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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[87460]2015年4月10日
MasAka
[87479]2015年4月19日
MasAka

[87460] 2015年 4月 10日(金)01:53:35MasAka さん
北陸新幹線ルート
[87457]グリグリさん
北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

北陸新幹線北アルプス貫通ルートについては、2010年9月に行われた国土交通省の諮問機関である交通政策審議会の陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会で少々ネタになりました。中央新幹線が通る南アルプスに対し、当初北陸新幹線のルートとして検討されていた北アルプスとの施工条件を比較しようというものです。その資料はこちらのリンク先にあります。これによると北アルプス貫通トンネルの延長は約70km、青函トンネル(53.8km)はおろか、現在世界最長(ただし未供用)のゴッタルドベーストンネル(57.1km)よりもさらに長い規模になると想定され、実現不可能とされました。単に延長が長いだけならさほど問題はないのですが、資料6ページ目にあるようにここは土被り(トンネルから地表面までの高さ)が他に類を見ないほど大きいことから膨大な地圧がかかりトンネルが崩壊するおそれが大きいこと、また本坑の工事を円滑に進めるために取り付ける作業坑の設置も困難であることが断念した主な理由と思われます。

ちなみに北陸新幹線開業でいちローカル線となってしまった北越急行ほくほく線ですが、これも実は北陸新幹線の歴史に密接に絡んでいます。もともと整備新幹線計画が行き詰まった際に「スーパー特急方式」(正式名称:新幹線鉄道規格新線。路盤は新幹線規格で作り、狭軌の線路を敷いて200km/h程度の高速運転と在来線との直通運転を両立させる)という暫定整備案が浮上しました。その際、北陸新幹線については石動~金沢間、糸魚川~魚津間のみをこのスーパー特急方式で整備することとなりました。そして、新幹線(スーパー特急規格)が出来たあかつきには、すでに建設が進んでいたこのほくほく線を有効活用することとし、列車がほくほく線を経由して走れるよう当初非電化で計画されていたところを電化に変更して最高160km/h運転ができるよう追加工事を行ったのです。この時点では長野~上越間の新幹線建設は棚上げだったことになります。しかし、スーパー特急方式で着工された区間はその後の政府・与党申し合わせにより結局全てフル規格へと格上げになり、ほくほく線は一度も「新幹線直通」とはなりませんでした。もしかしたら史上初めて新幹線と直通運転する第3セクター路線になったかも知れないのですが……。

あと、ご提案のありました
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
のルート、地形的にほとんどトンネル区間になりそうですが、その場合の問題点として温泉地を多く通るため地質が温泉水で劣化している可能性が高く(しかも高熱なので作業環境も劣悪)、トンネル掘削に伴う温泉水の枯渇も心配です。また、十日町市と上越市の境界付近では難工事で有名なほくほく線鍋立山トンネルと同じ地質を通ることから、ここでも技術的にかなりの困難が予想されます。さらに、地すべりの多い地帯ですので、トンネル坑口位置の選定も慎重さが求められます。自分ならこういうルートは引かないですね。……一応なんちゃって専門家としての意見でした。
[87479] 2015年 4月 19日(日)02:38:12MasAka さん
北陸新幹線・長野経由の謎
[87469] グリグリさん
今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

[87471]にてhmtさんからご紹介していただいた参考サイトにあるとおり、北陸新幹線は基本計画決定の時点ですでに長野経由が明記されています。しかし、その決定までの経緯については公式な資料が出てきません(整備計画決定以降の話は比較的調べがつくのですが)。

ここで、乗りものニュースに出ている新幹線鉄道網計画図を見ながら考えると、新潟県には現在供用中の上越新幹線のほかに、基本計画路線として羽越新幹線(富山市~青森市)が存在しています。ここで、仮に北陸新幹線を越後湯沢回りとした場合、新潟県の上越~中越地方というそれほど大きな需要が見込めなさそうな所に北陸新幹線と羽越新幹線の2つの計画路線がほぼ並行する一方で、長野県の県都である長野市を擁する北信地方が新幹線鉄道網から取り残されてしまいます。したがって、これが長野経由とした一番の理由ではないかと考えられます。また、新潟県出身である大物政治家の我田引鉄ではないかという批判をかわす意味もあったのでしょう。

なお、国鉄時代の新幹線計画では、新幹線建設に合わせて在来線も一緒に改良するというもくろみもありましたので(今は在来線をJRから経営分離することが原則に変わりましたが)、信越本線の改良という位置付けも考えていたのではないかと思います。実際、九州新幹線の熊本駅付近は規格外の半径のカーブを使ってでも在来線に並走させた区間があり、そこの在来線は現在高架化工事が行われている最中です。ただし、当該区間の新幹線計画時はもともと国鉄という同じ組織が新幹線建設と在来線改良をともに担うことが前提だったのに対し、現在は新幹線建設は鉄道・運輸機構、在来線改良はJRと別々の組織が実施することになっています。したがって、新幹線と在来線を長く並走させるようなルートは新幹線と在来線の工事を同時に進めるにあたって互いの組織における調整項目が増えることになるので、今の時代においては在来線も一緒に改良するという計画は必ずしも得策にはならないと思います。

[87477]じゃごたろさん
静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。

昨年秋に私もそこを訪れました。ここに[86413]の記事で紹介した“自称”「日本一短いトンネル」を名乗る地名トンネルがあります(地図)。記事を書いていて自分でも気になったので、実際に行ってみたというわけです。トンネルの上にあるはずの山の部分がなく、コンクリートの構造物だけが残されていてなかなかシュールな光景でした。


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