十番勝負を終了します。一般コースで、ピーくんさんとmakiさんが完答となり完答者は合計で25名となりました。
今回も多くの皆さんに参加していただきありがとうございました。今回は47都道府県の地図が完成したことを記念しましたが、
[85696]で書きましたように、この地図の特徴は隣接する都道府県の市区町村が分かるところです。そこで、入門コースも一般コースも問題の半分(前半5問)を隣接問題としました。加えて入門コースの問Fと問Gも地図からある程度確認できる問題です。また、一般コースの問六から問八については、平成の大合併に関連する問題としました。
十番勝負の難易度が高くなる傾向対策としては、
[85048]にも書いたヒントの早出しだけでなく、問題全体の共通性などいろいろな要素で緩和することを目指しています。いろいろなご意見があるかとは思いますが、共通項のマンネリ化(パターン化)はできるだけ避けたいというのが本意です。今回の問題でも問五などは今までにないパターンの共通項になったかと思っています。なお、今回の入門コースでは過去問を多めに採用しましたので、入門コース参加者は過去問研究が役立つと思います。
では、共通項を発表します。まず、入門コースから。
問A:三笠市、国分寺市、瀬戸市、小野市、美祢市(該当しない市:かすみがうら市、三鷹市、小松市)
■市に完全に囲まれている市(海岸線もない・内水面隣接は考慮)
想定解数:81市
未解答市:石岡市、つくば市、潮来市、守谷市、つくばみらい市、桐生市、さいたま市、狭山市、蕨市、鶴ヶ島市、柏市、流山市、八千代市、鎌ケ谷市、四街道市、府中市(東京都)、昭島市、小金井市、小平市、東村山市、国立市、東大和市、清瀬市、東久留米市、多摩市、稲城市、大和市、伊勢原市、小千谷市、見附市、多治見市、美濃市、山県市、藤枝市、安城市、知立市、尾張旭市、岩倉市、清須市、長久手市、亀山市、草津市、守山市、栗東市、豊中市、池田市、吹田市、松原市、大東市、門真市、摂津市、藤井寺市、交野市、大阪狭山市、伊丹市、岩出市(残り56市)
この問題はお気付きだと思いますが、一般コースの問一とまったく同じ共通項です。問題市の選択を変えることによって難易度に差を付けられるのではないかと考え、今回初めて両コース同一問題を試行してみました。
該当しない市の除外事由は、霞ヶ浦で美浦村と隣接しているかすみがうら市、杉並区と世田谷区の特別区に隣接している三鷹市、海に面している小松市、と言うことです。
問B:田村市、つくば市、川越市、大垣市、伊佐市(該当しない市:八王子市、北杜市、さぬき市)
■ひらがなだけの市に隣接する市(点隣接、架橋隣接、内水面隣接も考慮)
想定解数:79市
未解答市:水戸市、土浦市、石岡市、龍ケ崎市、下妻市、常総市、牛久市、守谷市、筑西市、桜川市、行方市、小美玉市、宇都宮市、佐野市、鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市、那須烏山市、桐生市、伊勢崎市、太田市、沼田市、川口市、上尾市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、富士見市、蓮田市、坂井市、海津市、名古屋市、津島市、豊田市、稲沢市、日進市、愛西市、清須市、四日市市、桑名市、東近江市、相生市、阿波市、美馬市、高松市、東かがわ市、八女市、筑後市、朝倉市、人吉市、日田市、小林市、霧島市(残り55市)
該当しない市の除外事由は、あきる野市に隣接する八王子市、南アルプス市に隣接する北杜市、東かがわ市に隣接するさぬき市、と言うことです。
問C:湯沢市、野田市、高山市、宍粟市、小林市
■複数の都道府県に隣接する市
想定解数:82市
未解答市:一関市、栗原市、鹿角市、古河市、栃木市、日光市、大田原市、高崎市、太田市、秩父市、加須市、三郷市、松戸市、川崎市、相模原市、新発田市、糸魚川市、魚沼市、富山市、南砺市、白山市、大野市、山梨市、南アルプス市、上野原市、伊那市、大町市、静岡市、豊田市、愛西市、熊野市、伊賀市、長浜市、甲賀市、高島市、京都市、京田辺市、枚方市、河内長野市、奈良市、五條市、生駒市、橋本市、新宮市、鳥取市、益田市、新見市、美作市、廿日市市、岩国市、鳴門市、高松市、観音寺市、四国中央市、人吉市、山鹿市、伊佐市(残り57市)
上記のうち、高松市は岡山県とは離島隣接です(井島/石島)。川崎市は千葉県とはアクアライン隣接です。鳴門市は兵庫県とは大鳴門橋による海上架橋隣接です。また、既解答の唐津市は長崎県とは鷹島肥前大橋による海上架橋隣接です。
【訂正】
[86259][86264]の指摘により修正
問D:伊達市(北海道)、伊達市(福島県)、町田市、京都市、豊見城市
■都道府県庁所在地に隣接する市
想定解数:243市
未解答市:江別市、恵庭市、北広島市、石狩市、黒石市、五所川原市、十和田市、平川市、宮古市、花巻市、八幡平市、滝沢市、仙台市、白石市、名取市、多賀城市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、仙北市、山形市、米沢市、上山市、天童市、東根市、南陽市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、鹿沼市、日光市、真岡市、さくら市、下野市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、沼田市、渋川市、川越市、川口市、春日部市、上尾市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、富士見市、蓮田市、白岡市、茂原市、佐倉市、東金市、習志野市、八千代市、四街道市、八街市、大網白里市、横須賀市、鎌倉市、藤沢市、大和市、長岡市、三条市、新発田市、加茂市、燕市、妙高市、五泉市、阿賀野市、滑川市、砺波市、南砺市、射水市、白山市、野々市市、大野市、勝山市、鯖江市、越前市☆、坂井市、山梨市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、笛吹市、中央市、上田市、飯田市、須坂市、伊那市、中野市、大町市、千曲市、大垣市、高山市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、富士宮市、島田市、富士市、焼津市、藤枝市、瀬戸市、春日井市、東海市、大府市、尾張旭市、日進市、清須市、北名古屋市、弥富市、あま市、長久手市、松阪市、鈴鹿市、名張市、亀山市、伊賀市、大津市、草津市、栗東市、甲賀市、高島市、宇治市、亀岡市、向日市、長岡京市、八幡市、南丹市、木津川市、堺市、豊中市、吹田市、高槻市、守口市、松原市、大東市、門真市、摂津市、東大阪市、阪南市、明石市、芦屋市、宝塚市、三木市、三田市、大和郡山市、天理市、桜井市、生駒市、宇陀市、海南市、紀の川市、岩出市、境港市、出雲市、安来市、雲南市、倉敷市、玉野市、総社市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、呉市、廿日市市、安芸高田市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、周南市、小松島市、美馬市、坂出市、さぬき市、今治市、東温市、南国市、土佐市、柳川市、大川市、春日市、糸島市、佐賀市、唐津市、多久市、小城市、諫早市、西海市、玉名市、山鹿市、菊池市、宇土市、宇城市、合志市、別府市、臼杵市、竹田市、豊後大野市、由布市、都城市、日南市、小林市、西都市、指宿市、垂水市、薩摩川内市、日置市、南さつま市、南九州市、姶良市、浦添市(残り219市)
上記のうち、多久市は佐賀市と点隣接です。
【訂正】
[86264]の指摘により修正
問E:帯広市、秩父市、長野市、松阪市、奄美市
■複数の村に隣接する市
想定解数:62市
未解答市:弘前市、久慈市、新庄市、会津若松市、白河市、須賀川市、喜多方市、日光市、沼田市、渋川市、長岡市、糸魚川市、都留市、北杜市、上野原市、甲州市、松本市、上田市、須坂市、伊那市、中野市、大町市、飯山市、塩尻市、千曲市、安曇野市、恵那市、浜松市、熊野市、伊賀市、奈良市、五條市、宇陀市、田辺市、安芸市、八代市、宜野湾市、名護市(残り38市)
問F:稚内市、沼田市、相模原市、長浜市、宗像市
■都道府県で最も北側に市域がある市
想定解数:47市
未解答市:二戸市、気仙沼市、大館市、北茨城市、那須塩原市、本庄市、青梅市、氷見市、静岡市、生駒市、橋本市、鳥取市、松江市、真庭市、萩市、鳴門市、高松市、今治市、香美市、山鹿市、国東市、延岡市(残り22市)
北九州市ではなく宗像市が最も北側となるのは、
福岡県の地図をご覧いただければ一目瞭然です。過去の十番勝負で出題した最西端も福岡県はちょっとややこしくて、苦労された方がいらっしゃいましたね。この地図がその時あれば良かったのですが。輪島市も同様のケースです(舳倉島)。
問G:佐渡市、七尾市、淡路市、宿毛市、奄美市(該当しない市:気仙沼市、三原市、那覇市)
■面積10km2以上の島がある市(本土四島と沖縄島は除く)
想定解数:34市
未解答市:根室市、南あわじ市、江田島市、長門市、柳井市、丸亀市、松山市、松浦市、壱岐市、西海市、天草市(残り11市)
参考HP:
面積調の島面積(pdf)
該当しない市の除外事由は、10km2未満の8.66km2の大島がある気仙沼市、同じく8.73km2の佐木島のある三原市、沖縄島にある那覇市、と言うことです。
問H:夕張市、稚内市、熊野市、庄原市、三好市(該当しない市:大町市、香美市)
■人口密度が50人/km2未満の市
想定解数:27市
未解答市:三笠市、深川市、八幡平市、仙北市(残り4市)
参考HP:
データベース検索:人口密度50人/km2未満の市
該当しない市の除外事由は、人口密度50.75人/km2の大町市、同じく51.64人/km2の香美市、と言うことです。
問J:鹿嶋市、大和市、かほく市、茨木市、豊岡市(該当しない市:三島市)
■同音異字の市区町村がある市
想定解数:41市
未解答市:北斗市、山形市、古河市、那珂市、太田市、坂井市、甲府市、北杜市、江南市、あま市、堺市、和泉市、香南市、香美市、鹿島市、対馬市(残り16市)
参考HP:
面白データベース検索:同一読みの自治体(市・町・村・特別区)異字を含むもののみ・市を含むもののみ
該当しない市の除外事由は、同音で異字のない三島市(三島町、三島村いずれも読みは"みしま")、と言うことです。
問K:東松島市、東松山市、東村山市、東大阪市、南島原市(該当しない市:東近江市、南九州市)
■読みが7文字の市
想定解数:25市
未解答市:常陸大宮市、武蔵村山市(残り2市)
参考HP:
市名クロスワード・お助け市名検索ツール(7文字検索)
問題に方角で始まる市ばかりにして、ちょっと意地悪をしてみました。すみません。
該当しない市の除外事由は、方角始まりでも読みが6文字の東近江市、読みが9文字の南九州市、と言うことです(読みが8文字の方角始まり市名はありません)。
続いて一般コース。
問一:石岡市、さいたま市、尾張旭市、草津市、うきは市(該当しない市:行方市、松戸市、大阪市)
■市に完全に囲まれている市(海岸線もない・内水面隣接は考慮)
想定解数:81市
未解答市:潮来市、つくばみらい市、桐生市、狭山市、蕨市、鶴ヶ島市、柏市、流山市、八千代市、鎌ケ谷市、四街道市、白井市、立川市、府中市(東京都)、昭島市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、東大和市、清瀬市、東久留米市、稲城市、大和市、座間市、綾瀬市、韮崎市、多治見市、美濃市、山県市、藤枝市、瀬戸市、稲沢市、清須市、亀山市、守山市、栗東市、向日市、池田市、吹田市、松原市、大東市、摂津市、藤井寺市、大阪狭山市(残り46市)
入門コースの問Aと同じ問題ですが、敢えて内水面隣接である石岡市と草津市を入れることによって難易度を高くしました。
該当しない市の除外事由は、内水面隣接で美浦村と隣接する行方市、葛飾区と江戸川区(微妙)の特別区と隣接する松戸市、海に面する大阪市、と言うことです。
さいたま市が白岡町が白岡市になったことにより市に完全包囲されたことや、大阪市は海には面していますがその他はすべて市に包囲されていることなど、私にとっても意外でした。都道府県庁所在地で市に包囲されているところは他にはありません。
問二:土浦市、豊田市、三好市、八女市、沖縄市
■「う」または「み」の文字が入る市町村に隣接する市(内水面隣接、点隣接も含む)
想定解数:44市
未解答市:石岡市、龍ケ崎市、常総市、取手市、守谷市、行方市、小美玉市、鹿沼市、太田市、富士見市、刈谷市、高松市(残り12市)
行方市と小美玉市は、内水面隣接によるかすみがうら市との隣接になります。かすみがうら市は唯一「う」と「み」の両方が入るひらがな市ですが、かすみがうら市に隣接する、土浦市、石岡市、行方市、小美玉市に加え、東みよし町とまんのう町に隣接する三好市と三豊市の6市が「う・み」の両方に隣接します。
この問題については厳しい意見もありますが、開始日翌日が海の日であること、ひらがな市町村に隣接していること、隣接問題予告、など、ハードルを下げる要素をできるだけ多く盛り込むようにしました。このタイプ(複数条件のOR)については、今回のようにハードルを下げることを考慮した上で、今後も出題したいと考えています。
問三:鶴岡市、藤岡市、あわら市、境港市、津山市
■県内と県外の各々1つの市と隣接する市
想定解数:30市
未解答市:(想定解終了)
該当しない市を提示することも考えたのですが、かえってややこしくなりそうなことと、想定解数の少なさから条件が絞り込めると考えました。
富士吉田市は
[86241] で解説している通り富士宮市と境界未定部分での隣接可能性による想定解入りであり、木津川市は京田辺市と点隣接、南あわじ市は鳴門市と海上架橋隣接によります。
問四:上野原市、飯田市、美濃加茂市、東海市、井原市(該当しない市:君津市、五島市)
■同じ文字を持つ町村と隣接する市
想定解数:86市
未解答市:旭川市、江別市、士別市、滝川市、砂川市、富良野市、陸前高田市、二戸市、角田市、東松島市、大崎市、常陸大宮市、栃木市、大田原市、那須塩原市、那須烏山市、川越市、秩父市、桶川市、南房総市、
山武市、大網白里市、柏崎市、阿賀野市、富山市、白山市、富士吉田市、諏訪市、飯山市、佐久市、岐阜市、中津川市、富士宮市、伊東市、伊豆市、四日市市、伊勢市、米原市、宇治市、有田市、田辺市、雲南市、高梁市、新見市、徳島市、松山市、四万十市、大川市、長崎市、玉名市、日田市、南城市(残り52市)
同一読みで始まる市町村と隣接する市という過去問の類問ですが、市町村を対象とするとかなり数が増えることから、町村に絞ることによってひねりを加えました。飯山市は飯綱町と点隣接です。
該当しない市の除外事由は、富津市と木更津市と隣接する君津市、海を隔てて新上五島町向き合う五島市、と言うことです。
この問題は検証が雑だったため、いくつか見落としがありご迷惑をお掛けしました。
【訂正】
[86264]の指摘により修正
問五:三沢市、柏原市、五條市、観音寺市、四万十市(該当しない市:福島市、羽島市、御所市、益田市、松山市)
■隣接する市町村の「一から十」までの数字合計が十以上の市
想定解数:37市
未解答市:柏崎市、上越市、飯山市、田辺市、新宮市(残り5市)
出題者としては今回のイチ押し問題でした。まぁ、千万、廿の文字の除外や、四万十市や九十九里町の数字はバラして合算する、新十津川町など十ひとつだけもありなど、美しさが今ひとつではあったのですが、隣接要素に合計計算という軸を入れると言うことで、新しい共通項の可能性を開いたかなと思っています。当然、新しい試みに対する批判も出てくるとは思っていますが、チャレンジは必要だと考えています。
該当しない市の除外事由は、七ヶ宿町+二本松市=九の福島市、安八町+一宮市=九の羽島市、千早赤阪村+五條市=五(千は除外)の御所市、廿日市市隣接の益田市、久万高原町隣接の松山市、と言うことです。
なお、合計数最多は、九十九里町+八街市=36の、東金市と山武市です。二戸市は、九戸村+八幡平市+三戸町+一戸町=21で、最多四つの市町村隣接になります。私の地元佐倉市も、八千代市+八街市+四街道市=20です。観音寺市は、四国中央市+三好市+三豊市=10で、三つの市でちょうど10となります。こういう発見が楽しいんです。
問六:栃木市、長岡市、米原市、高知市、小林市
■平成の大合併以降複数回合併した市
想定解数:46市
未解答市:熊谷市、松本市、清須市、東近江市、松江市、廿日市市、八女市、唐津市、長崎市、熊本市、宮崎市(残り11市)
[86230]に書いた通りです。共通項発表前に書いたので分かり難いところもありますが、前後の定義というのは、平成の大合併の始まりと終わりの定義という意味です。
[86230]
前後の定義を比較すると、前の定義は比較的明確であるのに対し、後ろの定義はやや曖昧であるということも考慮不足になった原因です。
hmtマガジンの
平成の大合併にもまとめられていますが、平成の大合併は終わりより始まりの議論の方が盛んです。始まりに篠山市が入るかどうかについてです。しかしながら、篠山市は想定解にならないので始まりのあいまいさは回避されると考えました。むしろ終わりについては、特例法の打ち切りが一応の終わりというのが通説ですが、総務省も一応の区切りと言っているだけで、現在も平成の大合併が続いているとも言えなくもない、むしろ終わりの方があいまいだろうと考えていました。それで問題市に栃木市を入れて共通項を「平成の大合併以降」とした訳です。問七、問八も同様に「平成の大合併以降現在までに」という条件で揃えました。
[86230]にも書きましたが、大龍エクスプレスさんに指摘されるまで、始まりに平成元年以降という見方ができることにまったく思い至りませんでした。その点は明らかに考慮不足でした。お詫びいたします。ちなみに、
[86230]で書いた50市-46市=4市は、浜松市、水戸市、盛岡市、飯田市になります。
問七:新潟市、笛吹市、浜松市、佐世保市、霧島市(該当しない市:栃木市、魚沼市、山口市、鹿児島市)
■平成の大合併以降7つ以上の市町村が合併した市
想定解数:51市
未解答市:一関市、石巻市、大崎市、高崎市、佐渡市、富山市、北杜市、長野市、豊田市、松江市、出雲市、庄原市、萩市、岩国市、高松市、佐賀市(残り16市)
該当しない市の除外事由はすべて6市町村ということですが、栃木市は合併回数3回合計、山口市は2回合計のケースです。問六の平成元年以降該当の、水戸市と盛岡市は合計しても3市町村、飯田市は4市町村であり、浜松市は元々12市町村で該当しています。ただ、平成3年2月1日に4町を編入した熊本市が、平成の大合併後の3町の編入を含めて、合計で8市町になります。幸いこの問題では解答されませんでした。
問八:一関市、久喜市、高山市、長浜市、延岡市(該当しない市:白山市、恵那市、松阪市、飯塚市)
■平成の大合併で面積が3倍以上になった市(2000年面積比で同名の市に限定)
想定解数:68市
未解答市:釧路市、北見市、むつ市、宮古市、石巻市、横手市、湯沢市、酒田市、石岡市、常陸太田市、日光市、渋川市、秩父市、相模原市、新潟市、長岡市、三条市、富山市、黒部市、伊那市、浜松市、津市、新宮市、鳥取市、出雲市、廿日市市、下関市、宇和島市、伊予市、八女市、佐賀市、唐津市、山鹿市、中津市、佐伯市(残り35市)
新設合併によるリセットは関係なく同名の市を継承しているケースを対象としました。最新の面積(2013年10月1日面積調)と比較する面積は2000年10月1日の面積で紛れがないことを確認し検証しました。
該当しない市の除外事由は、面積比2.982倍の飯塚市、2.975倍の松阪市、2.922倍の恵那市、新設合併で新しい名前となった白山市、と言うことです。なお、平成元年以降の場合の検証はしていません。
問九:北広島市、青森市、名古屋市、篠山市、島原市(該当しない市:あきる野市、宮崎市、志布志市)
■市名の総画数が20画の市(ひらがな、カタカナを含む市は除く)
想定解数:34市
未解答市:葛城市、新見市(残り2市)
すべての市に使われている文字541種類について画数を調べ全市の総画数を計算するプログラムについては、第38回問十で作成済みでしたので、
[86032][86063]で大変だったのではとの感想をいただきましたが、今回は大した労力は使っていません。もっとも、いずれは市町村の総画数リストは作りたいと思っていますが。そのためには、
775種-541種=234種の画数を追加で調べなければいけませんが、これは結構しんどいです。漢字の画数リストもネットで探すとあるのですが、どうも信頼性に不安があります。
該当しない市の除外事由は、ひらがな混じりで20画と判断される可能性があるあきる野市、19画の志布志市、21画の宮崎市、と言うことです。なお、ひらがな、カタカナ混じりの市を除外した理由は、ひらがな、カタカナの画数には数え方の違いによる揺らぎがあるためです(厳密には漢字にも揺らぎがあるのですが、こちらは漢和辞典など比較的安定した拠り所があります)。
問十:草加市、野々市市、大阪市、大和高田市、柳川市(該当しない市:行田市、幸手市、吉川市、東久留米市、豊中市)
■可住地面積率が100%の市
想定解数:38市
未解答市:八潮市、安城市、稲沢市、知立市、高浜市、泉大津市(残り6市)
参考HP:
e-Stat(統計でみる市区町村のすがた2014)のB.自然環境のエクセル表から計算
これはかなり難しい問題になるだろうと出題時に認識していました。そのため、問題市にはとにかく特徴のある市を並べました。大阪市が100%というのは私にも驚きでした。可住面積率100%で面積最大(223.00km2)です。次に面積が大きいのは一宮市(113.91km2)になります。面積最小は蕨市(5.10km2)です。
該当しない市の除外事由は、可住地面積率99.97%の幸手市、99.95%の豊中市、99.94%の吉川市、99.92%の東久留米市、99.91%の行田市、と言うことです。
多くの方が感想を語っていましたが、統計局のページでデータを探すのは本当に大変です。私もいつも彷徨っています。
次回は、クイ図五番勝負を10月に開催する予定です。次回もよろしくお願い致します。
【解答状況の確認ページ】
入門コース(
解答状況・
ランキング・
歴代メダリスト)
一般コース(
解答状況・
ランキング・
歴代メダリスト)