お久しぶりです。
受験生生活も大詰めを迎えているところでございますが、息抜きに書き込みます。
先日、とある大学の日本史の過去問を解いていましたところ、
こんな問題に出くわしました。(白桃さんが好きそうです)
各自治体を人口別に4つのグループに分類し、各グループの人口の変遷をもとにして政治経済史を考察するというなかなか興味深い問題なのですが、気になるのはは問1。1930年と1935年の間に起きた都市部への人口増加の原因を論述する問題ですが、皆さんならどのようにお考えになるでしょうか。
確かに、設問には「国家的な政策について説明しなさい」と記されている以上、昭和恐慌から復興するために行われ、重化学工業を発展させることに成功した高橋財政について書くのが適切でしょう。しかしながら、この表の数値の動向のみを気にするならば、1932年に東京市の82町村の編入(同時期に京都市も1市3町23村を編入)により「(3)と(4)の人口が減少」し、「(1)と(2)の人口が増加」したと捉えるのが最も自然だと思うのですがいかがでしょうか?
まあ、戦前の人口移動、人口増加の激しさは現在の比ではないですから、それを考慮するとやはり合併よりも財政政策による影響の方が大きかったのかなあ...。
細かいと言ってしまえばそれまでなんですけどね(笑)