[54351] hmt さん
首都高速道路の石川町JCTから海岸までの間が堀川の跡、石川町JCTから桜木町駅の少し南までが派大岡川の跡で、島状の横浜居留地の形がわかります。
「堀川の跡」と書かれていらっしゃいますが、堀川は石川町JCTから山下埠頭の南側の海まで、高速の下を現在も流れております。
現在の横浜観光ガイド風にわかりやすく言いますと、元町商店街と中華街とを隔てる川が堀川です。
元々は大岡川から分かれた中村川が、石川町JCTのある地点から桜木町の方向に向けて派大岡川として急旋回していたものを、そこから東北東へと自然な形で海岸まで掘って行ったのが堀川。
その後、派大岡川は埋め立てられ、その場所を高速道路が掘割のような形で桜木町手前の大岡川にかかる桜橋付近まで通ったために、現在はあたかも中村川の下流が堀川と単に名を変えたように見えます。
なお、大岡川から派生した川としては、堀川とまぎらわしい掘割川というのがあります。
これは中村川と吉田川(市営地下鉄建設時に埋め立てられ、上は大通り公園となっています)との分岐地点からほぼ国道16号線沿いに磯子まで流れて海にそそぐ川で、こちらは中村川・堀川との間は中洲のような平坦地ではなく、山となっています。
もちろんこの掘割川も人口水路です。明治にはいってからの掘削です。