[41300] 更級14 さん
気になるのは、改札を通らない複数の経路が想定できる場合、どのようにパスネットから差し引く運賃を決めているか、ということです。パスネットの場合には、改札で自動的に運賃が差し引かれるため、経路を「自己申告」することもできません。
例えば、東急大井町線九品仏~東武伊勢崎線西新井の場合、運賃の異なる経路が考えられます。いずれも、途中で改札を通ることはなく、所要時間も大差ありません。知らないうちにキセルしていた、あるいは、知らないうちに損をしていた、ということが考えられそうです。
この場合は「運賃の一番安い経路が選択される」ようです。
さすがに「知らないうちに損をしていた」となるのはまずいとの判断なのでしょう。
自分の経験を紹介します。
半蔵門線が押上まで開業して東武と直通を始めたばかりの頃(まだ営団でした)、北千住から東武~半蔵門線~田園都市線と直通して溝の口まで乗ったことがあります。
到着後、パスネットの印字を見ると430円引かれていました。
しかし、乗車経路の運賃は
・東武(北千住~押上)160円
・営団(押上~渋谷)230円
・東急(渋谷~溝の口)220円
で合計610円となり全然合いません。
調べてみると、
・営団(北千住~中目黒)230円
・東急(中目黒~溝の口)200円
の最安経路があり、そちらが採用されていたようです。
日比谷線の直通のため北千住の東武と営団の改札が一緒であったが故に、東武はせっかく半蔵門線に直通しても運賃をもらえない場合があるという皮肉な状況になってしまっています。
さすがにこれはちょっと東武がかわいそうだと思いました。