約60路線ある国内の高速道路の名称「○○自動車道」(通称名)を分類すると
通過地域の広域名称: 東北/北陸/中国など (見方によっては旧街道の名称も含まれます。)
目的地の都市名単独: 八戸/米子/長崎など
両端に位置する都市の組み合わせ: 東名/名神/札樽など・・・に大雑把に分類できると思いますが
純粋に旧国名の組み合わせとなると、磐越/常磐/上信越/紀勢 程度しかありません。(「紀勢」は微妙)
関越自動車道の場合「関」は旧国名とはいえないので関東平野と越後平野をつなぐとでも解釈できますし、首都圏と日本海側を結ぶ道路ということでいいのでしょう。舞鶴若狭自動車道については都市名と旧国名との見方もできますが「若狭」は福井県内の地域名と考えるべきでしょう。(若狭町という存在もありますが。)播磨自動車道の「播磨」も兵庫県の地域名です。伊勢自動車道の「伊勢」も地域名であり都市名でもあります。紀勢自動車道の「紀勢」は旧国名の組み合わせとも三重県の地域名とも考えられますので、実際に通過する場所で解釈すべきかもしれません。
ということで高速道路では旧国名及びその組み合わせによる路線名称は一部に限られるようです。旧国鉄(JR)では旧国名の組み合わせによる路線名が多い印象があったのですが。