[85630] オーナー グリグリさん
[85629] 千本桜さん
かなり後ろ向きの見解なので、書こうか書くまいか迷ったのですが、
そもそも、平成の大合併って「活性化」を目指したものだったのでしょうか?
「市町村の合併の特例に関する法律」の第1条にも
地方分権の進展並びに経済社会生活圏の広域化及び少子高齢化等の経済社会情勢の変化に対応した市町村の行政体制の整備及び確立のため
とあります。もちろん、合併によって行財政が効率化し、それで生じた余力を活性化につなげることができれば良いのでしょうが、そもそも現状を維持するだけで精一杯の自治体も多く、余力を生み出すこと自体が難しいのではないでしょうか。
どこの合併でも、協議の段階などでは、様々な当事者がそれぞれの思惑でいろいろな目的を語っていたとは思いますが、私個人としては、言葉は悪いですが、平成の大合併の目的は、行財政リソースが持続不可能なまでに減少した(すると見込まれる)自治体の延命策ではなかったのかと思っています。
これに対しては、
[85630]に
何も変わらずというより、公共サービスの低下による生活環境の悪化やそれに伴う経済活動が低下していると思います。
とあるように、延命になっていないという意見もあるかとは思いますが、公共サービスを無理に維持して突然破綻させないように、公共サービスを低下させるための「合併という機会」を作ったとも言えるかと思います。
直接は関係ないのかもしれませんが、
[85626]で紹介のあった議員定員割れの町村が全て平成の合併をしていない町村というのも、何か考えさせられます。