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N-Hさんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[78245]2011年5月13日
N-H

[78245] 2011年 5月 13日(金)15:00:00N-H さん
生存証明
皆様、お久しぶりです。N-Hです。
なんと、昨年8月以来の書込みになるんですね。ちょくちょく拝見させてはいただいておりますが、そんなにご無沙汰しているとは自分でも意外な感が。

少し近況報告をば。
まず、この連休に転居しました。まあ、今までと同じ市内なのですが、区が変わりました。
今までより駅がだいぶ遠くなり、またいかにも横浜市といったアップダウンの激しさと狭隘にして迷路のような道に毎日難儀しつつも新鮮な暮らしをエンジョイしています。
次に、転勤により職場もかわりました。とはいえ、以前も2度勤務したことのある場所です。
「落書き帳」におじゃまするようになってから、これで前勤務地と現勤務地をそれぞれ2回経験したことになります。

というわけで、利用鉄道路線が相鉄・JR・京急から東急(東横線)・京王(井の頭線)と大きく変化してもいます。勤務先の近くの図書館でクラシックや落語のCDをせっせと借りてはポータブルオーディオに落とし、気が向けば勤務先最寄駅から職場までの道を30分以上も歩きながら耳を傾けている毎日です。

震災の日には東京は五反田駅の東急の駅ビル内の書店におりました。最初は遠くの地震だなと思っているといつまで経ってもゆれが収まらず、そのうち書棚から次々と本が落下する事態に「これはとてつもない大地震が相当遠くで起きたのではないか、そしておそらくそれはここ数日地震が起きている三陸沖であろう。津波はどうなるんだろう」と直感し、生まれて初めて天災で真の恐怖を味わいました。そのまま地上に降りて群衆の一人と化し、電器屋の店先のテレビで大津波警報を見、さてどうやって帰宅しようかとそればかり考えていました。
当然鉄道はすべて長時間止まるだろうと判断し、バスファンの本領発揮で五反田駅から川崎駅まで出ている東急の路線バスがあることを思いだし、停留所に行ってみると、無事動いていました。ともかく乗車するとバスがひっくり返るかと心配になるくらいのすごい余震が。
なんとか川崎駅にたどり着くと、もう絶望的な群衆の数で、それから先もくろんでいた横浜市営バスの川崎駅~横浜駅を結ぶ7系統乗車はあきらめました。
それにしてもおびただしい人の群れなのに、実に皆さん落ち着いて列を作って整然としているのにはびっくりしました。
結局そこから保土ヶ谷の(当時の)自宅まで徒歩で帰宅。ずっとラジオを聴きながら、刻々とはいってくる情報に心を痛めつつ黙々と大勢の人とともに歩き続けました。
それから数日、自分の勤務する企業の公共的使命の大きさと一方で研究開発といういわば不要不急の自分の職務とのギャップに悶々として過ごしました。
あれから自分の中で何かが確実に変化したと思う、それほどまでの大きな体験でした。


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