昨日、十番勝負研究所の各データを第68回の結果を追加して更新しました。予告したとおり、問題別難易度分析において、問題自体の難易度に関係しない一般問題の問題市と既答市の誤答は、これまでどおり誤答率の計算の分母と分子から除外しました。問三紋別市が誤答(問題)の、問一坂出市、問七鹿島市、問十南房総市が誤答(既出)の対象です。
想定解分析においては、複数解可能問題は一般問題としても成立しうることに鑑み、一般問題と同じ扱い、すなわち、市ごと問題ごとの「問題・正答・未答の合計は1または0」としました。これは現在の集計システムを変更せずに実施できる方法です。
[111812]のN さんの提案とは、
問題と正答・未答は同時にプラスはありえるが、正答と未答に同時にプラスは無いようにする。
が異なります。問題と正答、問題と未答もプラスなしの1にしています。
問題と正答が併存する場合は「正答」、問題と未答の併存は「問題」としました。問六の問題2個の三島市は「問題」、問題1正答1の取手市は「正答」、正答1未答3の加須市は「正答」です。解答選択率100%を維持している鈴鹿市についていえば、今後問題と正答が出題されれば「正答」判定で、解答機会率・解答選択率の計算に算入され解答選択率100%。問題と未答だった場合も「未答」ではなく「問題」判定で、解答機会率・解答選択率に不算入となり、やはり解答選択率100%が維持されます。問題に提示されず、解答機会がありながら、まったく解答されなかったときだけ、解答選択率100%の座から落ちることになります。
難易度分析と想定解分析は、追って書きますが、その前に。
[111812]Nさんと
[111819] おがちゃん さんが3大会連続完答上位5名の顔触れが変わっていないことについて、ともに「よろしくない」と認められました。視点を変えると、第66回から第68回の完答者上位5名の誤答が1→2(誤答(問題)を除く)→7と増加しているのが注目されます。これは、出題時に想定解数が提示されず、「該当しない市」の提示もなかったことが影響していると思います。
[111834] グリグリさんが
共通項を一応確定できる根拠を最初の問題提示から設定すべきという趣旨だと思いますが、それは朝9時開始夜9時採点想定解数提示とした方針、すなわち「熟練者に確信を与えず初級者にメダルチャンスを与える」に逆行することになります。敢えてそのような非該当市の提示はしない方針です。
と書かれていますが、この方針は今回の完答順位に影響しなかったものの、超上級者以外にメダルチャンスを広げることにはなったと思います。第67回のように、出題から第1回採点まで36時間とすれば、完答順位にも影響したかもしれません。