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[97595] 2019年 3月 28日(木)23:41:43白桃 さん
「都会」の四条件をクリアしている東北の「隠れ都会」とは?
今、取り憑かれているDIDからチョッと横道に逸れて「都会」の話です。
以前に何度か書き込みましたが、「都会」としての要件と考えられるいくつかの項目について点数化し、その総合ポイントが25以上になる市を、「白桃が認める都会」となる遊びをしています。
東北地方を例にとりますと、以下の15市が「都会」となります。
ただ、この遊びは結構複雑にできている反面、私情を挟みこむ惧れがあることも否定できません。
そこで、一昨日思いついたのが、「都会」としての基本的四条件のみで見たらどうなるか・・・。
四条件とは、
1.2015年国勢調査において、常住人口が8万人以上
2.2015年国勢調査において、自治体内最大のDIDの人口が3万人以上
3.2015年国勢調査において、昼間人口が夜間人口の1倍以上(昼間人口>夜間人口)
4.2016年「経済センサスー活動調査」において、年間商品販売額(卸・小売りの合計)が2千億円以上

第一DID人口昼間人口比率商品販売額都会度(ポイント)
仙台大都会41.57
秋田B都会34.96
盛岡B都会33.97
山形B都会33.61
郡山B都会32.92
青森B都会32.82
福島B都会31.43
いわき×B都会31.00
八戸B都会30.32
弘前B都会30.16
会津若松D都会27.05
酒田D都会26.25
石巻D都会26.10
鶴岡D都会26.05
米沢× D都会25.56
東北地方の15都会のうち、いわき市は条件3がクリアできずに、「都会」失格???
米沢市は、条件4がクリアできていないが、「政令指定都市」、「県庁所在市」、函館市、小樽市、「市制度施行同時の市」は無条件で「都会」と呼ぶこと、という親爺の遺言があり、不動の「都会」と認めています。因みに米沢同様、この遺言によって特赦を受けたのが、さいたま、千葉、横浜、川崎、相模原、高岡、浜松、大津、堺、下関、久留米です。
さて、東北地方には、上記四条件全てを満たしているにもかかわらず、「都会」となっていない市が一つだけあります。その「隠れ都会」とは次のうち、どこでしょうか?????
一関 奥州 花巻 北上 大崎 登米 横手 大仙
(※登米市と大仙市は、現在8万人を割り込んでいることは、マズ間違いありません)
[97654] 2019年 4月 24日(水)11:45:30【1】白桃 さん
トカイかイナカ
タイトルは「都会か田舎」ではなく、「都会か否か」のつもりなのですが、結果的にはどっちでも良いような…。

都会かそうではないかを論じ、都会の「定義」なるものを導きだそうと試みることは意味のあることではない、と分かってはいますが、そういうことが好きだから仕方がありません。
[97595]他、過去に何度も書きましたが、常住人口、DID人口、市の経歴、昼間人口比率、商品販売額により、また、行政機関、都市的観光施設、鉄道駅、警察、高校の有無を考慮するなど、その総合ポイントに基づき全国792市を以下のとおり区分しています。
40.0ポイント以上:大都会(大阪市~仙台市の9市)
35.0ポイント以上:A都会(さいたま市~宇都宮市の16市)
30.0ポイント以上:B都会(高松市~弘前市の62市)
27.5ポイント以上:C都会(平塚市~鈴鹿市の36市)
25.0ポイント以上:D都会(土浦市~池田市の66市)
22.5ポイント以上:中都市A(ひたちなか市~日田市の82市)
20.0ポイント以上:中都市B(鴻巣市~由利本荘市の85市)
17.5ポイント以上:小都市A(岡谷市~北本市の111市)
15.0ポイント以上:小都市B(糸魚川市~井原市の101市)
12.5ポイント以上:小都市C(福島県伊達市~遠野市の88市)
10.0ポイント以上:小都市D(豊前市~南九州市の71市)
10.0ポイント未満:零細市(東かがわ市~歌志内市の65市)
※2019年3月1日現在
上を見ていただいた方は気になると思うのですが、「都会」と「都市」という語が混在しております。「都市」の定義も難しいのですが、学問的にこじつければ何とかなると思います。一方、「都会」の定義はさらに難しく、ひとそれぞれの感覚によって違ってくるものと思いますが、イメージするところは案外共通するものがあるのではないでしょうか?
私は「都市は、市であること」という極論?には同意できず、町村の中にも「都市」はあり、市制施行したところの中にも「都市」と呼べないところもあるのではないかと考えています。そういう意味で、都会度10ポイント未満の市に「都市」という名称を付けなかったのですが、アノ市がそのグループに仲間入りするとは、情けないというか、悔しいというか。ま、少し意味は違うが、「鶏口となるも牛後となるなかれ」と考えましょう。
話を戻しますが、「都市」の上に「都会」が存在するのではなく、「都市」の中に「都会」と呼ぶにふさわしいところがあるという考えで、都会度25ポイント以上を一応、「都会」としております。なお、25ポイント線近辺の市については、以前、当落書き帳の皆様にご意見をお伺いし、その結果、ポイントでは25を上回っていても、中都市Aにしている市や、その逆の市もあります。また、さいたま市は常住人口130万人越えが目前に迫っており、そうなると都会度が40ポイントを超えます。ただ、「大都会」となるには「大都会審議会」に諮問して了解を得ねばなりません。

平成から令和の世に移り行く機会に、という訳ではありませんが、整理の意味でも、都会度についてブロックごとにDIDとの関連を中心に素描していきたいと考えております。
そのブロックですが、以前のエリア区分と若干異なっております。以下をご参照ください。
北国:北海道、陸奥(りくおう)国、羽後国
東北:陸中国、陸前国、羽前国、会津地域を除く岩代国、磐城国
北関東:常陸国、下野国、上野国
南関東:埼玉県、下総国、上総国、安房国
京浜:東京都、神奈川県
北陸:会津地域、新潟県、富山県、石川県、越前国、飛騨国
中央:山梨県、長野県、静岡県
東海:美濃国、愛知県、伊勢国、志摩国
近畿:若狭国、伊賀国、滋賀県、山城国、丹波国、丹後国、但馬国、大和国、紀伊国
阪神:摂津国、和泉国、河内国、播磨国のうち明石市
白桃:明石市を除く播磨国、淡路国、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県、高知県
西国:島根県、広島県、山口県、愛媛県
西海:筑前国、筑後国、豊前国、佐賀県、長崎県、熊本県のうち荒尾市
南海:荒尾市を除く熊本県、豊後国、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
旧国名が混在し、分かりにくいですね。('◇')ゞ
[97657] 2019年 4月 25日(木)12:36:50【1】白桃 さん
「都会」人口素描(その1.南海ブロック)
[97654]白桃
平成から令和の世に移り行く機会に、という訳ではありませんが、整理の意味でも、都会度についてブロックごとにDIDとの関連を中心に素描していきたいと考えております。
その第一弾です。今回は南から始めます。
白桃は都会度25ポイント以上の189市を「都会」と認定しておりますが、この189市すべてが常住人口8万人以上であります。言い方を変えれば、常住人口8万人以上は「都会」の必要条件ということです。また、189市のごく一部を除き、市域内最大のDID人口が3万人以上となっております。そこで、南海ブロックで常住人口8万人以上の市と3万人以上のDIDを見ますと、以下の通りとなっております。(人口は2019年3月1日現在推計、DIDは自治体境界を無視した【実質】DID)
市名推計人口-----DID名DID人口中心自治体
熊本739,735熊本662,984熊本市
鹿児島596,636那覇612,319那覇市
大分477,735 鹿児島450,489鹿児島市
宮崎398,683 大分297,369大分市
那覇318,482 宮崎244,168宮崎市
都城161,711沖縄 173,861沖縄市
沖縄141,321 別府107,735別府市
霧島124,666延岡 82,178延岡市
八代124,660都城63,366都城市
うるま121,104八代55,162八代市
延岡120,230日向 40,308日向市
別府118,781 糸満33,830糸満市
浦添114,854石垣31,425石垣市
鹿屋102,209
宜野湾97,528
薩摩川内93,666
※DID人口右の〇は、自治体域を越えて連担するDID
上表で目立つのは、那覇DIDです。なにしろ(参考)のとおり、浦添、宜野湾などのDIDと連担しているのですから、静岡、新潟、岡山、浜松の四政令市のメインDIDを上回るのも頷けます。
(参考)【那覇DIDの内訳】
形式DID名形式DID人口所在自治体  
那覇318,151那覇市
浦添96,793浦添市
宜野湾95,504宜野湾市
南風原20,009南風原町
豊見城19,171豊見城市
与那原15,368与那原町
豊見城東14,751豊見城市
浦添東14,376浦添市
西原10,405西原町
津嘉山7,791南風原町
結論を急ぎますが、南海ブロックの「都会」は、次の通りとなります。
都会種別総合ポイント
A都会熊本38.87
A都会鹿児島36.26
B都会那覇34.72
B都会大分33.75
B都会宮崎33.15
C都会都城28.15
D都会別府26.50
D都会八代25.86
D都会延岡25.65
順当と言えなくもない結果ですが、常住人口とDID人口で条件をクリアしている沖縄市、うるま、浦添、宜野湾の沖縄県勢が、(市の経歴)が宿命的な逆風となり25ポイントに届かなかったのが気の毒です。特に沖縄市には、救済策を考えても良いかなと思っているのですが…。
鹿屋はDID人口が減少(DIDも分断)したことで「都会」から陥落しました。鉄道が復活すれば即、「都会」に返り咲くのですが、そうはならないでしょうね。
[97660] 2019年 4月 26日(金)12:00:26【1】白桃 さん
「都会」人口素描(その2.西海ブロック)
西海ブロック、別名「かぱぷうさん領」です。(笑)
西海ブロックで常住人口8万人以上の市と3万人以上のDIDを見ますと、以下の通りとなっております。(人口は2019年3月1日現在推計、DIDは自治体境界を無視した【実質】DID)
市名推計人口-----DID名DID人口中心自治体
福岡1,583,101福岡1,994,305福岡市
北九州942,870北九州833,027北九州市
長崎415,002長崎259,398長崎市
久留米303,637久留米174,823久留米市
佐世保248,542佐賀127,768佐賀市
佐賀234,084佐世保111,603佐世保市
諫早135,029大牟田101,592大牟田市
飯塚127,249 糸島98,062糸島市
唐津118,675 大村62,104大村市
大牟田112,604小倉下曽根61,401北九州市
春日110,990 諫早52,623諫早市
筑紫野102,564飯塚49,683飯塚市
大野城100,842唐津36,002唐津市
糸島98,082鳥栖35,471鳥栖市
宗像96,918紫郡丘陵※30,206筑紫野市
大村94,697
中津83,174
DID人口右の〇は、自治体域を越えて連担するDIDです。また、【紫郡丘陵】は筑紫野市の(筑紫原田)と小郡市の(希美鈴)の二つの形式DIDが連担するDIDです。(希美鈴)もそうですが、【紫郡丘陵】という名称もテキトーに付けたもので、もっとふさわしい名称があれば、♪教~えて欲しいの涙のワケを。いずれにしろ、福岡のサテライト的DIDです。
その福岡DIDの内訳は以下の通りです。
形式DID名所在自治体形式DID人口
福岡市連合福岡市1,408,238
春日春日市110,570
大野城大野城市95,832
二日市筑紫野市49,556
太宰府太宰府市48,178
志免志免町43,674
那珂川那珂川町42,236
古賀古賀市39,108
粕屋粕屋町38,977
福間福津市26,893
筑前新宮新宮町25,137
宇美宇美町22,991
須恵須恵町18,925
太宰府西太宰府市15,180
月隈福岡市8,810
なお、福岡市内には、糸島市の(前原)と連担する(周船寺)、(前原)と連担していると認定した(今宿)があり、【糸島】DIDの一部としております。本体(福岡市連合)とは明らかに連担していない(西戸崎)と(早良内野)は問題外としても、東区の人工島?に形成された(香椎照葉)は、本体と連担していると見做すほうが自然かな。そう考えると、(周船寺)(今宿)(香椎照葉)、それに(前原)も含めた【福岡】DIDは優に200万人を超えるDIDになります。
さて、西海ブロックの「都会」は以下の通りです。
都会種別総合ポイント
大都会福岡43.33
A都会北九州37.18
A都会長崎35.41
B都会佐賀32.55
B都会久留米32.18
B都会佐世保30.50
D都会大牟田26.32
D都会諫早26.11
D都会飯塚25.15
常住人口、DID人口で「都会」有資格市の大村、唐津ですが、中津とともに中都市Aにとどまっています。イキの良さが注目されている鳥栖は中都市Bです。やはり、「都会」への道は遠くて険しい?
一方、落ちぶれたりとは言え、A都会を死守する長崎も目が離せません。
[97675] 2019年 5月 4日(土)02:39:05【1】白桃 さん
「都会」人口素描(その3.南関東ブロック前編)
このシリーズは南⇒北のつもりでしたが、とある問題(後述)が生じたため急遽、「南関東」に飛ぶことにします。
「南関東」のエリアは、埼玉県、千葉県と茨城の下総地域です。
南関東ブロックで常住人口8万人以上、いや、ここはハードルを上げて15万以上の市と、3万人以上のDIDを見ますと、以下の通りとなっております。(人口は2019年3月1日現在推計、DIDは自治体境界を無視した【実質】DID)
市名推計人口-----DID名DID人口中心自治体
さいたま1,299,170木更津123,986木更津市
千葉977,572深谷99,347深谷市
船橋636,438蓮田90,120蓮田市
川口589,893久喜81,528久喜市
市川493,078成田79,001成田市
松戸490,878熊谷71,812熊谷市
425,396取手63,175取手市
川越353,813行田48,808行田市
越谷344,404本庄42,592本庄市
所沢341,158古河38,949古河市
市原271,040佐倉※38,060佐倉市
草加249,692東松山37,865東松山市
春日部229,987加須37,107加須市
上尾225,580千葉NT36,692印西市
八千代197,087若宮国分寺台※35,500 市原市
熊谷195,589土気※34,203千葉市
流山190,531茂原32,295 茂原市
習志野172,963銚子31,947銚子市
佐倉171,336
浦安169,682
新座163,768
野田152,748
久喜151,457
狭山150,015
DID人口右の〇は、自治体域を越えて連担するDIDです。上位の【木更津】は(君津)、【深谷】は熊谷市の(籠原)、
【蓮田】は(白岡)&(伊奈)、【久喜】は(幸手)、【成田】は(富里)と連担したDIDです。また、DID名※は、市内に当該DIDよりも人口が多い(形式)DIDがあるところです。面白いのが佐倉市の3つのDIDで、人口が一番多いのが、【首都東京】DIDの一部となっている(志津)で62,730人を数えます。
いずれにしろ、常住人口上位の都市の殆んどが【首都東京】DIDに組み込まれているため、常住人口とDID人口との関連性が全くないような状態です。
参考として、【首都東京】に組み込まれた形式DIDは、以下の通りです。(DID人口10万人以上)
形式DID名所在市DID人口
さいたま市連合さいたま市1,091,159
千葉市連合千葉市797,432
船橋船橋市585,857
川口川口市565,380
市川市川市464,189
松戸松戸市448,814
柏市321,865
越谷越谷市304,711
川越※川越市280,650
所沢所沢市269,589
草加草加市244,784
上尾上尾市202,848
春日部春日部市179,509
八千代八千代市169,396
習志野習志野市167,291
浦安浦安市164,024
新座新座市152,219
戸田戸田市136,109
朝霞朝霞市133,556
狭山※狭山市130,086
入間※入間市118,449
我孫子我孫子市104,390
ふじみ野※ふじみ野市103,978
川越びいきの方々には申し訳ありませんが、白桃市町村人口研究所では、ココを連担と認定しているため、川越を中心にした大DID(※印のDID)を粉砕しています。
今日は、ここまで。後編では、どういう問題が生じたか、南関東の19の都会について言及します。
[97679] 2019年 5月 6日(月)13:01:14【1】白桃 さん
「都会」人口素描(その4.南関東ブロック後編)
[97675]白桃
とある問題(後述)が生じたため急遽、「南関東」に飛ぶことにします。
「問題」というと語弊があるかもしれませんが、さいたま市が2019年4月1日現在推計人口が1,301,861人となり、都会度の常住人口ポイントが1ポイントあがったことで、総合ポイントが40ポイントを超えてしまいました。ということは、【A都会】から【大都会】に昇格する資格を得たことになるのです。ただ、[97654]でも書きましたが、
「大都会」となるには「大都会審議会」に諮問して了解を得ねばなりません。
少し脱線しますが、「大都会審議会」のメンバーは、
♪交わす言葉も寒いこの都会(まち)…と、「大都会」博多を歌ったクリスタルキング、
「大都会の恋人たち」というワケもわからない印象も薄いデュエット、江夏圭介&酒井和歌子
♪都会、裏窓、袋小路~の渡哲也
「俺ら東京さ行ぐだ」の吉幾三、以上(敬称略)
冗談はともかく、さいたま市が大都会に昇格となるかどうかは、懼れながら皇位継承問題よりも重く私にのしかかっています。というのも、私が16年前に編纂した?「地理雑学用語辞典」(改訂版)[13369]には、

「大都会」(だいとかい)・・・東京、大阪、名古屋、横浜、神戸、京都、札幌、福岡、広島
               仙台の10をいう。(千葉、さいたま、北九州、川崎は大都会
               の資格は充分ですが、ただ認めたくないという理由だけで、準
               大都会ということにしておきます。)
因みに「都会」は

「都会」(とかい)・・・いわゆるスーパーではない百貨店があり、市街を循環するバスが走る。
            日本で一番人口の少ない都会は米沢らしい。(般若堂そんぴんさん情報)
            地下鉄でも通っておれば、それはもう「大都会」である。クリスタルキ
            ング?ここでいう「地下鉄が通る」とは単に「市町村域をかすっておれ
            ば良い」というのではなく、地下鉄のターミナル駅が存在するというこ
            とである。また、地下鉄はもぐらであるべきで、地上に出た地下鉄は、
            地下鉄と認めません。また、地下鉄はなくとも、モノレール等明らかに
            都会チックな乗り物があるところは「大都会」の範疇にはいります。
これに、付け加えるならば、
「都会」(とかい)・・・
どういうワケか、よく霧が流れる。夜の舗道はいつも雨に濡れているし、傘が無くて、外出できない人も中にはいるとか…
ということで、南関東ブロックの「都会」は以下の19都市になります。
都会種別総合ポイント
審議中さいたま40.65
A都会千葉37.93
B都会船橋33.27
B都会川口33.07
B都会川越31.01
B都会所沢30.71
B都会松戸30.41
B都会市川30.32
C都会熊谷28.98
C都会越谷28.86
C都会28.11
D都会上尾27.15
D都会野田27.05
D都会市原26.91
D都会草加26.70
D都会成田26.66
D都会春日部26.10
D都会木更津26.05
D都会浦安25.32
常住人口15万以上で、「都会」入りならなかったのが、八千代、流山、習志野、佐倉、新座、久喜(狭山は4月1日現在推計で15万人を割り込んでいる)で、逆に、昼間人口比率、観光交流ポイントが高い成田と、各項目でソコソコのポイントを稼いだ木更津が「都会」となっています。
[97683] 2019年 5月 9日(木)01:20:18【1】白桃 さん
「都会」人口素描(その5.東北ブロック)
[97680]般若堂そんぴん さん
大沼百貨店米沢店が閉店するため,米沢市は2019年8月15日に「都会」たる資格を失います.
すぐ横を通り抜けた際に、こじんまりしているけどそれなりに立派な百貨店だと思ったので、閉店は残念です。ネットで調べた限りですが、今年から来年にかけて米沢以外に少なくとも4~5か所、閉店する百貨店があるようです。
そんぴんさんから米沢の話がでましたので、またまた予定を変更し、東北ブロックにやってきました、
「東北」と名前をつけておりますが、青森県、岩手県の二戸市、鹿角市・小坂町を除いた秋田県、山形県のうちの旧羽後国エリア(酒田市、遊佐町)、福島県の会津地方は含みません。
まず、常住(推計)人口8万人以上の市と3万人以上のDIDを見ますと、以下の通りとなっております。(推計人口は2019年3月1日現在推計、DIDは自治体境界を無視した【実質】DID)
市名常住人口-----DID名中心自治体DID人口
仙台1,088,673仙台仙台市1,106,304
いわき341,796盛岡盛岡市253,544
郡山332,232郡山郡山市232,730
盛岡293,657山形 山形市180,878
福島287,850福島 福島市175,495
山形250,335いわき市69,581
石巻142,468石巻 石巻市63,648
大崎129,866 鶴岡鶴岡市58,040
鶴岡124,554米沢 米沢市45,777
一関115,785名取名取市45,707
奥州115,028小名浜いわき市 39,016
花巻94,368古川大崎市37,903
北上92,497天童天童市37,683
米沢82,659岩沼 岩沼市33,812
須賀川須賀川市31,131
北上北上市30,471
(DID人口右の〇は、自治体域を越えて連担するDID)
合併によって人口を増やした一関、奥州ですが、市内のDIDは3万人に達していません。
冒頭に戻りますが、「都会には百貨店がある」というのは、単なる私の「願望」でして、都会度25ポイントを超える「都会」の中にも百貨店がないところが結構多いのです。例えば、いわき市には馬鹿でかいイオンモールが小名浜にありますが、市内に「百貨店」と呼べるものはありません。百貨店の有無で都会度を測る、♪そんな時代もあったねと、誰かに笑われようと、昭和39年10月10日に学校の体育館に集合させられ、剣道着のまま東京オリンピックの開会式を見てた私にとって、デパートとスーパーの違いは、伊東ゆかりの「歌謡曲」と黛ジュンの「ポップス」の違いより鮮明に感じるのです。
だんだん話がずれてきそうなので先を急ぎます。米沢市の場合、百貨店の存亡以上に気になるのが、卸・小売り合計年間商品販売額の低さです。平成28年経済センサス活動調査によりますと183,229(百万円)で、この数字は、石巻、
大崎、北上、名取、花巻、奥州、鶴岡、気仙沼、一関より下で、辛うじて天童の上にあるという有様です。
では、東北ブロックの「都会」を発表します。
都会種別総合ポイント
大都会仙台41.52
B都会山形33.56
B都会盛岡33.47
B都会郡山32.42
B都会福島31.43
B都会いわき31.00
D都会石巻26.10
D都会鶴岡26.05
D都会米沢25.56
因みに、米沢市と、惜しくも「都会」になれなかった一関市の総合ポイントの内訳は…
項目米沢一関
常住人口9.1010.00
DID3.002.50
市の経歴10.008.20
昼間人口比率0.30-0.05
商業3.053.00
観光交流0.10
鉄道交通0.010.02
総合25.5623.67
なお、米沢市の商業ポイントの内、百貨店ポイントは0.05なので、大沼百貨店が消滅しても依然、「都会」として残ります。ただ、常住人口が8万人を割り込むとなると、中都市Aに陥落することになるのですが、「永久都会」として「殿堂入り」が約束されております。
[97689] 2019年 5月 11日(土)00:15:42白桃 さん
「都会」人口素描(その6.特別編:かつては「都会」だった市)
都会度の指標として私が4番目に重視しているDID(人口)ですが、このDIDが登場した経緯について、某市町村人口研究所では、以下のように説明しております。
昭和35年といえば、いわゆる「昭和の大合併」が一段落した頃ですが、複数の町村が集まって市制施行をしたり、多くの町村が既存の市に併合された結果、市域内に農山漁村的性格の強い地域が広範囲にわたって生じることになりました。つまり、それまでの「市」はほぼ全域が「都市的地域」であったのに対して、「昭和の大合併」後は市域の一部だけしか「都市的地域」と呼べなくなった「市」が数多く出現したわけです。
こうなると、従来の市町村単位の統計では「都市的地域」の特質、実態を明らかにすることが難しくなり、新しい統計上の単位を設ける必要に迫られた、これがDID誕生の経緯です。
上記を言い換えると、門司「昭和の大合併」がなかった奈良、DIDという思考は誕生していなかった加茂、都会度を把握するのに国勢調査の常住人口だけで充分であった、ということに成増。
ま、そんな単純な話ではないとは思うのですが、いずれにしろ私は、「昭和の大合併」前の都会度を把握するために、1950年の国勢調査人口に注目しているのであります。
では一体、1950年当時に「都会」と呼べる市はどれぐらいあったのでしょうか?
今現在、私は「都会度」25ポイント以上の市を「都会」としており、その数は189ですから、これに対応させた場合、1950年国勢調査において市人口189位は、41,460人の坂出市までが入ります。が、もっと安全策を採って5万人以上の149市を「都会」としましょう。なにせ、枚方、高槻あたりが5万人に達していなかった時代ですから、「5万人」は説得力あるでしょう。( ´∀` ) 
この149市のうち134市が、今現在も「都会」市を継続しているか、或いは「都会」市の一部※となっています。(※清水市、小倉市など)
今日の主役は、今現在「都会」となっていない、残りの15市です。
以下は15市について、現在の「都会種別」、DID人口の推移を1950年国勢調査人口順に並べたものです。
都会種別1950年人口 (A)60年DID (B)75年DID (C)00年DID (D)15年DID (D)/(A)
夕張零細市99,53072,35234,3020.00
舞鶴中都市A91,91457,87356,12466,57858,2601.01
田川小都市A88,41852,28434,72023,90418,6680.36
美唄小都市C87,09525,34212,78013,61410,6630.42
銚子中都市B73,51255,62651,71842,29631,9470.57
荒尾小都市A64,20727,14318,50426,07626,8100.99
鹿屋中都市A63,50612,35321,80732,01129,9022.42
宇和島中都市A56,57042,33540,45137,66931,9270.75
大村中都市A56,18226,40123,87453,38762,1042.35
三原中都市A54,99040,62645,94749,13346,7361.15
直方中都市B53,63829,35423,26929,25426,8580.91
貝塚中都市A53,58628,02167,85982,15476,6042.73
小野田※中都市B52,87727,53223,24519,79817,7480.64
唐津中都市A51,82044,36844,00436,90136,0020.81
中津中都市A51,41027,95024,45025,52026,5520.95
※2015年は山陽小野田市の数字
上表を見て、なんだか濃厚で個性が強い市が並んでいる、と感じるのは私だけ???
全般的に言えることは、産炭地など鉱工業に偏向し、産業転換を難しくしたところが目立ちます。鹿屋や宇和島などは取り巻く地域全体が地盤沈下していったのでしょうか。中津もナカヅトバズだし…、言ってはなんですが、「都会」復帰に希望が持てるのは、1975年頃から本格化した長崎空港を持つ大村ぐらい。2019年4月1日現在推計人口で、ついに5万人台に落っこちてしまった銚子市、20年ほど前に息子と二人で食べた回転寿司は美味しかったな!


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