都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
EMMさんの記事が30件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[89145]2015年11月23日
EMM
[89144]2015年11月23日
EMM
[89135]2015年11月23日
EMM
[89133]2015年11月22日
EMM
[89132]2015年11月22日
EMM
[89127]2015年11月22日
EMM
[89121]2015年11月22日
EMM
[89120]2015年11月21日
EMM
[89113]2015年11月20日
EMM
[89081]2015年11月13日
EMM
[89054]2015年11月9日
EMM
[89046]2015年11月7日
EMM
[88995]2015年11月1日
EMM
[88990]2015年11月1日
EMM
[88977]2015年11月1日
EMM
[88975]2015年10月31日
EMM
[88972]2015年10月31日
EMM
[88966]2015年10月31日
EMM
[88959]2015年10月31日
EMM
[88957]2015年10月31日
EMM
[88955]2015年10月31日
EMM
[88953]2015年10月31日
EMM
[88946]2015年10月31日
EMM
[88920]2015年10月19日
EMM
[88912]2015年10月17日
EMM
[88904]2015年10月16日
EMM
[88903]2015年10月16日
EMM
[88900]2015年10月15日
EMM
[88897]2015年10月14日
EMM
[88893]2015年10月13日
EMM

[89145] 2015年 11月 23日(月)22:12:22EMM さん
補足
[89144]、2番目の解答の中身の順番が間違ってるけど…ま、いいや。
[89144] 2015年 11月 23日(月)22:06:14EMM さん
オフ会に参加したけど
諸事情で見てるだけのつもりでしたけど、ヒントも出てるし、解答のシミュレーションと言う事で…諸事情をご存じの方、いいよね?

[89126]  桜トンネルさん
一人1解答と書いてないので複数回答してもOK?

輪島市
  Wajima 
御陣乗太鼓
Noto

輪島市
Wajima
椀箸椀
箸※箸
椀箸椀
 Noto

輪島市
  Wajima
/野菜類おばちゃん
 ̄ ̄ ̄ ̄※____
おばちゃん魚介類/
        Noto
注)※はいずれも市章
[89135] 2015年 11月 23日(月)00:19:14EMM さん
落書き帳オフ会二次会終了…お休みなさい。
落書き帳オフ会の二次会は0時過ぎに散会しました。明日の朝の予定もあるので、それではオヤスミナサイ。
[89133] 2015年 11月 22日(日)22:41:26EMM さん
落書き帳オフ会inひみのはな二次会の最中ナリ
デスクトップ鉄さんのクイズの後、グリグリさんのクイズの解説中。
[89132] 2015年 11月 22日(日)20:29:27EMM さん
落書き帳オフ会inひみのはな一次会終了
デスクトップ鉄さんご発声の一本締めで一次会お開きとなりました。
その後に集合写真撮影をしましたので、今回のは顔の赤い方か多数写ってます。

書き忘れてましたが、乾杯のご発声はhmtさんでした。

書き込み係・EMM
[89127] 2015年 11月 22日(日)18:06:18EMM さん
落書き帳オフ会inひみのはな一次会開始
かんぱーい!

書き込み係・EMM
[89121] 2015年 11月 22日(日)01:07:02【1】EMM さん
ビールの話の続き…家計調査の協力世帯はビール飲まない家疑惑?
かなり間が空きましたが、[88903][88912][88946]の続きです…これまた途中ですが。

ビールの販売量の調査結果と、購入量の調査結果の分母が違っていたものですから、何とか近づけることができないかと試行してみました。で、こんな風に算出法を変えてみたのですが…

1.家計調査のビール購入額とビール購入量から1リットルあたりのビール購入単価を計算します。
2.家計統計の酒類全体の購入額に対するビール購入額の割合を計算します。
3.外食での飲酒におけるビールの割合について、2の結果に係数をかけることはせず、購入額の割合と同じと仮定しました。
4.外食での飲酒代に3の値を掛けたものを「外食におけるビールの飲酒代」と仮定します。
5.[88903]と同様に飲食店におけるビールの原価率を30%と仮定し、5の値に0.3を掛けた計算値を1の計算値で割返す事により外食におけるビールの飲酒量推計値を算出しました。
7.ビール購入量と6の値を合計したものを「県内の1世帯あたりあたりビール総購入量推計値」とし、ここに2014年の世帯数をかけて「都道府県あたりのビール総購入量推計値」とし、販売量の総量と比較しました。
比較方法は販売量に対する購入量推計値割合を算出してます。
8.1~7の手順で全国の推計値も計算しました。

3.で係数をかけるのを止めたのは、他の酒類との比較もしたかったからです。
ビールと同様に販売量と購入量の直接比較ができる内容なのは清酒、焼酎、ウイスキー。
焼酎については販売量が甲類と乙類に別れているのを足しました。
(清酒も合成清酒と足した方が良いような気がしますが、こちらは清酒だけで比較)

で、その結果なのですが…全国の値で検討した結果いずれの酒類も購入量の推計値が販売量を下回ってしまうのです。
概要は次のとおり。

酒類販売量(kg)…A購入量推計値(kl)…BA/B*1001位%1位県最下位%最下位県
ビール2684049137495151.278.1埼玉36.1東京
清酒58214546724980.3105.1愛知45.7岐阜
焼酎92590661048665.995.9山口39.8鹿児島
ウイスキー1083706402459.1123.2佐賀22.7宮崎

ビールは約半分、清酒が約8割程度。
ただ、各都道府県の計算結果を見ると、清酒・焼酎・ウイスキーでは販売量と購入量推計値がほぼ釣り合う県や販売量推計値の方が多くなる県もあるのですが、ビールに関しては購入量の比率が高い県でも販売過多。
この結果を見てまず思ったのが、「家計調査に協力してくれる家ってそもそも酒、特にビールの飲む量が少ない家なのではないのか?」と言う事。
「回答書を書くのはかなり面倒くさいと思うので、あらゆる層が全て無条件に協力してくれることが無く、協力してくれる層はある程度偏りが有るのでは無いか?」という疑問がわいてきた訳です。
しかし、その他に「もうひとつの可能性」があります。
「家計調査の調査項目では見えにくい消費」があるわけです。
1つは「間接的に購入している酒類」。
国税局の酒類の小売販売は「店頭での小売」「飲食業者への販売」の他に「菓子製造業者への販売」も含まれます。
洋菓子には洋酒がけっこう使われますし、日本酒を使ったカステラなんてのも見ました。
また、飲食業者でも、料理の材料としてお酒を使う。
この分は家庭で消費していても、酒類の消費としては出て来ない訳です。
でも…ビールってそういう消費形態が思いつかない。
ビールで考えられるとすると、たとえば「会合やイベントで消費されるもの」あたりでしょうか。
こういったものは、たぶん外食費には入っていないと思うのですが…
あと、いぜん鹿児島に行った時に、飲み会で「最初の乾杯だけビールで、後はひたすら焼酎」だったような覚えがあるので、鹿児島が焼酎の購入量推計値の販売量に対する少なさもその辺かなぁ、と。
言ってみれば「間接的な支出」?
おそらく、どっちがどうとでは無く、「サンプルの偏り」と「直接消費、または支出されていないもの」がない交ぜになって差として出ているのではないか、と考えられました。

と言う事で、結局のところ販売量と購入量の統計を「量で比較してみる」のは直接紐付けられない言う事になるようです。残念。
でも、どんな形でも良いので比較ができないか、とあがいて見たところ…長くなるので更に続きます。
[89120] 2015年 11月 21日(土)21:35:16EMM さん
EMMの地名コレクション編集メモ・第194号-2
[89118] Nさん
具体的にどのようなアクションを起こせばよいのでしょうか。

個々の地名コレクションの立ち上げまでの大まかな流れは…

・希望者が「こう言うコレクションを作りたい」と意思表明する
(オーナーや編集者から持ちかける場合もありますが、その場合は受諾の意思表明、と言う事になります)
 ↓
・必要があれば編集方針についてディスカッションする
 ↓
・編集長(またはオーナー)が地名コレクションの編集長管理画面でコレクション名と担当者名を登録する

…と言うことになります。
なので、起こすべきリアクションを述べよ、と言われれば、編集長やオーナーから話を持ちかけた場合は特にですが、「意思表明を明確にして頂くこと」です。
今回はリストはもう出来てる訳ですから内容のディスカッションは特に不要と考えます。
で、実はもう登録してしまいました。
地名コレクショントップページの一番下に「編集管理ページへ」というリンクがありますので、そちらをクリックして見て下さい。
落書き帳メンバーの暗証コードを入力すると、個々の編集画面へのリンクページに行きますので確認してみて下さい。
[89113] 2015年 11月 20日(金)23:56:32【2】EMM さん
EMMの地名コレクション編集メモ・第194号
[89110] オーナー グリグリ様
[89104]の記事は貴重な記事なので、
(中略)
そこで、特定の記事だけをその執筆者が30時間を超えても訂正可能にするサービスを提供することとしました。


その機能はその機能で有りだとは思うのですが、それでも記事の掲載位置自体がドンドコ沈んでいくのだけは避けられません。
記事を見た直後から「地名コレクションに別途収録してもらうのも有りではないか?」と思っていたのですが、いかがでしょうか。
普通に考えれば分類「その他」ですが、リンク先としてストリートビューを上手く活用すれば「視覚系」でもいけるのではないか、と考えてます。

(以下追記)
地名コレクションのトップページに、現地訪問レポート掲載先としてむじながいりさんのつかんぼやとと作々さんの鹿児島のページの中の当該ページへのリンクを追加させて頂きました。
事後承諾で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
[89081] 2015年 11月 13日(金)00:44:30【3】EMM さん
自治体の最高点onツイッター
[89078]k-aceさんが紹介されている自治体の最高点コレクション関連のツイートですが、更に前段階があります。
昨日の昼休みにツイッターを見ていたらたまたまリツイートされているのが目に留まったのですが、こちらのツイートが発信源となっています。

https://twitter.com/hajimebs/status/664224485780819968 …1
https://twitter.com/hajimebs/status/664225832563437568
https://twitter.com/hajimebs/status/664227024664334337 …2
https://twitter.com/hajimebs/status/664229147913224192

この石川さんのツイート、特に1と2のツイートの公式リツイート数が現時点で700件前後になっています。
今のところ、かつて経県値がブログ経由で情報拡散したのが判明した時ほどの爆発的な状態にはなっていませんが、現時点でもツイッター内ではそこそこの範囲で情報拡散している模様です。
(明確には確認できていませんが、facebookにも飛び火しているかもしれません)
ちなみに、自治体の最高点コレは以前からトップクラスのアクセス数でしたので、今回の件がどれくらいアクセスに影響しているかはアクセスランキングでは判別不能。

それと、石川さんのツイートでは地名コレクションを「参加型」とご紹介頂いていますが、誰もが自由に編集できるシステムではありません。
システム上、落書き帳メンバーになって頂かないと地名コレクションの編集者として登録できないので、「地名コレクションそのものを投稿したい場合はまず落書き帳メンバーになる必要がある」「情報提供だけであれば落書き帳に投稿してもらえば良い、その場合メンバーとしての登録はしなくても投稿可」と言う旨をリツイートしています。

https://twitter.com/emm_r/status/664284567914680320
https://twitter.com/emm_r/status/664289478366760960
https://twitter.com/emm_r/status/664290239196692482

ところで、上記のツイートをどう言う形で見つけたか…なのですが、日本地理学会の公式アカウント(@ajgeog)のリツイートと言う形で目にしています。
学会のアカウントですが、地理っぽい話題をたくさんリツイートされており、結構面白い話題を読むこともできるのでフォローしてます。
ツイッターをされている方はフォローしてみると良いかも。
[89054] 2015年 11月 9日(月)01:52:39EMM さん
[89046]の補足
拙稿[89046]ではちょっと言葉が足りないですね。要は、

1.問四のお題の(中のある1ヶ所の?)精査が十分でないと別の共通項に行き当たる。
2.その共通項の中で更に2グループに別れる(お題だけだとそのうちの片方にたどり着くはず…なのですが、そのグループ分け自体を知らないともう1グループもゴッチャにしちゃう)。
3.EMMはたまたま「正解の共通項」と「間違って行き当たった共通項」の両方○なものを解答していた。

ということで。
勘違いした方の共通項に当てはまるかどうかの精査自体は簡単にできるのですが、該当しない地点にも「間違って行き当たった共通項」を想起しやすいものが混ざっていたため、それに引きずられてお題の一部について精査を十分に行っていませんでした。
そして、EMMは真の共通項のことは知らなかったので、某地点の精査をきっちりしていたら解答が遅れていたかもしれなかった、と言う事でして…結果オーライと言えば結果オーライ。
(さらには、私の前後に解答した方の誤答が「別の共通項」の中の更に別グループだったという)
[89046] 2015年 11月 7日(土)23:00:32EMM さん
第1ヒントを見て
問四、どうもたまたま当たったようですね。
でも非常に紛らわしいグルーピングがあるのでは?
[88995] 2015年 11月 1日(日)21:37:57【1】EMM さん
再答の採点を待つブレイク
[88994]Nさん
では、想定解数でも数えてみますか…
再答が合ってれば…ですが、もし現時点で私が思っている内容だと、問五の想定解数を数えきるのは事実上不可能に近いぐらい困難だと思いますよ。
上限はあるはずなので止めませんが…確実に行き詰まります。
[88990] 2015年 11月 1日(日)21:04:47EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
問五(再答):石川県加賀市

ではこうかな?
[88977] 2015年 11月 1日(日)01:17:33EMM さん
ブレイクその2
問一のリンクは場所を合わせたつもりだったけど、ずれてるなぁ。
[88975] 2015年 10月 31日(土)23:29:45EMM さん
とりあえず全問解答してみたところのブレイク
何だか気がついたら5問解答してましたが、自分の考えた線引きがそれで良いかどうか自信無いのもありますし、線引きの有り無しを十分つめてないのもあるので…あとは採点待ちですわ。
それでは日付が変わる前にお風呂に入りまする。
[88972] 2015年 10月 31日(土)22:53:39EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
問五:福井県小浜市

細かいところの線引きが自信無いのと、図示の都合で石川県外から。
[88966] 2015年 10月 31日(土)22:12:08EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
問二:石川県七尾市

今イチ「区切りどころ」に自信が持てましぇん。
[88959] 2015年 10月 31日(土)21:43:13EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
問三:石川県珠洲市

確実そうなところを選んで見ませう。
[88957] 2015年 10月 31日(土)21:37:34EMM さん
御注進
[88956]フェイルさん

問題番号が無いでござる。
[88955] 2015年 10月 31日(土)21:31:28EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
問四:石川県白山市

多分、こう?
[88953] 2015年 10月 31日(土)21:23:14EMM さん
クイ図五番勝負(第四回)の解答
つめてません。

問一:石川県内灘町
[88946] 2015年 10月 31日(土)20:35:40EMM さん
ビールの考察のさらに続き…途中ですが…
[88903][88912]で行ったビールの販売量の調査と購入量の調査を繋ぐ思考実験ですが、白桃さんから参考データを頂いたのでそれを絡めた考察を…と思ったのですが、拙稿[88920]で触れた「見落としていた重要なパラメータ」を再検討するとけっこうな大事になってしまい、話が振り出しに戻ってしまいました。
何を見逃しておったかというと、販売量のデータが「全販売量を成年人口で割り返したもの」であったのに対し、購入量は調査結果が「1世帯あたり」でそれがそのまま最終の計算結果まで持ち越されていた、と言う事。
要は、分母の違う割り算の結果を比較していた訳で…数字が比較的釣り合っていたのでうっかりやってしまいました。
購入量の方を更に比較しやすい数字にしようとした場合、考えられる手は「計算結果を家計調査の1世帯の平均人数で割り返して1人あたりの数字を出す」と「計算結果に世帯数を掛けて総購入量の推定値を出す」辺りかな、と思われました。
ただ、いずれにしても1人世帯との誤差が生じてきそうなのですが、「家計調査の1世帯の年齢構成なり平均年齢が分からない(≒呑まない層を含むか含まないかがハッキリしない)」と言う事もあり、全世帯の購入量を推定して比較してみることにした…ら、かなり謎な結果が出ています。
なので他のお酒…具体的にはそれぞれの調査の調査範囲に差が少ない清酒、焼酎、ウイスキーについても同様の計算を行って比較してみています。
その結果は…クイ図の解答が終わってからか、あるいは行き詰まってしまった時に改めてお送りします。
[88920] 2015年 10月 19日(月)02:01:34EMM さん
さらにビール
[88913] 白桃さん
私がやりたいのは販売量のデータと購買量の間を何とかつなげないかと言う思考実験で、その間で「仮定」している部分を減らせるのなら減らしたい、と思ってるだけですよ。
ところで、
2.そのうちビールは一年間に何本ですか・・・20本(殆ど日本酒ですから)
3.自宅では・・・年10本
4.外では・・・年10本、うち県内で2本、県外のうち東京都で7本、富山県氷見市で1本(予定)
試算の基礎資料としますので、その「本」が何mlの容器なのか(缶なら一般的に135ml、250ml、350ml、500ml、瓶なら小瓶が334ml、中瓶500ml、大瓶633ml、樽だと家庭用は2Lと3L、業務用の生樽だと5L、10L、15L、19L、20L等々ありますが…一番大きな樽で計算してよろしいか?)を是非ともご回答いただけないでしょうか。
併せて日本酒の年間消費量もご回答いただければ幸いです。

-----
それから、拙稿[88912]で書いた
(ちなみに、ここの部分の検討を更に進めると興味深い事が分かったのですが、それは別稿で)
について書こうと思ったのですが、その前段階の[88903]の考察の時点で重要なパラメータの見落としがあったことに気付いたので、全体を一回計算し直した上で考察し直して見ることにしました。
取りまとまり次第、改めて投稿します。
[88912] 2015年 10月 17日(土)02:58:05EMM さん
[88903]の補足と[88909] へのレス
先に[88903]で行っている検討内容の補足をします。

[88903]では文中で「無理矢理な概算である」「仮定に乱暴な部分がある」と言う事は述べているものの、「どう無理矢理か」「どう乱暴か」の説明を端折っています。
どう言う点を「無理矢理で乱暴」と認識していたかと言いますと…

1.「都道府県庁所在地の市に住む人の中から、さらに無作為抽出した」家計調査の母集団を「都道府県に住む人全員とするのが妥当かどうかの検証をしていません。
家計調査の調査方法を確認したところ、その市に住む人を母集団とした調査としては妥当な調査数でした。しかし、県全体を母集団と捉えた場合、「地域の偏りによる誤差」が生じている可能性はかなり大きく、本来なら統計的な検証が必要です。
ただ、他のより妥当そうな調査結果が思いつかない訳でして、乱暴ですが「n数も一定数確保されているし、一番近似していそうなデータであろう」と言う事で、誤差の存在の可能性は目をつむって家計調査をそのまま使用しています。

2.飲酒代の中のビールの割合の設定が無理矢理である。
たぶん、ここが一番乱暴な考察だと思います。
ここを何とか設定しないと購買量の推計はできない訳ですが、1県1県仮定しようとすると絶対に恣意的になります。
一律一定割合にするか、近接しそうなデータから借りるかしてくれば、「県ごとの数値の差からのEMMの恣意性の排除」はできそう…ですが、一定割合にしようとするとそれを決める根拠が見いだせません。
ならばすぐ近くにある近接データを…と言うことで購入金額に対するビールの購入額の割合を流用しました。
ただ、そのままだと販売量と購入量推計に大きな開きが出たため、仮定のビール購入額割合に一律に係数を掛けて飲酒代の中のビールの割合と仮定しました。
実際には「飲酒代の中のビールの割合が高い県」があってそれを加味すると販売量と購入量推計の差が縮まるんでしょうが、外食での飲酒代中の酒の種類ごとの割合の統計ってあるんでしょうか。
(ちなみに、ここの部分の検討を更に進めると興味深い事が分かったのですが、それは別稿で)

3.飲食店のビールの原価率の設定がよろしくない。
これもネット検索で出てきた経営指南的なHP等々で書かれている数値を見て決めてますんで、もうちょっと客観的な数字にしたいところです。
法人税関係の資料とか探した方が良いような気がしますが…
(親が商売をやっていた時のビールの原価率にしようかと思ったのですが止めました)

4.飲食店のビールの卸価格の設定が乱暴。
卸価格と小売価格が同じで良いのか、と言うところもあるのですが、本当なら家庭と飲食店の購入形態の違いも出て来るはずなのです。
具体的には「家庭で購入するのは缶ビールの割合が多いはず」「飲食店が仕入れるのは生ビールの樽と瓶ビールが多いはず」と言う事です。
容器形態で1リットルあたりの単価も変わってくるので、できればそこまで加味したいところですが、これも多分統計が無いので、「家庭の購入量と購入額から算出した1リットルあたりの単価」で仮定してしまっている訳です。
実際の卸価格を調べて係数を設定しても良いのかもしれませんが、そうすると「仮定」が更に1つ増える訳で…

…と、その時点で「無理矢理だなぁ」と思っていたものがこれだけありました。
できれば、無理矢理度合いを少しでも減らしたいところではあるので、もし「こう言う統計を使えば良いのではないか」「こう言う計算をすれば妥当性が上がるのでは無いか」というご提案がいただければ良いなぁ、と言う思いもあり算出の過程を示しました。
(算出過程を示した理由はもう1つ、「こんな風に考えていかないと、直接比較できないデータでしたよ」と言う事を表したかったのもあります)
疑義もありましょうが、改善のためのご意見もいただけるとありがたいです。

と、言う事、で。

[88909] 白桃さん
上記の通り、ご質問の1.2.とも無理矢理だと言うのは分かった上で敢えて行いました。
特に、家計調査は世間一般で「県を代表する数字」と捉えられやすく、それだけに「県全体との誤差の可能性」は頭に置いておかなければいけないのですが、今回は敢えてその点は目をつぶって販売量の統計と購入量の統計との比較ができないか検討してみた、と言う事でご了承下さい。
(思考実験的なものですしまだ改善が必要なので、全都道府県の計算結果を示すのを止めました。)
もし、より妥当な統計がありましたらご教授頂けると非常にありがたいです。
また、県ごとの飲酒代の内訳についてまで統計はとられていないだろうと思い、近接する数字を仮定の数字として利用しました。
完全無根拠の数字とするよりは良いかなと言う事で仮定した訳ですが、いくつか行っている仮定の中でもここを特にご指摘頂いたと言う事は、白桃さんは県ごとの飲酒代中のビールの割合を推定するための劇的な改善策をお持ちなのだろうと理解いたしました。
ぜひご教授頂きたく、伏してお願いするものであります。

-----
以下追記…
本稿を書いている間に[88903]の「穴」を1つ見つけてしまいました。
販売量は[88890]グリグリさんが書かれている平成25年のデータを使いましたが、一方の家計調査は[88894]みかちゅうさんの示された平成24~26年のデータ。
収支として考えると、同じ年度のデータを比較しないといけません。
これは大きなミスでした。
時間がある時に計算し直してみます。
[88904] 2015年 10月 16日(金)03:58:28EMM さん
[88903]の追記
[88903]の追記ですが、別記事としました。

[88902]みかちゅうさん
「小売店 酒税 納税」でネット検索してみたら、「Q3 酒類の販売についてなぜ免許が必要なのですか。」と言うQ&Aページが引っかかってきました。
みかちゅうさんが参照されたのはこちらでしょうか?
こちらを見ると、確かに
酒税は、製造者等を納税義務者として、酒類が製造場から移出された時点で課されることとされていますが、
とあります。
そしてその続きが…
製造者が納税した酒税負担は、販売価格の原価を構成することを通じて、最終的には消費者に転嫁されることが予定されている間接税です。
要するに、「制度上の納税義務者は製造者等で、実際の負担者は消費者」と言う事でしょうか。
「販売免許を持つものは酒を製造者側から消費者側に、酒税を消費者側から製造者側に流すパイプ役」とも読み取れます。
しかし、このQ、現在のQ&Aのトップページからはリンクされていません。
削除予定のページが見落とされている?
もし参照されたのがこのQでは無いようでしたら、参照されたQのページの直接の提示をお願いいたします。

それから、拙稿[88900]で触れた
販売免許者もきちんと税負担があるような課税方法になっているのか、それとも途中段階の税負担分が末端の販売単価にまるっと上乗せされちゃうのかが理解できていません。
と言う点ですが、Q&A中にヒントになりそうなQがありました。
「【公正取引】>酒店(ディスカウントストア等)がお酒を安く売ることが、法律に違反することになることがあると聞きましたが本当ですか。」です。
Aの中に
国税当局としては、酒類の販売価格は、製造及び流通に携わる個々の企業が自主的に決定すべきものではありますが、酒類が多額の酒税を負担している財政物資であること及び国民の消費生活に関係の深い物資であることから、酒類業者の経営の健全性の確保と国民の消費生活の安定との両面の要請に応え得る合理的かつ妥当なものとすることが望ましいと考えています。
とあります。
詰まるところ「酒税を払うべき人が払いさえしていれば、途中段階の業者が酒税分もかぶって安売りしていても酒税法上問題ないけど、途中段階の誰かが足を出さないような価格にするようにしてくれ」と言う事でしょうか。
(あまり無体に安くしすぎると、酒税法上問題なくても独禁法に引っかかってくるようですが)

いずれにしても、国税局が「お酒の流れと税の流れ」を絵で示した資料を提示してくれればスッキリすると思います…どうやったらお願いできるんだろう…。
[88903] 2015年 10月 16日(金)02:42:31EMM さん
ビールの販売量と購入量の間にあるものを考えてみるのココロだぁ~
夜んべは[88900]を書いている間に眠気でだんだん頭が回らなくなってきて、何を言いたいんだか分からない文章になってしまいました。
酒税についてはあれ以上は突っ込めないのでとりあえずこれまでにして、国税庁の統計と家計統計についてもうちょっと考えてみます。
国税庁の統計はすなわち「都道府県内で売れた数量の実績」です。
一方、家計統計は「各都道府県の1人あたりの購入実績をサンプル抽出によって調べたもの」と言う事になるでしょう。
販売の統計と購入の統計…これらを何とかして比較すれば、「その県内で販売されたものがそこの県内で呑まれているか他県の人も買ったり呑んだりしているのか」が考察できそうです。
ところが、家計統計の方に大きな壁が。
ビールの数量が明確なのは「過程で消費するために購入された量」だけ。
「外食店でビールを飲んだ量」は分かりません。統計値として出てくるのはいろんな酒をひっくるめたものですし、しかも金額のみ。
そこで、次のような工程で無理矢理概算してみることにしました。

1.家計調査のビール購入額とビール購入量から1リットルあたりのビール購入単価を計算します。
2.家計統計の酒類全体の購入額に対するビール購入額の割合を計算します。
3.外食での飲酒におけるビールの割合は家庭で飲む割合よりも高そうなので、2の計算値に一定係数をかけ算したものを外食での飲酒におけるビールの割合と仮定します。一定係数は「全国の総販売量と、全国の総購入量推計値の差がほぼ0になる値」を確認した結果、1.02となりました。
4.外食での飲酒代に3の値を掛けたものを「外食におけるビールの飲酒代」と仮定します。
5.飲食店でのビールの価格は当然小売値より高いので、卸値を推計しました。ネット検索でビールの原価率を調べたところいくつもの値が出て来たのですが、30%としているところが多かったので、原価率は30%と仮定し、5の値に0.3を掛けた値を算出しました。
6.飲食店が仕入れる際の卸値と小売店舗の小売値はあまり差が無いと言うサイトがあったことから、卸の単価と小売店での購入単価は同じと仮定しました。これから、5の計算値を1の計算値で割返す事により外食におけるビールの飲酒量推計値を算出しました。
7.ビール購入量と6の値を合計したものを「県内の1人あたりビール総購入量推計値」ここに更にその県の成年人口を掛けたものを「県全体のビール総購入量推計値」としました。

うーん、文章で書くと読みづらい。
あとは総購入量推計値と販売量との比較。
本当は県全体の販売量と総購入量推計値を比較して考えていくのが妥当なような気がするのですが、いざやってみるとちょっと考察が難しそうでした。
そこで、ちょっと乱暴かもしれませんが、1人あたりの販売量から1人あたりのビール総購入量推計値を引いてみて、その差がプラスに振れれば振れるほど「県外の人がその県でビールを購入・飲食している可能性が高そう」、マイナスに振れれば振れるほど「その県の人は県外でもたくさんビールを購入・飲食している可能性が高そう」と言えるのでは無いかと思います。
とりあえず、話題に挙がっているエリアの結果をご覧下さい。

○東京および隣接県
東京は16.70となりました。販売量プラス側ではダントツトップで、販売量と総購入量推計値の差が二ケタになったのは唯一東京のみ。極めて多くの「東京都外から来た人たち」が東京都内でビールを買ったり呑んだりしているのは間違い無さそうです。
一方、隣接県はと言うと、千葉-5.22、埼玉-9.43、神奈川0.95、山梨-2.39。
神奈川以外の各県は「東京のお得意様」である可能性が高そうです。
神奈川は「県内で呑んでる県民ばかり」なのか「神奈川県民が県外で飲む量と、県外から来た人が神奈川県内で呑む量がおおむね釣り合っている」のかちょっと悩ましいところです。

○大阪および隣接府県
大阪は-0.09となりました。意外や意外、府内での販売量と購入量が釣り合っているようです。
そして隣接府県は兵庫0.65、京都1.22、奈良-8.18、和歌山0.37。
奈良がかなりマイナス側に振っているのが特徴的です。
これを見ると、大阪は見かけ上の出入りが釣り合っているように見えるだけで、実際は「奈良の人が大阪で呑む機会が多く、大阪の人は全国各地に行っても呑んでいる」という可能性もありそうです。

○四国
高知「ビールをたくさん飲む県」として紹介されることが多い高知ですが、計算の結果は5.97とかなりプラス…販売側に振った値になりました。
以外と観光客が呑んでる量が多いのかもしれません。
そして四国の他の県ですが…徳島1.71、香川5.15、愛媛1.90で、高知も含め四国は全県プラス側。
いずれの県も四国外から来た人がかなり飲んでいる可能性が高そうです。

-----
と言う感じで考察してみましたが、算出の途中に仮定したところが多いので、実際どこまで真に迫れているかというと、うーん。
特に、「家庭での酒類の購入金額におけるビールの金額の比率」と「外食の際の飲酒代におけるビールの金額の比率」が全県等しく一定の比、って事は無いと思うので、ここが誤差が生じる最大の原因になっていると思います。
何か旨い手は無いかなぁ…。他の酒類でも同様の計算をしてみて付き合わせてみると何か見えてくる…かな。

いずれにしても「東京都は都外から来てビールを呑む人が極めて多い」と言う事だけは確実に言えそうです。

-----
[88902] みかちゅうさん
「酒類の製造場から移出された際に酒税が発生し、その納税義務は製造者にある」
その文がどこに書いてあるのかが見つけられず困っています。
すみませんが、記事のリンク先をQ&Aのトップページでは無く、その文が書いてあるQそのもののページにして頂けないでしょうか。
少なくとも、その文章だけだと、[88900]でも引用した「Q4 酒税の納税義務者は誰ですか。また、酒税はどの段階で納税義務が成立するのですか。」の中の
酒税法では、酒税の納税義務者について、酒類の製造者と酒類を保税地域から引き取る者と規定しており、
という記述と齟齬が生じます。
[88900] 2015年 10月 15日(木)02:39:40EMM さん
酒税の負担者は…
[88899] みかちゅうさん

実は過去に仕事で酒造業者さんと関わる機会があり、その際に「仕事を進める上で役立つ程度に」酒税の税制を調べた程度でして、あまり深く突っ込んだところまで把握し切れていません。
特に、酒税の歴史というか、現在の制度に至るまでの推移はその時の仕事を進める上では一切関係無かったのと、体系立ててまとめたような史料も無かったので、「なんでそういうことになっとるのか」と言う事は分かりません。歴史的な経緯はご自身で調べてみて下さい。
とりあえず、分かる範囲だけ書いてみます。

この書き方からすると、同じ缶ビールに対して工場の所在地と小売店の所在地で二重に徴収されているように読めるのですが。
実は、ここが[88897]で一番大雑把に書いたところなんです。
実はみかちゅうさんの疑問の答えは、みかちゅうさんが[88896]でリンクしている「お酒についてのQ&A」の「Q4 酒税の納税義務者は誰ですか。また、酒税はどの段階で納税義務が成立するのですか。に書かれています。
具体的に言うと、
酒税法では、酒税の納税義務者について、酒類の製造者と酒類を保税地域から引き取る者と規定しており、それぞれの納税義務の成立時期は次のとおりとされています。
・酒類の製造者・・・・・・・・・・・酒類の製造場からの移出の時
・酒類を保税地域から引き取る者・・・保税地域からの引取りの時
の部分。酒税っていわば「酒類製造税」と「酒類取引税」と言えるものの2本立てなんですよね。
ただ、内容的には2本立てとは言え、実際にはいずれも「移動させたら税金がかかる」形な訳でして、製造者段階と引取者段階を区別しない方が説明しやすかったので少々端折ってしまいました。
二重課税では、と言う件については、例えば酒造業者→卸→小売→消費者と言う風に酒が売れていった場合は全ての段階の者が税を負担する形となっており、二重どころの話ではありません。
この件に関しては、Q&Aには販売免許者の税負担にかかる説明が無いですし、それ以外のページを見ても販売免許者の納税に関する部分が読み取りにくいので、販売免許者もきちんと税負担があるような課税方法になっているのか、それとも途中段階の税負担分が末端の販売単価にまるっと上乗せされちゃうのかが理解できていません。
その辺どうなっているのかは私も教えて欲しい、と言うのが正直なところです。
(各段階の免許者が商売努力をしてみる気があるか否かにかかっているのか?あと、免許者の法人税とか所得税とかとの絡みも出て来るかもしれません)

そうそう、忘れるところでした。
飲食店では10リットルなどの樽で調達することが多いと思いますが、その場合は樽を販売した店舗を管轄する税務署が基準となり、飲食店の所在地は関係ないということでしょうか。
実は飲食店は販売免許の範疇外です。
これは、「酒税の発生要件となるような長期間に渡って酒を貯蔵せず、小売店から購入後比較的速やかに消費者に販売してしまうため酒税の対象としなかった」と聞きました。
(そうなった具体的な経緯は分かりませんので、調べて教えて下さい)
なので、飲食店が購入した酒にかかる酒税も販売店が納税することになり、販売店を管轄する税務署からの統計値に現れると言う事になります。

そして、本来の本題の方ですが…
税務署ごとに販売量は把握できるわけですね。それならば[88890]の国税庁統計では「その都道府県で販売されたビールの量」と考えられそうです。
元となる統計表にも
この票は、「(1)酒類の販売(消費)数量」の「消費者に対する販売量量計」欄を都道府県別に示したものである。
厳密には「酒類製造免許または酒類販売免許を持つ業者に販売したものでは無い販売量」と言うですが、飲食店に販売されたものも最終的には消費者が買って飲んでるので、トータルで「その都道府県内で消費者に対して販売されたビールの量」と見なして取り扱うと言う事です。
そして、本来の統計値はあくまで「都道府県内の販売量」のみ。
試しに販売量と都道府県人口の相関係数を求めてみたら、ビールは0.93、発泡酒は0.95で、少なくともこれら2種の酒類の県内での販売量のトータルはおおむね人口に比例しているようです。
(ただし、Excelを使って人口をX軸、販売量をY軸として散布図を作り、一次曲線で近似曲線を描いてみると、東京のみが目立って近似曲線より上にプロットされます。これを見ると「東京は何か特異な点があるっぽい」と言うのが垣間見えます。一度お試しあれ)
で、もし「その県内でその酒を買った人の実数」が分かれば良いのですが、残念ながらそれは分かりません。
では「見かけでも良いので、1人あたりの実消費量に近似した値を求めたい」場合にはどうするか、と言う事でグリグリさんは各都道府県の消費量を成年人口で割って比較してみた…と言うことである訳です。
家計調査の方が実数に近い気もしますが、「あくまで県庁所在地と政令指定都市での調査結果なので、その値が県全体のトレンドなのかが分からない」「あくまで購入して家で消費した量で、その酒のトータルの消費量が分からない」「外食での飲酒は酒類の分類が無くトータル量しか無い」等々で、ビールの純粋な消費量は分からない訳です。
後は、いろんな推計値を比較してみて考察を進めていくしか無いと思いますが、これ以上の比較は…体力的に限界なのでバス。
(と言うか、眠たくなってきたのもあって文章がまとまらなくなってきました…)
[88897] 2015年 10月 14日(水)22:18:05【2】EMM さん
酒類製造免許と酒類販売免許
[88896] みかちゅうさん
課税のために必要な生産量だけでなく、販売量も把握しているのでしょうか?
はい、全て把握されています。
お酒は、作ろうとすると「酒類製造免許」、売ろうとすると「酒類販売免許」が必要です。
で、免許を申請し許可を受けるのは人(個人または法人)ですが、免許される内容は「A氏がどこどこの場所でこの酒類の酒を造ること」、「B氏がどこどこの場所で酒を売ること」です。
この「どこどこの場所」というのがポイントでして、1つの免許で許可される「場所」は1ヶ所のみ。
なので、製造者が複数の製造所を所有する場合、販売者が複数の販売所を所有する場合はいずれも「場所ごとに」免許を取得する必要がある。
免許の申請は製造所・販売所の所在地を所管する税務署に申請することになっており、免許の交付も税務所長名で行われます。そして、1つの製造所・販売所で生じた酒税の納付先は免許を交付した税務署。
なので、例えば本社が東京にあるビール会社がA県A市・B県B市・C県C市に工場を持っていたとした場合、酒税の納付先は本社のあるところの税務署では無く、工場ごとに工場のある市を所管する税務署に納税します。販売免許も同じ。
また、販売免許は卸業と小売業で「種類卸売業免許」と「種類小売業免許」に別れています。これは簡単に言えば「主な売り先が販売免許を有するものか、そうで無いか」と思っておいて頂ければ大体あってます(厳密にはちょっと定義が違うのですが、概念の説明が難しいので)。
そして、酒税がどういうときに発生するかというと、大雑把に言ってしまえば「販売できうる状態で保管された場所から、別の場所に移動した時」。
と言う事は、消費者は直接酒税を税務署に納めることはありませんが、販売代金中に酒税が含まれていて、免許者…この場合多くは小売店…が代理納税をしている、と言うことであります。
飲食店も、店内で酒が消費されてしまうので同じ理屈。胃袋に移動した酒には酒税はかからない。

で、税務署はその管内にある免許者がどう酒を移動させたかを全部把握できます。
お酒の種類ごとに税率が決まっているので、種類ごとの移動数量が申告されてきますので。
そうすると、小売免許者の申請内容を追えば「その税務署管内で売れた酒」の数量が出て来る、と言う訳です。
(小売免許の場合、取引先が販売免許者か否かで分けて数量を申請するんだったような記憶がありますが、この部分だけ記憶があやふやです)

上記はあくまで「大雑把な説明」で、法律の条文を追っていくともうちょっとややこしい点があるのですが、大体こんな感じ…と言うことで。
[88893] 2015年 10月 13日(火)23:06:43EMM さん
Re:都道府県別ビール消費量(+発泡酒消費量)
[88890]オーナー グリグリ様

6年前の記事ですが、拙稿[68718]で平成19年のビール他の消費量…上位10位と下位3位のみですが…を紹介しています。
ビールは4位までは変わらず。
東京大阪についてはグリグリさんとほぼ同じ考察をしてました。
(名付けて「白桃さん効果」…)
日本海側の県が多いのは温泉場との影響があるのか?なんてことも考えたりもしましたが、正直なところよく分かりません。
高知は…本気で大量に呑んでるっぽい。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示