[91493]こちらこそまだ未熟者ですが、同じ福岡の者としてよろしくお願いします。
[91500]白桃さんの記事を読み、接頭語が用いられた駅名が気になり調べたところ、名古屋鉄道西尾線に「碧海古井駅」(愛知県安城市)があるのを発見しました。碧海と言えば、安城・刈谷・高浜・知立・碧南の5市を含む広域地名で、旧郡名でもあるものとして知られています。全国でも、旧国名、現存する自治体名などが接頭語となる例は数多見受けられますが、名自治体名や自治体内の地名にも現存しない旧郡名が接頭語として用いられる例はかなり珍しいのではないかと思います。実際、同路線にかつて存在した「碧海」の付く2駅も2008年に改称されています。
ただこの場合、旧郡名の「碧海」が冠された駅名という捉え方とは別に、以前名鉄西尾線を保有していた「碧海電気鉄道」の会社名を接頭語に使用したという考え方も可能です。
ただ、このように消滅したように思われた広域地名を持つ旧碧海郡5市が平成の大合併の際に対等合併・新設市制し「碧海市」を設置するという構想も一部では噂されていたそうですから、ほとんど現存しない地名が地域のつながりに関わっているという見方もできそうです。