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[87499] 2015年 4月 25日(土)01:18:34【1】じゃごたろ さん
日立製作所
こんばんは、じゃごたろです。

[87497] ぺとぺと さん
日立市とひたちなか市は日立製作所由来とされています。日立市に関してはコレクション編集時にあえて掲載を見送った経緯があるのですが、

特に企業名由来かどうかという情報ではないので申し訳ありませんが、大学生時代に日立市出身の先輩が同じ研究室にいました。その人が言うには、連絡網その他の目的で親の職業とその企業名が記載されたリストがあったそうですが、日立市の学生の親は日立製作所の社員が多いので、単に企業名だけではなくて部署まで書いてあったとか。

個人情報を盾にしてその個人情報の提供を拒む親がいて、緊急連絡網を作ることができないでいる学校もあるという現状では考えられないのですが、果たしてその先輩の言ってたことが実際にそうだったかどうか、というのも真偽のほどは明らかではありません。
[87498] 2015年 4月 24日(金)23:02:46【1】ペーロケ さん
所さんと、敦賀
所さんのニッポンの出番

 最近あまりゴールデンタイムにテレビを見られない仕事環境なので、リアルタイムで見るのは不可能なので、ググってみると、早速動画がアップされていました。まあ、リンクを貼りたいのはやまやまですが、著作権法違反に抵触する行為かもしれませんし、ちょっとそのあたりの法律には詳しくないので控えます。色々と勉強になりますよ。

[87455]ほか hmt さん
[87452]伊豆之国 さん
私が「疋田超え」と称した滋賀県~敦賀へのルート、確かに「愛発超え」の方がふさわしいですね。疋田と称したのは、実は超えたであろう峠が複数あって、どれがメインだったのか分からなかっただけなのですが(苦笑)詳しい解説をありがとうございます。
 敦賀という街、昔から気になっていました。近畿地方の地図の上の方に敦賀は入るのですが、シティーライナーで繋がっていますし、ほとんど近畿地方と言ってもいいくらい。福井県内の位置関係でも、敦賀は嶺北じゃないのに若狭でもない、逆に言えば、越前なのに嶺南という不思議な位置関係ですね。越前なのに、越前本体との間には際しい木の芽峠[87470]があり、JRで言えば北陸本線で最長の北陸トンネル、北陸自動車道は2本に分かれて上下線がクロスするといった珍しい光景も見られます。ここまでしないと超えられない嶺北と嶺南間の「嶺」を挟んでも、越前が手放さないのも頷けるような良港であり、古来より交通の要衝だったんだろうなと想像できました。近江との峠よりむしろ越前本体との「嶺」の方が険しいのではないか。とも思えるほど。
 そういえば、この「嶺」ではありませんが、6年前のゴールデンウィークに国道8号で嶺北~敦賀超えをしたことがあります[69963]。国道8号は木の芽峠とは異なり、武生から河野付近とかなり北の方で峠を越え、長い区間を海を見下ろしながら長い坂を下っていく感じですね。残念ながら夜でしたのであまり景色は見られませんでしたが、昼間だったらさぞ美しいでしょうね。。。

※追加

[87493]hmt さん
散々言われてきたことですが、そもそも、近畿の定義もあいまいですからねぇ。。。福井は?三重は?とか。ちなみに福井県は近畿地方整備局管内ですし。
[87497] 2015年 4月 24日(金)08:07:43ぺとぺと さん
読みました
[87487] オーナー グリグリさん
3月21日号の週刊ダイヤモンドの特集
企業由来町名コレクションの編集子としては、豊田市対日立市の企業城下町対決の記事に付されている「企業名が付く主な地名」の一覧表(91ページ)に目が釘付けになりました。
全部で65の企業由来地名が紹介されていますが、企業由来町名コレクション未掲載のものはほぼありませんでした。編集子としての面目を保てほっとする一方、新たな情報がなく残念でもあります。もっとも、社名変更のアップデート漏れなどを幾つか発見することができましたが。
ところで、前文で「ほぼ」と書いたのは企業由来町名コレクション未掲載の地名が2点あったからです。ダイヤモンド社によれば、日立市とひたちなか市は日立製作所由来とされています。日立市に関してはコレクション編集時にあえて掲載を見送った経緯があるのですが、少し掘り下げて調べてみようと思います。

それにしても、記者さんはマニアックなものも含めよく65もピックアップ出来たと思います。もしかするとコレクションもお役にたてたのかも、なんて自惚れでしょうか(笑)経済誌の記者を舐めるなと怒られるかもしれませんね。
[87496] 2015年 4月 23日(木)00:04:59【1】EMM さん
まだある銀座
[87495] オーナー グリグリ様

銀座コレ未収録で、なおかつニッポンの出番のスタッフの調査にも引っかかっていない銀座がありました。
実はかなり前に発見していたのですが、その頃は既に烏川碧碧さんとの連絡が取れなくなってからかなり経っており、投稿しあぐねているうちにそのまま忘れていたものです。
それは七尾市の通称「銀座町」。
場所はこの辺り
ストリートビューを見てみると、小路の入口に「ようこそ 銀座界わいへ」と書かれた看板が建っているのが確認できます。

このほか、過去に落書き帳に投稿されているコレクション未反映の「銀座」が多数ありました。
「銀座 コレ」で記事検索した結果では、[48951][49732][49876][49876][50144][51420][57274][62037][63909][63926][75368]で投稿されているものが未反映です。
(かつて「銀座]と呼ばれていたところを含む)
まだあるかもしれません。
[87495] 2015年 4月 22日(水)21:43:46オーナー グリグリ
所さんのニッポンの出番「銀座商店街は日本にいくつあるのか?」
[87491] 白桃さん、[87494] ピーくんさん、番組視聴のトライをありがとうございました。が、見逃してしまわれたとのことで残念でした。あらためて録画を確認したところ、銀座コレクションの企画場面は番組開始4分後でした。

[87490]
銀座商店街の場所をプロットした日本地図が背景でした。
福島県、島根県、香川県、高知県が空白県というのは画面ですぐに認識できました。
実際には、青森県、秋田県、佐賀県、長崎県、大分県も空白県ですね。
あらためて画面を確認したところ、青森県に3か所、秋田県、長崎県、大分県にも各々1か所の銀座商店街を示す赤い●印が記入されていました。番組スタッフが新たに発見した銀座が少なくとも6か所はあるようです。ということで、当該画面をカメラで撮影した画像です。大分県の玉津銀座はコレクション未掲載ですね。
[87494] 2015年 4月 22日(水)17:18:25ピーくん さん
見逃した
オーナーグリグリさん
私もリンク先のアマゾンで買いました。私は地理にそれほど詳しくなく、ただ出来事議会審議とか動きが好きなだけなので読みごたえがありました。詳しい人には載っている情報常識かもしれませんが。

白桃さん
初めて見た番組ですが、私も見たときには飴細工や江戸文字になっていて、居眠りコーナーになってこれは見逃したと思い居眠り以降見ませんでした。動画サイトに上がるのを待ちたいです。
[87493] 2015年 4月 22日(水)16:04:51hmt さん
畿内と近畿
[87492] に引き続き、hmtマガジンの特集「畿内から北陸へ」に関する補足記事です。

特集名に 安易に「畿内」という言葉を使いましたが、これは都が京都に移るよりずっと前の言葉でした。
机上の『大辞林』の説明を見たら、律令国家を形成した諸氏族の居住地域【山背・大和・河内・摂津】を行政上特別扱いして四畿内(和泉の分立後は五畿内)と呼んだとのこと。つまり古代国家の「首都圏」を意味していたのですね。
なお、「畿」の意味は王城から五百里【周では200km余】。(漢和辞典)

具体的な範囲が記されている日本書紀・大化二年(646)改新の詔によると、東は名張の横河、南は紀伊の兄山【葛城】、西は赤石【明石】の櫛淵、北は近江の合坂山【逢坂山】迄でした。
都が難波や飛鳥にあった時代ですから、京都から山一つ隔てただけの近江は畿内ではなく、東山道所属なのでした。

従って、近江から越前へのルートを「畿内から北陸へ」と表したのは問題であることを認めざるを得ません。

そこで考えた屁理屈。ここでは平安時代以後を問題にしているので、畿内の範囲は改新の詔を根拠とするのでなく、「京都が都であった時代の首都圏」と解釈していただきたい。

近江は天智天皇時代に短期間ながら大津京が置かれた実績もありますが、それ以上に平安遷都以来千年以上の間に「首都圏」に組み込まれていました。
タイトルの説明だけならば、「畿内から(近江経由で)北陸へ」を短縮したもの と解釈することもできます。
しかし、「京都基準の首都圏」という形で 近江を畿内の中に取り込む解釈 の方が、むしろ適切なように思われました。

もちろん都に近い国々という意味では、「近畿」という言葉を使う方が一般的でしょう。
白桃さんは[86442]で滋賀県を含むブロックを「畿内」と名付けた後、これを適切でないとして、素直に「近畿ブロック」に修正していました。

今回の記事は、[87452]で使われていた“畿内から北陸方面へ向う街道”に影響されて、畿内と越前とを結ぶルート[87455]から戻れなくなってしまったhmtの悪あがきです。ご容赦ください。
[87492] 2015年 4月 22日(水)13:47:18hmt さん
本州横断運河
[87452] 伊豆之国さん 愛発越え に始まり、敦賀近辺の鉄道に関する記事がいくつか続きました。
そこで、2006年の鳩原ループの記事と合せて hmtマガジンの特集に仕立てることを考えました。

新しい特集の骨格は 何よりも記事 ですが、それと共に「特集のタイトル」と「まえがき」も必要です。
今回「まえがき」に据えたのは、港湾都市・敦賀が交通路の要衝になった原因である その特異な位置です。
本州日本海側で大きく湾入した若狭湾の東部、敦賀湾として更に深く入り込んだ最奥で、その先には琵琶湖。

琵琶湖と言えば 淀川の源流[67664]。ということはシロウト目にも本州横断運河構想に結びつきます。
これについては予備知識がなかったのですが、近代以前の日本ではパナマ運河のような工事は技術的に無理 ということで片付け、鉄道の話につなげて2015/4/16に 登録しました

これで「まえがき」の形は一応できたものの、やはり 本州横断運河構想 が気になります。
調査したところ、本州横断 運河計画 水運ネットワーク というページがあり、これを手掛りに調査を進めてみました。

海運・貿易によって天下を握った平清盛。その嫡男・平重盛が越前国司であった時代に 敦賀琵琶湖の運河が計画されたという伝説があるそうです。敦賀から笙の川を遡り、深坂峠を切り開いて大川で近江塩津に至るルートでした。その名も「堀止地蔵」という別名を持つ深坂地蔵が 計画断念の遺跡とのこと。参考

近世にも いくつかの計画があり、19世紀初頭に 大阪商人の資金で山中峠経由ルートの改修が行なわれ、幕末まで利用され活況を呈した と記されていました。
地理院地図を見ると、七里半越【現在の国道161号】の国境【「くにざかい」という地名らしい】には 389mと記され、付近にはスキー場が作られています。疋田で合流する笙の川の支流・五位川は 曳舟によってどこまで遡れたものか知りませんが、いずれにせよ近江側の知内川とを結ぶ全区間を 無理に舟運でつなぐというものではなく、道路による峠越えを併用した 現実的なルートであったようです。

幕末の加賀藩運河計画は実現しなかったものの、新湊博物館「高樹文庫」資料中の越前・近江関係には 越前近江糧道測量絵図 慶応三年 その他が残されています。

近代になると 1903年にアメリカが着工した パナマ運河【1914開通】に倣った 閘門式運河計画が登場。
1905年には 貴族院で 日本海から琵琶湖経由大阪までの汽船通船計画が採択されたが、日露戦争で実現できず。参考

昭和恐慌をようやく抜け出た頃の 田辺朔郎による運河計画も、5億円の工費とあって 実現は前途遼遠と伝えられています。

最後に戦後の高度経済成長時代。
海外では 外洋の航行が可能な大型船を五大湖に通じる セントローレンス海路 が1959年に開通。
今度の本州横断ルートは、伊勢湾と敦賀湾とを結ぶ計画で、三重県が熱心だったそうです。
大野伴睦氏を会長とする建設促進期成同盟会を 1962年に設立。岐阜県に港を作る構想もあったようです。中日新聞

でも、もう高速自動車道の時代が近づいており、1965年には名神高速道路が全線開通。
運河構想が日の目を見ることはありませんでした。
[87491] 2015年 4月 22日(水)11:22:39白桃 さん
急いで帰って見たけれど・・・
[87490]グリグリさん
昨夜ゴールデンタイムにTBS系列で放送されましたが、皆さんご覧いただけましたでしょうか。
昨夜は仕事が19時まででしたが、職場から800メートル1分45秒74(※注)の脚で急いで帰り、スイッチを点けたものの、やっていたのは“谷根千”の話。
もう、“銀コレ”の話題は終わっていたのでしょうか???

※往年の迷マイラー白桃、800mに出場したことはあるのですが、トラック2周目になると、今、動かそうとしている足が自分の足ではないような感じでした。因みに、1分45秒74で走れば日本記録になります。
[87490] 2015年 4月 22日(水)09:16:03オーナー グリグリ
銀座コレクション
[87482]
所さんのニッポンの出番「銀座商店街は日本にいくつあるのか?」
昨夜ゴールデンタイムにTBS系列で放送されましたが、皆さんご覧いただけましたでしょうか。

画面に「参照:地名コレクション」と表示される予定です。
いやぁ~、思わず見逃すところでした。左上隅にちっさい文字で書かれていました。^^;

また、「“ぎんざ”がつく商店街約300!」とテロップも入るそうです。
銀座商店街の場所をプロットした日本地図が背景でした。
福島県、島根県、香川県、高知県が空白県というのは画面ですぐに認識できました。
実際には、青森県、秋田県、佐賀県、長崎県、大分県も空白県ですね。

なお、番組スタッフ側でも調査されたそうで、その結果、当サイトにはない複数の銀座商店街を発見したそうです。後日、メールで教えていただけることになっています。
この追加情報で空白県が埋まるかどうか。また、白桃さんの[87484]の情報(過去の商店街もOK?)で香川県が埋まります。

ところで、昨日の地名コレクションのアクセスランキングは予想通り「銀座」がトップになりました。いつもの約10倍のアクセスになっています。もう少し露出が大きければ、あと一桁くらいは違ったかもしれませんが。
[87489] 2015年 4月 20日(月)23:30:13【1】オーナー グリグリ
市長の任期満了日について
[87488] じゃごたろさん
諏訪市に県内初女性市長
情報をありがとうございました。

氏名:金子 ゆかり
誕生日:1958年8月28日

誕生日は金子さんのHPのプロフィールにありました。諏訪市長戦は対抗馬のない無投票当選となりました。
そう言えば、今朝の東京新聞にも全国の無投票当選市長27市の市長名が掲載されていましたね。確認したところ、金子ゆかりさん以外には女性はいないようです。ちなみに、無投票当選の27市は以下の通りです。

夕張市、稚内市、赤平市、三笠市、千歳市、滝川市、砂川市、伊達市(北海道)、北上市、上山市、日立市、館林市、行田市、野々市市、諏訪市、多治見市、山県市、津市、富田林市、高石市、大阪狭山市、大和高田市、五條市、三次市、直方市、長崎市、佐世保市

県庁所在地で津市と長崎市が含まれています。

すみませんが就任日はよくわかりません。ところで就任日ってどうやって調べるんでしょうかね。
全国市長会の市長の異動等のページに、「平成27年中の市長任期満了調べ」というメニューがあります。こちらのページで確認すると、現諏訪市長の任期満了日は4月30日なので、金子新市長の就任日は5月1日になります。

統一地方選の結果が出揃ったところで、金子新諏訪市長の情報も合わせて追加したいと思います。
[87488] 2015年 4月 20日(月)20:18:39じゃごたろ さん
諏訪市に県内初女性市長
こんばんは、じゃごたろです。
女性首長の関する情報です。

タイトルは本日付の長野日報一面の見出しです。

氏名:金子 ゆかり
誕生日:1958年8月28日

誕生日は金子さんのHPのプロフィールにありました。諏訪市長戦は対抗馬のない無投票当選となりました。すみませんが就任日はよくわかりません。ところで就任日ってどうやって調べるんでしょうかね。

以上更新お願いします。


さて、ついでと言ってはなんですが、「地名」についてのレスをしていただいてありがとうございました。本人は珍しいと思っていても、やはり先にこの地名に触れられてた方々がいたのですね。
[87487] 2015年 4月 19日(日)18:41:24【2】オーナー グリグリ
いざ、都市対決!
先週、会社の回覧雑誌を見ていて気が付いたのですが、3月21日号の週刊ダイヤモンドの特集が表題のとおりです。これはじっくり読みたいと思い、さっそくネットで購入し先ほど届きました。これから読み進めようと思っていますが、「ライバル県はここだ!」「地域ナンバーワン決定戦」「因縁の歴史合戦」「県内の覇権争い」「キャラかぶりバトル」「知事力ランキング」の6つのサブテーマで全68ページの読み応えたっぷりの大企画です。

企画は「県民1万人アンケート」をベースにしており、47都道府県の居住者200人(男女100人ずつ)、合計9,400人のインターネットによる意識調査です。回答者の年齢層も、20代(16%)、30代(20%)、40代(22%)、50代(22%)、60代(20%)と万遍なく分布しています(都道府県ごとの分布率は不明)。

居住地とは別に出身地の都道府県も質問して、出身地からみた質問も行っています。例えば、「ここには負けたくない」というライバル県など。出身地の都道府県の分布がどの程度なのかは不明ですが、居住地と出身地が一致する割合が全体で70.5%ということなので、極端に出身地が少ない都道府県はなさそうです。なお、出身地の定義を「生まれた県または長い間住んだ県、もしくは人生で影響を受けた県」としている点は、落書き帳メンバーの出身地を「出身地と思っているところ」と定義しているところと通じるものがあります。

具体的な内容の紹介は小出ししようと思いますが、最初の「ライバル県はここだ!」では、次のようになっています。

# ライバル県Aライバル県B意識率平均A県意識率B県意識率
1 島根県鳥取県86%87%86%
2 石川県富山県61%69%54%
3 岡山県広島県58%61%56%
4 群馬県栃木県57%70%45%
5 大阪府東京都56%62%50%

出身地都道府県ごとにライバル意識率トップの都道府県で両者が一致するものを抽出し、両県の意識率平均のトップ5のランキングです。鳥取県と島根県の意識率がともに86%-87%と他のライバル関係よりも際立って高くなっています。群馬県と栃木県では群馬県の方がよりライバル意識が高いようです。ライバル県Aは意識率が高い方の県です。

「キャラかぶりバトル」というのは、熱海VS別府、横浜VS神戸VS長崎、というように、イメージが被っている都市を対決させた企画です。知事の支持率ランキングなども興味深いですし、他にも、県民性ならぬ藩民性の解説記事もありなかなか充実した内容になっているようです。ご興味のある方は購入されてはどうでしょうか。
[87486] 2015年 4月 19日(日)16:13:08hmt さん
「ただそれだけ」の地名
[87477] じゃごたろさん
[87481] inakanomozartさん 
「ただそれだけ」につられて、もう一つ。
10年前、合併前の中川根町時代ですが、地名(じな)という地名を取り上げた ゼンリン地図豆の記事 をリンクしておきます。最後の文に注目。

以下は、「ただそれだけ」にしては長すぎるフォロー記事です。

地名(じな)の説明:「(山がちの地域の中で 居住に適した)土地のあるところ」という意味であるとのこと。

地図豆の連載は中断していますが、せっかくなので 「豆27:地図には地名は書いていない」も読んでみましょう。
ここには「居住地名」と本来の「地名」との区別が解説されています。 [56419]などに落書き帳の関連記事もあるので 参照してください。

[87481]で言及されたように 静岡県大井川沿いの地名(じな)に関しては 過去記事 で話題になりました。

その中に「徳山の盆踊り」というヒントがありましたが、大井川鉄道で地名駅から11.2km先に駿河徳山駅があります。
[29164]に記されているように 徳山の盆踊りも 国指定重要無形民俗文化財 ですが、これから思い出した極めて特徴のある地名が、盆踊りとしては全国最初の指定を受けた(1981) 秋田県西馬音内(にしもない) でした。
[87485] 2015年 4月 19日(日)13:23:45オーナー グリグリ
推計人口データの更新(北海道のデータを訂正)
[87480] 白桃さん
2014年10月1日現在の北海道推計人口を訂正

上記記事に基づき、白桃市町村人口研究所から北海道の2014年10月1日推計人口データの訂正版をいただき、先ほど、当サイトの人口データを更新しました。データベース検索市区町村プロフィール都道府県の基本データランキングデータ北海道のデータ都道府県データランキング『人口・面積・自治体数』政令指定都市の一覧中核市の一覧など、すべて更新したつもりですが、抜けなどありましたらご指摘ください。

白桃さん、データ提供をありがとうございました。

#PR# 4月25日午後9時から、第三回ペアシティ七番勝負を開始します。皆様のご参加お待ちしています。
[87484] 2015年 4月 19日(日)11:19:16白桃 さん
三本松銀座通り商店街
[87482]グリグリさん
「所さんのニッポンの出番」の企画で、当サイトの地名コレクション「銀座コレクション」のデータを利用していただきました。放送は今週火曜日です。ぜひご覧ください。
「銀座コレクション」を見ますと、香川県は1件もないのですね。でも、昭和40年ごろまでは、三本松北町に標題の商店街がありました。
三本松高校跡地に商店街が移動するまで、中町通り商店街と並ぶ全蓋式アーケード街で、繁華さでは中町に劣りますが、こちらの商店街が小奇麗な感じでした。
まっちさんのまっちの街歩きには最近の様子が出ています。
[87483] 2015年 4月 19日(日)09:56:44オーナー グリグリ
札幌市人口の謎(解消)
[87480] 白桃さん
オーナーには一昨日、昨日にかけて、2001年からの推計人口(10月1日現在)をお送りしたところですが、[87474]を読んでいるうちに、重大な過ちに気がつきました。
(中略)
というわけで、[87474]の記事中にある札幌の2014年10月1日現在推計人口は一万人弱少ないのです。
4月と10月の違いを考慮しても、かなり大きな減少だったので変だなと思っていましたが、なるほどそう言うことでしたか。ご説明をありがとうございました。2014年10月1日の更新データをお待ちしています。

ところでお礼が遅くなりましたが、2001年以降の毎年10月1日の推計人口、拝領いたしました。料理方法(サイトへの表示方法や活用方法)についてはじっくり検討したいと思いますのでしばし時間をください。
[87482] 2015年 4月 19日(日)09:40:37オーナー グリグリ
所さんのニッポンの出番「銀座商店街は日本にいくつあるのか?」
表題のTBS系列全国ネットの番組「所さんのニッポンの出番」の企画で、当サイトの地名コレクション「銀座コレクション」のデータを利用していただきました。放送は今週火曜日です。ぜひご覧ください。

放送局:TBS系列全国ネット
放送日:2015年4月21日(火)19:00~20:00

番組の中で「銀座商店街は日本にいくつあるのか?」という企画があり、当サイトのコレクションを参考にしていただきました。画面に「参照:地名コレクション」と表示される予定です。また、「“ぎんざ”がつく商店街約300!」とテロップも入るそうです。なお、番組スタッフ側でも調査されたそうで、その結果、当サイトにはない複数の銀座商店街を発見したそうです。後日、メールで教えていただけることになっています。
[87481] 2015年 4月 19日(日)07:18:59inakanomozart さん
地名という地名
[87477] じゃごたろさん
「地名」という地名については
[29163]で稲生さんが書きこまれていますね。
ついこの間だと思って検索したらなんと11年も前でした。

ただそれだけです。(笑)
[87480] 2015年 4月 19日(日)03:42:50白桃 さん
2014年10月1日現在の北海道推計人口を訂正
オーナーには一昨日、昨日にかけて、2001年からの推計人口(10月1日現在)をお送りしたところですが、[87474]を読んでいるうちに、重大な過ちに気がつきました。
都道府県で唯一、推計人口を公表していない北海道に関しては、やむを得ず、国勢調査確定人口に住基ネットにおける人口の増減を加えることで推計人口を出しておりましたが、「住民基本台帳法の一部を改正する法律」の施行に伴い、2013年9月以降、外国人も住基ネットにおける人口に含まれることになりました。ここで問題になるのが、2010年9月30日現在の住民基本台帳の人口には外国人が含まれていないことです。よって、2013年以降は日本人のみの増減を加えるのが方法としてベターなのですが、2014年に関してはうっかり外国人も含めた人口で処理してしまいました。(2013年は日本人のみで処理)
というわけで、[87474]の記事中にある札幌の2014年10月1日現在推計人口は一万人弱少ないのです。
オーナーには訂正したものを早急にお送りいたします。
と、ここから自分のミスを棚に上げて・・・
[87474]グリグリさん
増加傾向から減少傾向に転じているのが、名古屋市、札幌市です。札幌市の減少傾向への転換がかなり大きいですね。これは、白桃市町村人口研究所長が常々持論を語っているように、4月1日の人口異動の特異性が影響しているのでしょうか。
札幌市が公表した2014年10月1日現在推計人口は1,942,648人(白桃が送るものは若干異なります)ですから、この半年でほんのちょっと減少しているように見えますが、それは「みかけ」だけです。札幌のように支店経済都市、しかも学生も多い所では4月1日現在の推計人口は実態と大きく乖離し、極端に落ち込みます。ですから、10月と4月の人口を比較するのは、あまり意味がないように思います。因みに2014年4月と比較すると、5,717人増加しており、決して札幌が減少傾向へ転換したとは言えません。

全く話がかわりますが、つい最近の毎日新聞で平均所得の高い&低い自治体の記事が出ておりました。芦屋市や軽井沢町はなんとなく想像がつくのですが、意外だったのが北海道の猿払村、すごいですね。ホタテで儲かっているとか。外国人比率も高い・・・。千葉県では浦安市がトップ。これは言うまでもなく白桃家があるから、って、そんな訳では全くありません。
[87479] 2015年 4月 19日(日)02:38:12MasAka さん
北陸新幹線・長野経由の謎
[87469] グリグリさん
今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

[87471]にてhmtさんからご紹介していただいた参考サイトにあるとおり、北陸新幹線は基本計画決定の時点ですでに長野経由が明記されています。しかし、その決定までの経緯については公式な資料が出てきません(整備計画決定以降の話は比較的調べがつくのですが)。

ここで、乗りものニュースに出ている新幹線鉄道網計画図を見ながら考えると、新潟県には現在供用中の上越新幹線のほかに、基本計画路線として羽越新幹線(富山市~青森市)が存在しています。ここで、仮に北陸新幹線を越後湯沢回りとした場合、新潟県の上越~中越地方というそれほど大きな需要が見込めなさそうな所に北陸新幹線と羽越新幹線の2つの計画路線がほぼ並行する一方で、長野県の県都である長野市を擁する北信地方が新幹線鉄道網から取り残されてしまいます。したがって、これが長野経由とした一番の理由ではないかと考えられます。また、新潟県出身である大物政治家の我田引鉄ではないかという批判をかわす意味もあったのでしょう。

なお、国鉄時代の新幹線計画では、新幹線建設に合わせて在来線も一緒に改良するというもくろみもありましたので(今は在来線をJRから経営分離することが原則に変わりましたが)、信越本線の改良という位置付けも考えていたのではないかと思います。実際、九州新幹線の熊本駅付近は規格外の半径のカーブを使ってでも在来線に並走させた区間があり、そこの在来線は現在高架化工事が行われている最中です。ただし、当該区間の新幹線計画時はもともと国鉄という同じ組織が新幹線建設と在来線改良をともに担うことが前提だったのに対し、現在は新幹線建設は鉄道・運輸機構、在来線改良はJRと別々の組織が実施することになっています。したがって、新幹線と在来線を長く並走させるようなルートは新幹線と在来線の工事を同時に進めるにあたって互いの組織における調整項目が増えることになるので、今の時代においては在来線も一緒に改良するという計画は必ずしも得策にはならないと思います。

[87477]じゃごたろさん
静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。

昨年秋に私もそこを訪れました。ここに[86413]の記事で紹介した“自称”「日本一短いトンネル」を名乗る地名トンネルがあります(地図)。記事を書いていて自分でも気になったので、実際に行ってみたというわけです。トンネルの上にあるはずの山の部分がなく、コンクリートの構造物だけが残されていてなかなかシュールな光景でした。
[87478] 2015年 4月 18日(土)23:44:13futsunoおじ さん
北陸新幹線のルートに関して
[87469] オーナー グリグリ さん

今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。

ほくほく線ルートが候補にならなかった理由は知りませんが、私なりに考えれば新幹線路線の分岐地点は駅の設置地点からというのが普通です。それに六日町からでは西へ向かう分岐点としては北に寄りすぎているため、より短い経路を優先するなら越後湯沢駅付近から北陸方面に向けて路線を伸ばすことになります。
一方で現・長野経由ルートのメリットを考えると、新潟県南端の路線想定域に比べて長野県の信越沿線人口は遙かに大きなものですし、多様な観光資源もあり地域の経済効果も大きくなり、国全体で見れば良い選択であるとも言えます。なお鉄道運営会社としては路線の短長には強くこだわらないのかなという気もします。長ければ運賃収入が多くなるわけですから。


短縮経路としての越後湯沢駅-上越妙高駅間の追加建設案に対する反応を想像すると・・・ (あくまで想像です!)

まず歓迎するのは北陸-首都圏の利用者ですがこの人たちはいわゆる圧力団体にはなり得ないので声が届きにくいでしょう。次に新潟県ですが県内2つの新幹線を生かして県庁のある新潟市と上越地方を結びたい願望はあると思いますが、もし地元負担金を払っても通る列車のほとんどが県内駅を素通りする結果になっては悩ましいかぎりでしょう。またまとまった乗客数が見込めなければ新潟駅から上越妙高駅行き直通は無理かもしれません。沿線となる地域は県としては辺境の地にあり、人口も少ない場所であるため経済効果が生まれにくいのはやむを得ません。地元市町(上越市,津南町,湯沢町)は歓迎でしょう。特に津南町は飯山線との交差地点に駅ができる可能性もあります。長野県は[87462]に書いたように歓迎しないでしょう。

JRは東西で対応が異なりそうです。JR東は短縮路線ができることで上越妙高駅までの運賃を実質値下げせざるを得なくなり経営上はマイナスであることに加えて、新たな路線の借用料が発生する可能性があります。JR西は東京・北陸間の時間短縮をアピールでき、乗客増を期待できます。国の立場としてはこの路線にお金を投入するより大阪方面へ延伸する方を優先するでしょう。

以上を全体的に判断するとこの建設案を熱心に推進する声は多くはなく、強く否定する声はいくつかあることになり、実施は無理ということになりそうです。技術的問題([87460] MasAka さん )に関してはここでは考慮していません。

なお[87462] で越後湯沢駅経由で上越妙高駅まで新幹線路線が敷設された場合の短縮時間を約10分と書きましたが
Wikipediaで実距離を求めると最大では50km短くなるので時速200kmで15分、加えて長野駅停車分の5分が節約できるとすると計算上20分の短縮も見込めるかもしれません。
東京駅-越後湯沢駅が182.7km,東京駅-上越妙高駅が285.5km,越後湯沢駅-上越妙高駅間は直線で約52.5km)
[87477] 2015年 4月 18日(土)23:01:53じゃごたろ さん
地名
こんばんは、じゃごたろです。

今日は静岡県まで出張ってきました。自サイトの活動で静岡県内を巡っていると「地名」という地名に遭遇。「じな」って読むんですね。珍しいなあと思ったのですが、近くには大井川本線の「地名駅」というのがありますから、結構知られた地名なのかもしれないと思った次第です。

ただそれだけです。
[87476] 2015年 4月 18日(土)21:08:41伊豆之国 さん
旅番組を見て気になったこと
番組内容に露骨に横槍を入れるつもりはありませんが…。TVの旅番組を見て気づいた、明白な誤り2題。

<その1>
一昨日の「ケンミンSHOW」。「埼玉県各地の知られざる名物うどん」の話題が出ていましたが、番組の中で、消滅からもう14年も過ぎた「大宮市」の文字が何度も画面に…。

<その2>
今晩の「高速バス乗り継ぎ旅」。ナレーターが「松山駅」と何度も言っていましたが、この映像を見ると、どう見ても「松山市駅」ですね…。それに、駅周辺の繁栄度が全然違いますし([82932][82963] ペーロケ さん,[82961])。
[87475] 2015年 4月 18日(土)16:16:13ピーくん さん
まとめ
オーナーグリグリさま
若年で当選した首長の一覧で山下 真生駒市長は任期途中で辞職し、奈良県知事選挙に出て4党推薦の3選目指す現職に6万票近く差がついて次点で落選しました。結果

上の一覧の青森県むつ市の宮下 宗一郎氏のところ現職で任期中なのに辞職の青色になっていました。訂正してください。

ご存知と思いますが、4月26日の第18回統一地方選挙では若年で当選した首長の一覧では、現職では北海道夕張市長、北海道室蘭市長、千葉県習志野市長、埼玉県北本市長が選挙となります。いずれも立候補表明されていて夕張市は無投票の可能性があります。
一般市長選:89市東京都の区長選:11区、町村長選:122町村女性、若年首長が誕生するのか注目です。選挙結果と併せて更新くださいませ。
漏れがありましたら教えてください。
[87474] 2015年 4月 17日(金)21:20:31オーナー グリグリ
川崎市人口、京都抜く
昨日の東京新聞朝刊一面下段の記事です。2015年4月1日推計人口のトップ10が記載されています。
2014年、2013年、2012年の10月1日の推計人口と、2015年4月1日に対する増減数を合わせて表にしてみました。

 2015.4.1 2014.10.1増減数 2013.10.1増減数 2012.10.1増減数
1横浜市3,712,1703,710,0082,1623,702,5519,6193,697,00615,164
2大阪市2,687,3122,686,2461,0662,683,4873,8252,677,3759,937
3名古屋市2,276,2822,276,590-3082,271,3804,9022,266,8519,431
4札幌市1,942,3561,952,255-9,8991,936,4605,8961,928,93813,418
5神戸市1,533,6041,537,864-4,2601,539,751-6,1471,542,128-8,524
6福岡市1,523,5371,519,3494,1881,506,31317,2241,492,25431,283
7川崎市1,466,4441,461,0435,4011,448,19618,2481,439,16427,280
8京都市1,465,9941,469,253-3,2591,470,742-4,7481,472,578-6,584
9さいたま市1,263,4551,251,54911,9061,243,43620,0191,235,42828,027
10広島市1,188,5901,185,6562,9341,183,1565,4341,181,4107,180

増加傾向が続いているのは、横浜市、大阪市、福岡市、川崎市、さいたま市、広島市。減少傾向が続いているのは、神戸市、京都市。増加傾向から減少傾向に転じているのが、名古屋市、札幌市です。札幌市の減少傾向への転換がかなり大きいですね。これは、白桃市町村人口研究所長が常々持論を語っているように、4月1日の人口異動の特異性が影響しているのでしょうか。

次のランキング逆転は福岡市と神戸市の入れ替わりになりそうです。

[87471] hmtさん、北陸新幹線のルート選定経緯の情報をありがとうございました。
[87472] 伊豆之国さん、三鷹市長選挙候補者の情報提供をありがとうございました。
[87473] 2015年 4月 17日(金)07:59:23キノコ さん
横須賀線
保土ヶ谷に住んでいるんですが横須賀線久里浜までしか行ってなくて不便です!
なんで三浦半島の先に行かないんだろう?利用客が少なく儲からないからかな?
[87472] 2015年 4月 15日(水)23:52:26伊豆之国 さん
治部里の森だより
金沢名物の治部煮、ではなくて「ジブリの森」の三鷹より。

[87467] オーナー グリグリ さん
○三鷹市長
現職の清原慶子市長は立候補せず。元副市長の河村孝氏と元市議の岩田康男氏が立候補を表明。女性市長は存続せず
…のはずだったのですが、後継候補に予定していた男性新人が急病に倒れたため、清原氏が急遽4選に向けて出馬することとなったようです。

三鷹市長選(十九日告示、二十六日投開票)に出馬表明していた新人で前副市長の河村孝氏(61)が、十三日に脳疾患を発症したため出馬を取りやめ、引退表明していた現職の清原慶子氏(63)が十四日、急きょ四選を目指し出馬を決めた(中略)河村氏は集中治療室(ICU)に入院中で十四日は面会できず(中略)選挙直前の急病とあって、代わりの候補となるのは「三期で終わるのが意外だった」(関係者)とみられていた現職の清原氏以外、いなかったといえる
(東京新聞より)ということで、選挙戦は清原氏と、元市議の男性新人との一騎打ちということになりそうです。
選挙結果が出ましたら、「女性市長の一覧表」の更新をお願いいたします。
[87471] 2015年 4月 15日(水)20:08:11【1】hmt さん
北陸新幹線整備の基本計画は長野経由が前提
[87469] グリグリさん 北陸新幹線に乗車 
[87457]で私が言いたかったことの本質は…(中略)…長野経由前提ということだったのか と言う点です。

もっと詳しい情報をお持ちの方がおられるとは思いますが、とりあえず。

北陸新幹線について、全国新幹線鉄道整備法第四条に定められた基本計画は昭和47年6月決定のようです。
その公示を国土交通省サイトで閲覧することはできませんでしたが、S47/7/3の運輸省告示第243号であり、起点:東京都、終点:大阪市、経過地:長野市付近、富山市付近とされているようです。参考

基本計画がこのように長野経由と定められた理由。それは、上記法律の第三条に示された
全国の中核都市を有機的かつ効率的に連結するもの
に沿ったものであると思います。
北陸新幹線は、やはり長野新幹線でもあるのですね。

【追記】
長野五輪開催が大きく影響したのでしょうか。

オリンピック冬季大会開催都市への国内立候補は戦前(1935)に始まり、1961年にも山ノ内町などが立候補したが札幌市に敗れたそうです。札幌大会の実現は1972年でした。
長野県では県内の候補地一本化ができなかったのが敗因と考え、三度目の正直を合言葉に具体的に動き出したのが1985年でした。翌年に国内立候補した都市は、長野市・旭川市・山形市・盛岡市。国内候補地選定1988を経て 1991年に IOCでの最終選定を獲得しました。

「長野でもできるのか?」 「できるさ。サラエボ【1984年開催地[86112]】だってやったんだから。」
こんな会話が交わされた 昭和60年(1985)でも、長野市が北陸新幹線の経過地と明記されてから10年以上も後のことです。

1998年の長野五輪開催は、北陸新幹線の軽井沢・長野間フル規格化着工決定(1990)には影響したと思います。
しかし、ずっと前に決定していた ルートの選定 には無関係です。
[87470] 2015年 4月 15日(水)18:12:38【1】hmt さん
気比大神 木ノ芽峠
かつては 敦賀ウラジオ航路を介して ヨーロッパに向う交通路の結節点であった敦賀。
外国貿易港や鉄道基地としての賑わいも 過去のものとなった現在ですが、選抜高校野球大会における敦賀気比高校の優勝で注目され、落書き帳でも話題になっています。

こちらでの話題の中心は畿内と越前とを結ぶ交通路ですが、ここで初心に戻り「気比」(けひ)について。

気比神宮・主祭神の気比大神(伊奢沙別命)は海神・食物神のようです。古代の人にとっては、渤海国など海外を含め、海産物や舶来品を手に入れることができた地、それが敦賀だったのでしょう。海外と言えば、神功皇后の三韓征伐とも関連し、気比大神は朝廷から重視されました。越前出身の継体天皇も関係していると思われます。

気比神宮は明治以後の称号でしょうが、越前国一宮として崇められ、古代からの北陸総鎮守だったものの、南北朝動乱では敗け組になりました。戦国時代も朝倉方で織田信長の侵攻を受けるなどして衰退。

落書き帳で「気比」を検索すると 大多数は高校野球でしたが、その中で気比の松原[16538][58771][61217]が健闘。

明治20年頃の敦賀駅は 気比神宮に隣接していたそうです。
明治26年鉄道局年報に 福井に向う線路を説明し、敦賀停車場から既成線に沿って南進し左旋して東北に向うとあります。その後に駅を南に移してスイッチバック線形を解消したようですが、[87466]で東海道線と北陸線の接点とされた敦賀ステーションが移転後なのか否かは判りません。

それはさておき、上記で引用した年報には 敦賀森田間の線路工事景況が説明されています。
森田は後に九頭竜川北岸にできた森田駅ではなく、工事の終点であった九頭竜川南岸を指していたようです。

「葉原より西北行…屈曲極めて多し…杉津の東に出て山腹を迂回…隧道橋梁交互相接し」などの記述を経て山中峠に達し、「葉原より此に至る4哩半余は 本線中至難の工区」 と記しています。

[61344]でも引用した北陸本線旧線地図を再びリンクしておきます。赤線が明治27年(1894)開通の旧線です。
青線は昭和37年(1962)開通の北陸トンネル経由の新線、緑線が昭和52年(1977)開通の北陸自動車道です。
越前海岸の絶景を展望できる唯一の駅であった杉津駅の跡は 杉津PA上り施設に利用されています。

工部省沿革報告に記された 明治14年6月井上鉄道局長の加越地方巡視復命書には、「江越の境界は 栃の木・木の芽の峻嶺を開通して敦賀線に連絡するは容易の業にあらず」と記されており、これを後回しにする姿勢でした。
しかし、それから15年後の鉄道局年報にあるように、「北陸線は本年度(明治29年)7月15日を以て運輸営業を開始」することができたのでした。

60年前にSL牽引の準急「ゆのくに」で通ったはずの旧線ですが、残念ながら天気が悪く 印象に残っていません。
地理院地図も付けておきます。2段階拡大すると、旧道の木ノ芽峠が北陸トンネルの真上近くを越えていることがわかります。

この木ノ芽峠。別名が「木嶺」で、福井県を分ける嶺北・嶺南という言葉はこれに由来します[85057]
多くの人口と文化とが集積された嶺北の福井(足羽県)は、港湾都市敦賀の拡大を見据えた敦賀県への統合(M6)に反発。
明治9年に敦賀県を分裂・消滅させるに至った騒動[85057]は、嶺北・嶺南を隔てていた木ノ芽峠の険しさを思わせます。

もっともこの措置は嶺北を併合した石川県に混乱をもたらしたようで、明治14年には分県して福井県新置となりました。
嶺南4郡については 滋賀県から離れなければならない積極的な理由はなかった とも言われますが、結局は現在の福井県に落ち着きました。
[87469] 2015年 4月 14日(火)23:26:43オーナー グリグリ
北陸新幹線に乗車
私の[87457]で書いた北陸新幹線最短ルートの記事に、[87459] k-aceさん、[87460] MasAkaさん、[87461] hmtさん、[87462] futsunoおじさん、と多くの方にフォローしていただきありがとうございました。素人考えでの書き込みに、事業性、技術課題、過去の経緯など、多くの情報を提供していただき感謝しています。現状のルートと比較して、金沢ー東京間の時間短縮は10分程度とのことですが([87462])、この程度では現行ルートに加えての建設はやはり難しいでしょう。それよりも、北陸(将来は関西)と新潟(将来は秋田方面)との直結の可能性の方が、利便性など地方都市間のネットワーク化による地域活性化の目的から、かなり先のことになるかもしれませんが検討に値するのではないかと考えます。その場合は、越後湯沢に接続するよりも長岡あるいは柏崎方面に接続するルートの方が有望でしょうね。

[87457]で私が言いたかったことの本質は、今回私の示したルート案もしくはほくほく線ルートが、最初から候補にならなかったのは何故なのかなという点でした。北陸と東京を結ぶルートとして、国鉄時代で言えば、信越本線経由と上越線経由がありましたが、新幹線ルートとしては当初から信越本線ルート、すなわち、長野経由前提ということだったのかと言う点です。立山縦貫ルートは最短とは言え、技術的に無謀とのことは早い時期に明確になっていたのであれば、なぜ、上越線ルートの選択肢が候補にならなかったのかと言うことです。というか、上越新幹線と接続するルートの方が、建設費も建設期間も短くなり、実現がもっと早まったのではないかと思えるからです。

[87460]でMasAkaさんが言及されているスーパー特急方式による暫定案は確かにほくほく線ルートを想定しましたが、それ以前の計画時点ではなぜ検討に値しなかったのでしょうね。長野五輪開催が大きく影響したのでしょうか。長野五輪決定時期とも絡みますが。

ところで、日曜日に金沢へ往復してきました。往きははくたか、復りはかがやきに乗車しました。往きのはくたかの車窓からは、北アルプスなど美しい山容を眺めることができました。上越妙高、糸魚川、黒部宇奈月温泉各駅の前後での車窓風景が素晴らしいですね。二人席(DE席)が上下線とも山側になります。日本海の眺めも捨てがたいですが。
[87468] 2015年 4月 14日(火)23:15:14【2】山野 さん
雨です。選挙です。愚痴っぽいです。
(本題)
此処最近雨続きです。5分ほど前から豪い降り方に(直ぐ止みますが)なってます。
(地元)
県議選終わりました。次は町議選(26日)の番です。面倒なので出来れば同時にやって欲しいです。
→先月末までは無投票の可能性があったのに、1人増えてしまいました。
(余所事)
来月は、例の大阪の件です。(他地方の人間なので無関係で御座います)が、
実現性はさて置き、あれだけ騒がれると結果が気になります。
(締め)
特に書く事は無いのですが、雨がやたら降るのでネタにしてみました。(タイトルは見ての通りです。)
(追記)
あと、偶にある「Re」ですが、当記事には要りません。
[87467] 2015年 4月 14日(火)22:51:30【1】オーナー グリグリ
女性首長情報と若年で当選した首長情報の追加
メールである方から情報提供を頂きました。群馬県の旧水上町(現みなかみ町)で1986年から1990年まで町長に就任した山田節子さんです。Webで確認したところ、群馬県の次のページに情報がありました。
市町村選挙データ集7「候補者及び当選人に関する調べ」(平成27年1月1日現在)
女性首長の一覧にさっそく情報を追加しました。山田節子さんは2007年に経営破綻した水上観光ホテルの女将だった方のようですが、生年月日が不明です。就任日年齢を把握したいので、どなたか情報をお持ちでしたらご教示ください。

ところで、上記群馬県のページには、年少の市町村長(昭和50年以降)のデータもあり、川場村の永井村長が39歳で就任とありました。確認したところ、川場村の公開データのページにある歴代村長のデータによると、永井鶴二氏は、昭42年4月30日~昭46年4月29日と昭和46年4月30日~昭和46年5月26日の連続2期、1期空いて、昭和50年7月18日~昭和54年7月17日と昭和54年7月18日~昭和58年3月18日の連続2期の計4期村長に就任していました。群馬県のページは後の2期の就任時年齢が39歳ということで、最初の就任時の年齢は31歳6ヶ月でした。若年で当選した首長の一覧にこの情報を追加しました。なお、名前の読みが「かくじ」で良いかどうかは確認できていません。ご存知の方の情報提供をお願いします。

また、4月26日の統一地方選挙で、次の3人の女性市長が改選されます。

○三鷹市長
現職の清原慶子市長は立候補せず。元副市長の河村孝氏と元市議の岩田康男氏が立候補を表明。女性市長は存続せず。
○鈴鹿市長
現職の末松則子市長と元市議の杉本信之氏が立候補を表明。女性市長が存続するかは選挙結果次第。
○木津川市長
現職の河井規子市長と元市議の呉羽真弓氏が立候補を表明(のようです)。立候補者がこの2名だけであれば、どちらが当選しても女性市長は継続。
[87466] 2015年 4月 14日(火)18:01:10デスクトップ鉄 さん
線路名称の区間表示
[87465] hmt さん
明治27年鉄道局年報 でも同様なのですが、営業収支を示した87コマでは東海道線、信越線、奥羽線と現在と同様の線区名が登場し、88コマで次のように説明されています。
表中東海道線とは前年度まで東京神戸間、大船横須賀間、大府武豊間、米原敦賀間の4区間に区別したるものを合併改称し…
(中略)
明治29年7月に敦賀福井間が営業を開始した時点で、米原以北を含めて営業線としての北陸線が登場したようです。
「日本国有鉄道百年史」第4巻には、「明治28年2月23日鉄第366号(局長達)で、全国の官設鉄道の線路名称を統一し、創業以来はじめて各線の線路名称が定められた」と書かれています。その鉄第366号は、
来ル二十八年度ヨリ従来ノ営業区間ヲ廃シ更ニ左ノ通相定メ候条此旨相達候也
一 東海道線
 旧東京神戸間、大船横須賀間、大府武豊間及ヒ米原敦賀間(但シ敦賀ステーション迄)ヲ合併シテ本線ト称ス
一 信越線
 旧高崎直江津間ヲ本線ト称ス
一 奥羽線
 福島青森間ヲ本線ト称ス
一 北陸線
 敦賀富山間ヲ本線ト称ス(但シ敦賀ステーションヲ除ク)
というものです。東海道線、信越線、奥羽線の名称は、その1年前の明治27年の鉄道局年報に出ていたのですね。しかし、北陸線の名称は明治29年ではなく、28年に登場しています。

線路名称において、新橋ではなく東京を用い、敦賀と敦賀ステーションを使い分けている(東海道線は敦賀駅まで、北陸線は金ケ崎富山間、但し敦賀駅は東海道線所属と読めます)ことから、おっしゃるように、区間表示は「駅間でなく、都市間で表した」ように見えます。しかし、ここに登場する13の地名のうち、大船と米原だけは、市町村名ではなく、駅名です。
当時大船は小坂村で、1933(昭和8)年2月11日町制施行して大船町になりました。また米原は入江村で、米原町になったのは1923(大正12)年11月15日です。駅名のほうが有名だったのでしょうか。この時点の線路名称はあまり厳密なものではなかったようです。
[87465] 2015年 4月 13日(月)23:22:02【1】hmt さん
日本海と琵琶湖とを結んだ鉄道は「東海道線」の一部だった時代もあった
少し間が空きましたが、[87455]畿内と越前とを結ぶルート の続編です。
[87542] 伊豆之国さん
「近江・越前国境を越える交通路」というと、北陸本線のルートと、その変遷

最初に、明治25年の 鉄道敷設法[61108] に 予定線路として記されていた区間を示します。【地名の頭の○○県下を省略】
北陸線 敦賀より金沢を経て富山に至る鉄道 及 本線より分岐して七尾に至る鉄道
北陸線及北越線の連絡線 富山より直江津に至る鉄道
北越線 直江津又は前橋若は豊野より新潟及新発田に至る鉄道
ご覧のように日本海縦貫線のうち敦賀から北の部分を主とするものですが、上越線や飯山線にも言及しています。

それはさておき、この法律では敦賀から南の鉄道には触れていません。
それは 明治15年に 金ヶ崎【敦賀港】-長浜間が既に開通していた から当然のことなのでした。
太湖汽船【初代頭取は藤田伝三郎[67436]】が運行した鉄道連絡船は浜大津に通じ、日本海と京阪神との間は鉄道で結ばれることになりました。
当初は徒歩連絡だった柳ヶ瀬トンネル区間も 明治17年(1884)に開通[87455]
関ヶ原・米原・馬場【膳所】間の開通により陸路による新橋神戸間が全通したのは明治22年(1889)でした。

北陸線グループの幹線という意味で現在も使われている「北陸本線」という名称は、明治42年(1909/10/12)の鉄道院告示第54号で 誕生しました。私鉄17社の買収が完了した 鉄道国有化の2年後でした。
国有鉄道線路名称左の通定む 北陸線 北陸本線(米原魚津間及貨物支線)、七尾線(津幡矢田新間)

これは国有化後の名称ですが、現在北陸線と呼ばれている区間のうち最も歴史の古い敦賀長浜米原間の官設鉄道は何と呼ばれていたのか?

明治26年鉄道局年報 を見ると 鉄道線路哩程延長・建設費の表があり、東京横浜間【注1】など8区間が示されていました【注2】。
【注1】 もちろん東京駅開業前ですが、新橋横浜間ではないのですね。つまり駅間でなく、都市間で表したらしい。
【注2】 横浜・神戸・敦賀・直江津と 鉄道建設資材荷揚用の港湾名[61303] が目立ちますが、武豊が脱落?

それはさておき、注目すべきは「敦賀大垣間」です。アレ? 東海道線と北陸線に跨っている。
よく見ると、東京神戸間を全通している現在の東海道線は、横浜・大垣・長浜・大津で5つの線区に分断されています。

明治27年鉄道局年報 でも同様なのですが、営業収支を示した87コマでは東海道線、信越線、奥羽線と現在と同様の線区名が登場し、88コマで次のように説明されています。
表中東海道線とは前年度まで東京神戸間、大船横須賀間、大府武豊間、米原敦賀間の4区間に区別したるものを合併改称し…

言及された前年度の表は17コマで確認。こちらには大府武豊間も記されていました。
「東海道線」という線区名は、合併改称により明治27年度(1894)に誕生したものでした。
それは現在の東海道本線、横須賀線、武豊線、北陸線の一部(敦賀以南)を総称したものでした。

既に完成していた米原敦賀間は、建設中だった敦賀から先と区別され、営業上は東海道線の一部という扱いだったのですね。
明治29年7月に敦賀福井間が営業を開始した時点で、米原以北を含めて営業線としての北陸線が登場したようです。
[87464] 2015年 4月 12日(日)16:35:22【2】YT さん
昭和5年国勢調査時の面積にみられる丸め誤差
市町村別面積の最初の基礎となる資料が、『昭和十年 全国市町村別面積調』であることは言うまでもありません。ただし注意しなければならないのは、『昭和十年 全国市町村別面積調』記載の面積は昭和10年3月31日における面積であり、その後の6ヶ月間の合併・境域変更等により、国勢調査実施の昭和10年10月1日の面積とは異なる可能性があることです。ただ、幸いなことに『昭和十年 国勢調査報告 第一巻 全国編』記載の郡市別面積の方は、面積がちゃんと組み替えられております。例えば岐阜市の面積は、『昭和十年 全国市町村別面積調』では37.8 km2、『昭和十年 国勢調査報告 第一巻 全国編』では44.51 km2と、半年間の境域変更を配慮して修正されております。

一方昭和5年の国勢調査時の郡市別面積の方は、『昭和五年 国勢調査報告 第一巻』の方に小数点以下第三位まで、km2単位で記載されております。大正9年~平成22年の郡部・市部の面積については、平成22年の国勢調査報告書の方にも記載がありますが、それによると。

調査の年西暦全国面積市部面積郡部面積
昭和10年1935年382,545.425,094.53377,450.89
昭和5年1930年382,264.912,950.65379,314.26
大正14年1925年381,810.062,181.50379,628.57
大正9年1920年381,808.041,375.36380,432.69

大正9年、大正14年の郡部別面積と市部面積を合計しても、全国面積と一致しません。これは一種の丸め誤差なのですが、これには複雑な事情がからみ、時間があれば別記事でまとめます。一方昭和5年の面積については丸め誤差が発生していないようにみえます。しかしながら昭和5年の都道府県別面積(エクセルファイル)で、都道府県別面積を合計すると382,264.93 km2になってしまいますが、全国の面積合計382,264.91 km2よりも0.02 km2多くなってしまっております。実際47都道府県で[87439]の計算をしてみると、予想される丸め誤差は0.01*√(47/6/π) ≒ 0.016 となり、予想通りの誤差が出ていることなります。このような誤差が生じてしまう原因は、小数点以下第三位と小数点以下第二位の間の四捨五入に伴う丸め誤差にあります。

以下三種類の資料(A) 『昭和五年 国勢調査報告 第一巻』記載の都道府県別(郡部・市部別)面積(小数点以下第三位, km2), (B) 『昭和25年国勢調査報告 第七巻 都道府県編』記載の都道府県別(郡部・市部別)面積(小数点以下第二位, km2; 但し秋田県の郡部面積は昭和30年以降の国勢調査報告書で修正し、沖縄県の面積も昭和50年以降の国勢調査報告書記載の遡及データで追加), (C) 『昭和25年国勢調査報告 第一巻 人口総数』「第9表 地方及び都道府県の10年毎面積及び人口密度―大正9年~昭和25年」記載の都道府県別面積(小数点以下第二位, km2; 但し沖縄県の面積は昭和50年以降の国勢調査報告書記載の遡及データで追加)を比較し、それぞれの数字の差を記載すると以下の通りです。

都道府県A合計A市部A郡部B合計B市部B郡部C合計A-B合計A-B市部A-B郡部A-C合計B-C合計
全国382,264.9072,950.645379,314.262382,264.912,950.65379,314.26382,264.91-0.003-0.0050.002-0.0030.00
単純合計382,264.9072,950.645379,314.262382,264.912,950.65379,314.26382,264.93-0.003-0.0050.002-0.023-0.02
北海道88,775.036242.92088,532.11688,775.04242.9288,532.1288,775.04-0.0040.000-0.004-0.0040.00
青森県9,630.92473.7249,557.2009,630.9273.729,557.209,630.920.0040.0040.0000.0040.00
岩手県15,235.30649.72515,185.58115,235.3149.7315,185.5815,235.31-0.004-0.0050.001-0.0040.00
宮城県7,273.75453.1187,220.6367,273.7553.127,220.637,273.750.004-0.0020.0060.0040.00
秋田県11,663.86113.07911,650.78211,663.8613.0811,650.7811,663.860.001-0.0010.0020.0010.00
山形県9,325.75754.2759,271.4829,325.7654.289,271.489,325.76-0.003-0.0050.002-0.0030.00
福島県13,781.61334.19413,747.41913,781.6134.1913,747.4213,781.610.0030.004-0.0010.0030.00
茨城県6,092.2566.1696,086.0876,092.266.176,086.096,092.26-0.004-0.001-0.003-0.0040.00
栃木県6,436.58525.8506,410.7356,436.5925.856,410.746,436.59-0.0050.000-0.005-0.0050.00
群馬県6,335.82351.5926,284.2316,335.8251.596,284.236,335.820.0030.0020.0010.0030.00
埼玉県3,801.43913.3263,788.1133,801.4413.333,788.113,801.44-0.001-0.0040.003-0.0010.00
千葉県5,078.81012.3235,066.4875,078.8112.325,066.495,078.810.0000.003-0.0030.0000.00
東京都2,144.78788.5302,056.2572,144.7988.532,056.262,144.79-0.0030.000-0.003-0.0030.00
神奈川県2,353.484181.5812,171.9032,353.48181.582,171.902,353.480.0040.0010.0030.0040.00
新潟県12,578.64344.05012,534.59312,578.6444.0512,534.5912,578.640.0030.0000.0030.0030.00
富山県4,257.41927.5324,229.8874,257.4227.534,229.894,257.42-0.0010.002-0.003-0.0010.00
石川県4,197.51318.6164,178.8974,197.5118.624,178.894,197.510.003-0.0040.0070.0030.00
福井県4,017.9694.6734,013.2964,017.974.674,013.304,017.97-0.0010.003-0.004-0.0010.00
山梨県4,465.8668.2674,457.5994,465.878.274,457.604,465.87-0.004-0.003-0.001-0.0040.00
長野県13,604.18170.57813,533.60313,604.1870.5813,533.6013,604.180.001-0.0020.0030.0010.00
岐阜県10,494.70114.59110,480.11010,494.7014.5910,480.1110,494.700.0010.0010.0000.0010.00
静岡県7,769.91289.9037,680.0097,769.9189.907,680.017,769.910.0020.003-0.0010.0020.00
愛知県5,081.142250.7104,830.4325,081.14250.714,830.435,081.140.0020.0000.0020.0020.00
三重県5,765.34189.6115,675.7305,765.3489.615,675.735,765.340.0010.0010.0000.0010.00
滋賀県4,050.92921.9484,028.9814,050.9321.954,028.984,050.93-0.001-0.0020.001-0.0010.00
京都府4,623.19663.3134,559.8834,623.2063.314,559.894,623.20-0.0040.003-0.007-0.0040.00
大阪府1,812.631204.9321,607.6991,812.63204.931,607.701,812.630.0010.002-0.0010.0010.00
兵庫県8,321.875115.1678,206.7088,321.88115.178,206.718,321.88-0.005-0.003-0.002-0.0050.00
奈良県3,688.60029.7983,658.8023,688.6029.803,658.803,688.600.000-0.0020.0020.0000.00
和歌山県4,723.42317.6754,705.7484,723.4217.684,705.744,723.420.003-0.0050.0080.0030.00
鳥取県3,489.48113.8803,475.6013,489.4813.883,475.603,489.480.0010.0000.0010.0010.00
島根県6,618.0425.4916,612.5516,618.045.496,612.556,618.040.0020.0010.0010.0020.00
岡山県7,046.47582.3466,964.1297,046.4782.346,964.137,046.480.0050.006-0.001-0.005-0.01
広島県8,436.517128.1548,308.3638,436.52128.158,308.378,436.52-0.0030.004-0.007-0.0030.00
山口県6,082.10896.6905,985.4186,082.1196.695,985.426,082.11-0.0020.000-0.002-0.0020.00
徳島県4,143.22119.3104,123.9114,143.2219.314,123.914,143.220.0010.0000.0010.0010.00
香川県1,858.73022.0401,836.6901,858.7322.041,836.691,858.730.0000.0000.0000.0000.00
愛媛県5,667.10869.8375,597.2715,667.1169.845,597.275,667.11-0.002-0.0030.001-0.0020.00
高知県7,103.62029.0277,074.5937,103.6229.037,074.597,103.620.000-0.0030.0030.0000.00
福岡県4,939.646229.6264,710.0204,939.65229.634,710.024,939.65-0.004-0.0040.000-0.0040.00
佐賀県2,443.8979.1312,434.7662,443.909.132,434.772,443.90-0.0030.001-0.004-0.0030.00
長崎県4,075.77791.9023,983.8754,075.7891.903,983.884,075.78-0.0030.002-0.005-0.0030.00
熊本県7,437.72337.4487,400.2757,437.7237.457,400.277,437.720.003-0.0020.0050.0030.00
大分県6,333.88058.0856,275.7956,333.8758.086,275.796,333.880.0100.0050.0050.000-0.01
宮崎県7,738.29564.5787,673.7177,738.3064.587,673.727,738.30-0.005-0.002-0.003-0.0050.00
鹿児島県9,081.32313.7739,067.5509,081.3213.779,067.559,081.320.0030.0030.0000.0030.00
沖縄県2,386.2887.5572,378.7312,386.297.562,378.732,386.29-0.002-0.0030.001-0.0020.00

昭和25年以降の国勢調査報告書記載の過去の都道府県別面積(資料(C))に関しては、単純に昭和5年の国勢調査時の面積(資料(A))を小数点以下第三位で四捨五入をしたため、合計と全国の間に丸め誤差が発生したことが判ります。ところが昭和25年以降の国勢調査報告書記載の過去の郡部・市部別面積(資料(B))に関しては、昭和5年の国勢調査時の郡部・市部別面積(資料(A))を単純には四捨五入せずに、郡部面積、市部面積の合計が一致するように、端数を操作しており、結果、岡山県と大分県では都道府県別面積が却って四捨五入した値とずれるが、全国合計では一致するように数値が操作されております。大分県と岡山県に関し、異なる昭和5年の都道府県別面積(小数点以下第二位, km2)を載せているのは昭和25年の国勢調査報告書だけではなく、その後も二種類の異なる面積が国勢調査報告書に記載され続けています。

そもそも昭和5年の国勢調査報告書記載の面積(資料(A))が、市部・郡部・合計ともに丸め誤差が全くない時点で数字上おかしいのですが、下三桁を下二桁に四捨五入する際、実際には四捨五入以外の恣意的な操作により、合計が一致するように調整していたことが判るかと思います。

【文章の一部を不自然なのでカットし修正】
[87463] 2015年 4月 12日(日)15:16:44【6】YT さん
戦前の国勢調査時の面積の記載について:大正9年、大正14年国勢調査時の面積の数字に関する重大な問題点
以前、戦前の国勢調査報告書における市区町村別面積について[84575]でまとめましたが、一部修正して改めて掲載します。

報告書都道庁府県別面積支庁・郡市別面積市区町村別面積記載の桁数原資料
大正9年国勢調査○【km2・方里】××小数点以下第三位『大正九年 国勢調査記述編』
○【方里】××小数点以下第三位『大正九年 国勢調査報告 全国の部 第一巻』
△【方里】△【方里】×小数点以下第一位~第三桁『大正九年 国勢調査報告 府県の部』
○【方里】○【方里】×小数点以下第三位国立公文書館所蔵『大正九年十月現在 日本全国道府県郡市別面積 参謀本部調査』
大正14年国勢調査○【km2】××小数点以下第三位『大正十四年 国勢調査報告 第一巻 記述編』
○【方里】○【方里】×小数点以下第三位『大正十四年国勢調査報告 第二巻 全国結果表』
○【方里】○【方里】×小数点以下第三位国立公文書館所蔵『大正十四年国勢調査(速報) 大正十四年現在ノ帝国面積 人口課』
昭和5年国勢調査○【km2】○【km2】×小数点以下第三位『昭和五年 国勢調査報告 第一巻』
昭和10年国勢調査○【km2】○【km2】×小数点以下第二位『昭和十年 国勢調査報告 第一巻 全国編』
昭和15年国勢調査×××なし
昭和19年人口調査×××なし
昭和20年人口調査×××なし
昭和21年人口調査×××なし
昭和22年臨時国勢調査×××なし
昭和25年国勢調査○【km2】○【km2】○【km2】小数点以下第二位『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』
昭和30年国勢調査報告○【km2】○【km2】○【km2】小数点以下第二位『昭和30年国勢調査報告 全国都道府県郡市区町村別面積改定表』 ほか

以上のほか、大正9年~昭和22年の各都道府県の郡部合計、市部合計の面積は、『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』や、それ以降の国勢調査報告書の府県の部などに、小数点以下第二位までkm2単位で記載されています。

[84575]で、
大正9年の国勢調査報告には、庁府県別の面積しかありません。
と書いてしまいましたが、その後、大正9年の国勢調査報告書の『府県の部』を手に取ってみましたところ、市郡別面積が方里単位でまとまっていたことに気付きました。しかしながら府県によっては、小数点以下第一位だったり、小数点以下第三位だったりと一定ではありませし、一部の府県では面積の記述が欠落しています。さらに『記述編』記載の都道府県別面積(方里)と、『府県の部』記載の面積(方里)が一致しない府県が多々存在するという問題が見受けられます。

その後、国立公文書館に『大正九年十月現在 日本全国道府県郡市別面積 参謀本部調査』という資料があることを知り、喜んで閲覧しました。これにより大正9年国勢調査時の全国の郡市別面積(ただし北海道は支庁別)データが小数点以下第三位で揃いました。しかしながら困ったことに、国立公文書館所蔵『参謀本部調査』、『府県の部』、『記述編』の三点の面積が全部異なる府県が存在することも明らかになりました。

更に『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』記載の都道府県別面積は、『記述編』記載の都道府県別面積とほぼ一致しますが、郡部合計・市部合計の面積は国立公文書館所蔵『参謀本部調査』、『府県の部』とも異なり、国勢調査とその関連文献だけで3種類の異なるデータ(内、郡市別面積の詳細が記載されているのが2種類、合計だけ記載されているのが1種類)が存在することが明らかとなりました。

このほか、戦前の人口問題研究会がまとめた『日本人口密度図』(1934年)という本に大正9年、14年、昭和5年の郡市別面積がまとまっていますが、こちらは昭和5年の面積を大正9年、大正14年に遡及させて計算しており、大正9年、大正14年に関しては全く別系統の面積の数字となっております。

さらに石橋五郎監修, 小野鐵二編纂『大正九年十月一日現在 大日本郡市別人口密度表 近畿地方町村別人口密度表』(1924年)という本があり、地方統計書や地図からの独自計算により、陸軍参謀本部公式の数字を訂正したりしているのですが、これも完全に別系統の面積の数字ということになります。

以上、大正9年の郡市別面積の資料別のデータ記載状況をまとめると:

資料郡部・市部合計値郡市別面積備考
『大正九年十月現在 日本全国道府県郡市別面積 参謀本部調査』小数点以下第三位(方里)小数点以下第三位(方里)系統1a (速報値?)
『大正九年 国勢調査報告 府県の部』不完全不完全系統1a' (上の速報値を極一部修正したもので、こちらの方が速報値の可能性あり)
『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』 小数点以下第二位(km2)なし系統1b' (各都道府県別の郡部・市部合計値の記載のみ;上の速報値を大幅に修正したもの)
『日本人口密度図』小数点以下第二位(km2)小数点以下第二位(km2)系統2 (昭和5年からの遡及データ)
『大正九年十月一日現在 大日本郡市別人口密度表 近畿地方町村別人口密度表』小数点以下第二位(km2)小数点以下第二位(km2)系統3 (独自集計)

大正14年の面積でも同様の問題があり、まず同じ国勢調査でも、『全国結果表』と『記述編』では数字が異なり、『全国結果表』記載の面積に1方里=(216/55)^2 方粁(km2)≒ 15.4234711 km2として変換しても、『記述編』の面積と一致しません。これについてこちらの『記述編』の説明によると
内地ノ面積ハ河川及湖沼ヲ含ム總面積ニシテ陸地測量部ノ調査ニ係ルモノナリ。而シテ此ノ面積ハ最新ノ改調又ハ修正測図ニ依リタルヲ以テ既ニ公表ノ第二巻全国結果表ニ掲ゲタルモノト必ズシモ符合セズ。
とあり、『全国結果表』の面積は速報値ということなります。

なお国立公文書館所蔵『大正十四年国勢調査(速報) 大正十四年現在ノ帝国面積 人口課』記載の郡市別面積は、完全に『全国結果表』記載の郡市別面積と一致しました。一方で『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』記載の都道府県別面積は、『記述編』記載の都道府県別面積とほぼ一致するものの、郡部合計・市部合計の面積(それぞれ2,181.50km2, 379,628.57 km2;沖縄県の面積は昭和50年以降の国勢調査報告書記載の数字で加算)は『記述編』(それぞれ 2,181.264 km2, 379,628.798 km2)と若干異なります。もっともその違いは0.23 km2~0.24 km2とごく僅かで、一府県の修正が入った程度ということになります。このことから大正14年の郡市別面積は、郡市別の詳細な数字の残っている1種類と、合計値だけ判明している修正された1種類の、合計2種類の系統があることになります。

これとは別に石橋五郎監修, 小野鐵二編纂『大正九年十月一日現在 大日本郡市別人口密度表 近畿地方町村別人口密度表』にも大正14年の郡市別面積の記載がありますが、数字が異なります。

以上、大正14年の郡市別面積の資料別のデータ記載状況をまとめると:

資料郡部・市部合計値郡市別面積備考
『大正十四年国勢調査報告 第二巻 全国結果表』小数点以下第三位(方里)小数点以下第三位(方里)系統1a (速報値)
『大正十四年国勢調査(速報) 大正十四年現在ノ帝国面積 人口課』小数点以下第三位(方里)小数点以下第三位(方里)系統1a (上に同じ)
『大正十四年 国勢調査報告 第一巻 記述編』小数点以下第二位(km2)なし系統1b(上の速報値を修正したものだが、全国の郡部・市部面積合計値のみ記載)
『昭和25年国勢調査報告 第7巻 都道府県編』 小数点以下第二位(km2)なし系統1b' (各都道府県別の郡部・市部合計値の記載のみ;『記述編』記載の全国合計との差は微細)
『日本人口密度図』小数点以下第二位(km2)小数点以下第二位(km2)系統2 (昭和5年からの遡及データ)


さらに今や近代デジタルライブラリーで種々の地方統計書の閲覧が可能ですが、これらの数字が異なる郡市別面積について、地方統計書で数字を補正しようと試みました。しかしながら残念なことに地方統計書は府県によって数字に統一がなく、場合によっては税金の対象となる土地総段別の面積のみしか情報がないところが多いようです。地方統計書に関しては、府県によっては参考になる場合があるものの、上の表から除外しました。

というわけで、大正9年、大正14年の国勢調査時の面積については、郡市別面積ですらまともに公式のデータ、すなわち陸軍参謀本部陸地測量部が公表したとされる面積すら揃えることができないという状況です。

【少数→小数に修正】【大正14年の国勢調査の『記述編』・『全国結果表』の説明が反転していたので大幅修正し、大正9年、大正14年の国勢調査時の面積について資料系統の説明を一部修正】
[87462] 2015年 4月 12日(日)12:30:04futsunoおじ さん
北陸新幹線あれこれ
[87457] オーナー グリグリ さん
[87459] k-ace さん
[87460] MasAka さん

越後湯沢駅-上越妙高駅間の新幹線路線の必要性を考えると、
(1) 東京・北陸間が早くなる: 短縮時間が10分程度では工事費用を考えると難しい。もし実現性の議論が始まると減便など不利益を被る長野県の猛反発が予想されます。
(2) 新潟市などと北陸が新幹線で直結され利便性・時間短縮効果がある: これも費用対効果の点で現時点では無理でしょう。将来的には、北陸新幹線が大阪までつながった後に新潟市や東北地方の日本海側との接続の必要性を議論する中で検討される路線候補のひとつということになるのでしょうね。(私は草葉の陰で見守ることにします。)



[87457] オーナー グリグリ さん

ところが、落書き帳では話題になりませんでしたが、先月3月18日、北陸新幹線「幻のルート」構想という話題で、田中元首相の手書きの路線図が発見されたことが報道されました。

話題にしなくて申し訳ありませんでしたが、開通1ヶ月前の2月14日に新潟日報紙で写真と図入りで紹介されていました。(新潟日報の記事はインターネット上にもありますが現在は紙の定期購読者向けのシステムになっており、他地域の人は最新記事の見出し程度しか見られないようになっています。)
図の所有者の父親が、当時(旧)新井市議で陳情団の一員として目白の田中邸(当時通産相)を訪れた際に持ち帰ったもので、「図を持ち帰った父は生前、地元の人たちに紹介しながら北陸新幹線の話題でよく盛り上がっていた。」となっています。

書かれている案はそれぞれが新潟県内外の主要都市を繋ぐもので妥当なものともいえます。ただ立山にトンネルを掘るのは技術的に不可能だと田中は言っていたそうで、北アルプス貫通ルートは早い段階で消えたとみて良いでしょう。結局現在のルートが優先されたことになりますが、長岡駅にあるという幻のホームを思うと複数ルートの実施想定というのも当時の社会情勢を考えるとあったかもしれません。



北陸新幹線関連でもうひとつ。(3月29日の記事からです)
富山県庁と富山市役所では東京出張の際は飛行機を利用するように指示しているそうです。
羽田-富山便を運航する全日空が新幹線より安くなる利用前日まで購入可能な『特割』を発売したためで、「新幹線を利用する場合は理由の記載を求める」といった厳しさです。また4~6月の利用状況によっては減便等が予想されることからプライベートでも飛行機をと呼びかけているとのことです。

推測ですが新潟県西部では富山空港利用者が増えるだろうなと思います。
[87461] 2015年 4月 10日(金)23:23:08【1】hmt さん
地すべり地帯にある松之山温泉
[87457] グリグリさん
この部分、約50km程度

[87460] MasAkaさん
地すべりの多い地帯ですので(中略)、自分ならこういうルートは引かないですね。

この記事で、40年ほど前に新潟県の頸城(くびき)地方に住んでいた頃を思い出しました。
当時の東頸城郡【平成合併後は十日町市と上越市とに分属】には足を踏み入れた記憶がありませんが、このあたりの山が 地すべり地帯であることは、ローカルニュースに接しているだけでも感じていました。

グリグリさんの案によるルートを ほくほく線【北越北線】ルート図 と対比すると、越後湯沢を出て西に進み 信濃川を渡った先の津南町三箇(さんが)迄は 北越南線案と同じです。

三箇には東京電力信濃川水力発電所があります。
飯山市の西大滝ダムで取水された水は長い水路で県境を越え[66799]、この地で位置エネルギーを電力に変えています。

ここから高田の少し南に今回開業した上越妙高駅までを 東西に結ぶ新ルート ということになります。
松代(まつだい)西側の赤い直線部には、[87460]で言及された鍋立山トンネル9130mがあります。
その南に並ぶ新ルートも同じような性質の地山に由来する難工事が予想されるということですね。

松代の南の光間(ひかるま)は、東頸城郡松之山町でした。その南には薬湯で知られる松之山温泉があります。
その温泉水も地質を劣化させる原因ということなのですね。
この町では、半世紀前に 大規模な地すべりが発生し、防災50周年記録誌 『大地と共に生きる』等が作成されています。

参考までに、 アーバンクボタ20号 に掲載されている松之山地すべりの記事もリンクしておきます。
前記『大地と共に生きる』5コマにも図がありますが、地すべり地帯は、町の全域に及ぶことがわかります。
[87460] 2015年 4月 10日(金)01:53:35MasAka さん
北陸新幹線ルート
[87457]グリグリさん
北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

北陸新幹線北アルプス貫通ルートについては、2010年9月に行われた国土交通省の諮問機関である交通政策審議会の陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会で少々ネタになりました。中央新幹線が通る南アルプスに対し、当初北陸新幹線のルートとして検討されていた北アルプスとの施工条件を比較しようというものです。その資料はこちらのリンク先にあります。これによると北アルプス貫通トンネルの延長は約70km、青函トンネル(53.8km)はおろか、現在世界最長(ただし未供用)のゴッタルドベーストンネル(57.1km)よりもさらに長い規模になると想定され、実現不可能とされました。単に延長が長いだけならさほど問題はないのですが、資料6ページ目にあるようにここは土被り(トンネルから地表面までの高さ)が他に類を見ないほど大きいことから膨大な地圧がかかりトンネルが崩壊するおそれが大きいこと、また本坑の工事を円滑に進めるために取り付ける作業坑の設置も困難であることが断念した主な理由と思われます。

ちなみに北陸新幹線開業でいちローカル線となってしまった北越急行ほくほく線ですが、これも実は北陸新幹線の歴史に密接に絡んでいます。もともと整備新幹線計画が行き詰まった際に「スーパー特急方式」(正式名称:新幹線鉄道規格新線。路盤は新幹線規格で作り、狭軌の線路を敷いて200km/h程度の高速運転と在来線との直通運転を両立させる)という暫定整備案が浮上しました。その際、北陸新幹線については石動~金沢間、糸魚川~魚津間のみをこのスーパー特急方式で整備することとなりました。そして、新幹線(スーパー特急規格)が出来たあかつきには、すでに建設が進んでいたこのほくほく線を有効活用することとし、列車がほくほく線を経由して走れるよう当初非電化で計画されていたところを電化に変更して最高160km/h運転ができるよう追加工事を行ったのです。この時点では長野~上越間の新幹線建設は棚上げだったことになります。しかし、スーパー特急方式で着工された区間はその後の政府・与党申し合わせにより結局全てフル規格へと格上げになり、ほくほく線は一度も「新幹線直通」とはなりませんでした。もしかしたら史上初めて新幹線と直通運転する第3セクター路線になったかも知れないのですが……。

あと、ご提案のありました
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
のルート、地形的にほとんどトンネル区間になりそうですが、その場合の問題点として温泉地を多く通るため地質が温泉水で劣化している可能性が高く(しかも高熱なので作業環境も劣悪)、トンネル掘削に伴う温泉水の枯渇も心配です。また、十日町市と上越市の境界付近では難工事で有名なほくほく線鍋立山トンネルと同じ地質を通ることから、ここでも技術的にかなりの困難が予想されます。さらに、地すべりの多い地帯ですので、トンネル坑口位置の選定も慎重さが求められます。自分ならこういうルートは引かないですね。……一応なんちゃって専門家としての意見でした。
[87459] 2015年 4月 9日(木)18:58:47【1】k-ace さん
北陸新幹線
3月下旬に北陸新幹線(東京→金沢)に乗車してきました。
当日は平日にも関わらず午前中のはくたか指定席は満席(春休み期間中でしたが)。東京駅で並んではくたかの自由席に乗車。進行方向左側の窓側席に。今回乗ったW7系のチャイムは山陽新幹線(山陽新幹線・東海道新幹線のJR西日本車)と違って、途中駅も「いい日旅立ち・西へ」の歌い出し部分なのね(E7系は昨年9月に大宮→佐久平で乗車済み)。
自由席で一番空いてたのは飯山~上越妙高間(4~5割ほど?)でした。上越妙高で新潟方面からの特急しらゆき接続便だったので自由席が8~9割まで埋まりました。

[87457]オーナー グリグリさん
この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
人口の少ない区間しか通らない最短ルートの建設計画はないですね。北にほくほく線があるし。更に北の柏崎市を通る信越本線のミニ新幹線計画(ミニ新幹線、フリーゲージトレイン)があり、2006年度~2008年度に調査検討(PDF)が行われ、2010年に検討結果が報告(PDF)されました。それによると、短期的には既存の優等列車等の維持・継続、中長期的には新幹線・在来線直通運転化の実現を図るとされました。

当日は晴天で、車窓は雪化粧した妙高連山、糸魚川駅付近の日本海(反対側だけど)、雪化粧した立山連峰など美しかったです。富山駅新高岡駅と経て、到着した金沢駅W7系を撮影し、中田ヤスタカさん制作の発車メロディーを確認。そして北陸鉄道浅野川線を往復(北陸新幹線の長野~金沢間と北陸鉄道浅野川線は初乗車)。金沢駅に戻り鼓門を撮影(人多すぎて下の方まで撮影できず。ちなみに昨年10月の早朝に撮影した鼓門)。
金沢駅からは特急しらさぎで福井へ。途中、松任~加賀笠間間付近までは新幹線の高架が続き、小松駅付近で雪化粧した白山連峰が綺麗に見えました。福井駅「恐竜広場」恐竜を撮影。その後は普通電車で敦賀へ。敦賀駅では敦賀気比高校の応援がされてました(4月1日に北陸勢初の優勝:[87447]ペーロケさん)。敦賀からは小浜線、舞鶴線、山陰本線を乗り継ぎ鳥取へ。鳥取市で一泊し、生涯経県値が1点増加。翌日は初乗車の因美線に乗り、更に姫新線、伯備線と乗り、備中高梁へ。寝台特急サンライズ出雲が新たに備中高梁駅に停車するようになったようで。伯備線、山陽本線と乗り、岡山駅で廣榮堂の元祖きびだんごを購入。岡山駅から山陽新幹線・東海道新幹線で帰ってきました。

※小浜線、舞鶴線経由にしたのは乗車券一枚でJRの全行程を済ませるため。下記リンクの範囲を更に西へ広げた次第。
漫画で学ぶ「大阪-東京往復ならほぼ同料金で北陸新幹線にも乗れて金沢へも行けるよ」
[87458] 2015年 4月 9日(木)15:55:47hmt さん
「南洋群島」 と 「遠刈田」
戦後70年、戦没者慰霊などを目的とする天皇陛下のパラオ訪問。戦後60年のサイパン訪問に続くものです。

日本がミクロネシアの島々を支配していたのは、第一次大戦から第二次大戦にかけての間でした。
hmtマガジンに収録した「戦前は広かった 日本地理の範囲」 という記事の後半部「53.南洋庁」で、この地域の歴史地理を少し詳しく説明しました。この機会に 再読していただければ幸いです。

この記事を書いた頃には、戦前の日本の行政区分を記した 小川琢治編『市町村大字読方名彙』へのリンクがありませんでした。その後、近代デジタルライブラリーに収録されたことを知ったので、今回の記事にも リンクを付けておきます

「南洋庁」には6支庁が記載されていますが、その本庁所在地は今回ご訪問の目的地パラオ諸島のコロール島でした。激戦地のペリリュー島は「ピリリウ島」と記されています。

話変って宮城県へ。
[87456] グリグリさん
北のパラオから「北原尾」。(中略)宮城県【刈田(かった)郡】蔵王町遠刈田温泉にある地名

いかにも「遠かった」と思わせる地名に惹かれて調べたら、「とおがった」と濁って読むのですね。
蔵王権現(現・刈田嶺神社)への信仰登山を兼ねた湯治場で、「湯刈田」(とうがった)から変化した地名のようです。

こんなところにも、1917年に軽便鉄道ができ、遠刈田停車場が設置されたというのには驚きました。
道路が整備されていなかった時代、参拝・湯治客だけでなく 鉱石運搬を含む大計画があったようですが、33‰勾配の連続など 軽便鉄道には いささか無理 という印象の地形です。
それでも 1921年には東北本線大河原駅からの線路が全通しました(仙南温泉軌道)。

そのうちに遠刈田温泉までの県道も整備され、バスが直接乗り入れるようになると、衰退した軌道線は 1937年廃止。

【北原尾には】集落というほどの場所は確認できませんでしたが、牧草地なども散見される長閑な場所です。

地理院地図 をリンクしておきます。家畜小屋や鶏小屋などもあるのでしょうが、思いの外多くの建物が散らばっています。
北に4kmほど行くと遠刈田温泉、南に行けば白石市です。

毎日新聞2015/4/7 によると、1946年3月と5月にパラオからの引き揚げ者29戸が定着し、手作業で開拓した焼き畑で 大豆・小麦を栽培。電灯が点いたのが1952年。
その後の冷害を経て酪農への転換を図り、「酪農の北原尾」では養鶏も順調に拡大し、ようやく生活が安定しました。
2001年には「北原尾のゆかり」を知ったレメンゲサウ・現パラオ大統領が訪問されたそうです。
[87457] 2015年 4月 9日(木)12:04:21【1】オーナー グリグリ
北陸新幹線最短ルート案
3月中に北陸新幹線乗車を果たす予定と書いていましたが、未だ叶わず。12日(日)に金沢とんぼ返り往復を計画しています。

ところで、北陸新幹線を含む新幹線路線図を眺めていると、越後湯沢駅と上越妙高駅を結ぶ路線(ほくほく線より全体に少し南側)を建設すれば、長野経由よりも東京-金沢間の距離が短縮されますね。

北陸新幹線は長野経由が当初から計画の前提だったこともあり、北アルプスを貫通する最短ルートと現在の上越市経由ルートが当初からの検討対象であったと記憶しています。

ところが、落書き帳では話題になりませんでしたが、先月3月18日、北陸新幹線「幻のルート」構想という話題で、田中元首相の手書きの路線図が発見されたことが報道されました。
○中日新聞(手書き路線図の写真)
○茨城新聞(詳しい経緯説明)
手書きの路線図には、北アルプス貫通ルート、現在のルート、ほくほく線ルート、長岡・柏崎ルートの4つのルート案がざっくり描かれています。長野通過を前提にすると北アルプス貫通ルートが最短ですが、長大トンネルの建設が困難ということから現在のルートになりました。長野通過を前提にしなければ、ほくほく線ルートもしくはこれをもう少し南側にずらしたルートが、実際的な最短ルートになるように思います。

現行ルートでは、北陸地方と長野の利便性向上という経済効果が注目されていますが、この最短ルートは、東京への時間短縮の効果もありますが、それよりも北陸地方と新潟市方面の利便性向上という効果も高いように感じます。将来、北陸新幹線が大阪まで開通した際には、関西方面から新潟方面への利便性という点からも注目してよいのではないでしょうか。

この部分、約50km程度ですが、将来建設する計画が出てこないですかね。
[87456] 2015年 4月 9日(木)00:12:42オーナー グリグリ
北原尾
今日のニュースに出てきた地名です。戦後、パラオから引き揚げてきた住民が移り住んだ場所です。北のパラオから「北原尾」。落書き帳でも過去には話題になっていないようです。宮城県蔵王町遠刈田温泉にある地名ですが、ストリートビューからは集落というほどの場所は確認できませんでしたが、牧草地なども散見される長閑な場所です。
[87455] 2015年 4月 6日(月)22:34:38【3】hmt さん
畿内と越前とを結ぶルート
[87452] 伊豆之国さん
畿内と越前とを結ぶルートの境界に設けられた「愛発関」(あらちのせき)。
古代三関の一つとして名前だけは知っていましたが、歴史に記録された具体的な役割については知りませんでした。

この「愛発関」が絡んだ奈良時代の大事件「恵美押勝の乱」の顛末

橘諸兄[64972]を排除して政権を握ったのは藤原南家の仲麻呂。とは言っても、極盛期だった天皇の権力によって奈良の大仏が作られた時代のことです。真の権力者は聖武天皇の一人娘・孝謙女帝でした。藤原仲麻呂は 女帝の最初の愛人になって 権力を委ねられ、恵美押勝という名も得たのです。
押勝は女帝の下で唐の文化を手本に 一時は国政を思いのままに操りました。しかし、やがて強力なライバルが出現。
それが 病勝ちの孝謙上皇と親しい関係になった 弓削道鏡でした。
恵美押勝は傀儡の淳仁天皇を通じて上皇に諫言したが怒りを買い、対立する結果になりました。
そして権力回復を図るも先手を打たれて敗退。
越前国守の息子と共に再起を図ろうとした内乱の拡大を防止したのが 愛発関だったのですね。福井県文書館

戦国時代に柴田勝家によって開かれたと伝えられる北国街道

柴田勝家の本拠地・北ノ庄。現在の地名は福井[64833]です。
この地と信長の安土城とを北から南へと最短距離で結ぶルートは、越前と近江の国境を「栃の木峠」で越える 北国街道 でした。
♪今庄朝立ち、木の本泊まり、中の河内で昼弁当♪ と歌われた近世のメインルートです。

鉄道の時代になってからは、海運・陸運の連絡輸送拠点である「敦賀」経由がメインルートになり、栃の木峠越えは寂れました。
「栃の木峠越え」という言葉は、「畿内から越前へ」を意味する言葉として使われる機会はなくなっているのでしょうか?

敦賀経由で「栃の木峠越え」から離れた鉄道ルートですが、木之本以北も柳ヶ瀬トンネル【注】の手前までは北国街道沿いでした。
【注】
1352mの柳ヶ瀬トンネルは、1884年開業時には わが国で最長の鉄道トンネルでした。これも近江越前国境です。
ところが断面が小さく急勾配のトンネルは、1928年に延べ5人の乗務員が窒息死する事故を起しました。

事故対策は、余呉から西に折れ 近江塩津経由 深坂トンネル 5170m で近江越前国境=滋賀福井県境を越える新線です。
この北陸本線新線は 戦争等の影響で遅れたものの、1957年に開業しました。同時に北陸本線の交流電化が始まりました。
このルートで福井県に入るのを「疋田超え」[87447]と言うのは、最初の駅が新疋田だからでしょうか?
でも「疋田」は峠道の名ではなく、偶々旧線の駅名に使われていた集落の名ではないでしょうか。
新線のトンネル名に使われている「深坂」は 峠や山の名 です。このルートの呼び名は「深坂越え」の方が適切と思われます。

旧北陸本線は当面柳ヶ瀬線として残されましたが、1964年の複線化を機会に廃止されました。

以上、古代北陸道の「愛発越え」、近世の北国街道「栃の木峠越え」、鉄道時代初期の「柳ヶ瀬越え」、戦後電化時代の「深坂越え」(疋田越え?)という移り変わりを概観しました。
いずれも越前・近江国境ですが、福井県・滋賀県の県境という枠に広げれば、若狭・近江県境の「鯖街道」など、別の視点のルートも加わると思います。

そして、やがては北陸新幹線が大阪まで全通する時代に。
敦賀から先のルートは未定のようです。丹波から若狭に通じる新たな「○○越え」が登場するのでしょうか。 参考
[87454] 2015年 4月 6日(月)14:21:35白桃 さん
京都市って、へそまがりどすナ
[87441]で少々触れましたが、“勅命”を受けて2001年からの全市区町村の推計人口(10月1日現在)を整理しておりますんで、ここ一週間ばかりは、飲むもの?も(多少)控えて頑張っております。
毎年10月1日現在の推計人口を記録しているにもかかわらず、なぜ、このような苦戦を強いられているかと申しますと、ひとつは、各都道府県内の市町村を人口順にならべているものを、出来る限り自治体コード順に並べようとしていることに起因するのですが、それ以上に厄介なことは、国勢調査の確報が出ますと、過去4年間に発表した推計人口を遡及改定する都府県があり、そうなると、遡及改定前の推計人口しか記録していない私は、2001~2004、2006~2009の推計人口を改めて入力しなければならないからです。
国勢調査確定人口を基にする「推計人口」ですから、国勢調査の確報が出るごとに過去に発表した推計人口を遡及改定するのが本当なんでしょう。でも、“推計”はあくまでも“推計”ですから、そこまでしなくても・・・いいや、そんな文句は決して言いません。
ただ、せっかく遡及改定したのに、各自治体の人口を積み上げた数が全体の人口と一致しない東京都(これは、噴火によって2000年国勢調査人口が0となった三宅村が原因か?)や、田原市成立前だのに、田原町と赤羽根町の人口がひっくるめられている愛知県、と次々に難問にぶちあたります。
と言いつつも、やっと京都府までやってきました。京都府も遡及改定しているのですが、纏まった表があり、そのままコピーして楽勝!!!と思ったのですが、アレレ、西京区の人口が急に増えている???
原因は自治体コード順になっていた区の並びが2006年から変更されていたからです。京都市の区のコード順は北区から始まり最後が西京区なのですが、京都府から発表される推計人口表では最後が伏見区となっているのです。
このことを京都府に問い合わせたところ、別に深い理由はなく、京都市から報告されてくるのがそういう順番になっているからだと・・・
明治のご維新以来、京都は中央政府というか東京に対して“反抗的”と言われているようですが、まさに面目躍如?
こんな、どうでもよいことを長々と書いているぐらいなら、次の大阪府にとりかかりましょう、って何方かに叱られそう^j^)~~
[87453] 2015年 4月 6日(月)07:58:54ピーくん さん
呉市の移行日
広島県呉市の中核市移行時期は2016年4月です。3月29日付の中国新聞に掲載されていました。特例市来月1日廃止の見出しで記事がありました。全国特例市市長会の昨年6月のアンケートで、施行時特例市のうち中核市移行に向けて作業中と調査中が16市、未定や希望しないが24市でした。自治体ごとの対応は書かれていません。どこか資料があればご教示ください。越谷市が移行したので15市が検討中のようです。
新潟県上越市の村山秀幸市長は平成26年6月議会の一般質問でなお、中核市に移行しなかった場合におきましても、特例市として移譲された権限は維持されるとのことでございますので、現状の市政や市民サービスへの影響は大きなものは生じないというふうに考えているところでございます。
 これらを勘案いたしますと、現時点におきましては、中核市への移行によって新たに生ずる行財政上の負担の増加を上回るだけの効果を得ることは難しいのではないかという認識を持っているところであります。引き続き国や他市の動向を見きわめながら検討を続けてまいりたいと考えているところでございます。
と答弁していています。会議録より
詳細

呉市は昨年12月2日に県知事に中核市移行協力要請
詳細

オーナーグリグリさま
[87363][87362]の情報も合せてお時間のある時に更新くださいませ。
[87452] 2015年 4月 5日(日)22:33:31伊豆之国 さん
愛発越え
選抜高校野球は、福井県の敦賀気比高校が北陸勢として初めての全国制覇を果たしましたが、
[87447] ペーロケ さん
疋田超え
現在の敦賀市疋田付近と思われる場所に、今から1300年近く前の奈良時代、「愛発(あらち)関」という関所が設けられていました。この「越前国愛発関」は、伊勢国の「鈴鹿」、美濃国の「不破」と共に当時の「三関」の一つに数えられ、畿内から北陸方面へ向かう街道の防御上の重要地点として機能されていました。しかし、平安時代の初めに他の2ヶ所と共に廃止され、その後再び「三関」が復活した際には、「愛発」に代わって、平安京のすぐ近くに「逢坂関」が設けられることになり、「愛発関」はその後復活することなく消えて行きました([14561] まがみ さん)。「鈴鹿関」と「不破関」は、関所がなくなってからもそれぞれ「関(町)」「関ケ原」の地名を残し、また後世には東海道、中山道の重要な通過点として機能していたのに対し、「愛発関」の記憶は時とともに忘却の彼方に去って行き、かつて関所があった場所も今でははっきりわからなくなっているようなのです。明治22年の町村制施行で、疋田など12村の合併によって愛発村が発足するのですが、統合前の村名に「愛発」というのはなく、おそらく江戸後期までには「愛発」の地名は既に消失していたような気がします。その愛発村も、昭和30年に敦賀市に編入されてその名が消え、現在は市内の町名・大字としても残っていないようです。

さて、この「愛発関」にまつわる話として、渡辺久雄氏著「忘れられた日本史」(昭和45年初版、[72732])の中で、「関所と間道」という一節で取り上げられています。この記事では、この「愛発関」が絡んだ奈良時代の大事件「恵美押勝の乱」の顛末と、当時の近江・越前国境を挟む地域の交通路と地形の関係、それに直接「愛発関」とは関係ないものの、やはり近江から越前へと落ち延びて行った源義経と新田義貞の脱走ルートと、後世の「北国街道」との関係などが書かれており、最後の部分では「愛発関はどこにあったのか」という考察と実地踏査のことが書かれていました。
この本によると、奈良時代頃には、畿内と北陸を結ぶ幹線ルートとして、大津からほぼ現在の国道161号線に沿うルートで、旧マキノ町から県境を越え、疋田を経て敦賀に向かう「西近江路」がメインとされ、陸路よりも、むしろ大津から船で琵琶湖を縦断して海津(旧マキノ町)で再び上陸するほうが多用されたこと、「愛発関」を突破して越前に逃れようとした押勝が朝廷軍の防戦にあって退却を余儀なくされ、結局湖上と陸路とを右往左往した末に捕らえられて最期を遂げたことが書かれており、また「義経と義貞の脱走ルート」に関係する部分では、江戸時代の1815(文化12)年に書かれた「越前国名蹟考」という本に記されていた地図に示されていた、当時の主要街道や「裏街道」など、必要な箇所を写した地図が出ており、現在北陸トンネルが貫通している「木の芽峠」越えの道と、戦国時代に柴田勝家によって開かれたと伝えられる北国街道、それ以前に「西近江路」に次ぐ正規の街道として存在したといわれる塩津街道、やはり北国街道前からあったといわれる高時川沿いの大回りルート(現在の滋賀県道285号に相当)などと、さらにこれらの道筋がいずれも断層に沿った構造谷に沿っており、こうした地形を利用して道が開かれたのではないかとの推測も書かれていました。
最後にある「愛発関の位置の推測」では、当時運行されていた、海津方面から県境越えのバスに乗って、近江・越前の境界線上にある、その名も「国境(くにざかい)」という場所でバスを降りて敦賀方面へと、「西近江路」に当たる国道161号線を下って歩いたときの「道中記」が書かれ、「国境から疋田の間までは、両側に山が迫って関所を置くのに適した土地が見当たらず、結局「西近江路」と、現在の国道8号のルートに当たる「塩津街道」、それに後の「北国街道」から「椿坂峠」の手前で分かれて西へ向かう道が落ち合う、現在の「疋田」付近こそが「愛発関」が置かれた場所にふさわしい、と締めくくっています。
現在の疋田地区には、「愛発公民館」が建っています。

…落書き帳の過去記事から「愛発」を検索すると、8件ありました。しかし、そのうち7件までが2003(平成15)年までの古い書き込みであり、しかも「愛発関」そのものや、関所を越える街道について具体的に書かれた記事は見つからないようでした。最新である[85668] (白桃 さん)の書き込みも、「麻雀地名」ネタとして取り上げられているだけでした。

「近江・越前国境を越える交通路」というと、北陸本線のルートと、その変遷について書かれた過去ログのほうは、いくつか見つかりました。福井県の旧越前国内で「嶺北」と「嶺南」とを分ける「木の芽峠越え」の箇所は、昭和37年の北陸トンネル開通により、それまでの山越えルートより距離・勾配ともに大きく緩和されたのですが([61344] hmt さん)、滋賀・福井県境を越える箇所、木之本(駅名は「木ノ本」)~敦賀間のルートも、それと相前後して付け替えられ、昭和41年までに現在の線形が完成しています([49460] Issie さん)。旧ルートである「柳ヶ瀬越え」の区間は、木ノ本から椿坂峠の手前までは北国街道(現在の国道365号線)に沿い、旧余呉町内の「椿坂峠」の手前で北国街道と分かれ、県境を「柳ヶ瀬トンネル」で抜けて敦賀市域に入り、疋田の先で現在のルートに合流していたのですが、急勾配が連続する山岳路線で、当時のSL列車も峠越えの急坂に難渋し、特に「柳ヶ瀬トンネル」はその中も急な上り坂になっていて、列車がしばしば立ち往生し、機関士が「失神」して窒息死するといった事故も起こり、「魔の路線」として名高かったそうです。そのため、早くから路線付け替えの計画もあったようですが、実現したのは戦後になってからで、その経過は[49460]にある通りでした。旧ルートが路線切り替えと同時に廃線となった北陸トンネルの前後と違って、「柳ヶ瀬越え」のほうは旧線もしばらく残されていたのですが、当初は単線で開業した新ルートが、登り坂になっている上り線をループ線による別線複線化の工事により、旧線は複線化の完成前の昭和39年までに全廃となっています。路線跡は国鉄バスの専用道路となり、柳ヶ瀬トンネルもバス道路として使われていたのですが、それも現在では県境越えの区間は廃止され([48920] むっくん さん)、残った部分はそれぞれコミュニティバスが細々と運行されているという状況になっているようです。敦賀から上り線に乗ると、ループ線から見える敦賀湾の水面が、周囲の状況をよく知らない乗客からは、一瞬「もう琵琶湖が見えるのか」と錯覚させるように見えるのは、ちょっとした話題になっていました([84479],[84485] 白桃 さん、[84484] NTJ会長 さん)。

…先日、青函トンネルの中で列車の床下から煙が発生し、乗客全員が近くの「竜飛海底」駅(既に駅としては廃業)まで歩き、そこから隣接する「青函トンネル記念館」の地中ケーブルカーを使って地上に避難した、という事故がありました。これを聞いてとっさに思い出したのが、昭和47年に北陸トンネルの中で起きた列車火災。食堂車から火が出て、多数の死者が出た大惨事でした。この事故がきっかけとなって、食堂車が国鉄~JRから次々と消えて行ったのはよく知られているのですが、ついにJRの定期列車から絶滅してしまった「ブルートレイン」の衰退も、あるいはこの「北陸トンネル事故」がその遠因の一つとなったようにも思えるような気がするのですが…。
[87451] 2015年 4月 5日(日)10:41:51【2】デスクトップ鉄 さん
領主の在位期間
[87441] 白桃 さん
戦国市盗り合戦で20期連続で領主を務めると、永世永代永久の「名誉領主」と認定され、オーナーからその地の名産品が贈られるという話を聞きました。
「4月1日」の投稿に今頃まともに反応するのもナンですが、「20期連続」というのはハードルが低すぎると思います。[87438]で40期連続領主が交代していない市が9市あると書きましたが、YSKさんの石岡市と太田市が漏れていて、11市になりました。39期連続も、紋別市(般若堂そんぴん)、本庄市(烏川碧碧)、館山市(烏川碧碧)、袖ケ浦市(いっちゃん)、御前崎市(般若堂そんぴん)、知多市(BANDALGOM)、大津市(千本桜)、泉佐野市(今川焼)、豊岡市(今川焼)、竹田市(じゃごたろ)、石垣市(M.K.)と11市です。また一人の領主しか領国としていない現存市は、上記の22市を含めて186市あります(ほかに消滅市が大曲市、原町市、岩井市など14市)。
やはり名誉領主は「40期以上」くらいにしないと、安売りになるでしょう。なお、名誉本因坊や名誉棋聖にならって「現役で60歳以上に達したときまたは引退時に」名乗れる称号とすると、現時点では多くが名誉領主候補の地位にとどまります。
一方、もっとも頻繁に領主が交代した市は、徳川将軍と並ぶ15代の鹿嶋市です。第2位は12代で、登米市、栗原市、富岡市、妙高市、藤井寺市、田辺市、新宮市、伊万里市、水俣市の9市です。

過去40回に領主が存在した市は延べ2,798市あり、これに在位期間を乗じると23,555市・期となり、平均在位期間は8.4期です。在位期間が500市・期以上の領主は、次の13名です。
解答者市・期平均在位期間現領国維持率
いっちゃん137811811.7 3126.3%
白桃13389613.9 4647.9%
EMM11167814.3 4659.0%
今川焼10209810.4 2121.4%
なると金時8601038.3 2423.3%
ぺとぺと8047810.3 3848.7%
がっくん7616212.3 3048.4%
かぱぷう6015311.3 2852.8%
885464911.1 1938.8%
KK544757.3 1418.7%
桜トンネル526648.2 4062.5%
くは505657.8 2335.4%
k-ace501717.1 3042.3%
総計2355527988.4
多くの市を解答する分散派が、一度でも獲得した領国が多いことがわかります。平均在位期間と領国維持率(第40回終了時の領国数と、過去領主となったことがある領国数の比率)は、集中派が高く、分散派が低いという結果が出ました。
分散派の指標である、一度でも獲得した領国数も、何らかの表彰対象とすべきでしょう。
[87450] 2015年 4月 4日(土)15:39:55【1】hmt さん
国土面積統計の変遷 (18)戦後の埋立による 都道府県面積順位レースの展開
2015/3/6に国土地理院から発表された平成26年面積調は 計測方法と基礎となる地図の変更を伴うものであり、面積データの変化は全国の自治体に及ぶものでした。
集計方法でも四捨五入の処理法が変り、当サイトの面積データ更新プログラム見直しが必要になったとのことです[87424]

このように面積調の前提条件が変っているので、平成26年と前年との数値を比較することは、それ自体に疑問があります。国土地理院の発表が対比形式を避けた理由も その点にあると思いますが、おおまかな要因を知る目的で、都道府県面積の差を計算しました。その結果、北海道(-33.26km2)、長崎県(+26.44km2)など 10道府県で 3km2以上という大きな差がありました[87373]
最大の差があった北海道(-33.26km2)は、観測衛星を用いて改測された北方領土面積が主要因子であるという予想を裏付けるものでした。長崎県の大幅な増加は予想外でしたが、諫早湾干拓の調整池を国土に編入した結果として解釈することができました[87437]

今回の面積調は、都道府県や市区町村の面積に関して、久しぶりに多くの「数値変動」をもたらすものでした。[87435][87436]

しかし 都道府県ランキング の中でも「面積順位」に限れば、その変動はありません。
諫早湾埋立をした37位長崎県は 21世紀になってから 40km2も面積を増して 36位徳島県との差をかなり詰めましたが 順位逆転には至りませんでした。
平成16年(2004)面積調で愛知県と千葉県の順位が入れ替わって以来、「都道府県面積順位」は10年間不変のままです。

実は過去に遡ると都道府県面積順位でも かなり変動があります。その変動要因を解析できたら面白いと思いました。
手始めは面積の数値集め。近年の数値だけなら国土地理院の面積調が定番ですが、境界未定地について「参考値」の初出は平成16年(2004)なので[67271]、10年ほどしか遡れません。

今回の目的に最も適していたのは、統計局の 長期統計でした。目次の第1章に国土・気象 があり、1-11表で都道府県別面積のエクセルファイルをダウンロードできます。原資料名「国勢調査」とあるように、大正9年以来・原則5年間隔のデータです。

もっと古い時代の資料は統計年鑑があり、府県別面積については明治16年まで遡れます[87405]
しかし、ベースになる5万分の1地形図を 全国的に利用できる前の時代の面積データは、伊能図との二本立て記載など[87405] まだ旧時代を引きずっていた跡が窺われます。

今回の調査では、面積データとしてはkm2単位・5年間隔で揃っている長期統計1-11表を使うことにしました。
面積自体はこれでOKですが、変動要因を考察する資料は なかなか探しにくく、福井県面積の謎など全く解けていません。
とりあえず、判り易い埋立面積が影響したと思われる都道府県面積順位レースの展開を眺めます。

愛知県と千葉県だけについて言えば、元々面積が近く(5000km2余)、戦後盛んに埋立地が作られたという共通点があります。
hmtの頭の中の地図で距離や面積を比較する「物差し」になっている千葉県の面積[76231]
千葉港のあゆみ で見るように、戦後に発足した東京湾岸の整備によって千葉県の面積は 1960年からの20年間で108km2も増加し、5100km2を越えました。
千葉県の急ピッチな拡大は、面積順位レースでも同期間に73km2増えた愛知県を追い越し、1975年に27位を獲得。しかし、1990年以降は 愛知県が面積増加を続けたのに 千葉県の伸びは止り、前記のように愛知県が再逆転しています。

都道府県面積順位レースでよく知られているのは、最下位が大阪府から香川県に変った事実です。
“最小面積は大阪府” という かつての常識が覆されたのが、1988年【26年前の面積リセット】を含む5年の間でした。
1950年からの40年間で大阪府の面積増69.2km2。香川県も1945年からの40年間に23.4km2面積増と意外に健闘。
しかし[68680]で記したように、1985-1990の5年間に7km2も減少していたのですね。
やはり、埋立面積で大阪府に差を付けられただけでなく、陸海の境界が満潮界に改められ、入浜式塩田(の跡地)などが「海」になった影響があるようです。

同じく1950年からの40年間で比較すると、戦前に民間事業として開始された児島湾干拓[67436]が 戦後の国営事業として引き継がれた岡山県が+52km2で、ほぼ増減のなかった高知県を抜いて17位を獲得しました。これも1990年。

元々の面積が近かったため、埋立面積の差で順位逆転したペアをもう1組。
山口県は1960年からの50年間で+40.85 km2、茨城県は+7.8km2。23位をかけた順位逆転は1975年でした。
[87449] 2015年 4月 3日(金)18:47:54【1】YT さん
正規分布とのズレについて
[87448] オーナー グリグリさん
都道府県別の面積の丸め誤差をまとめて頂きありがとうございます。

以上の結果によると、全国の合計値の誤差(n=1921)が、0.25km2 となっていますが、[87439]における誤差(n=2000)の平均値 0.10km2 から大きく外れています。どこかに落とし穴があるのでしょうかねぇ。


|m| = a√{n/(6π)} = 0.1009... ≒ 0.10 km2 (n = 1921, a = 0.01)

は、蓄積された丸め誤差の平均(期待値)の絶対値です。蓄積された丸め誤差の標準偏差自体は

σ = a√(n/12) = 0.1265... ≒ 0.13 km2 (n = 1921, a = 0.01)

です。連続一様分布(アーウィン・ホール分布)に関しては、英語版のwikipediaに分かりやすい図と式がありました。を見ればわかるように、n ~ 8ぐらいで十分正規分布近似が可能となります。また説明にはvariance (分散, σ^2) = n/12 とありますが、この場合0から1までの連続一様分布を足した場合の分散であり、0~1とは限らない範囲0 ~ a(n回足せば、0 ~ naの範囲となる)であれば、分散σ^2 = a^2*n/12となり、標準偏差σは分散σ^2の平方根となるσ = a√(n/12)と表現されることになります。

全国の市区町村等別面積の合計と全国の面積との差である+0.25 km2は、一応±2σの範囲に収まり(正確には+0.245~+0.255の範囲を考慮すると、1.936σ~2.015σとなりますが)、受験でおなじみの偏差値であらわすのなら、偏差値69.8に相当する(正確には偏差値69.36~70.15の範囲)ので、多少丸め誤差の蓄積が予想よりも多めですが、一応許容範囲ではあると思われます。

[87439]のモデル表で言えば、丸め誤差が全く生じない確率(±0.005以下)は3%に過ぎない。
しかしながら生じる丸め誤差で一番確率が高いのは、±0.01 km2で、約6%の確率。
±0.10 km2の誤差が生じる確率は約5%程度だが、±0.10 km2以内に誤差が収まる確率は58%。±0.10 km2よりも誤差が大きくなる可能性は42%。
±0.25 km2の誤差が生じる確率はわずか1%だが、±0.25km2よりも誤差が大きく出る確率も、まだ5%あるという感じです。

都道府県別の[87448]のデータを使って、それぞれの実際の丸め誤差を、標本数から予測される標準偏差で割り、ズレを計算してみると:

ズレ都道府数割合(%)正規分布から期待される割合(%)
±3σ以上00.00.3
±2~3σ714.94.3
±1~2σ1123.427.2
±1σ以内2961.768.3

2σから3σまでずれる県が7県と、若干多いようです。ただし±3σ以上ずれている県はありません。具体的には以下の7県です。

都道府県誤差m, km2標本数n予測される標準偏差σ, km2ズレ
群馬県+0.05350.0171+2.93σ
富山県+0.03150.0112+2.68σ
佐賀県+0.03200.0129+2.32σ
新潟県-0.04370.0176-2.28σ
沖縄県+0.04420.0187+2.14σ
鹿児島県-0.04450.0194-2.07σ
埼玉県+0.05720.0245+2.04σ

こうやって並べてみると、確かに群馬県の誤差は大きいと言えます。また二番目の富山県などは、市町村数がたった15なのに、+0.03 km2も誤差が出ています。これらはありえないほど大きい誤差が出ていると言うほどではないが、やはり何かしら恣意的な原因もあるという可能性も否定できませんし、これだけのデータだけでは何とも言えません。あるいは四捨五入の際に、切り捨てというプロセスが混入してしまっている可能性もあるかもしれません。

群馬県・埼玉県については、[87423]でhmt さんが、m2単位のデータがあったことを指摘されていますが、もしかしたら具体的にどの辺が四捨五入の処理で問題になっているのか、あるいは単なる偶然なのか指摘できるかもしれません。

【±3σ以上の正規分布における割合を0.3%に修正、その他文章の一部を修正】
[87448] 2015年 4月 3日(金)16:11:47【3】オーナー グリグリ
Re:四捨五入に伴う面積の合計の丸め誤差についての統計学的考察
[87439] YTさん
最近面積の改訂の話題が出ているので、久々に投稿します。
YTさん、お久しぶりです。人口関係の変遷情報の更新作業が滞っておりご迷惑をお掛けしています。

そこで改めて四捨五入に伴う面積の合計の丸め誤差について見積もり直してみました。
面積合計値の誤差についての統計学的考察をありがとうございます。
一応高校卒業レベルの微積・確率統計の知識で理解できる内容だと思います。
と言われても、私の固くなった頭では数式を追いかけるのも一苦労ですが、^^;
以上をまとめると、小数点以下第三位で四捨五入した面積を約2000ほど足した場合、真の値との間に0.01 km2の誤差すら生じない確率はほとんどありえない(約3%程度)が、実際のズレは平均すると±0.10 km2程度ということになります。
と最後にまとめていただいたので助かりました。

せっかく考察していただいたので、実際の面積調のデータについて検証してみました。全国および都道府県ごとの面積調の計測値と全国および都道府県に含まれる自治体面積の単純合計値との誤差を一覧にしてみました。

#都道府県面積調面積単純合計値誤差測定個数(n)政令市所属未定地
0全国377,972.28377,972.530.2519212079019874518919
1北海道83,424.2283,424.230.0119613510129212
2青森県9,645.409,645.430.034010228
3岩手県15,275.0115,275.010.003314154
4宮城県7,282.147,282.140.00391135211
5秋田県11,637.5411,637.560.022613931
6山形県9,323.159,323.14-0.013513193
7福島県13,783.7513,783.74-0.0159133115
8茨城県6,096.936,096.930.004432102
9栃木県6,408.096,408.110.02251411
10群馬県6,362.286,362.330.053512158
11埼玉県3,797.753,797.800.057214010221
12千葉県5,157.645,157.62-0.026013761611
13東京都2,190.902,190.89-0.01692623587
14神奈川県2,415.812,415.810.005831928131
15新潟県12,584.1012,584.06-0.0437120864
16富山県4,247.614,247.640.03151041
17石川県4,186.154,186.150.0019118
18福井県4,190.434,190.430.001798
19山梨県4,464.994,464.990.002813861
20長野県13,561.5613,561.600.0477192335
21岐阜県10,621.2910,621.320.034221192
22静岡県7,778.707,778.69-0.01432231012
23愛知県5,172.405,172.410.0170138161421
24三重県5,774.395,774.38-0.01291415
25滋賀県4,017.384,017.390.0119136
26京都府4,612.204,612.19-0.013611511101
27大阪府1,904.991,905.030.04722333191
28兵庫県8,400.908,400.920.0249129912
29奈良県3,690.943,690.91-0.0339121512
30和歌山県4,724.684,724.680.003192011
31鳥取県3,507.053,507.050.00194141
32島根県6,708.236,708.230.00198101
33岡山県7,114.627,114.650.033111541021
34広島県8,479.388,479.37-0.013011489
35山口県6,112.306,112.320.0219136
36徳島県4,146.934,146.92-0.01248151
37香川県1,876.731,876.750.021789
38愛媛県5,676.105,676.100.0020119
39高知県7,103.917,103.90-0.013411176
40福岡県4,986.404,986.400.0073228143021
41佐賀県2,440.642,440.670.03201010
42長崎県4,132.324,132.30-0.0221138
43熊本県7,409.327,409.330.01491145238
44大分県6,340.616,340.60-0.01181431
45宮崎県7,735.317,735.310.00269143
46鹿児島県9,188.109,188.06-0.0445192042
47沖縄県2,281.002,281.040.04421111191

※測定個数(n)=市区町村数-政令市の数+所属未定地の数

測定個数(n)は国土地理院で実際に計測したと考えられる区域の個数であり、上記の式、すなわち、市区町村数の合計値から、政令市の面積は政令区の面積の合計値と考えられますので政令市の数を減算し、さらに、どの市区町村にも含まれない所属未定地の数を加算して算出しました。なお、北海道の村には北方地域の6村も含まれています。

以上の結果によると、全国の合計値の誤差(n=1921)が、0.25km2 となっていますが、[87439]における誤差(n=2000)の平均値 0.10km2 から大きく外れています。どこかに落とし穴があるのでしょうかねぇ。

なお、具体的な所属未定地は次の通りです。

#都道府県個数所属未定地
1北海道2然別湖, 風連湖
5秋田県1八郎潟調整池の一部
12千葉県1市川市・船橋市境界地先の土地
13東京都7荒川河口部, 中央防波堤内側埋立地(中潮橋北側), 中央防波堤外側廃棄物処理場(中潮橋南側),
鳥島, ベヨネース列岩, 須美寿島, 孀婦岩
19山梨県1本栖湖
23愛知県1名古屋港口埋立地
30和歌山県1鰹島
33岡山県1児島湖
40福岡県1羽島
46鹿児島県2鷹島(甑島南方), 津倉瀬(宇治群島北東方)
47沖縄県1うるま市・金武町境界部地先の埋立地
[87447] 2015年 4月 2日(木)12:39:25ペーロケ さん
疋田超え
[86324]で書いた疋田超え、なんと今春、敦賀気比が見事全国制覇達成。おめでとうございます。

それにしても、特筆すべきは背番号17の松本君、準決勝の優勝候補相手に2打席連続満塁ホームランとはすごい試合でした。
[87446] 2015年 4月 1日(水)21:10:39山野 さん
無題
[87445]グリグリさん
施行時特例市
…あ、そうでした。見落としてましたこの1点。
名称変更した上で、頁存続ですね。妙な質問してしまい失礼しました。
[87445] 2015年 4月 1日(水)20:46:05オーナー グリグリ
施行時特例市
[87444] 山野さん
グリグリさんへ
特例市制度が廃止され、中核市へ統合となった訳ですが、
当サイトのコンテンツの一部である特例市の一覧の頁は今後如何されるんですか?
当面の間は「中核市予定候補一覧」と改題した上で残すのか、閉鎖するのか。
現在の特例市は「施行時特例市」として存続しますし、すでにこれまでの特例市市長会のページも「全国施行時特例市市長会」としてリニューアルしていますので、当サイトの「特例市の一覧」ページも「施行時特例市の一覧」に変更したいと思います。
[87444] 2015年 4月 1日(水)18:41:41山野 さん
「特例市」廃止
グリグリさんへ
特例市制度が廃止され、中核市へ統合となった訳ですが、
当サイトのコンテンツの一部である特例市の一覧の頁は今後如何されるんですか?
当面の間は「中核市予定候補一覧」と改題した上で残すのか、閉鎖するのか。
[87443] 2015年 4月 1日(水)17:56:11般若堂そんぴん さん
「蔵王山」の読み方
[87440] 中,気象庁によって「蔵王山」の読みが「ざおうさん」から「ざおうざん」に変えられてしまっていること,および宮城県では「山」をつけずに「蔵王」と呼ぶらしいこと,以上二点については事実です.
正直なところ,NHKのニュースで「ざおうざん」と聞くたびに嫌な気持ちになってしまいます.

以上,3月32日の後始末でした.

なお,白桃さんから頂いた「米沢市営地下鉄1日フリー切符」は脳内で堪能いたしました.
[87442] 2015年 4月 1日(水)12:14:56オーナー グリグリ
越谷市が特例市から中核市に、八王子市が中核市に
本日、約1年ぶりの変遷情報更新です。越谷市の特例市から中核市への移行、および、八王子市の中核市への移行に関連して、市区町村変遷情報市の変遷中核市一覧などを更新しました。他にも、47都道府県のデータの埼玉県のデータ東京都のデータ、ランキングデータの指定都市ランキングなども更新しています。もちろん、データベースそのものも更新しています。

久しぶりの変遷情報更新だったため、更新手順がおぼつかなく、更新漏れなどありましたらご指摘ください。実は、昨年4月1日の佐賀市特例市指定に関連して、佐賀県のデータのメニューに「全国の特例市ランキングにおける佐賀県の特例市の順位」を追加し忘れていたのを1年後の今日、発見してしまいました。
[87441] 2015年 4月 1日(水)06:23:57【1】白桃 さん
名誉領主
先日、岡山時代の地理?仲間たちと旧交を温めていたときのこと。
友人から渡された○○○大学教授という肩書きの名刺を見た別の友人が、
「○○○って福岡県だっけ?」っていうタマゲタ質問をしました。
(仮にも地理学研究室に居たその友人の名誉のために、○○○は明かせませんが、福岡県人口第3位の都市で、東○○○も併せて○○○は、かぱぷうさんの「領地」であります。)
私はといえば、その名刺に刷り込まれた「△△大学名誉教授」を見て、教養課程の地理で「不可」をくらった者でも、その大学の名誉教授にまで成れるのか・・・と妙なことに感心しました。
さて、“名誉”で思い出しましたが、戦国市盗り合戦で20期連続で領主を務めると、永世永代永久の「名誉領主」と認定され、オーナーからその地の名産品が贈られるという話を聞きました。
また、20期には達していないけれど、以下の2名におかれましては特別顕彰が行われるようです。
川越領主:伊豆之国さん
“知恵伊豆”と称された松平伊豆守信綱が川越藩主になってから376年を記念して、川越名物のさつまいもとうなぎ(ただしケムリだけ)をもって顕彰されます。
松本領主:まつもとしろくまさん
まつもとつながり、ということで、上高地の美味しい空気が入った空き缶をもって顕彰されます。
あ、最後に忘れてました。
米沢2代目領主般若堂そんぴんさんには、「米沢名誉領主」はもちろんのこと、栄誉ある「4月1日だけ米沢市名誉市長」の称号の他に米沢市営地下鉄1日フリー切符が贈られます。

過去15年間の推計人口を纏めながら書き込みをしていて、つい宇土ウト、気がついたら新年度になっておりました。
[87440] 2015年 4月 1日(水)02:38:24般若堂そんぴん さん
地名標準化? 蔵王山と出羽三山の場合
サンスクリットで「神」「天」を意味する deva デーヴァに因んだ名称が越後国出羽郡(いではのこほり)と同一に漢字表記されることによって現在の「出羽国」「出羽三山」となったことは多くの方々が認めるところです(五輪利三著「奥羽その地名由来」,奥羽草月社,1953).

うわさですが・・
その出羽三山にある危機が迫っているとのこと・・

昨年より火山情報などで「蔵王山(ざおうさん)」が「ざおうざん」と発音されるようになりました.放送局に問い合わせたところ,「気象庁の発表がそのようになった」からとのことでした.同様の問い合わせが他にもあったと言いますから,お気付きの方が他にももいらっしゃるのですね.このように,地名標準化の一環として「さん」から「ざん」への切替が粛々と進められているというのです.
「飯豊山(いいでざん)」「八甲田山(はっこうだざん)」「磐梯山(ばんだいざん)」等々,何れも不快なものですが,出羽三山(このばあいは「でわさんざん」)が「羽黒山(はぐろざん)」「湯殿山(ゆどのざん)」さらには「月山(がっざん)」になってしまうのではないか?
まさかとは思いますが,昨今の日本語事情を考えると,嘘と言い切ることもできなくはなくもないかもしれません.

追記:問い合わせに答えでくださった放送局の方は宮城県出身だそうで,そちらでは「さん」も「ざん」もつけずに「蔵王」とだけ呼ぶのが一般的だそうです.
[87439] 2015年 3月 31日(火)23:39:06【4】YT さん
四捨五入に伴う面積の合計の丸め誤差についての統計学的考察
最近面積の改訂の話題が出ているので、久々に投稿します。

本来であれば面積は連続値であり、四捨五入に伴う丸め誤差が蓄積される結果、個々の自治体の面積の合計と国土の面積はズレて当たり前です。しかしながら2013年以前の国勢調査記載の面積の数字や陸軍参謀本部の調査による面積の数字においては、そのような丸め誤差が全くなく、市区町村別の面積の合計と、市郡別、都道府県別、国土の面積が完全に一致します (合衆国統治の琉球・沖縄の面積や1945年・1947年の面積などは、公式の数字で色々ズレがあるのですが、まあこれは除外して考えます)。平成26年の面積の改訂により、むしろ正しい面積の表記になったわけですが、チェックがし辛いという別の問題も出たわけですね。

面積の合計に伴う丸め誤差について、以前自分も[85659]で大雑把に見積もりましたが、

小数点以下第3位で四捨五入しているとすると、本当の面積のデータは±0.005 km2の範囲に存在し、四捨五入後の値との誤差の絶対値の平均は0.0025 km2となります。

ここの部分でズボラな結論で誤差を見積もったのですが、数学的な誤りがありました。そこで改めて四捨五入に伴う面積の合計の丸め誤差について見積もり直してみました。一応高校卒業レベルの微積・確率統計の知識で理解できる内容だと思います。

今、平均値m = 0で、±a/2の間に収まる連続一様分布を仮定します。∫f1(x)dx = 1になるように確率密度関数f1(x)を規格化すると、

|x| ≦ a/2: f1(x) = 1/a
|x| > a/2: f1(x) = 0 ...(1)

と表現できます。確率密度関数f1(x)の分散(σ1)^2は、[85659]で示したように(a/4)^2では誤りであり、ちゃんと積分により計算すると、

(σ1)^2 = ∫(x - m)^2*f1(x)dx (但し -∞ < x < +∞)
= 1/a ∫x^2dx (式(1)を代入, 但し -a/2 ≦ x ≦ a/2)
= a^2/12 ...(2)

さて、f1(x)同士を2つ足し合わせた時の確率密度関数f2(x)は、

|x| ≦ a: f2(x) = (a - |x|)/a^2
|x| > a: f2(x) = 0 ...(3)

分散(σ2)^2は
(σ2)^2 = ∫(x - m)^2*f2(x)dx (但し -∞ <x < +∞)
= 2/a^2 ∫ -x^3 + ax^2 dx (式(3)を代入, 但し 0 ≦ x ≦ a)
= a^2/6 (= 2*(σ1)^2) ...(4)

さらに3個、4個、…n個と、この確率密度関数を足し合わせていくと、確率密度関数fn(x)は、パスカルの三角形の組み合わせで継ぎ合わさったような、カクカクの複雑な多次多項式となります(アーウィン=ホール Irwin-Hall 分布)。ただしnが十分大きければ、確率密度関数は正規分布に近似できます。ここで分散(σn)^2は、個々の分散(σ1)^2の和なので、

(σn)^2 = n*a^2/12 ...(5)

となるはずです。実際n = 2の時も成立することを、式(4)で確認しました。

2013年以前の市町村別面積も小数第三位で四捨五入されており、±0.005 km2の誤差を含むはずです。よってn = 約2000の市区町村等の面積の合計であれば、a = 0.01 km2なので、(5)式に代入することにより、真の面積との間の丸め誤差の標準偏差は

σn = √(2000 × 0.01^2/12) ≒ 0.12909944 (km2)

になり、また丸め誤差の誤差分布も、σ ≒ 0.129 km2の正規分布に近似できることになるはずです。2000の自治体を合計した結果、小数点以下第2位まで一致する確率、すなわち± 0.005 km2の間に面積が入る確率は、標準正規分布のZ ≒ ±0.038729833 (≒ 0.005/0.12909944)の間に入る確率です。この範囲に入る割合は、エクセルのNORM関数を使って計算すると約3.0894%と求められます。つまり、2010年頃の約2000の市町村別等の面積の合計が、日本全国の面積の合計に一致する確率はわずか3%程度で、本当に面積が純粋な四捨五入だけで求めているのであれば「ありえない」確率ということになります。

また実数からどの程度ずれが生じてしまうかですが、平均が0、標準偏差がσとなるような正規分布の確率密度関数f(x)は、次のように表現できます。

f(x) = 1/√(2πσ^2) * exp {-x^2/(2σ^2)}...(6)

よってズレの平均値mは 0 ≦ x < +∞ の範囲のみを考えると、

m+ = ∫xf(x)dx (但し 0 ≦ x < +∞)
= 1/√(2πσ^2) ∫ x exp {-x^2/(2σ^2)} dx (式(6)を代入) ...(7)

ここでt = x^2/(2σ^2), x dx = σ^2 dt ...(8)と置いて(7)式に代入すると

m+ = σ/√(2π) ∫exp(-t) dt
= σ/√(2π)[exp{-x^2/(2σ^2)}] (但し 0 ≦ x < +∞)
= σ/√(2π) ... (9)

同じように負側の平均を積分で求めると、m- = -σ/√(2π) となり、合計m = m+ + m- = 0で平均はゼロになってしまいます。元々平均がゼロになる確率密度関数を選んでますので当たり前のことです。しかしながら、我々にとって正にズレようが負にズレようが、ズレていることには変わりなく、重要なのはズレxの絶対値の平均|m| = |m+| + |m-|です。よって

|m| = |m+| + |m-| = σ√(2/π) ...(10)

ここでσ = σn とすると、式(5)より

|m| = a √{n/(6π)} ...(11)

n = 2000, a = 0.01とすると、

|m| ≒ 0.10300645

というわけで、2000の自治体の面積の合計した際に生じる丸め誤差の平均を見積もっても、せいぜい±0.10 km2程度という結論がでます。

エクセルのNORM関数を使って、もう少し詳しくモデル計算(n = 2000)をしますと以下の通りです。

面積のズレ(km2)実数との差(km2)割合(%)割合の累積(%)標準偏差の累積σ(面積のズレの絶対値)×(割合)の累積(km2)
±0.00±0.000~0.0053.0893.0890.03870.00000
±0.01±0.005~0.0156.1609.2500.11620.00062
±0.02±0.015~0.0256.10515.3550.19360.00184
±0.03±0.025~0.0356.01421.3690.27110.00364
±0.04±0.035~0.0455.88927.2590.34860.00600
±0.05±0.045~0.0555.73332.9910.42600.00886
±0.06±0.055~0.0655.54738.5380.50350.01219
±0.07±0.065~0.0755.33543.8720.58090.01593
±0.08±0.075~0.0855.10048.9720.65840.02001
±0.09±0.085~0.0954.84653.8190.73590.02437
±0.10±0.095~0.1054.57858.3970.81330.02895
±0.11±0.105~0.1154.29962.6960.89080.03367
±0.12±0.115~0.1254.01266.7080.96820.03849
±0.13±0.125~0.1353.72270.4301.04570.04333
±0.14±0.135~0.1453.43373.8631.12320.04813
±0.15±0.145~0.1553.14777.0101.20060.05285
±0.16±0.155~0.1652.86879.8781.27810.05744
±0.17±0.165~0.1752.59882.4761.35550.06186
±0.18±0.175~0.1852.33984.8141.43300.06607
±0.19±0.185~0.1952.09386.9071.51050.07005
±0.20±0.195~0.2051.86288.7701.58790.07377
±0.21±0.205~0.2151.64790.4161.66540.07723
±0.22±0.215~0.2251.44891.8641.74280.08041
±0.23±0.225~0.2351.26593.1291.82030.08332
±0.24±0.235~0.2451.09994.2271.89780.08596
±0.25±0.245~0.2550.94895.1761.97520.08833
±0.26±0.255~0.2650.81495.9902.05270.09045
±0.27±0.265~0.2750.69496.6842.13010.09232
±0.28±0.275~0.2850.58997.2732.20760.09397
±0.29±0.285~0.2950.49697.7692.28510.09541
±0.30±0.295~0.3050.41698.1852.36250.09666
±0.31±0.305~0.3150.34698.5312.44000.09773
±0.32±0.315~0.3250.28798.8182.51740.09865
±0.33±0.325~0.3350.23699.0542.59490.09943
±0.34±0.335~0.3450.19399.2472.67240.10008
±0.35±0.345~0.3550.15799.4042.74980.10063
±0.36±0.355~0.3650.12799.5312.82730.10109
±0.37±0.365~0.3750.10299.6322.90470.10146
±0.38±0.375~0.3850.08199.7142.98220.10177
±0.39±0.385~0.3950.06599.7783.05970.10203
±0.40±0.395~0.4050.05199.8293.13710.10223
±0.41±0.405~0.4150.04099.8693.21460.10239
±0.42±0.415~0.4250.03199.9013.29200.10252
±0.43±0.425~0.4350.02499.9253.36950.10263
±0.44±0.435~0.4450.01999.9433.44700.10271
±0.45±0.445~0.4550.01499.9583.52440.10277
±0.46±0.455~0.4650.01199.9683.60190.10282
±0.47±0.465~0.4750.00899.9773.67930.10286
±0.48±0.475~0.4850.00699.9833.75680.10289
±0.49±0.485~0.4950.00599.9873.83430.10291
±0.50±0.495~0.5050.00399.9913.91170.10293

ズレが±0.00の割合と±0.01の割合では後者の方が倍近くになりますが、これは四捨五入して±0.01になる範囲が四捨五入して±0.00になる範囲の倍存在するからで、ここから値が大きくなるほど割合自体は減ります。50%の確率でズレは約±0.6745σ ≒ ±0.087 km2の間に入り、標準偏差 ±1σ ≒ ±0.129 km2の範囲に収まる確率は約68.27%となりますが、ズレの値にそれぞれの予想される割合を乗じて合計することで求まる、ズレの絶対値の平均はσ√(2/π) ≒ 0.7979σ ≒ 0.103 km2に収束します。

このようにちゃんと計算すると、モデル(小数点以下第三位で四捨五入し、2000個合計した場合)における丸め誤差の標準偏差σ = a√(n/12)≒ 0.13 km2 と、絶対値のみを考慮した場合の丸め誤差の平均値|m| = σ√(2/π) ≒ 0.10 km2 は一致しません。まあ[85659]で見積もった

2000前後の自治体でこの誤差を合算すると、二項分布を考えれば全国の面積合計で√2000 × 0.0025 ≒ 0.11 km2程度の丸め誤差は出て当たり前のはずですが、

の数字ともそんなに違わない値となりましたが、より正しい議論をすると以上のようになります。

以上をまとめると、小数点以下第三位で四捨五入した面積を約2000ほど足した場合、真の値との間に0.01 km2の誤差すら生じない確率はほとんどありえない(約3%程度)が、実際のズレは平均すると±0.10 km2程度ということになります。市区町村とその他未確定地域が合計約1万2000あった昭和10年の国勢調査であれば、丸め誤差の絶対値は平均0.25 km2にまで拡大します。1950年から2010年までの国勢調査報告書に記載の面積においては、総ての市区町村と未確定地域の面積の合計が全国・都道府県・郡市別面積と小数点以下第二位まで完全に一致しており、いささかの丸め誤差も存在しません。つまり2013年以前の面積調では、合計が一致するように端数を適当に処理し、実数とは異なる面積を公表していたことになります。
【追加修正:表に色々数字を追記し、説明文を修正】
[87438] 2015年 3月 30日(月)18:57:24【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の領主変遷
グリグリさんのデータベースと連動したプログラムと、白桃さんの市町村人口データによって、 戦国市盗り合戦の第1回から第40回までの領国編と領主編が完成しました。この間の領主の変遷を見ると、非常に興味深いです。

第1回に領主が誕生した市は75市ありますが、うち新津市や塩山市など7市は消滅しました。久喜市、三原市、飯塚市の3市は、市町村合併などで領民数が増加、必要石高不足で領主不在となりました。第40回まで途切れることなく領主が存在した市は残りの65市です。なお、三原市と飯塚市は、いったん領主不在となったあと、三原市は人口減により、飯塚市は集中派大名が獲得石高を増加させ、領主が復活しました。

第1回から第40回まで領主が途切れていない65市のうち、領主が交代していない領国が古河市、つくば市、深谷市(以上YSKさん)、新発田市(Gさん)、岡崎市(むじながいりさん)、豊田市(M.K.さん)、善通寺市(白桃さん)、日向市、西都市(以上いっちゃんさん)と9市あります。ほかに嘉麻市も前身の山田市から40回連続してyamadaさんが領主となっています。惜しかったのは、白桃さんの観音寺市で第6回だけまなちゃんさんが同じ獲得石高で領主となっています。

これらの市の領主はすべて、第1回のメダル獲得者(豊田市は金メダル2個)です。やはり領主となるのに、メダルの効果は大きいといえます。新発田市、善通寺市と観音寺市を除くと、領主の獲得石高は第1回から増加していません。深谷市と西都市の領主は3万石、日向市は2万石で領国を維持しています。これらの市を解答する大名は結構いるのですが、第1回のメダルよりきれいな色のメダルが出ていないのです。また、これらの領国に思い入れのある集中派大名がいなかった(善通寺市と観音寺市だけは、白桃さんが小刻みに石高を増加させています。新発田市はGさんが1万石加えました)ことも、領主が交代しなかった理由といえます。

40回連続して領主が存在する65市のうち、獲得石高がずっと1万石で推移しているのは、陸前高田市、東根市、東御市、御坊市の4市しかありません。現領主は、陸前高田市が11代目、東根市が10代目と、領主が頻繁に交代していますが、東御市と御坊市はまだ3代目です。東御市は、解答機会(想定解数-出題市数)が7問しかなく、うち4問が第30回に集中したこと(正答数3)、御坊市の解答機会は9問ありましたが、解答選択率が低く正答数が3しかなかったことが理由です。陸前高田市と東根市の解答機会はともに21問、解答選択率はそれぞれ52.4%、47.6%でした。

# 領主が交代していない市から漏れていた新発田市を追加。
[87437] 2015年 3月 30日(月)17:34:27【2】hmt さん
諫早市と雲仙市の面積増加は大部分が水面?
平成26年面積調で明らかになった著しい変化として、諫早市と雲仙市の面積増加がありました[87436]
[87373]でこれを紹介した際にも、諫早湾干拓事業との関係を考えたのですが、諫早市だけでも20km2という「大きな数字はうまく説明できません」と記していました。
ところが、[87374]MasAkaさんにより紹介された毎日新聞記事には、次のように記されていました。
増加面積が最大だったのは長崎県で、26.44km2の増。水門を閉じた諫早湾を陸地に加算したため。

諫早湾干拓地案内図 を見ると、とてもそんな面積が陸地化したように見えません。

よく考えた結果、今回増えた26.44km2は その大部分が「水面のままの状態で」陸地に加算されたと思われます。
元々は「諫早湾」の一部でしたが、1999年に完成した潮受堤防によって海から切り離され、案内図に記されたように「いさはや新池」という名の調整池に変っており、淡水化が進行しているものと思われます。
海と隣り合う「ダム湖」[37037]ということでは、岡山県の児島湖の同類であり、「水面のまま」であっても 国土面積の一部に編入されるのは当然です。

以下、少し詳細に記します。
諫早市のページ を見たら、このプロジェクトは 昭和27年(1952)の長崎大干拓構想以来 何度も練り直された計画であることがわかりました。
戦後の食料不足解消のために湾口で締め切った 120km2もの諫早湾に大干拓地を作り米を増産する。
その後の社会情勢の変化に応じて事業目的や規模は何回も変更されました。
本決まりになった「国営諫早湾干拓事業」は 35km2規模に縮小されており、そのスタートは昭和61年(1986)でした。

事業者の 九州農政局 によると、有明海では干潟の成長により陸地の排水が年々困難になるために、干拓と排水を組み合わせた農地改良工事が古代から続けられ、この時代までに266km2もの干拓地が作られてきたとのことです。

10km2規模の諫早干拓は、現代でも大きなプロジェクトであると思います。
しかし、技術もお金も乏しかった昔の日本人でも、コツコツと仕事を続きた結果、その数十倍もの面積の干拓をなしとげていた。
このことに驚いた後、現代に戻るといささか失望する結果がありました。

諫早湾干拓事業の潮受堤防は締切2年後の平成11年(1999)に完成しました。
しかし、そこでの工法変更などを受けて、総事業費は増額され、完成予定も遅れました。
そして平成14年(2002)には、干拓計画に大きな変更があり、干陸面積は半減してしまいました。

会計検査院報告 を示しておきます。簡単な比較図はここにもありますが、失敗百選 に残されている当初計画図と、最終計画概要 を比較すれば、中央干拓地(1222ha)東工区や、北側の小江干拓地(104ha)の一部などが縮小対象になったことがわかります。

見て楽しい数字ではありませんが、表1 事業計画の変遷 の中から抜き書きしておきます。
項目当初計画(S61)第2回変更(H14)
締切面積3550ha3542ha
調整池面積1710ha2600ha
干陸面積1635ha816ha
総事業費1350億円2460億円
完了予定年度平成12年度平成18年度

最終的には 干陸面積816haに対して 調整池面積2600ha。
この数字を見て気がついたのが、面積調の数字と符合することです。

平成20年面積調における増加面積全国一は諫早市の 8.75km2【875ha】[68527]
平成26年面積調での市区町村面積増減 諫早市 20.57、雲仙市 7.35、合計27.92km2=2792ha[87436]

なるほど、陸地化した面積は既に平成20年面積調で国土面積に算入していたが、調整池の面積は未算入だった。
そこで、平成26年面積調で算入することにした。…私はこのように理解しました。

蛇足
有明海の干潟や干拓については、落書き帳内に過去記事があります。
熊本県の郡築村[85117]、佐賀県南端の 竹崎島

関係機関のサイトの一部は本文中でリンクしておきましたが、参考までに少し追加しておきます。
九州農政局 干拓とは有明海干拓、長崎県 干拓の歴史
[87436] 2015年 3月 29日(日)18:50:03【2】オーナー グリグリ
市区町村の面積増減ランキング
[87435]に引き続き、±0.5km2以上増減のあった市区町村の増加ランキング(左側)と減少ランキング(右側)です。

#名称2014.10.12013.10.1増加数 #名称2014.10.12013.10.1減少数
1諫早市341.83321.2620.571むかわ町711.36712.91-1.55
2雲仙市214.27206.927.352宇和島市468.15469.59-1.44
3神戸市557.02552.264.763根室市411.41412.78-1.37
(神戸市東灘区)34.0230.373.654石巻市554.50555.78-1.28
4北九州市491.95489.602.355釜石市440.34441.43-1.09
5田原市191.12188.812.31南伊勢町241.89242.98-1.09
(大阪市此花区)19.2516.942.317呉市352.80353.86-1.06
6苅田町48.8846.612.27宇部市286.65287.71-1.06
7大阪市225.21223.002.219気仙沼市332.44333.41-0.97
8福岡市343.38341.701.6810宮崎市643.67644.61-0.94
(北九州市若松区)71.3169.951.3611今治市419.13420.02-0.89
9碧南市37.1735.861.3112五島市420.04420.91-0.87
10広島市906.53905.411.1213大船渡市322.50323.30-0.80
11大分市502.39501.281.1114志摩市178.94179.73-0.79
12浜田市690.66689.601.0615宮古市1,259.151,259.89-0.74
(福岡市東区)69.3668.361.0016鳥羽市107.34108.05-0.71
13泉大津市14.3113.360.9517大樹町815.68816.38-0.70
14西条市509.98509.070.9118柏崎市442.03442.70-0.67
15倉敷市355.63354.730.9019長崎市405.81406.47-0.66
16東通村295.27294.390.88愛南町238.98239.64-0.66
西尾市161.22160.340.8821月形町150.40151.05-0.65
18うるま市87.0186.140.87長門市357.29357.94-0.65
19四日市市206.44205.580.8623山田町262.81263.45-0.64
(広島市佐伯区)225.22224.360.8624磐田市163.45164.08-0.63
(北九州市小倉南区)171.74170.890.8525別海町1,319.631,320.23-0.60
20壱岐市139.42138.580.8426鉾田市207.61208.18-0.57
21防府市189.37188.590.7827日高町992.11992.67-0.56
熊本市390.32389.540.78薩摩川内市682.94683.50-0.56
23ひたちなか市99.8399.070.7629岩泉町992.36992.91-0.55
八代市681.36680.600.7630初山別村279.51280.04-0.53
上天草市126.91126.150.76佐世保市426.06426.59-0.53
26浦臼町101.83101.080.7532東かがわ市152.83153.35-0.52
27九十九里町24.4523.720.73屋久島町540.48541.00-0.52
28岐阜市203.60202.890.7134関市472.33472.84-0.51
29沖縄市49.7249.030.6935東松島市101.36101.86-0.50
30いわき市1,232.021,231.350.67
四国中央市421.24420.570.67
32日向市336.93336.290.64
33稚内市761.49760.890.60
34石狩市722.42721.860.56
35大洗町23.7423.190.55
(神戸市中央区)28.9728.420.55
36旭市130.45129.910.54
(熊本市西区)89.3388.800.53
37森町368.79368.270.52
名護市210.90210.380.52
由利本荘市1,209.601,209.080.52
40北広島市119.05118.540.51
豊橋市261.86261.350.51
42東海村37.9837.480.50
[87435] 2015年 3月 29日(日)18:28:38【1】オーナー グリグリ
都道府県の面積増減
[87373]でhmtさんが一部言及されていますが、平成25年面積調から平成26年面積調への都道府県の面積増減ランキングです。増加の多い順に並べてみました。単位はkm2です。なお、北海道には北方地域(5003.05km2)は含まれていません。根室市には歯舞群島(94.84km2)は含まれていません。

#都道府県2014.10.12013.10.1増減 主な増減市区町村(±1km2以上)
1長崎県4,132.324,105.8826.44諫早市(20.57),雲仙市(7.35)
2愛知県5,172.405,165.167.24田原市(2.31),碧南市(1.31)
3福岡県4,986.404,979.426.98北九州市(2.35),苅田町(2.27),福岡市(1.68)
4兵庫県8,400.908,396.474.43神戸市(4.76)
熊本県7,409.327,404.894.43
6沖縄県2,281.002,276.724.28
7大阪府1,904.991,901.423.57大阪市(2.21)
8東京都2,190.902,188.672.23
9岡山県7,114.627,113.241.38
10秋田県11,637.5411,636.321.22
11茨城県6,096.936,095.841.09
12千葉県5,157.645,156.621.02
13福島県13,783.7513,782.760.99
14佐賀県2,440.642,439.670.97
15大分県6,340.616,339.820.79大分市(1.11)
16青森県9,645.409,644.740.66
17福井県4,190.434,189.890.54
18新潟県12,584.1012,583.840.26
19北海道78,421.1778,420.920.25むかわ町(-1.55),根室市(-1.37)
島根県6,708.236,707.980.25浜田市(1.06)
21香川県1,876.731,876.580.15
22岐阜県10,621.2910,621.170.12
徳島県4,146.934,146.810.12
24滋賀県4,017.384,017.360.02
25富山県4,247.614,247.62-0.01
26群馬県6,362.286,362.33-0.05
27石川県4,186.154,186.21-0.06
28奈良県3,690.943,691.09-0.15
29栃木県6,408.096,408.28-0.19
30神奈川県2,415.812,416.05-0.24
31鳥取県3,507.053,507.31-0.26
32山形県9,323.159,323.46-0.31
33埼玉県3,797.753,798.08-0.33
34山梨県4,464.994,465.37-0.38
35広島県8,479.388,479.81-0.43広島市(1.12),呉市(-1.06)
36長野県13,561.5613,562.23-0.67
37宮崎県7,735.317,736.08-0.77
38鹿児島県9,188.109,188.99-0.89
39京都府4,612.204,613.26-1.06
40高知県7,103.917,105.20-1.29
41和歌山県4,724.684,726.32-1.64
42山口県6,112.306,114.14-1.84宇部市(-1.06)
43静岡県7,778.707,780.60-1.9
44愛媛県5,676.105,678.51-2.41宇和島市(-1.44)
45三重県5,774.395,777.35-2.96南伊勢町(-1.09)
46宮城県7,282.147,285.80-3.66石巻市(-1.28)
47岩手県15,275.0115,278.89-3.88釜石市(-1.09)
[87434] 2015年 3月 29日(日)17:18:27オーナー グリグリ
【第三回】ペアシティ七番勝負(開催予告)
さて、表題の七番勝負の季節となりました。当初、四月初めの開催を考えていましたが、四月上旬は公私ともに忙しくなるため、開始を次の通りとします。今回も多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

【第三回】ペアシティ七番勝負
【開始日時】4月25日(土)21:00~
[87433] 2015年 3月 29日(日)17:05:48【1】オーナー グリグリ
平成26年全国都道府県市区町村別面積調のデータで更新しました。
[87419] で迂闊にも「重大な問題」と大袈裟に書き込んでしまいご迷惑をお掛けしましたが、本日、更新プログラムをいくつか補正した上で、当サイトの面積データを更新しました。都道府県プロフィール、市区町村プロフィール、ランキングデータ、データベース検索など、関連するすべての面積データ(および人口密度データ)を更新しました。今回はほとんどの都道府県市区町村で面積更新が行われていますが、北方地域全体(5036.14km2 → 5003.05km2)、歯舞群島(99.94km2 → 94.84km2)についても更新されています。これらの情報についても、データベース検索や市区町村プロフィールなどのデータベースの日付に応じて注記への対応を行っています。

ところで、当サイトの北海道の市区町村プロフィールには、郡のデータも表示しています。しかしながら、国土地理院の面積調および統計局の国勢調査のどちらのデータにおいても、北海道については(総合)振興局(旧支庁)のデータはありますが、郡のデータはありません。そこで、当サイトにおいても北海道の郡のデータはそろそろ取り除く頃合いかとも思いましたが、3つの上川郡、2つの中川郡、振興局にまたがる郡(空知郡、雨竜郡、虻田郡、勇払郡、天塩郡)といった他のサイトにはない独自の集計もあることもあり、引き続き残しておくことにしました。なお、面積データについては、その郡に所属する町村の面積の合計値になっています。
[87432] 2015年 3月 29日(日)14:50:18伊豆之国 さん
Wood River & White Town
[87422] hmt さん
どうやら「紀川」から「紀ノ川」になった後、最近では「紀の川」の表記が使われるようになったようです
過去記事検索で「紀ノ川」と「紀の川」の両方を同時に含む記事を検索したところ、全部で8件。意外にも?最も古い記事が、私が[76738]で書き込んだ「妹背山」の話題。書物からの引用記事で、和歌の中では「紀の川」、その解説文などには「紀ノ川」と書かれていたという、半ば偶然性によるものでした。そして、8件のうち5件が「紀の川市にはなくて和歌山市にある紀ノ川駅」の記事で、そのうち私の[85544] など4件が、「第2回ペアシティ七番勝負・問四」の共通項に関する記事でした。「木曽三川・宝暦治水工事」([82282])で引用した、昭和44年初版の「南紀の旅・伊勢志摩」(松本清張・樋口清之両氏著)という新書本には、「紀の川」という項目があり、文中の表記も、「紀の川」に統一されていました。
「○ノ△/○の△」という表記の「揺れ」は、「丸の内」「江ノ島」など相当な数に上り、「きのかわ」のように地元でも表記が混乱している例もかなり多そうです。川崎市の「みぞのくち」のように、駅名の表記がJR「武蔵溝ノ口」、私鉄「溝の口」と異なり、更に地名の正式表記はどちらも入らない「溝口」というように、「三本立て」になっているといった例も見られます。
hmt さんが[87422] でリンクされている「国民学校・初等科地理」のページをめくってみると、「霞浦(かすみがうら)」「関原(せきがはら)」「駒岳(こまがたけ)」というように、「○が△」という地名でも、「ヶ・ケ・が」のいずれも入らない表記に統一されているようです。その当時は、「公式表記」とは違っていても、「国定教科書」ではこのような表現に統一していたのでしょうか。蛇足ですが、宮城県「しおがま」の表記が「塩竈」でも「鹽竈」でもなく「塩釜」になっており、この教科書が発行された昭和18年の時点では既に「塩竈」が公式の統一表記となっていたはずですが(塩竈市HP)、こうした「表記の揺れ」には、そんなご時勢の中でも案外緩やかだったのでしょうか。

ところで、[87388] で出したクイズ
【問】南房総市、白山市、南アルプス市、北杜市、東かがわ市…さて、この各市の共通項は何でしょうか?
ですが、
[87400] 白桃 さん
[87388]伊豆之国さんのクイズのキーワードは■に入る漢字だと感じます。
   自
   ↓
紅→■→金
   ↓
   桃
…まさにその通りです。
[87391] 白桃 さん
郡上市で金メダル
[87397] オーナー グリグリ さん
「沼田市」で銀メダル
いずれもご名答でした!!
この共通項、「縛り」も入れて長々と説明すると本物の十番勝負になってしまうので、後は皆さんで考えていただきましょう。
[87431] 2015年 3月 28日(土)23:08:06【1】白桃 さん
近江と遠江
「近江って琵琶湖のこと?」って奥方様に訊かれた私、「じゃ、遠江って浜名湖のことか」って言ったら、遠江の位置が全く理解できない、っていうかその言葉を初めて知った奥様はそれ以上突っ込んできませんでした。
でも、富士川は本当は「ふじかわ」と言うことと同じぐらい、近江=琵琶湖、遠江=浜名湖を知って驚いたことは墓場まで秘密にしておきましょう。

※「ふじがわ」を「ふじかわ」に訂正
[87430] 2015年 3月 28日(土)18:38:33般若堂そんぴん さん
山形県で近江といえば
ご無沙汰しております.

[87427] じゃごたろさん
[87428] 山野さん
私の場合,「近江」といえば「おみ漬け」がまず一番に頭に浮かびます.いや,これがうめんだず.
近江商人に感謝しなんね(和訳:近江商人に感謝しなければならない).
[87429] 2015年 3月 28日(土)07:49:02オーナー グリグリ
「戦国市盗り合戦」の領主ルールを微調整
[87416]で紹介した戦国市盗り合戦の詳細ルールにおいて、領主を決定するルールを微調整しました。すなわち、領国(市)の領主は次のルールで決定するとしていましたが、

(1) その領国で獲得した石高が最大の解答者(ただし、必要石高以上であること)
(2) 石高が同じ場合は、正答数が多い解答者(金メダル1より、正答5を優先)
(3) それでも決まらない場合は、その領国を最後に正答した解答者

上記のうち(2)の正答数については誤答数も加味することにしました。

(2) 石高が同じ場合は、正答数から誤答数を引いた数が多い解答者
 (問題市や既存正答市の解答による誤答は除く)(金メダル1より、正答5を優先)

この結果、第四十回終了時点での領主及び領主狙いが次の通り一部変更になりました。

◎領主が変更された領国(括弧内は変更前の領主:敬称略)
南足柄市白桃(ぺとぺと)
下田市桜トンネル(むじながいり)
伊万里市なると金時(中島悟)
志布志市白桃(EMM)
那覇市星野彼方(桜トンネル)

◎領主狙いが変更された領国(括弧内は変更前の領主:敬称略)
石狩市白桃(星野彼方)
北上市いっちゃん(千本桜)
二戸市ソーナンス(じゃごたろ)
寒河江市鳴子こけし(右左府)
つくばみらい市深夜特急(桜トンネル)
渋川市花笠カセ鳥(烏川碧碧)
市原市MasAka(運び屋A)
四街道市くは(まりんぶる~)
南足柄市BEAN(白桃)
可児市油天神山(ぺとぺと)
沼津市maki(88)
焼津市今川焼(むじながいり)
下田市むじながいり(桜トンネル)
春日井市ぺとぺと(U-4)
長浜市k-ace(むっくん)
芦屋市深夜特急(小松原ラガー)
井原市今川焼(白桃)
竹原市星野彼方(ピーくん)
防府市今川焼(ソーナンス)
室戸市伊豆之国(がっくん)
柳川市油天神山(かぱぷう)
中間市白桃(かぱぷう)
伊万里市鳴子こけし(なると金時)
霧島市いっちゃん(小松原ラガー)
志布志市EMM(白桃)
那覇市桜トンネル(星野彼方)
宜野湾市桜トンネル(スカンデルベクの鷲)

以上、ご了承願います。
[87428] 2015年 3月 28日(土)03:16:28山野 さん
変えなくて良い
[87427]じゃごたろさん
皆さんはどう感じられたでしょうか?
どうせ知名度をうたうのなら「琵琶湖県」くらいにしないしいけないと思ったのは私だけでしょうか?
近畿地方の人なら「近江」で分かるかと思われますが、
東北・九州など離れた地域の人に分かり易く伝えるならば「琵琶湖県」の方が相応しいかと。

この話題。[87340](先月26日の記事)下記は自分(山野)の提案?ですが、
香川県の愛称「うどん県」みたいにして使えば良いと思います。
只、この場合「琵琶湖県」の方が知名度的に良いかと
って、書いてました。で、実現性としては特別法の制定が必要とかで無理があるのでは?(記事
因みに岐阜(特に西濃地域)からみて、関ヶ原を越えれば隣は「滋賀県」です。
南平(前田堤付近)辺りまで行くと「伊吹山」が見られますが、あれの山頂部分は滋賀県です。
なので、今の県名で馴染んでいる私らからしたら「何で変える必要があるんだか」+「へぇ~知名度薄いんだ」状態です。

*南平(なんぴら)=「南平野」の略。神戸町の南部地域(下宮校区を除く)
*前田堤=「前田地区にある堤防」。

(雑談)
「近江」と聞くと出てくるのは…「近江牛」+「近江米」。
滋賀県へお出掛けの場合、大抵目的地の地名で呼ぶね。(都市名ですら呼ばない)
(例)
・「醒ヶ井」へ、バイカモを見に行こう。(母が好き。花、可愛いよね)
・「朽木」に行かへん?。(前回、鹿が居たから、又行こ。)
・「木之本」抜けて敦賀方面へ。(越前海岸の水仙見に。単に「通過」。)
・また「信楽」に行きましょう。(去年1月、序に行ったは良いが、とっぷり日が暮れて真っ暗に)
(締め)
う~ん…「近江」使わねぇなぁ~。毎回の事だけど、話が脱線するなぁ~(終わり)
[87427] 2015年 3月 28日(土)02:25:37【1】じゃごたろ さん
近江県
こんばんは、じゃごたろです。

Yahooニュースで滋賀県が「近江県」に?というトップニュースがありましたが、皆さんはどう感じられたでしょうか? 「近江」というブランド名が高いという分析らしいのですが、個人的には、「近江」といってピンとくるのは関西地方の人か一部の歴史・地理好きの人だけで、「近江」がどこにあるか認識している人は少数でしょう。一般的にいったら「滋賀県」と大してかわりないという印象です。どうせ知名度をうたうのなら「琵琶湖県」くらいにしないしいけないと思ったのは私だけでしょうか?
[87426] 2015年 3月 28日(土)01:00:09白桃 さん
国勢調査における「近畿ブロック」人口トップ10の推移(その2)
(第3期)「昭和の大合併」期
順位-----1950-----1955-----1960
1京都市1,101,854京都市1,204,084京都市1,284,818
2和歌山市191,337和歌山市220,021和歌山市285,155
3舞鶴市91,914奈良市115,674奈良市134,577
4大津市85,251大津市107,498大津市113,547
5奈良市77,866舞鶴市92,839舞鶴市99,615
6彦根市49,207福知山市62,606福知山市61,490
7長浜市46,722海南市53,228彦根市60,864
8福知山市45,085天理市53,131海南市52,532
9田辺市37,602綾部市52,310綾部市51,258
10海南市35,140彦根市51,613天理市50,438
1955年(第8回)には、3町6村と合併した奈良と5村を編入した大津がまがりなりにも10万人を突破し、なんとか県庁所在地としての面目を保ちます。一方、合併の無かった舞鶴は3位から5位に転落しますが、それでも6位以下とはだいぶ水をあけています。下位を見ますと、やはり合併の規模によってランクが上下します。すなわち、8村編入の福知山、5村編入の海南がランクを上げ、1村しか編入しなかった彦根がランクを落とします。また、全く合併の無かった長浜と編入した5村がいずれも人口の少ないところだった田辺がランク外に去り、2町3村との合併で市制施行した丹波市改め天理が再ランクインし、5村編入のグンゼ・綾部が新たにランクインします。興味深いのは、この両市、宗教都市でもあることです。
1960年(第9回)には2町10村編入の和歌山が大きく人口を伸ばした他、1町2村編入の彦根がランクを6位まで上げます。もっとも、この頃の彦根は実質的には人口減少期にありました。

(第4期)高度経済成長期
順位---1960---1965---1970---1975
1京都市1,284,818京都市1,365,007京都市1,419,165京都市1,461,059
2和歌山市285,155和歌山市328,657和歌山市365,267和歌山市389,717
3奈良市134,577奈良市160,641奈良市208,266奈良市257,538
4大津市113,547大津市121,041大津市171,777大津市191,481
5舞鶴市99,615舞鶴市96,641宇治市103,497宇治市133,405
6福知山市61,490宇治市68,934舞鶴市95,895舞鶴市97,780
7彦根市60,864彦根市62,740彦根市78,753橿原市95,701
8海南市52,532田辺市62,276橿原市75,508彦根市85,066
9綾部市51,258福知山市58,223田辺市63,368大和郡山市71,001
10天理市50,438橿原市57,065大和郡山市57,456田辺市66,999
この期に入ると、特にランキング下位において新・旧都市の入れ替わりが目立ってきます。
まず1965年(第10回)には、海南、綾部、天理に代わって宇治、田辺、橿原がランクイン。牟婁町を編入して再ランクインした田辺はともかく、著しい人口増加によってランクインした宇治と橿原は注目に値します。人口増の要因が京都や大阪のベッドタウンとしての性格にあるということは勿論ですが、ともに由緒ある歴史を持つ交通の要衝の地であることが、他の住宅都市に先んじて人口集積をもたらしたといえるのではないでしょうか。宇治は1970年(第11回)には10万に達し、舞鶴を抜き京都府第2の人口になります。八木、畝傍、今井の3町他の合併によって成立した橿原は、都市としての歴史は浅いのですが、大阪との交通の利便性を活かし順調に人口を増加させ、1975年(第12回)には7位にまで上昇します。
他では、第11回に福知山に代わって大和郡山がランクインします。金魚の町・郡山も後輩の橿原に負けじと結構人口を伸ばします。1967年に瀬田と堅田を組み込んだ大津も人口を増やすのですが、この時期は大津よりも奈良の人口増が目立っています。
[87425] 2015年 3月 27日(金)12:58:24【1】山野 さん
造成終了→あとは壊すだけ?
西之島の拡大が止まりました。(参照記事
火口から噴き出す溶岩片や火山灰の量が増加
たまる量が増えて火口が詰まるようになると、最終的に大きな噴火に
東側に流れていた溶岩流の向きが、今月になって再び旧島方面に向かっていたので、遂に「旧島」埋め立てか?と思っていたら、
溶岩量や流れる速度が落ちた+火口が詰まったからか、成長が止まってしまった模様。
下手をすると、更なる拡大どころか「大爆発」を起こして「島」が消し飛んでしまう可能性もあるわけで…。自然の出来事とは言え、此処まで成長したのに勿体無い。
[87424] 2015年 3月 26日(木)12:36:45【1】オーナー グリグリ
Re:市区町村面積を合計しても都道府県面積と一致しないし、47都道府県の合計も日本全国と一致しない
[87423] hmtさん
このサイトとしては “重大な問題” として 気にする必要はない のではないか。
[87419]の書き方が良くなかったようで誤解を与えてしまいました。申し訳ありません。

重大な問題というのは、当サイトの面積データを更新する際のプログラムの見直しが必要になったというだけの話です。

以下余談。

四捨五入による個別数値と合計数値のずれが生じるのはよくある話です。身近な例としては、消費税込みの商品の個別価格と、レジで合計した後の消費税込みの価格のずれがあります。このずれは、経理処理など数字の正確性が必要な処理において、集計結果の突合せをする場合などで邪魔になる場合があります。そのような面倒を避けるために、決算書類や経理書類などでは誤差が出ないように個別値の四捨五入の調整をするのが一般的だと思います(今は違っているかもしれませんが)。これまでの面積調において個別値と合計値を完全一致させていたのも、そのような処理があったのか、あるいは、そういう考え方に基づいていたからだと推測します。今回の変更は、個別値、合計値、すべての値でより正確な数値を出す方針にしたということでしょう。
[87423] 2015年 3月 25日(水)22:52:19hmt さん
市区町村面積を合計しても都道府県面積と一致しないし、47都道府県の合計も日本全国と一致しない
[87419] オーナーグリグリさん
面積データの更新作業に取り掛かったところ、重大な問題に直面しました。
合計値はその下層データの積み上げ値と一致していません。

面積は、人口と違って本質的には連続値です。連続値の測定によって得た結果を、適当なレベルの桁での四捨五入により【小数点下2桁のkmに】「まるめた」数字で発表されていることは、従来から行なわれていました。
私としてはこのような認識で、部分面積を合計した数値が全体の面積と合わないのは「当然のこと」と考えていました。

で、具体的にどの程度の不一致があるのか。平成26年面積調の47都道府県面積の合計値は 377,972.27km2であるの対して、全国面積は 377,972.28km2でした。その差 0.01km2は、わが国の全国面積として有意の値と理解すべきでしょうか?

表面的なデジタル表記にとらわれることなく、四捨五入で生じた「見掛けの違い」にすぎないことを認識する。
面積データのような連続値を扱う際には、このようなアナログ思考による解釈が妥当なのではないか?

これまでは、すべての階層において積み上げ値と合計値は一致していましたので、統計データの作りとしては大きな変更です。
との指摘により、今回問題が表面化したことに驚き、あえて異論を唱えた次第です。

それにしても、過去の面積調ではすべて一致していたのに、今回から四捨五入問題が表面化した理由は何故でしょう? 
国土地理院内が発表する「小数点下2桁」への「まるめ方」が、「ROUND関数形式」から「表示形式」へと変更されたのかもしれません。参考

余談ですが、国土地理院の元データの一部を窺うことができる資料があったので、紹介しておきます。
それは、[87371]を見た直後にダウンロードしておいた「都道府県別面積(エクセル)」です。
山形県 9323.154394、福島県 13783.748808、茨城県 6096.931984、栃木県 6408.094782、群馬県 6362.283652、埼玉県 3797.745363

小数点下6桁、つまりm2単位の測定データなのですね。他の41都道府県はすべて小数点下2桁、つまり「ha単位にまるめる」処理が施されていたのですが、この6県のデータだけは 元のデータが残っていたようです。【現在は この6県もhaの桁に揃えられています。】
四捨五入の結果、切り捨てが山形・茨城・栃木・群馬の4県、切り上げが福島・埼玉の2県。6県合計で約0.009km2の切り捨て。
他の41都道府県でも同様な切り上げ・切り捨てが行なわれた結果、47都道府県で0.01km2の切り捨てとなり、これが全国面積0.01km2の差という前記結果になったものと理解されます。

偶々得られたこの資料は、都道府県面積と全国面積との比較でしたが、市区町村面積がらみでも個々のデータとしては最大0.005km2の四捨五入があります。しかし多数のデータを集計することで四捨五入の影響は殆んど相殺され、実用上不都合なほどの差としては残らないことが期待できます。

連続値である面積データの取り扱いに関して、四捨五入の影響は皆無ではないが、その程度は小さい。
このサイトとしては “重大な問題” として 気にする必要はない のではないか。
これが私の言いたいことです。
[87422] 2015年 3月 24日(火)14:24:31hmt さん
「紀川」(きのかわ)から「紀ノ川」へ、更に「紀の川」へ
[87421]の後半部を分割しました。こちらは読み方ではなく、表記の問題です。

Kinokawaと言えば、日本語の「紀ノ川」と「紀の川」との関係も気になります。
地名集日本の Japanese(Kanji)は 「紀ノ川」ですが、河川法第四条第一項の水系を指定する政令 (昭和40年政令第43号)では 六十五 紀の川水系 となっています。
地理院地図 を見ると「紀の川」なのですが、これを縮小すると 河口付近に「紀ノ川」が現れます。

Mapionの河川名は「紀ノ川」。南海の紀ノ川駅付近から遡って 紀の川市内 になっても、河川名は「紀ノ川」のまま。
少し古いが机上の地図帳でも確認すると、平凡社も帝国書院も「紀ノ川」となっていました。

更に古い資料。有吉佐和子の小説『紀ノ川』(1959)より前の20万分の1地勢図(1956)を見たら「紀川」。
戦時中に国民学校で習った初等科地理の記述 「紀川の上流にある吉野山」には、「きのかは」と振り仮名が付いていました。

どうやら「紀川」から「紀ノ川」になった後、最近では「紀の川」の表記が使われるようになったようです。

仕事の上で、この川と密接な関係にあると思われる 和歌山河川国道事務所のサイトを確認。
河川事業 では、「紀の川」が使われています。
しかし、事務所の 案内地図 では「紀ノ川」なんですね。やはり、まだ移行途中のため不統一なのかな?

1965年の政令だけでなく、2005年に「紀の川市」ができた影響も あるのかもしれません。
[87421] 2015年 3月 23日(月)15:43:57【1】hmt さん
安倍-川・富士-川は二語だが、荒川・早川は一語
【お断り】追記・分割してタイトルも改めました。

[87420] デスクトップ鉄さん
『川の名前を調べる地図』をご紹介いただき、ありがとうございます。
収録件数が多く、役に立ちそうな資料です。

地名集日本には、300以上の"River"がエントリーしていますが、「かわ」は1割以下の23件しかありません。

確かに自然地名としての「かわ」は、明らかに少数派ですね。
「早川」は神奈川県となっていますが、地名集日本では Grid欄に 5338 と記されています。
序文 5/7に説明されているように、このメッシュコードは 20万分1地勢図「甲府」の経緯度範囲ですから、富士川支流・山梨県の早川であると思われます。

最初に[87411] 白桃さんも言われたことであり、hmtも[87413]で例示しましたが、「かわ」という読み方は、居住地名での使用について 自然地名よりも 相対的に目立つように思われます。
今回の調査でも、静岡県の井川、長野県の横川、愛媛県の城川【[80392]合成漢字自治体】などが目につきました。

地名集日本 は Gazetteer of Japan2007 というタイトルが示すように、海外向けを意識して発信された情報です。
名称にも Romanized Japanese の欄が設けられているのですが、河川名は4タイプがあります。
●kawa :Arakawa, Hayakawa, Kinokawa, Midorikawa
○ Kawa :Abe Kawa, Fuji Kawa, Hime Kawa, Su Kawa, Totsu Kawa
▲gawa :Akagawa, Amanogawa, Kiragawa,
△ Gawa :Agano Gawa, Chikuma Gawa, Ishikari Gawa, Tone Gawa

清濁の他に、一語にするか二語に分けるかの選択肢がありますが、濁音読みで二語に分ける「△」が 圧倒的に多いようです。

【追記】
安倍-川・富士-川は、固有名詞(郡名)に基づく川だから二語に分ける。姫-川のような 普通名詞の場合も二語。
荒川や早川は、形容詞に基づく修飾語を含む 一体の言葉 と考え 一語にする。
緑川の緑は名詞でもあるが、その本質は修飾語なので これも一語にする。
須-川の「す」は 元々は水質の酸性に由来する修飾語と思われるが、文字も変化しており二語扱いとなっている。
支流の酢川上流にある蔵王温泉は強酸性で有名。
名詞二語の酢-川と同様の扱いで 須-川としたのかもしれないが、やや異例と思われる。
紀ノ川は 「紀ノ」という名の川ではないから、当然 一語にする。
こんな解釈でよいでしょうか?
[87420] 2015年 3月 23日(月)08:37:38【2】デスクトップ鉄 さん
Re: みどりかわ
[87418] hmt さん
たしかに熊本県の緑川は3音で「かわ」ですね。しかし北海道の緑川は「がわ」でした。

ご紹介いただいた地名集日本には、300以上の"River"がエントリーしていますが、「かわ」は1割以下の23件しかありません。
河川名備考
1須川山形県最上川支流
1鵡川
2安倍川
2荒川
2荒川
2市川兵庫県
2可愛川広島県江の川上流
2大川福島県阿賀野川上流
2紀ノ川
2白川
2十津川奈良県熊野川上流
2早川山梨県
2斐伊川
2肱川
2姫川
2富士川
2和賀川岩手県北上川支流
3江の川
3朱太川北海道
3緑川
4堀株川北海道
4元荒川埼玉県中川支流
4元浦川北海道
川の名前を調べる地図によると、堀株川は「ほりかっぷがわ」となっています。元荒川と元浦川は4音ですが、複合名。やはり「かわ」と読むのは、2音以下が圧倒的に多い。江の川の別名「江川」を「ごうがわ」の読むのはこれと矛盾していますが。

「川の名前を調べる地図」は便利ですが、全ての河川の読みが出ているわけではありません。

#[87421]のコメントにより、早川の所属県を訂正
[87419] 2015年 3月 22日(日)19:53:16オーナー グリグリ
平成26年全国都道府県市区町村別面積調における従来からの相違
[87371] MasAkaさん、[87373] hmtさんの書き込みにあるように、国土地理院の平成26年の面積調が発表されており、2014年(平成26年)10月1日現在の全国の自治体の面積が公開されました。お二人の記事にも書かれているとおり、今回は測定方法を従来から変更して実施されました。その結果、ほとんどの自治体で面積値の変更があります。また、hmtさんも言及されていますが、今回の発表は従来の前年との差分表示形式ではなく、平成26年単独数値の発表になっています。このこと自体は、シンプルで当サイトの面積データの更新作業にはかえって好都合だったのですが、更新作業に取り掛かったところ、重大な問題に直面しました。

重大というとちょっと大袈裟かもしれませんが、国土地理院の「平成26年全国都道府県市区町村別面積調」の概要(pdf)の説明によると、
・・・小数第三位を四捨五入して小数第二位で表示した。なお、四捨五入の関係で、小数第二位で表示した各市区町村の合計は、各都道府県/全国などの面積と一致しない場合がある。
ということで、実際に合計値はその下層データの積み上げ値と一致していません。これまでは、すべての階層において積み上げ値と合計値は一致していましたので、統計データの作りとしては大きな変更です。このため、当サイトでこれまで実施していた面積データの更新プログラムがそのままでは使えなくなってしまいました。

これまでは、市区町村の面積だけを更新し、都道府県、郡、振興局などの上の階層のデータについては計算により更新していました。面積調の合計値データを含むすべてのデータを読み込んで更新するようにプログラム改編する必要があります。ちょっと痛いです。ランキングデータにある市部・郡部データなども合計値が一致していないため、個別に更新する必要があります。影響範囲が大きいので、面積データの更新作業に少し時間が掛かることになりそうです。ご了承ください。

とりあえず、従来方式で更新して、合計値などの補正は後から行う方法もありますが......
[87418] 2015年 3月 21日(土)23:15:51hmt さん
みどりかわ
[87415]で質問した緑川の読み方ですが、地名集日本 の1812番に「緑川 みどりかわ Midorikawa」という河川名が掲載されていました。

その他の情報
2万5千分1地形図名に 「緑川 みどりかわ」がありました。

河川名そのものではありませんが、緑川ダム で形成されたダム湖の名も「肥後みどりかわ湖」でした。
[87417] 2015年 3月 21日(土)23:10:06EMM さん
Re:「戦国市盗り合戦」リニューアルオープン
[87416] オーナー グリグリ様
十番勝負トップメニューからは最新開催回終了時点でのページへのリンクにしていますが、各開催回終了時点での領国編・領主編の一覧ページも用意しています
各回の分を順に見て行くと、興味深い事が分かります。それは…

・東かがわ市は、一時期EMMが領主だった
・金沢市は、一時期かぱぷうさんが領主だった
[87416] 2015年 3月 21日(土)21:48:27【2】オーナー グリグリ
「戦国市盗り合戦」リニューアルオープン
[87402]で予告していました、戦国市盗り合戦ですが、
なお、デスクトップ鉄さんからも要望されており、今後は、デスクトップ鉄十番勝負研究所の分析メニューから昇格させて、十番勝負分析企画の一つとして、正式にトップメニュー化を諮る予定です。
先ほど、十番勝負分析企画の一つとしてトップメニューにリニューアルしオープンしました。

戦国市盗り合戦(領国編)第四十回終了時点
戦国市盗り合戦(領主編)第四十回終了時点

十番勝負トップメニューからは最新開催回終了時点でのページへのリンクにしていますが、各開催回終了時点での領国編・領主編の一覧ページも用意しています。

戦国市盗り合戦 全開催回一覧

こちらのページに、企画の説明、ルールの詳細説明、表示項目の説明を記載しています。今回のオープンに際し、領民数(推計人口)だけでなく、領国面積についても掲載し、面積順のランキングも表示できるようにしました。領国の勢力範囲を人口だけでなく面積でも誇示できます。

なお、詳細ルールに「※人口は開催初日における直近の推計人口(毎年10月1日推計人口)」と書いてありますが、第四回、第九回~第十三回、第二十九回~第三十二回の人口は直近の10月1日人口にはなっていません。今後、修正する予定ですが、その影響でこれらの開催回終了時点での領主が変更になる可能性があります。ご了承ください。
#第一回~第三回は直近の2014年5月1日推計人口になっていますが、敢えて2003年10月1日にはしません。

【追記】
全開催回一覧の領国数をご覧いただくと分かりますが、全790国(市)のうち、領主がいるのは737国です。53国(市)はまだ領主不在です。埼玉県で6国、神奈川県、愛知県、大阪府で各5国が領主不在。その他ではやはり県庁所在地の領主不在が目立っています。そのような状況でも福岡県の領主がすべて決まっているのは特筆されます。
[87415] 2015年 3月 21日(土)15:55:59hmt さん
Re:「がわ」と「かわ」
[87414] デスクトップ鉄さん
ほかに一級水系の本流河川の「かわ」は、鵡川…白川があります。(中略)すべて1音か2音です。

熊本県の緑川は「みどりかわ」と読むのではないかと思い、国土交通省のサイトなどを検索したが、結論が出ませんでした。

「がわ」と「かわ」の読み方については、まとまった資料を発見できていません。
参考になる情報源をご存知ならば、ご教示いただければ幸いです。

ついでに、河川名の重複について。

長良川の支流の犀川は さいかわ ですが、千曲川の上流と石川県の犀川は さいがわ ですね。

「一級河川犀川」が、岐阜県と長野県とに存在し、読みが違うという同名異音は面白いと思いました。

一級水系名称の重複は、二十九 荒川水系(東京都・埼玉県)と 三十三 荒川水系(新潟県・山形県)だけです。
しかし、支流を含む「一級河川名」という枠組みならば 重複事例は 多数ありそうです。
その同名一級河川群の中で、「がわ」と「かわ」の読み分け事例が、犀川に続いて出るかどうか?
[87414] 2015年 3月 21日(土)09:30:35デスクトップ鉄 さん
「がわ」と「かわ」
[87411]白桃 さん
♪河は呼んでいる、という歌がありますが、日本の河川の場合、しなのがわ、とねがわ、いしかりがわ・・・というように「○○がわ」が「△△かわ」を圧倒しています。
「△△かわ」となると、荒川、犀川、紀ノ川、肱川・・・なかなか思いつきません。
長良川の支流の犀川はさいかわですが、千曲川の上流と石川県の犀川はさいがわですね。ほかに一級水系の本流河川の「かわ」は、鵡川、富士川、関川、姫川、安倍川、斐伊川、江の川、白川があります。面白いことに、江の川を除くと△△はすべて1音か2音です。江の川も「の」を接続詞とみると2音。

ところが一級水系の2音河川でも、赤川、久慈川、那珂川、多摩川、利根川、狩野川、菊川、豊川、木曽川、宮川、北川、由良川、淀川、加古川、揖保川、日野川、小瀬川、佐波川、那賀川、土器川、矢部川、嘉瀬川、球磨川と「がわ」が圧倒的に多いです。
[87413] 2015年 3月 20日(金)23:16:20hmt さん
「とよがわ」右岸の「とよかわ」市
[87411] 白桃さん
ところが、市名になると 「がわ派」の16市に対して 「かわ派」11市、なかなか健闘している

消滅した秋川市、古川市、石川市、具志川市を加えると 17対14と 更に拮抗してきますね。

市になった年代順に並べると
旭川、市川、立川、豊川、田川  戦前・戦中は「かわ」が圧倒的に優位。
石川、加古川、古川、寝屋川、中津川、柳川  戦後になると「がわ」が逆転。
滑川、須賀川、掛川、渋川、大川、糸魚川  昭和合併期は拮抗。
滝川、砂川、深川、具志川、桶川、鴨川、秋川、吉川  「がわ」がやや多い。
吉野川、菊川、桜川、紀の川、平川、木津川  平成合併も引き続き「がわ」が多い。

そういえば岡山にいた頃、あさひがわ or あさひかわ・・・どう呼んでいたっけ???

資料 によると、国土交通省河川局は「あさひがわ」と呼んでいるようですね。

ところで、リストを見て気になったのは、河川名と市名との関係です。

旭川市に「旭川」という河川はあるの? というような市が多い中で、木津川市、紀の川市、吉野川市など いかにも 「河川名を名乗りました」 とい印象を受ける市が 逆に目立ちます。

加古川市のような例外もありますが、中心市街地名を欠き、市名を河川名に求めざるを得なかった平成合併の産物でしょうか?

「豊川」市は、河川の名でもありますが、それよりも豊川稲荷の門前町として知られた地名であると思います。
河川名は「とよがわ」なのに、地名は「とよかわ」と読むのは、このような事情を反映しているのでしょうか。

三河湾の豊川(とよがわ)河口部にある 六条潟 は、急流が供給する大粒の砂によりアサリが湧く海として知られています。
しかし、この豊かな海を脅かす開発計画が進行中で、日本のアサリがピンチ に陥りつつあるとか。
[87412] 2015年 3月 19日(木)22:48:26【3】オーナー グリグリ
戦国市盗り合戦(領主編)
[87406] EMMさんの指摘に対して、[87409] 白桃さんにフォローしていただきました。白桃さん、ありがとうございました。白桃さんの説明のとおりなのですが、[87411] で白桃さんが予告されているとおり、領国化率の定義を見直しました。

『戦国市盗り合戦(領主別)』

これまでは、領主となった領国を獲得するのに使っている石高の合計である領国石高を、誤答減点も含めた獲得石高で除していたため、[87406] EMMさんの指摘にあるように100%を超えるケースもあり得ました。領国化率で表したかったのは、獲得した石高をどれくらい効率的に領国獲得につなげているかと言うことでしたから、これではやはり違和感があります。

そこで、上記の更新したページにあるとおり、誤答による減点分を没収石高として切り出して表示することとし、誤答を除いた、すなわちメダルを含む正答で獲得した石高を獲得石高として領国石高に対する比率を領国化率として表示することにしました。これまでの獲得石高については保有石高として表示しました。あらためて各項目の説明を記述します。

◎領国数
獲得した領国(市)の数

◎獲得石高
正答により獲得した石高(金メダル:5万石、銀メダル:3万石、銅メダル:2万石、その他正答:1万石)

◎没収石高
誤答により没収された石高(誤答1件につき1万石没収:問題市・既解答市の誤答は除く)

◎保有石高
獲得石高から没収石高を差し引いた石高

◎領国石高
領国を獲得するために使っている石高

◎総領民数
獲得した領国の領民数(推計人口)の合計

◎領国化率
領国石高を獲得石高で除した比率

なお、領主として領国を獲得していない人についてはランキング表示には載せないこととしました。
[87411] 2015年 3月 19日(木)18:14:00白桃 さん
「川」の呼ばれ方
♪河は呼んでいる、という歌がありますが、日本の河川の場合、しなのがわ、とねがわ、いしかりがわ・・・というように「○○がわ」が「△△かわ」を圧倒しています。
「△△かわ」となると、荒川、犀川、紀ノ川、肱川・・・なかなか思いつきません。
ところが、市名になると、
「がわ派」・・・砂川、深川、須賀川、桜川、桶川、鴨川、糸魚川、中津川、掛川、菊川、木津川、寝屋川、加古川、吉野川、田川、柳川
の16市に対して
「かわ派」・・・旭川、滝川、平川、渋川、吉川、市川、立川、滑川、豊川、紀の川、大川
と11市、なかなか健闘しているじゃありませんか。

昨日、NHKで真庭市の勝山が取り上げられていましたが、それに旭川が映っていて、「そういえば岡山にいた頃、あさひがわorあさひかわ・・・どう呼んでいたっけ???」40年以上も前のことですが、思い出せず悶えてました。

ついでの話(実は本題だったりして)
[87406]で「市盗り」の“領国化率”についてご意見をいただいた糸魚川&滑川領主のEMMさんに、[87409]に書いたものの何かしっくりいかなかった渋川&吉野川&柳川領主の白桃よりお伝えします。
領国化率を含め、それにからむ用語の定義の抜本的見直しがオーナーによって行われ、見事なまでに整理された模様です。近々・・・ひょっとして今晩?発表になるかもしれません。
乞うご期待!
[87410] 2015年 3月 18日(水)19:33:39【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の新ルール
[87402]で戦国市盗り合戦の新ルールがアナウンスされ、「誤答(問題市・既出市を除く)した領国を1万石減点」した結果が公開されました。新ルールによる上位者の領国の変化を分析します。なお、「なし」「あり」は誤答による減点の有無、集中度は正答数ランキングの正答市重複率で、各領主の集中派・分散派傾向を示す指標として示しました。
領主集中度獲得石高領国数領国石高領国化率
なしあり減少率なしありなしありなしあり
白桃1.55 59550714.8%5044-6 304248-56 51.1%48.9%-2.2%
いっちゃん1.06 5134992.7%29312 961026 18.7%20.4%1.7%
桜トンネル1.21 61147122.9%4540-5 259229-30 42.4%48.6%6.2%
EMM2.01 55546915.5%4847-1 342302-40 61.6%64.4%2.8%
今川焼1.08 4814496.7%20211 9089-1 18.7%19.8%1.1%
なると金時1.13 4524099.5%2523-2 6963-6 15.3%15.4%0.1%
k-ace1.05 4354056.9%3130-1 120116-4 27.6%28.6%1.1%
星野彼方1.09 43638212.4%16160 84851 19.3%22.3%3.0%
ぺとぺと1.36 4143788.7%39390 168163-5 40.6%43.1%2.5%
がっくん2.03 3543248.5%29301 169160-9 47.7%49.4%1.6%
油天神山1.05 3343165.4%10122 38468 11.4%14.6%3.2%
KK1.02 3213084.0%13141 50511 15.6%16.6%1.0%
くは1.23 3273018.0%22231 65672 19.9%22.3%2.4%
深夜特急2.20 3133004.2%18191 93930 29.7%31.0%1.3%
かぱぷう2.17 36228022.7%3028-2 208165-43 57.5%58.9%1.5%
まりんぶる~1.27 2782683.6%2120-1 6762-5 24.1%23.1%-1.0%
まつもとしろくま1.01 2612571.5%18180 67670 25.7%26.1%0.4%
伊豆之国1.24 2442401.6%12131 34395 13.9%16.3%2.3%
らるふ1.57 2452286.9%9101 57592 23.3%25.9%2.6%
881.49 2262107.1%19190 58580 25.7%27.6%2.0%
おがちゃん1.36 33019939.7%1918-1 8780-7 26.4%40.2%13.8%
suikotei1.23 1991961.5%660 22220 11.1%11.2%0.2%
鳴子こけし1.20 23118818.6%660 16160 6.9%8.5%1.6%
MasAka1.31 1701681.2%98-1 2521-4 14.7%12.5%-2.2%
スカンデルベクの鷲1.07 20616718.9%11110 36360 17.5%21.6%4.1%
白桃さんは、[87400]で嘆かれたように、ルール変更で領国を6国減らしました。「領地召し上げは、自分がまいた種=“五島列島”によるものですが」とおっしゃっていますが、新ルールの領国獲得の要素は誤答率だけではありません。

上位25名のうち領国数が減ったのは白桃さんのほか9名、領国数を増やしたのも9名と拮抗しています。いっちゃんさんと油天神山さんは2国増やしました。お二人とも誤答率が低いのですが、共通しているのは分散派であることです。集中派が領国を減らし(または大きく増やさない)、分散派が領国を増やす(または大きく減らさない)傾向が覗えます。思い入れがある市を解答する集中派は誤答の可能性も高まるのに対し、分散派は正答市だけでなく誤答市も分散し、獲得市に影響しないのが理由と思われます。これは分散派のデスクトップ鉄としては、歓迎する方向です。

ところがそう単純ではないのです。EMMさんとかぱぷうさんは、白桃さんよりも誤答による獲得石高の減少率が大きく、集中度も高いのですが、新ルールによって失った領国は、それぞれ1国と2国だけです。これは、EMMさんの金沢市(48→36)、南砺市(24→22)、敦賀市(17→17)や、かぱぷうさんの福岡市(46→36)、北九州市(19→12)、飯塚市(13→11)など、誤答しても領主狙いに盗られることがない、圧倒的に大きい石高を獲得している領国が多いからでしょう。

したがって、新ルールのもとで領国を増やすには、徹底的に集中度を高め、思い入れのある市を死守するか、分散派に徹し、必要石高の小さい市を狙う(移封は甘んじる)かの両極に分かれることになります。
[87409] 2015年 3月 18日(水)01:13:32【1】白桃 さん
領国石高≧獲得石高はありうる
[87406]EMM さん
ルール上、領国石高は獲得石高を上回る事は無いはずなので、これは誤答のマイナス分が領国石高に反映されていないものと思われます。
私がお答えすべき件ではないでしょうが・・・
例えば白桃が、
倉敷市で誤答を8回、岡山市で正答を10回したとき総獲得石高は2万石となります。で、岡山の領主となった場合は、(領国となっていない倉敷へのマイナス分は無視され)領国石高が10万石となりますので、領国化率は500%になってしまいます。
減点制導入により、こういう数字のマジックというかトリックみたいなものが発生します。

だいぶ話が逸れてしまいますが、「前年の経常利益がマイナス2億円で、今年がマイナス4億円となったので、経常利益増加率は100%である。」という誠にオモシロイ経営分析を拝見したことがあります。

ところで、EMMさんの領国化率は抜群ですね。
[87408] 2015年 3月 18日(水)01:04:08山野 さん
西之島「+27m」
現在も噴火活動が活発な西之島。
昨年末に比べ標高が27M+され「137M」になりました。(記事
[87407] 2015年 3月 18日(水)00:50:15EMM さん
北陸新幹線初乗車
3月に入ってから仕事がビミョーに忙しかったのですが、17日は丸1日お休みがいただけました。
そこで、北陸新幹線に初乗車してきました。
はくたかで金沢駅から上越妙高駅まで行き、そこからはくたかで黒部宇奈月温泉駅、更にはくたかで新高岡駅に行き、最後はつるぎで金沢駅まで戻ってきています。
最初は長野駅まで行って昼飯に信州そばを食べて帰ってくるつもりだったのですが、上越妙高駅を乗り越すと特急料金がグンと上がるので、上越妙高駅で折り返しました。
昼飯も信州そばからタレカツ丼に変更。
乗車した感想ですが、金沢市~上越市間はこれまで何度も特急で行き来してますので、それだけに時間の短縮具合を実感しました。
最速の特急(金沢-高岡-富山-直江津)で2時間チョイだったのが、各駅のはくたかでも1時間5分。
以前なら金沢駅を出て、一寝入りしたら直江津…と言う感じでしたが、寝てる暇も無いくらいでした。
と言うか、初乗車と言う事もあり寝るのが惜しかっただけですが(^^;

さて、上越妙高、黒部宇奈月温泉、新高岡の各駅では次の新幹線が来るまでの間を利用して駅のごく周辺だけですが散策しています。
平日だから混んでは無いだろう…と思ったのですが、各駅とも意外と人手がありました。
よくよく見ていると、お歳を召した方が多い感じ。
近所の駅を見物に行くのに、土日は混むだろうから平日に来た…と言うところでしょうか。
まぁ私も同じ発想ですが。
上越妙高駅と黒部宇奈月温泉駅では、改札の係員のいるところに来て「ここから中には入れるのか?」と言う旨の質問をしてる方を見ました。
改札の手前の目立つところに「見学を希望される方は自動販売機で入場券をご購入の上、自動改札機からご入場ください」とか張り紙すれば良いのでは?とも思ったのですが…自動改札自体が初体験の方も多数来場しているようで、駅員さんも大変だなぁと思ったところです。
(開業日の14日も、金沢駅では入場券を買うのに長蛇の列ができてましたし、自動改札で家族の分の入場券を全部突っ込んだ人がいたとか、まぁ色々あったようです)
駅周辺については、上越妙高駅は更地に取り囲まれてる状態ですが、黒部宇奈月温泉駅は集落とはくっついている状態なのでそう淋しくは無い感じでした。
新高岡駅は市街地とはくっついて建ってますし、すぐ南にでっかいイオンもあったりするのでそれなりに賑やかな感じ。
いずれの駅も2~3年経つとまた眺めが変わっているんだろうなぁ。

そして、金沢駅に帰ってきたら、まだ退勤時間帯でも無いのにやたらと人が多いのにビックリ。
駅に附属するショッピングモール・金沢百番街がリニューアルした影響もあるのでしょうが、みどりの窓口や切符の自動販売機も行列でしたので、やっぱり人出が多いようです。
多分、しばらくはこんな感じなんでしょう。
[87406] 2015年 3月 17日(火)23:55:14EMM さん
Re:戦国市盗り合戦について
すみません。また気になるところが目に付いてしまいました。
領主編で、領国化率でソートするとスピカさんが200.0%でトップに来ます。
???と思って各データを見ると、獲得石高が3万石で、領国石高が6万石。
ルール上、領国石高は獲得石高を上回る事は無いはずなので、これは誤答のマイナス分が領国石高に反映されていないものと思われます。
確認をよろしくお願いいたします。
[87405] 2015年 3月 17日(火)20:01:31hmt さん
国土面積統計の変遷 (17)都道府県別面積の歴史 (明治16年から大正9年)
先日(2015/3/6)発表された平成26年全国都道府県市区町村別面積調[87371]は、測地技術の進歩による結果を取り入れた 26年ぶりの大修正でした。

前年との間で面積の増減のあったデータは多数あるのですが、その中には全く異なる原因による変動が混在しています。
北方領土改測に基づく 北海道面積の減少事例[87373]、諫早湾干拓地をカウントした 長崎県面積の増加事例[87374]
[87387]で言及された陸前高田市の松原も、測地衛星画像に基づいて岩手県面積減少にカウントされている可能性があります。
残念ながら、発表されたデータだけでは、これらを分離して考察することはできません。

最初に、面積データの26年ぶりの大修正と書きましたが、その前の大修正は何時なのか?
そもそも、面積データは どこまで遡ることができるのか?

近代国家としての日本が国土面積を公表した最初に資料は、明治15年(1882)の『第一回日本帝国統計年鑑』[66993]であると思われます。[66996] YT さんが、そこに記載された「面積及周囲」を紹介し、国別面積の存在にも触れています。府県別面積は明治16年版以降とのこと。

この面積データの根拠は[76997]に追記されたように、原則として
伊能忠敬の大図 [三万六千分の一] を本として算出
したものです。翌年の統計年鑑からは、内務省地理局の実測値も用いられたことが記されています。
伊豆相模武蔵安房上総の五ヶ国は内務省地理局の実測を用ゆ

私がアクセスできる次に古い資料は、大正元年12月刊行の 『日本帝国第三十一統計年鑑』の14コマ で、ここに「道府県面積」の表があります。
3府43県の順番は現在と違いますが、2種類の面積が方里単位で記されています。
一つは第二回に記された「伊能大図+地理局」ですが、もう一つの面積は「参謀本部に於て調製したる面積」です。

この明治31年に始まった「参謀本部の面積」こそが、現在の「国土地理院の面積」の原型となるものです。
但し大正元年の表の脚注に記されているように改訂中であり、面積の決定版になっていません。

面積データは地図に基づいて測るわけですから、参謀本部によって遂行されつつあった 測地>五万分一地形図作成 事業と深い関係にあります。五万分一地形図は大正5年(1916)に全国整備が完了したとあるので、これに基礎を置く面積データも、大正年間には だいたい整備されたと思われます。

大正11年刊行の統計年鑑では 既に伊能大図に基づく面積は姿を消して「参謀本部の面積」に一本化されています。しかし、北海道、鹿児島県、沖縄県のみは未訂正で、明治31年当時の実測面積であると注記されています。

その次の 第四十二統計年鑑 に至り、「府県別面積」表の脚注から「3道県未訂正」の記載がなくなりました。タイトルの後に「大正九年十月一日」と記されています。
つまり、第一回国勢調査の行なわれた日から、「府県別面積」も完全に新版になったものと理解されます。

五万分一地形図作成事業の成果をふまえた「大正九年版の府県別面積」なのですが、この表には少し問題があります。
面積の単位が「方里」なのですね。そのあたりの事情を少々記しておきます。

実は日本のメートル条約加盟は かなり早い方で、加盟手続が行なわれたのは1885年でした。
翌 明治19年4/20には勅令無号『メートル条約』 が公布され、1890年には副原器が日本に到着しました。 
もっとも、明治24年(1891)に制定された 『度量衡法』 は尺と貫をメートル原器に基いて定義したもので、間接的なメートル法に留まっていました。
国内単位をメートル法に改める 度量衡法の改正は 大正10年 (1921)でした。

このようなわけで、統計年鑑に記された府県別面積は従来の年鑑を踏襲した「方里」単位だったのですが、大正九年から新たに始まった国勢調査報告書では、もちろん km2(方キロ)単位になっています。
大正九年国勢調査統計表 の表2が「面積及人口-府県」となっています。
[87404] 2015年 3月 16日(月)20:56:39いろずー さん
第40回十番勝負振り返り~徒に時は流れていった君と僕に光を残して~
黒部宇奈月温泉の発メロがNコンと化して脳内グルグルのいろずー。
ようやく十番勝負の振り返りができる

今回は初めて入門・一般コースともに全回答
ただし五島(誤答)3回はさすがにマズイと肝に銘じたのである。
入門コースから
問A「人口」ランキングTOP40
姫路の大学生なのに姫路を回答しないわけがない!!といいつつあわてて回答
問B「面積」ランキングTOP40
最初、県の面積だと思ったので津を回答するが誤答。B級グルメで食べていたハムフライから由利本荘を回答。「本庄」というから埼玉県しか思い出せない自分は…
問C「人口密度」ランキングTOP40
問題文で「もうわかった」ということで地元から。
問DとF「山陽新幹線」と「特例市」
やっつけ作戦でもう加古川でいいという結論に至る。
この次点でボート作戦へ
問E「一から十」
テクニカルエリーしか考えてなかったのでそのまま三浦を回答する。
問G「西」か「南」
これもボートでは有名の碧南を回答。
問H 読みの3文字目が「し」
発車メロディが「東村山~」で始まるその市を回答。
問J 読みの4文字目が「ま」
無難に横浜以外思い浮かびません。
問K 「同音異字の市町村」あり
弘前に柴田女子があることを思い出し新発田を回答。

次に一般コース
問一「濁音含む」市の人口TOP40
やっつけで越谷を回答。
問二「濁音含む」市の面積TOP40
函館を回答したが実はたった今未回答市の中に糸魚川があったので回答しておけばよかったと後悔する。
問三「濁音含まない」人口密度ランキング
松阪を回答したが「ボトム」であったため誤答。ようやく気付き「さか」つながりで?美作を回答。
問四「山陽新幹線」
入門のDとFと同じ。
問五 市の誕生日が「3.31」
なぜか喜多方を回答。
問六「~市」がある
危機感を持って和光市を回答したが…
問七「三の付く町村」に隣接
高松にした理由は隣に三木ってあったよな…という一言に尽きる。
問八「金」の付く駅がある
これが今回のテーマ。
回答も少なくなった頃やっとの思いで探した黒部が誤答…
やっぱり公営競技からオートレーサーに「金子大輔」がおることで金子のある入間を回答。
黒部の誤答は「なんでやねん」これも駅の一種やろ!!と未だに怒ってる。誰か解説を…
問九 読みの4文字目が「かorが」
静岡を回答したがこの並びだと長岡弁っぽい。
高野不動産のCMを見すぎたせいやな…「そういが~」←これが長岡弁
問十「同音異字」の市町村(特別区除外)
京都~京都です。から何故か宮古を思い浮かび被災地復興の祈りを込めた回答でもある。

あまりにもドタバタと「徒に時は流れていった」がためにこんな時期になってしまったので次回はもっと早く振り返りできればいいなと思ういろずーであった。
[87403] 2015年 3月 15日(日)23:21:07【2】EMM さん
Re:戦国市盗り合戦について
(指摘した点を修正して頂いたためこの記事を削除しましたが、[87402]との整合性を取るため記事番号だけ残しておきます)
[87402] 2015年 3月 15日(日)22:43:06【4】オーナー グリグリ
戦国市盗り合戦について
[87400]で白桃さんが何やら怪しげな書き込みをされています。実はもっと早く私からアナウンスしなければいけなかったのですが(白桃さん、お待たせしてすみませんでした)、○洲会議の結果誕生した戦国市盗り合戦について、再度三者による八△洲会議の結果、領国の石高計算において、誤答を減点対象とすることにしました。誤答した領国(市)については1万石の減点となります。ただし、問題市や既存正答市の解答による誤答は減点対象としません。減点を加味した結果は次の通りです。

戦国市盗り合戦(領国編)
戦国市盗り合戦(領主編)

これまでの基準に対して、32領国(一関市、浦安市、かほく市、大津市など)の領主が変更になり、4領国(所沢市、茅ヶ崎市、佐賀市、宮崎市)の領主が獲得石高不足で不在となることになりました。また、領主狙いも69領国で変更になっています。基準変更の件、ご了解とご認識をよろしくお願いします。

なお、デスクトップ鉄さんからも要望されており、今後は、デスクトップ鉄十番勝負研究所の分析メニューから昇格させて、十番勝負分析企画の一つとして、正式にトップメニュー化を諮る予定です。その際、過去回終了時毎の領主一覧、領国別の領主変遷、領主別領国石高一覧など、今後さらに企画を拡張する予定ですので、どうぞご期待ください。

【追記】領主変更、領主狙い変更の領国数、領国名を訂正([87403]EMMさんの指摘により)
[87401] 2015年 3月 15日(日)18:59:31MasAka さん
北陸新幹線
昨日、無事に北陸新幹線長野~金沢間が乗客を乗せて走り始めました。4年前の九州新幹線開業の時は大震災の翌日で出発式や開業式典が全て中止になってしまいましたが、今回は何事もなく執り行われたようで良かったです。今回の北陸新幹線開業は関東地方でも大々的に報道されていましたが、やはり東京駅が始発だからでしょうね。もしこれが九州新幹線だったら新大阪からしか直通運転されないので、仮に震災がなかったとしても関東地方では非常に小さい扱いか、あるいは無視されていたかも知れません。

ちなみに、4年前に開業した東北新幹線と九州新幹線には個人的にいろいろな思い入れがあるのですが、この北陸新幹線は特に大きくは絡んでいないので、「やっと出来たんだな」というくらいで特に感慨にふけることもなく、その開業を淡々と見守る程度でした。

とは言え、延長200km以上の新規鉄道路線が一度に開業するというのは最近では異例のことであり(おそらく1982年11月の上越新幹線以来だと思います)、これによって北陸地方の交通体系が大きく変化することとなったのは間違いないでしょう。今後、200km以上の鉄道路線を一度に開業させることになると思われるプロジェクトは中央新幹線(東京都~名古屋市間、2027年度完成予定)と北海道新幹線(新函館北斗~札幌間、2035年度完成を5年程度前倒し予定)くらいしかありません。

ところで、この日は東北新幹線の上野~大宮間開業からちょうど30周年(1985年3月14日開業)だったのですが、公式には何のイベントもなかったようです。それまでは大宮駅発着だった北へと向かう新幹線が初めて東京都内に乗り入れた記念すべき日であったのですが、完全に北陸新幹線と上野東京ラインに食われてしまったようです。

さて、[87387]の北陸新幹線開業記念クイズ、では私は星野彼方さんといっちゃんさんの合わせ技で……。
(町田市、札幌市、朝倉市、鴻巣市、黒松内町、北中城村、いちき串木野市)
あと、こういう表示もよく見かけるのですが、これはさすがに反則でしょうね(笑)。
(大東市、安中市、大竹市、春日井市)
[87400] 2015年 3月 15日(日)18:22:39白桃 さん
捲土重来・県土頂戴
[87388]伊豆之国さんのクイズのキーワードは■に入る漢字だと感じます。
   自
   ↓
紅→■→金
   ↓
   桃
と、しょうもないオヤジギャグ、失礼しました。

ここからはソレとは全く関係ない話になります。
織田家の後継問題こそ話し合いませんでしたが、“領地”の分配を決める“清洲会議”の1回目が○洲で開催され、その見直しが先日、八△洲で開催されました。
その結果については、いずれオーナーから公表されると思いますが、これにより私の領地がかなり削減されました。なかでも、関東の拠点でもある浦安、「心都」東かがわの後背地である鳴門、心都から首都岡山へ通じる坂出を没収されたことは痛恨の極みであります。とりわけ坂出は重要な地で、これが無くなっては瀬戸大橋が通過できず、宇高フェリーを利用せざるをえません。
ま、領地召し上げは、自分がまいた種=“五島列島”によるものですが、臥薪嘗胆、夏の陣には「けんどちょうらい」を期し、香川と岡山の県土を「ちょうだい」しにあがりますヨ~ん。
そのため、上記の都市とともに、倉敷、三豊を加えた五都市を最重視市に認定いたしました。
(がっくんさんと相互不可侵条約を締結した、というウワサが流れていますが、そんなことはありません。)


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