2019/6/18夜に村上市で最大震度6強、鶴岡市温海で最大加速度653ガルを観測した地震。
震央地名は山形県沖の日本海ですが、最大震度を記録した観測値は新潟県内でした。
…というわけで、マスコミには「新潟・山形地震」などの表記も見えるが、気象庁による名称発表はなされていないようであり、
名称を定めた一覧表にも未記載。
名称を定める基準に照らしてみたら、規模・被害などが基準を満たしていないように思われました。【この部分、追記により修正】
新潟・山形両県共に倒壊などの大被害が目立たなかったのは、屋根が軽く、壁が多く、窓が小さい雪国の家屋構造が関係していると伝えられています。
それはさておき、西側のユーラシアプレートと 東側の北米プレートとの境界である
日本海東縁部。
1964年の新潟地震など多くの大地震の震源域が並んでいます。
京都大防災研究所の西村卓也准教授(測地学)のコメントによると、この地域は
南海トラフのようにプレートが沈み込む形ではなく、二つのプレートがぶつかり合っており、ひずみが集中している。
落書き帳の過去記事を探ると、偶然にも1年前に
[96205]日本の地震とアイスランドとの関係 という記事を書いていました。
2010年の記事
[74254]の追記 で紹介した
島村論文 に言及し、
プレートの参考図も付けてあります。