[16156]special-week さん
東海道新幹線混雑緩和を目的としているとしても、大阪から東京、東京から大阪に行く人が果たして北陸新幹線を利用するのかな?と思います。北陸新幹線は約700キロメートルの行程です。時速300キロでぶっ飛ばしても約2時間半。駅での停車や山間部&勾配地ではスピードを落すから4時間はゆうにかかります。これでは代替線になり得ないと思うのです。
平野部の最高速度は350 km/hまで上げられます。
「のぞみ」型便の途中停車は1駅(富山か金沢)でしょう。
この種の試算は、各所で行なわれています。
所要時間は3 h前後になります。
さらに、当初の計画では、長野~富山間は飛騨山脈をトンネルで越えほぼ直線で結ぶ計画でした。
それ以外でも、いちぶ在来線を利用する現在の計画より、路線距離は短く、線形はよくなっています。
当初の計画どおりの線路に新幹線を通すなら、2 h 30 min前後になるでしょう。
路線距離は長いですが、線形の悪い東海道新幹線より速度を出せることに注意してください。
災害などの交通網の分断も、糸魚川―静岡構造線を考えると東海道新幹線が利用できない状況の地震ならば、まず間違いなく北陸新幹線も使用不可能になるでしょう。
糸魚川‐静岡構造線全域を震源域とする地震などはナンセンスです
過去何十回となく、地震、豪雨、豪雪、停電、人身事故、バードストライクなどで東海道新幹線は止まりましたが、そのほぼ全てで、北陸新幹線は平常運行したでしょう。
また、まだ出たことはありませんが、警戒宣言が出れば東海道新幹線は止まります。(北陸新幹線は止まりません)
大地震なら両方止まることもありえますが、どちらかが先に復旧します(あたりまえだが)。
その差は数週間から数年にわたるかもしれません。
というよりもそれほど大規模な地震が起きた場合、人間の心理として移動自粛を考えると思いますから緊急時にわざわざ東京・大阪へ行こうと考えるでしょうか?
緊急時だからこそ、考えます。
まず、帰宅しなければなりません。
阪神大震災を思い出せば、代替路線の必要はわかると思います。
緊急時にこそ、交通は維持されるべきです。