[102228]白桃さん
ところが、昭和50年(1975年)~昭和55年(1980年)の5年間では46道府県全てにおいて人口を増加させているのですね。逆に減少させたのは東京都だけ。つまり、明らかな「Uターン現象」がみられたのです。
引用中略
「Uターン」はなぜ起きたか、これを説くのは難しいのですが、田中角栄「日本列島改造論」が少なからず影響を与えているものと考えられます。
有効求人倍率の推移を見ると、昭和50年以降東京都と全国平均の差が急激に縮まっていますね。このことからすると、白桃さんの仰るとおり就職のために東京に出て行く人が減ったと考えられます。
さらに、昭和50年から55年にかけての東京都の人口減少要因としては、上記に加えて所謂ドーナツ化現象による影響が大きいのではないかと推測されます。この間、特別区は減少しているのに対し、特別区以外の市部は逆に増加しています。周辺の神奈川、千葉、埼玉も増加です。