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hmtさんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[87818]2015年5月18日
hmt

[87818] 2015年 5月 18日(月)18:20:47hmt さん
しらさぎ、シラサギ、白鷺
[87802] ぺとぺとさん
平塚市のホームページを確認すると、【コサギは】「市の鳥」ではなく「市民の鳥」として指定されていました。
[87805] N さん
ホームページにはシラサギ(コサギ)と書かれており、例規集にもシラサギと書かれているので、コサギではなく シラサギの方に追加しました。

外野席の観客からですが、この やりとり を見ながら頭に浮かんだのが、「シラサギ」の意味と その表記法です。

平塚市 市民の木・市民の花・市民の鳥 の記載
市民の鳥 しらさぎ(コサギ)
 くちばしは長めで年間を通して黒く、足の指だけが黄色です。夏羽では、羽冠と呼ばれる白い飾り羽があり、他のシラサギ類と容易に区別できます。本州以南に留鳥として分布し、金目川や岡崎等の水田で見られます。

これを見ると、市民の鳥として指定された動物は、普通は「しらさぎ」と呼ばれているが、種の標準和名で正式に記せば 「コサギ」という名の鳥である と理解できます。いくつかの特徴を列挙した上で、わざわざ「他のシラサギ類と容易に区別できます」と断っていることからも明白です。
更に言えば、「シラサギ」と表記せずに「しらさぎ」と平仮名表記にしたのも、標準和名に使われる片仮名表記を意識して避け、「コサギ」という種に限定した「しらさぎ」であることを示すた配慮ではないかと思われます。

もちろん、指定した鳥の範囲をどの程度の厳密さで考えるかは市の姿勢次第です。
中央市 市の鳥「しらさぎ」
市内で多く見かける「しらさぎ」は、学術上「コサギ」を指しますが、「コサギ」を含めた さぎ類の内、体色の白いものの総称を「しらさぎ」と呼びます。

潟上市も、「市の鳥 シラサギ(白鷺)」を コサギやダイサギなど 白い鳥の総称 としてとらえています。
潟上市は、漢字表記との併記によっても単一種でないことを明らかにしているようですが、あわら市は「市の鳥:白鷺」と漢字単独の表記です。

漢字を使ったのはこの2市だけで、多数派は平仮名の「しらさぎ」でした。
前記平塚市、中央市の他に松戸市【水辺の鳥】、城陽市、姫路市、小郡市、玉名市が使っていました。
平塚市・姫路市のように、種の違いに言及した市もありますが、姿の白い鷺をこのように呼んで、種を気にせずに指定した市も多いようです。

「市の鳥」は学術的な分野ではないので、漢字・平仮名・片仮名の何れで表記してもよいのでしょう。
[87780][87788]が片仮名表記で統一されているのは、片仮名が用いられている標準和名の影響と理解できます。
行方市、小美玉市、津島市のように「シラサギ」を使った市もあります。

でも、種の名称として「シラサギ」とい鳥が存在するわけではない。
標準和名的な片仮名表記は、「シラサギ」という種があると誤解させる原因にならないでしょうか?

余計な心配かもしれません。私の好みでは「しらさぎ」のような平仮名表記です。但しこれにも欠点があります。
表形式ならともかく、漢字平仮名混じりの文中では 片仮名表記を使うことによって 動物名を 視覚的に浮き上がらせる効果が失われます。もちろん、意味がわかり易い漢字表記を すべての鳥名に使うことは不可能です。

姫路市鳥「しらさぎ」 と姫路市蝶「ジャコウアゲハ」
白鷺城と言えば姫路ですが、姫路市の呼び方は 姫路市鳥なのですね。こちらにも、コサギ、チュウサギ、ダイサギなどを合わせてシラサギと呼んでいる と記されていました。
姫路市の概要では「シラサギ」と表記。表記違いはあまり気にしていないようです。
それでも、市制100週年にあたり制定したとのことなので、平成元年の例規集を調べましたが見当たらず。

参考までに、いきもの通信289号 をリンクしておきます。


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