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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[89935]2016年2月4日
hmt

[89935] 2016年 2月 4日(木)20:24:40hmt さん
ローマ字表記・英語表記 (4)Ono City問題
[89927] グリグリ さん
大野市と小野市がどちらも"Ono City"と表記するのはどう考えてもおかしいと思います(佐倉市とさくら市をローマ字表記で区別できないのはやむを得ないとしても)。この問題をカッコよく解決する手段が見当たらないのが現状かと思います。

60年以上も前から完全一致の表記を続けている府中市を始めとして、多数の 同名・同音の市 があります。
当事者である市当局としては、手段が見当たらないと言って、手をこまねいていることはできません。

元々、同一の名称を排除する根拠とされた通達そのものに合理的な根拠があるわけでもなく、「別の地名であることを区別する必要がある場合」には、それに応じて「区別できる表記」を選べば済む問題です。

さしあたり問題になりそうな自治体サイトの表記を見ても、完全同一の府中市(広島県と東京都)、伊達市(北海道と福島県)では都道府県名を付しています。
正式表記の異なる 佐倉市と さくら市 の場合は、紛らわしい名称を後から名乗った方が「tochigi-sakura」として区別できるようにしています。

福井県大野市(1954/7/1)と兵庫県小野市(1954/12/1)の場合、共に「Ono」というローマ字表記を使っていながら、それが問題になるとは認識していなかったのではないかと推測されます。
でも、インターネットが普及して市のURLを定める段階になると、区別のつかないことが顕在化しました。

それに対応して「city.ono.fukui」と「city.ono.hyogo」で区別する。これは妥当な解決です。
市当局のとった解決策を代弁すると次のようになります。
国際的に用いるラテン文字表記において、日本の地名を県名で区別することは、自然なことである。
国内的な区別に使われている「長音表記」にこだわるのは、むしろ不自然である。

「Ono City問題」に関係する他の例を見ると、大野城市は「city.onojo.fukuoka」ですが、豊後大野市は「bungo-ohno」とハイフンを使うと共に、「city.minoh」にも使われた「oh」を選んでいます。

参考までに山陽小野田市は「city.sanyo-onoda」です。「ono」は当然として、「sanyo」は「サニョー」と英語読みされる おそれ があります。
でも、Pnasonicに統合される前の「SANYO」が知られていたので、心配はないのかもしれません。

町では、岐阜県揖斐郡大野町が「town-ono」を使っています。
先を越された?福島県田村郡小野町は「town-ono.fukushima」と、県名を付けて区別。

2005年に廿日市市に編入された広島県佐伯郡大野町は「ono-town」でした。WARP
なるほど、順番を変えることにより、岐阜県と広島県の大野町は共存していたのか。
2005年に豊後大野市になる前には大分県大野郡大野町がありました。大野郡5町2村合併協議会は「ohnogun-gappei」で、これが「bungo-ohno」市に引き継がれていたのでした。

函館本線渡島大野駅【2016/3/26から新函館北斗駅】の所在地は、10年前の新設合併までは北海道亀田郡大野町でした。WARPに残されている上磯町との合併協議会では、合併前の表記未発見。
その他平成合併で消えた町村の表記は、岩手県九戸郡大野村が「vill.ohno.iwate」、香川県三豊郡大野原町が「town.onohara.kagawa」、高知県高岡郡大野見村が「vill.onomi.kochi」、群馬県北群馬郡小野上村が「vill.onogami.gunma」で、宮城県加美郡小野田町は未発見でした。


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