首都圏の停電は日中までは回避されましたが、夕方以降は一部地域で停電が実施されているとのこと。停電する・しないがなかなか確定しないことを批判する向きもあるようですが、家庭ばかりでなく公共機関にも影響の大きい停電はぎりぎりで回避できたと考えたいところ。
京浜急行は14日15時半ごろをもって本日の運行を終了。京浜東北線は一応動いている模様、横須賀線は逗子までを夕方以降に運転予定(
JR東日本トップページ・18時時点)とのこと。そんなわけで横須賀方面の鉄道は完全にストップ。
<21時20分頃追加>
京浜急行は20時頃より横浜以南の運行を再開したとのこと(京急HP)。普通と特急が各20分間隔(1時間に計6本)ということです。
で、国道沿いのバス停で待つ人々を見て思ったこと。ざっと見た限りでも100人以上は並んでおり、車より自転車のほうが早いような渋滞の中ではいつ乗れるやらといった状況でした。
・バス停付近での地図の配布があればなぁ
最近は地図はケータイで調べるものと思っている方も多いとは思いますが、紙媒体の地図も歩きながら見るという利点は捨てがたい。ケータイの地図だと画面が小さいので広い範囲を見ることもできないし。地図の配布があれば「このくらいの距離なら歩いたほうが早いか」「道が分かれば歩いてみるか」といった判断もできそう。もっとも、地図のコピーを配るとなると堂々とはできないのは理解できますが。所要時間と大まかな距離が分かるだけでもいいので、手書きでいいから欲しいなぁと。
・国道路線の運行は?
電車で帰宅できないからといってバスで帰れるかといえば、ある程度の距離を鉄道に並行する路線は少ないもの。平常時なら定時性や運賃の問題で乗り通す客が少ないのでそういった路線の必要性が薄いのは当然のことですが、今回のような非常時には運行を検討してほしいところ。横須賀方面なら主要道路の路線免許は京急バスが持っているので、何とかできないものかと。
・短距離路線の必要性は?
普段だったら駅から比較的近い住宅地へのバスは、1往復の時間が短いので車両の運行効率もよく、利益の上がる路線なのかもしれません。しかし、たかが3km程度なら歩いても何とかなる距離。今回のような事情なら優先順位が低いとして間引かれても納得できるのではないでしょうか。計画停電は当面続きそうなので、明日以降の対応に期待。
・自家用車の交通規制は?
電車で動けない&バスもろくに来ない→自家用車で行くか、という考えの人が増えると渋滞に拍車をかけることになります。横須賀方面の一般道は国道16号か134号しかないわけで、どうにかならんものか。
・歩道を走る自転車がじゃま
平時より歩道を歩く人々が多いので、人ごみを掻き分けるように走る自転車はじゃま。国道の車の流れは悪いのだから、車道を走る恐怖感は普段ほどではないはず。現実はともかく、建前としては「自転車は車道を走れ」ですし。また、車道を走っているのに逆走してくる自転車には閉口します。
<おまけ>
報道番組の中に少しずつCMが挿入されるようになって来ましたが、やたらと目立つ「AC(公共広告機構)」のCM。各企業がCMの放送を止めるように要請しているのかは分かりませんが(明るい雰囲気のCMを流そうものなら批判を浴びかねないし)、だからといってなんでACの宣伝なんだと。生放送がずっと続いているので、原稿の準備時間を稼ぐ必要性でもあるのでしょうか?