、山名や島名に関して少し調べてみました。
山名の「槍ヶ岳」は、ウオッちずの記載は小さい「ヶ」です。手持ちの5万図(昭和51年発行)でも山名の記載・図幅のタイトル共に同様でしたので、国土地理院の表記はこの間は変わっていないものと考えます。次に雑誌・山と渓谷の1月号の付録に毎年付いている「山の便利帳」の中では2001年以前は「槍ガ岳」(大きい「ガ」)、2006年以降は「槍ヶ岳」(小さい「ヶ」)が使われています。(この中間は保存してないので不明。)登山ガイド等でも古いものは「ガ」が多いようで、現在のものは小さい「ヶ」に統一の様子です。なお代表例として槍ヶ岳をあげていますが、燧ヶ岳,美ヶ原,駒ヶ岳等々についても、また出版社に関わらず同様のようです。
島名についてはSHIMADAS、2004年版で見ると「青ケ島」のように大きい「ケ」が使われています。ウオッちずでも漢字とのバランス上若干小さく見えますが、大きい「ケ」のようです。それではと、東京都青ヶ島村のホームページを見ると小さい「ヶ」です。地形図上の島名と自治体名の違いで異なっていてもおかしくないと言われればそうなのかもしれませんが ・ ・ 。
SHIMADASでは表記で大きい「ケ」の付く島名が16ほど見つけましたが、通常は表記で「ケ」を付けなくとも読みで「が」を加えるのは「佐渡島」と「種子島」です。語呂の都合なのか、自治体名に「ケ(が)」が付いてないからという理由なのかよくわかりませんが、比較的知名度が高いことから皆さんが正しく読んでくれるのでしょう。( パソコンの漢字変換でもそのようになりました。)