日本にはどれくらいの数の島があるのでしょうか。日本の島ガイドとして有名な「SHIMADAS (シマダス)」(財団法人日本離島センター:2004年7月31日 第2版)によると6,852島という数字が挙げられています。6,852島という数字は、海上保安庁が「海上保安の現況(昭和62年9月)」で発表したもので、関係する最大縮尺海図と2.5万分の1陸図を用いて、(1) 周囲が0.1km以上のもので、(2) 何らかの形で本土とつながっている島については、それが橋・防波堤のような細い構造物でつながっている場合は島とし、それより幅が広くなっていて本土と一体化しているものは除外、(3) 埋め立て地は除外する、として調査したものです。現在、この数字が日本の島の数として認知されています。
一方、国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調のデータには、面積1km2以上の島の一覧があります。こちらには、1988年(昭和63年)10月1日時点での地形図上で測定した面積を基礎とし、2013年(平成25年)10月1日までの埋立等によって陸地化した部分の面積を加算した面積のデータが掲載されています。なお、海上保安庁のデータには湖上の島は含まれていませんが、国土地理院のデータには湖上の島も含まれています。
海上保安庁と国土地理院のデータを基に、外周0.1km以上の島、面積1km2以上の島、面積10km2以上の島、面積100km2以上の島の数を一覧にしました。湖上の島は含まれていません(国土地理院の面積1km2以上の湖上の島については参考データとして別欄にしました)。また、外周0.1km以上と面積1km2以上の2県にまたがる島の数を内数として括弧書きで示しました。なお、いずれの数にも北海道、本州、四国、九州の数は含まれていません。日本の島の数とされている6,852島には、これら本土4島の数も含まれています。また、沖縄県には沖縄島の数も含まれています。
【追記】
2023年2月13日に「政府が日本全国の島を35年ぶりに数え直した結果、総数がこれまで公表されてきた6852から14125に倍増する見通しであることが13日関係者への取材で分かった。地図の電子化に伴い調査精度が大幅に向上し、正確に把握できたためで、3月にも公表する方針。国土地理院が最終的な調整を進めており、数は変動もあり得る。」と報道があり、都道府県別の見直し島数(外周0.1km以上)が掲載されました。この島数を最後の欄に追加しました。正式公表後に見直す予定です。なお、追加欄の合計数については元の欄と同様に北海道、本州、四国、九州の4島を除いています。
・外周0.1km以上、および、 面積1km2以上の合計からは、2県にまたがる島(計7島)の重複数を控除しています。
・外周0.1km以上の合計6,848島に北海道、本州、四国、九州の4島を加えた6,852島が日本の島の合計です。
・2県にまたがる島の詳細は、地名コレクション
「2県にまたがる島」に一覧がありますが、
このうち、正面崎と取揚島は上記に含まれていません。また、二子島は2島で数えています。
・外周0.1km以上、および、 面積1km2以上の合計からは、2県にまたがる島(計7島)の重複数を控除しています。
・外周0.1km以上の合計6,848島に北海道、本州、四国、九州の4島を加えた6,852島が日本の島の合計です。
・2県にまたがる島の詳細は、地名コレクション
「2県にまたがる島」に一覧がありますが、
このうち、正面崎と取揚島は上記に含まれていません。また、二子島は2島で数えています。