[100684]hmtさん
それとは別件で、希少地名(山)コレクションに該当すると考えての情報提供なのでしょうか?
サヌカイト さんが 「三国境」は、希少地名(山)コレ に該当すると 考えた理由。
hmtには理解できなかったので、補足説明していただけたらと思い、あえて横から質問しました。
遅くなりすみません。自分が遅いせいで、大概のことは
[100700]でEMMさんが、まとめてくださる結果となりましたが(EMMさん、すみません。)、説明不足な情報提供者として、少なくとも自分がどう考えての投稿なのかは説明する義務があると思い、焼き直しではありますが書かせていただきます。
まず、提供の方法について。
1 情報量…
[100036]でEMMさんにご指摘いただいた最低限必要な項目は網羅していたつもりです。ただ、
[100684]
越後・越中・信濃の三国に関係する「三国境」は、既に 数字系「三国」コレクションの、#4に収録されています。
どご教示いただいたとおり、記事検索を「三国境 希少」で検索した結果、別のコレクションに入っていることを見逃していた点・表題が至らなかった点・説明不足だった点は反省すべきだと思います。ご迷惑をおかけしました。
2 データ元…地図については、詳細のみとはいえ、国土地理院であるので十分だったと思います。ちなみに
マピオンでは、記載はありません。読み等についてもいくつかサイトを回ったので大丈夫だと思います。
次に、条件に合うかについて。
3 希少性…EMMさんが特に詳しくまとめてくださっているので、詳細は省きますが、僕も、三国境が山であることは多くても、山が「三国境」であることは珍しいと思い、投稿した次第です。
4 地名であるか…「県境」のように類型名ではないか、ということです。
地理院地図での表記が斜体だったため、地名と判断しました。不十分かもしれませんが、後付けであるものの「三国」コレに登録されているということは地名であると認められていることになると思います。それにおそらく論点ではないので。
5 山であるか…峠と同じくもともとは一点を指す名称だと思いますが、峠が切り通しに限らず前後の道までも指すことがあるように、この三国境も一点を指す名称から山頂、ひいては山として呼ばれるようになっているように感じました。最後の「山」は微妙ですが、コレの前文に
通常他の地形に付けられる類型名が山頂や尾根に命名されているもの
とある通り、山頂のみでも構わないようなので、山容全体を指す地名ではないかもしれませんが、山であると判断しました。また、根拠にはなり得ませんが、小ピークではあるものの、高山の多い新潟県で、お隣、小蓮華山に次ぐ程の高い山であり、黒部川と姫川(の2支流)との3つの川ないし沢の分水界である、すなわち、少なくとも、鞍部ではないことも判断材料の一つです。
これに、前文の3つの判断基準を加えて投稿に至りました。特に5についてはもう少し触れるべきだったかなと思います。
それを踏まえて、
[100701]hmtさんについて。
「三国境」については、futsunoおじさんが『県境の交通路』コレクションの末尾に まとめてくれています。
付録:三県境点【越後・越中・信濃の三国境は <地図19>】
それによると、44箇所ある三県境点のうち、川や平地などが 10地点。差し引き 34地点。
三県境点の大部分は「山」であるのが 日本の現実です。
このデータに基づくと、「三国境」 は
人によっては、山と連想しやすい類型名のもの 即ち「三国境」は【山っぽい名前】である
と判断することもできそうな気がしました。
確かに、日本は山がちで、県境に限らず行政界は分水界すなわち山であると連想する人も多く、多くの人が山と連想しにくい類型名には当てはまらないかもしれません。実際僕も、自作地図を描くときはほとんど水系で分けます。ここで論点となるのは、どこまでが類型名(今更ですが、市や山といった区分の名称のことですよね?)だということでしょう。三国「境」・三「国境」・(越後越前信濃)「三国境」の場合、hmtさんのおっしゃる通りで、山っぽいと感じる人が少なくないかもしれません。ただ、僕は、(野「村」が野村になるように)三「国境」の類型名「国境」が次第に地名になったと考えました。
希少地名(山)コレには由来は違えど、類型名がないようなものも散見されます。そのため、類型名なしでもいいんじゃないかと考えました。
以上が、僕の考えたことです。経験が浅はかなので、論点が大幅にずれているかもしれません。
今回の最大のミスは、過去記事検索をしっかりしていなかったことだと思います。もう少し過去記事をよく読んで、落書き帳モラルを習得していきたいです。hmtさん、ご指摘ありがとうございました。