[86229]で問六の想定解についての異議(?)を唱えてから、共通項が発表されましたのでその補足をさせていただきます。
飯田市がやはり×ということから細かい条件は絞れていたので、どのように共通項に表現するのか個人的に考えていましたが、実際に発表された共通項は予想通り、
■平成の大合併以降複数回合併した市
という共通項でした。
僕は当初、
■平成の大合併において複数回合併した市
という共通項を推測していました。
僕が指摘したかったのは、「平成の大合併」の期間についてです。
コトバンクや僕の手元にある国土地理協会の資料他から、一般に平成の大合併は1999年4月から始まり、2010年3月に終わったものとすると見て良いと思います。この平成の大合併の期間は合併特例法の改廃に基づいていて、根拠もありますし、分かりやすいと思います。
だから、この解釈に基づいた、1999年4月以前(但し、元号が「平成」になった後)と「平成の大合併」期間中に合併をした4市(浜松市、水戸市、盛岡市、飯田市)と「平成の大合併」期間中と2010年3月以降に合併をした4市(松江市、一関市、栃木市、出雲市)は想定解に含めないのが自然だと思いました。
ですが、栃木市他が該当するので、「平成の大合併」の期間の解釈を単に元号が「平成」の期間に行われた合併とすると、栃木市他や飯田市他が該当するのでこれが真の共通項だと思っていましたが、飯田市が×となったので書き込んだ次第でした。
共通項では平成の大合併「以降」に…となっていますが、個人的には平成の大合併期間中のみを対象とし、それ以前、以降は考えない方がきれいな共通項になると思います。
[86230]における前の定義、後ろの定義といった考え方だと4通りの想定解ができますが、僕が想定していた想定解は上記の2種類のみです。
[86245]において、
むしろ終わりについては、特例法の打ち切りが一応の終わりというのが通説ですが、総務省も一応の区切りと言っているだけで、現在も平成の大合併が続いているとも言えなくもない、むしろ終わりの方があいまいだろうと考えていました。
とありますが、僕も平成の大合併の始まりと終わりでは終わりの方が曖昧だと思います。しかし、合併特例法の効力が切れてから現在までに行われた4市の合併は、過去三度の大合併以外の時期にもあった普通(?)の合併と同じ(それこそ飯田市他の合併と同じ)で、「平成の大合併」の趣旨とは異なる合併だと思います。よって、平成の大合併「以降」とつけてまで平成の大合併と関連づけることに違和感を感じたのでした。
また、
[86237]において、
ヒントの「○○」だけで「○○の△△△」のことを言うのはおかしいのではないか?
とあるように、ヒントの「平成」だけでは飯田市他も正解となる解釈ができてしまうので、飯田市などを不正解にするのは厳しいと思いました。
まあ、飯田市を解答された実那川蒼さんも解答市が制限されたなかでの飯田市チョイスだったようなので、これ以上考察することもないと思います。
今回はヒント後の参戦ということもあるので感想文は省略させて頂きます。
余談ですが、問十の解を拾うのに以前の十番勝負の出典にもなった
生活ガイドを使用した方は僕以外にいるのでしょうか?