十番勝負は開催中ですが、解答ラッシュの間隙を縫って、
[101691] オーナー グリグリさんに反応します。
(3) 市盗り合戦への領主税導入
領主税の導入を考えています。新規参入者でも領主に手が届くようにするための一案です。例えば、
・開催前に保有石高の10%を課税し保有石高から控除(全領主対象)
・小数点以下の石高は保有石高としては切り上げ表示(内部では小数点ありの実数で保持)
・領主判断は切り上げ後の保有石高でこれまで通り判断
新規参入者が領主になりにくい状況にあるため、参入障壁を低くして十番勝負を活性化する意味では歓迎します。
十番勝負開始直前の第40回終了時点には、領主石高(領主不在の領国は領主狙いの石高)が1万石の市が96市ありました。初参加者でも正答すれば領主になれる市が全市の12%もあったということです。ところが、第56回終了時点には、1万石市は、三沢、角田、東御、豊明、泉南、水俣、串間の7市に減ってしまい、新規解答者が領主になる可能性が大幅に低下してしました。なお、これら7市ではメダルなしで領主になれたので、三沢、泉南の各8回をはじめ領主が頻繁に交代し、全7市で29回の領主交代が起こりました。活性化に貢献していたのです。
また、第40回終了時点で領主石高が10万石以上の市は32ありましたが、第57回開始時点までに領主交代があったのは、高松(9回)と千葉、新潟(各1回)だけです(ほかに京都と大阪で、領主狙いが領主になった)。これらの市の領国石高は、領主が石高を積み増した金沢、大阪、福岡だけが2桁の増加で、17市が0以下(敦賀は-1)です。これらの市では、参入障壁が高く、領地を脅かされることがないため、絶対領主は安心して他国の獲得にまわっていたのです。
さらに初期にメダルで領国を獲得し、その後参加がなく領主の地位を維持している例がけっこうあります。たとえば、M.K.さんが10万石で領主の豊田市と石垣市は、それぞれ第1回、第2回に金メダル2個で獲得したものですが、第7回を最後に解答がないのに、領国を維持しています。これも解答者の意欲をそいでいると思います。
という背景でグリグリさんの提案(妄想)ですが、全領主に対し一律に税を課すのは、新参加者の参入障壁解消にはあまり効果がないと考えます。例えば、第56回終了時の最多領国石高は金沢市の56万石、続いて福岡の46万石、岡山と広島の33万石ですが、10%の税をかけても、領主狙いとの差は圧倒的で焼け石に水です。ましてや新規参加者に手が届くものではとうていありません。二戸市、つくば市、那珂市、相模原市、三島市、浜松市、大分市など領主と領主狙いの戦いが激化している市では、戦いはより白熱するでしょうが、新規参入者の解答意欲が高まるかどうかは疑問です。
そこで、特許権などと同様の有効期限を獲得石高に設けるという案はどうでしょうか。これにより、過去の蓄積ではなく、同時期の対戦成績が市盗りに反映されることになり、絶対領主も過去の獲得石高に胡坐をかくことができなくなります。例えば、獲得後10回まで有効とし、第47回以降の獲得石高で比較すると、岡山市は現領主白桃さんの2万石が最多となりますが、必要石高に足りず領主狙いに転落します。広島はぴーくんの4万石が最多で、領主不在の領主狙いになります。10回連続して正答がないとリセットされることになり、課税方式に比べ新規参加者にとってのハードルが格段に下がります。解答機会がない市はどうするのかという問題はありますが、第47回から第56回まで10回連続解答機会がない市はみよし市だけでした。この方式の問題点は、横浜など必要石高の高い市の領主が永久に誕生しないだろうということがあります。したがって採用する際は、必要石高を人口比例ではなく対数比などで逓減する必要があります。
もう一つの案は、長期間十番勝負に参加していない領主の領国石高を没収するというもの。第7回以降50回連続不参加のM.K.さんの豊田市と石垣市の領国石高を没収すると、豊田市はk_itoさんが6万石で、石垣市はなると金時さんが5万石で領主になります。30回連続不参加を没収の基準とすると、たとえば最終回答が第24回のでるでるさんが領主の平戸市も、領主狙いの駿河の民さんが4万石で領主になり、同時に新参加者のハードルも下がります。いかがでしょうか。