海の日ということで、都道府県別の
海岸線ランキング を覗いてみました。
海岸線の総延長では、北海道に僅かに及ばない長崎県。
面積比では群を抜く首位で、沖縄県さえも圧倒しており、3位香川県・4位東京都以下に大差をつけていました。
もっとも、面積比【海岸長/面積】はマイナス1次元であるため、小県が大県よりも優位になる傾向があります。
円周長比は 次元を揃えたランキングであり、長崎>沖縄>鹿児島>愛媛>山口>香川 という順位は、県の大小に関わらない海岸線の多寡を示すランキングとして評価することができます。
もっとも、7位の東京都となると、これは 本土と島嶼部という全く異なる自然条件を統合したもので、その無理までを解消することはできていません。
参考までに、「都道府県の面積に占める 島嶼部の割合」という記事
[85769] も過去にありました。
長崎県の島嶼部面積は 44.4% であり、本島を除く「沖縄県島嶼部」の 46.2% に次ぐ高率でした。
海岸線ランキングに戻り、海岸線長の面積比上位はさておき、下位を見ます。
海なし8県【滋賀県を含む】に続き、福島県以下、面積の大きな県が並んでいますが、その中で 34位の鳥取県が目を引きます。
日本海岸から中国山地まで 僅かに 20-30kmしかない。
それにしても、隠岐の影響が大きいのでしょうが、11位の島根県と大違いです。
遠くから眺めていると、同じような地理的条件と思いがちですが、海岸線面積比のランキングは、両県の違いを明らかにしているようです。