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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[108621]2023年8月12日
伊豆之国

[108621] 2023年 8月 12日(土)14:28:11伊豆之国 さん
第64回十番勝負を振り返って~多摩川に晒す手作りさらさらに~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
前回で連続全問完答記録が途切れたのと、この猛暑の中、いまいち気分が盛り上がらなかったのですが、ともかく参加して、それから先は成り行き任せ、という形で臨むことになりました。
例によって、解答できた順に。今回も初日は模様眺め。

問十~多摩川に晒す手作りさらさらに~
該当する市が例示されず、非該当の市だけが並んでいた妙な問題、どこでどう気づいたのかわからないけれど、ふとしたことから共通項が閃いた問題でした。十番勝負関係のランキング表を見て、何気なく「過去の出題市ランキング」をみると、お題とここまで出てきた市がいずれも「過去にお題になったことがなかった市」だと…。想定解数もぴったり。その中から、ここを取れば領主になれる狛江市に。後で気づいたことだが、「過去に類題が出ていた」(第55回・問九)ということが、勿来丸さんの[108574]の記事に出ていたが、実はそのときに答えたのも狛江市だったとは、まさに奇遇…。

問一~狭山茶どころ 人情にあつい~
お題の市の並びと、ここまでの解答の流れから、その最初の読みを取ると「ひ」「ま」「わ」「り」のいずれかだと…。思わず笑いをこらえきれず、これには参りました([108324])。ここは領地防衛をということで、「多摩湖は庭先ではなくて他人の庭」([73982])だという東村山市を。

…結局、ノーヒントでわかったのはこの2問だけ。第一ヒントが出てもどれも全く分からず、第二ヒントが出てからやっと…。

問四~何ぞこの子のここだ愛(かな)しき~
第二ヒントを「この市だけにある」と解いて、「この市だけに使われている文字がある。そこで「市区町村の文字頻度分析」を開いてみることに。渋川市や会津若松市がNGの理由は対象を「市」だけに絞るとその市だけだが、「市町村+特別区」で見るとそれぞれ「渋谷区」や「会津」の付く町などがあることから理解できた。ここは領地奪回を目指し調布市を。
答え合わせを見ると、高槻市がOKになっていたので、頻度の対象となる「区」は「特別区」に限定で、「政令市の区は対象外」ということだったのでしょう(「槻」の字はさいたま市「岩槻区」にも使われている)。

問八~アルプス一万尺~
第二ヒントが出て「六月の話題と」と解けるも、何のことなのか絞り切れず。次の第三ヒントのSV画像が出て、UPすると「八文字」の居酒屋?の看板が見えて、「そういえば、読み仮名八文字の町村」の話題があったな、と思い出す。こちらも「雑学」から「過去に存在した長い読みの町村(ふりがな8文字以上)」を見たのだが、市盗りに絡みそうな市もなく、「既出解にない」ことが分かりやすい市から選び、これまで未解答だった南アルプス市に。山梨県の市を答えたのは、第49回の問十で中央市を答えて以来、15大会ぶりでした。

問三~Central Freeway~
お題、該当しない市に大都市近郊のベッドタウンが並んでいる中で、枕崎市が明らかに異質で、方向性がつかめなかったのに加え、第二ヒントは「とても遅れてる」と解けたものの、何が遅れているのかわからず。その次のヒントの画像に「三分一」の文字が見え(山梨県北杜市の「三分一湧水」の近く…十数年前に見に行っていた)、「市議の三分の一以上が女性」ということが閃いてきた。そこでお題とそこまでの正答市のいくつかのHPを開いて市議会議員のリストを見ると、どうやら当たっていそうだ、明らかに違和感があった枕崎市や尾鷲市を見たところ、市議の三分の一以上が女性だったと…。女性市議が多そうな東京近辺のペットタウンの市をいくつか当たって、調布市が該当しているのが見えたので、再び「深大寺そば」を召し上がって「領主の安堵」を図ったのですが、そのあと「冷や汗」をかくことになったのは、次項で…。
ところで、メークインさん([108568])・白桃さん([108570])・勿来丸さん([108574])・ばなしさん([108589])さんも口をそろえておっしゃっていますが、「とても遅れている」というヒント、この問の趣旨とは真逆、明らかに矛盾しており、大いに疑問がある表現だったのではないでしょうか。

問二~七里ガ浜の磯伝い~
第二ヒントは「自分は除外」と解け、「その市の周りの何か」に関係するものかな、と思ったものの。その次の画像を見ると、指示ポイントがあった、拉麺屋の「一蘭」とスタジオの「UNDEUX~」がまず目に入り、それぞれから「最多・最大」「1位か2位」に関することかと見たがよくわからず、画像を拡大すると中央少し上に「鉄板二百℃」が見えて、ようやく「隣接するすべての自治体の人口を合計すると200万人以上」だと推測でき、お題とここまでの正答、NGになっていた市を調べてその方向とわかった。しかし、連日の猛暑から来る体調の不安定に加え、夜遅くなって睡魔にも襲われ、あちこち当たって計算するのも面倒と、「横浜市に接する市なら絶対鉄板」ということで、ここまで出ていなかった鎌倉市にした。でも…翌日になって市盗りのライバルが「調布市」を答えていた…。市盗りのルールで辛くも「深大寺城」([107686])死守、となったが、時間の余裕があって調べ切れていたら「深大寺そば三杯盛り」で突き放せていたはずが、これで深大寺城を巡るせめぎ合いはまだまだ続くことに…。

問七~Heavy Rotation~
メダルこそ早々と決まったものの、そのあとの解答の伸びがなく、第二ヒントは解凍できず何のことかもわからず。次の画像では真ん中に「西往寺」の文字が彫られた石柱が目立ち、その次のヒントは「住所の文字」と解けて、やはり「寺院」「寺町」関係かと思ったもの、コレクション自体が作成途上ということもあって先に進めず。ようやく、解けなかった第二ヒントが「異次元活躍」だったことから「ひょっとして『大谷』?」…第三品の画像を拡大してよく見たら「真宗大谷派」の文字があった。そこで「郵便番号検索」から調べて行くと、何と花巻市に「大谷地(おおやち)」という町名があった!札幌市の「大谷地」は、ルート付け替えで半世紀ほど前に廃線になった千歳線の旧線(月寒廻り)に「大谷地」という駅があったので知っていた。大津市には京津線「大谷」駅があり、付近の町名も「大谷町」、町村ヒントのかつらぎ町にはJR和歌山線「大谷」駅。NGの例に出ていた町田市には「南大谷(みなみおおや)」(「北大谷」はない)、鳴門線「阿波大谷」駅がある鳴門市は、駅付近の地名は「大麻町(大字)大谷」…市内に「大谷」で始まる地名がある、読みは「おおや」でもよい、後に何かがついてもよい、町田市「南大谷」のように前に何かが付くのはNG…と、ようやく「境界線」が見えた。「いつもNAVI」から当たって、ここまで静岡県からの回答がなかったことから、5年前に訪れていた袋井市を2度目の解答。
この問では、お題に「大谷石」で名高い「大谷町」がある宇都宮市とか、京津線大谷駅がある大津市が出ていたら、だいぶ難易度が下がったような気がします。

問九~四方の山を見下ろして~
問七と同時解答。第二ヒントは「小説のネタ」と解けたものの、「小説」というとそれこそ数え切れぬほどあり、小説の題名とか舞台になった市とも関係なさそうだ。第三ヒントの画像も「そば屋」ということだけで何を指しているのかわからない。第四ヒントも「住所地名」と見えたもののその先に進めなかったが、もう一度画像を拡大してよく見ると、看板の「大むら」の文字の周りに動物の絵があり、「猫」に見えた。となると、「小説」とはかの漱石の名作のことか…。コレクションの「猫」を開いて「住所」を見ると、静岡県に2か所あり、どちらも自分が十万石の領主になっている「浅間大社」と「修禅寺」の2択になったが、伊豆市のはカッコつきになっていたので、「猫沢」という大字がある富士宮市を取った。
ところでSVの画像ですが、肝心の部分が小さすぎてよくわかりにくいような感じを受けます。世田谷区とか常滑市を出していれば、だいぶわかりやすかったような気がしますが…

問五~人は石垣 人は城~
皆さんも口をそろえておっしゃっているので詳しくは書きませんが、共通項がこの時期には世間からあまり注目されていない競技であったこと、対象が学校(校舎・キャンパス)そのものでなくてグラウンドの場所を選べという「小細工」、それにお題とNGの選定に致命的な不手際があったことで、こうした原因が積み重なって解答者を悩ませる難問となったような気がします。
共通項がようやくつかめたのは、第五ヒントで「練習場」と出たこと。その前の第四ヒントで「蹴球」のことか、と見えたものの、果たしてこの時期に野球の「甲子園」のような全国大会なんてあったっけ?と見て調べてみたら、この時期に開かれている「インターハイ」(高校総体)に蹴球もあり、出場校の一覧表も見つかった。そこからリンクされていた各学校のHPを見ていると、大部分は学校所在地と同じ自治体内にあったが、前橋育英のグラウンドが高崎市にあるなど、いくつか違う自治体あるものもあった。怪訝に思った久喜市は、近県にどの高校の所在地から遠いので、どこの学校のなのかと思ったら、なんと東京代表の成立学園(北区にある)のグラウンドがこんな遠いところにあるとは…。結局、解答候補は「武田信玄」と「伊達政宗」の2択に絞られ、それぞれの代表校のHPと、SV画像を見てどちらを取るか決めることにしたが、宮城代表の東北学院はキャンパス内にグラウンドがあることが分かったものの詳しい説明がなく、山梨代表の山梨学院は、グラウンドが甲府市内でキャンバスの近辺にあるとわかったものの、大学と共通のものになっているようで、高校のHPを見て「大学と共用している」と見えたので、なんだかわけかよくわからぬままだったものの、結局こちらの方を答えることにし、結果OKでした。
この問に関しては、先に述べたように、この時期は高校スポーツでは「甲子園」に注目が集まり過ぎて他の競技への関心が相対的に低くなっている上、「高校生の蹴球大会」というとあくまで年末年始の全国選手権がメインの位置づけであり、そもそも「真夏に全国大会がある」ということを知らない人も多そうで(私自身も知らなかった)、解答者を大いに悩ませた一因になっていたように思えますが。

問六~煙を水に横たえて 渡る浜名の橋の上~
第三ヒントの画像を開くと「ろうきん」の看板が出てきて、そのために大いに苦しむことになった問題でした。第二ヒントの解が、予想した通り「ドタバタ案件」と出ていたので、「ひょっとしてマイナンバー?」と思うも、「ろうきん」とは直接つながらない。画像を地図バージョンに切り替えると、「ろうきん」だった場所が「マイナンバー~」になっていて、不思議に思ったところ、出ていた画像は最新のものではなく、最新のものに切り替えると確かに「マイナンバー」になっていた…。そこで「市区町村別マイナンバー普及率」のHPがあったので開くと、その境界線はどうやら「76%」。実に中途半端な値で、「想定解数が極端に多くならないよう調整するため」だろうかと思ったが、ともかくこの境界線の上にある市を探すことに。ここでも静岡県を見ると、3市あったが、焼津市と島田市が既に出ていたので、残った湖西市に。

…前回で連続完答記録が途切れてからの再スタートの初回となった今回、全問誤答なしで正答することができ、総合順位も18位と、ここ2年ほどの平均値に近いところに持ってきましたが、次回以降はどうするか、ということについてはまだ何とも言えません…
今回の結果について、参加者が前回より増えず、特にここ1-2年の間に新規参入したメンバーの離脱が目立つことについては、前回大会で想定解が少ない問題が出されたことで「完答を目指す」ことが難しくなって参加をあきらめた人が、このような問題がなかった今回になっても戻って来ず、結果として、参加者が十番勝負を知り尽くしたベテラン勢と、参加してから比較的日が浅いものの、回を重ねるごとに大きく飛躍して既に強豪の地位を確立した若手(ばかりとは言い切れませんが)の2つのグループで大半を占められ、初心者にとってハードルが高くなったということも有るのでは、と思っていたのですが、皆さんから寄せられた感想文や意見を見ると、もっと深いところに要因があるように見えました。それと、今回誤答が非常に少ないことについても、以前のように「メダル狙いの博打」を打つということが減り、「誤答リスクを避けて安全運転に走る」人が大半、ということになると、やはり皆さんが危惧したような状況が起こり得るような気もしますが、どうなのでしょうか。
今回答えた10問のうち、今まで未解答だったのは、「総領主」が強すぎて答える機会がなかった山梨県の2市だけ、他の8問は過去に答えたことのある市。「正答市重複率」がまたUPして1.796となり、「千葉県絶対王者」ながら意外と低い値になっているまりんぶる~さん([108213] あきごんさん)の1.816に迫る数値になりました。

♭今回の選曲は次の通り…
問十:多摩川で布を洗う光景を詠んだ、萬葉集の「東歌」より(HP)。
問一:「東村山音頭」の歌いだしに続くフレーズ(「全員集合」ではこの後は滅茶苦茶ですね)。この歌ができた当時の、茶畑が広がるのどかな農村風景を思い起こしますが、今では茶畑は姿を消したのでしょうか。
問四:問十で引用した和歌の下の句。
問八:歌ではこの後「小槍の上で」と続きますが、南アルプス(赤石山脈)には「槍」はないですね…
問三:歌詞に出てくる「調布基地」は、現在の味の素スタジアムの辺り。
問二:「鎌倉」を歌った歌というと、まず浮かぶのが、新田義貞の鎌倉攻めを歌ったこの曲。「剣投ぜし古戦場」と歌詞に出てくる稲村ガ崎の海岸は、私が鎌倉でお気に入りにしている場所の一つです。
問七:この選曲の意味が分からなかった人は、[76154]こちらにヒントが隠されています…。
問九:唱歌「ふじの山」の、出だしの「頭を雲の上に出し」に続くフレーズ。
問五:郷土の英雄・信玄公を歌い込んだ「武田節」の一節。軍団の結束・戦術を表す「家訓」を歌い込んだものでしょう。
問六:鉄道唱歌・東海道編の28番より。東海道線がまだ電化されていなかった頃、弁天島~新居町間の鉄橋の上を黒煙を吐き出して豪快に走り行くSL列車の光景が浮かんできます…

…ここで、「番外」のクイズを。
下記に挙げた各市は、いずれも今年の夏の「甲子園」の出場校がある市ですが、同様の市でもう1市、同じ共通点がある市があります。それはどこでしょうか?

【問X】札幌市、富山市、広島市、高知市、熊本市(該当しない市:宇都宮市、北九州市)
<ヒント>椰子の実は偶数持つ(やしのみはぐうすうもつ)


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