十番勝負の楽しみは、誤解の森を彷徨うことのような気がします。今回も特に彷徨った問題の道のりと感想を。
問八 ■人偏がある
・・・たとえば、問八の「問」という字の部首は「門」ではなく「口」・・・。
まず、彷徨ってしまったのがこれです。問題の市名を見て、
[51097]JOUTOUさんと同様、国見コレクションのことが頭に貼り付いてしまいました。
「国見山または国見岳がある」とすれば、問題の5市はすべてあてはまる。しかし、あえて指宿市を該当しないとした意味は「?」。
それに、すでに採点されたものを見ると、宇佐市○で日田市×とは、反対じゃないの?・・・やっぱり、ちゃうんか?・・・しゃあない。一からやりなおし。
続々と解答が進んで行く中、どうも「伊」と「佐」のつく市が多いなあ・・・「仙」と「代」もいくつかある。
エドガー・アラン・ポーの小説「黄金虫」の暗号解読のように、「伊がいくつ」「代がいくつ」・・・などと書き出して眺めるが、サッパリわからず(出題直後
[50215]の「隠れ姉妹都市」の話題に翻弄されたのかも?・・・♪伊代は、まだ・・・いくつだったっけ?)。解答がわかった時には、残り1市の滑り込みでした。
想定解終了後も、一見「にんべん」に見える漢字が他にもあるようなので、漢字好きの息子(高2)に「にんべんのように見えて、部首がにんべんでない漢字ってどんなんがある?」と聞くと、「えー、たとえば修は、さんづくり」と答える。「じゃあー、候は?」「あれは、にんべん」「にんべんの横の縦棒は部首とは関係ないんか・・・」「修は悠(部首は心)なんかと同じタイプの字で、バランス的に、にんべんっぽい部分が延びたんちゃうかな」「そしたら條もそうか?」「條の部首は木やで」・・・・。ん~、最初からコイツに問題を見せたら、地域の偏りなど惑わされず、一発でわかったんだろうなあ・・・(ムムム・・・悶の部首は「心」か・・・)。
そうか!グリグリさんは、誰かが「五條市」とか「四條畷市」とか答えたら、「残念ながら・・・」と書くのを楽しみにしていたんだ。
しかし、グリグリさんにとっては「残念ながら」、誰もそれには乗って来なかったのは・・・皆さん、漢字にも強いのでしょうか。
問一 ■市制施行日が土曜日
・・・金メダルが出る前の誤答には、人それぞれの別解がきっとある?・・・。
この問題、私は全然手が付けられなくて、皆さんも誤答が続く。
その前に、問六で最初に思いついたのが「市内から市外を経由して再び市内を通る鉄道がある」。三沢市・福島市・川口市・福岡市も該当するし、大垣市はあれだけ飛び地があればどこかあるやろ・・・と思いきや、大垣市には無いので断念。
しかし、問一はその逆、つまり「隣接する○○市町村から市内を通り再び○○市町村を通る鉄道がある」という共通項で行けるのではないか?
「隣接する○○市町村から市内を通り再び○○市町村を通る鉄道がある」を共通項とすると。
弥富市の該当線をやっとこさ見つけて・・・おお!行けるやんか。そこで、福知山線が宝塚市~西宮市~宝塚市とルートをとる「西宮市」を解答!・・・いや誤答。・・・「ひょっとして金メダル?」と思いましたが。残念。
その後のヒントで、市制施行日に関係があると思いつつも明確な共通項が見つからず。
アナグラムヒントの「時流は浜松市」・・・「播磨は十姉妹」・・・「播磨路は週末」・・・「始まりは週末」の順に解読し、やっと解明!
ここで十姉妹が導き出されたのは、おそらく弥富市の「文鳥キャラクター」が頭に残っていたせいで、「姉妹都市」のせいではありません。