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白桃さんの記事が30件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[98917]2020年1月6日
白桃
[98868]2020年1月3日
白桃
[98844]2020年1月2日
白桃
[98839]2020年1月2日
白桃
[98829]2020年1月1日
白桃
[98825]2020年1月1日
白桃
[98823]2020年1月1日
白桃
[98816]2020年1月1日
白桃
[98813]2020年1月1日
白桃
[98784]2019年12月31日
白桃
[98780]2019年12月31日
白桃
[98775]2019年12月29日
白桃
[98771]2019年12月29日
白桃
[98749]2019年12月17日
白桃
[98742]2019年12月13日
白桃
[98735]2019年12月11日
白桃
[98724]2019年12月9日
白桃
[98703]2019年12月8日
白桃
[98692]2019年12月7日
白桃
[98686]2019年12月7日
白桃
[98671]2019年12月5日
白桃
[98670]2019年12月5日
白桃
[98645]2019年12月3日
白桃
[98638]2019年12月2日
白桃
[98637]2019年12月2日
白桃
[98607]2019年11月29日
白桃
[98593]2019年11月26日
白桃
[98588]2019年11月24日
白桃
[98576]2019年11月21日
白桃
[98571]2019年11月13日
白桃

[98917] 2020年 1月 6日(月)03:15:47白桃 さん
十番勝負
問四:総社市

気が付くのが遅すぎる。
[98868] 2020年 1月 3日(金)01:36:26白桃 さん
途中休憩
シノレパシクソ さん
完答一抜けおめでとうございます。
[98483]白桃
予想:優勝N さん、2位:とりぴー さん、3位:ぺとぺと さん。この3連単はけっこうカタイ?。
N さんに勝つとすれば、スカンデルベクの鷲さん、でしょう。
で、4位:星野彼方さん、5位:シノレバシクソさん、6位:白桃
の通り、まさか一抜けまでは予想していませんでした。過小評価お許しください。それにしても若い方の「進歩」は高度成長期の相模原や松戸の人口増加よりもドラスチックですね。脱帽です。

[98830]EMM さん
ところで………いや、これは今は触れないで起きましょう。
多分、アノことを仰りたかったのでしょうが、
白桃越前守&若狭守もコノ事に関しては今は触れないでおきましょう。((´∀`))
[98844] 2020年 1月 2日(木)10:45:15白桃 さん
十番勝負
問五:東かがわ市
不本意ながら某氏のつぶやきをヒントにしました
[98839] 2020年 1月 2日(木)02:13:51白桃 さん
十番勝負
問十:徳島市
想定解がひとつ合ってないようですが・・・
[98829] 2020年 1月 1日(水)10:10:43白桃 さん
迎春
あらためて・・・明けましておめでとうございます。
幸か不幸か、去年の大晦日(つまり昨日)から七日までアルバイトがお休みで、お酒を飲むか十番勝負に没頭するしかないのでありますが、インスリンかお薬のせいなのか考え事をしていたらスグ眠ってしまうのです。パソコンの前で待機していながら一時間以上、この一睡は一生の不覚でした。それに、少し前までは「アノ人の苗字何だったかな?」程度だったのですが、最近は「アレ?、誰の名前を思い出そうとしていたのかナ?」となっています。当然ながら、十番勝負も行き詰っております。愚痴で始まった新年になりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
[98825] 2020年 1月 1日(水)03:05:45白桃 さん
十番勝負
問一:山口市
[98823] 2020年 1月 1日(水)02:44:05白桃 さん
十番勝負
問七:福島市
[98816] 2020年 1月 1日(水)01:46:59白桃 さん
十番勝負
問九:延岡市
[98813] 2020年 1月 1日(水)01:16:56白桃 さん
十番勝負
問三:総社市
パソコンの前で待機していたのに寝てしまった。
[98784] 2019年 12月 31日(火)20:32:51白桃 さん
市制施行前の国勢調査で3万人以上を記録した市
[98780]と大いに関係しますが、市制施行前の国勢調査(第1回から第7回まで)で前身となる町or村が3万人以上を記録した市とその回数を列挙します。
北海道12市
夕張(夕張町5回)、美唄(沼貝村1回・沼貝町1回・美唄町4回)、芦別(芦別町2回)
三笠(三笠山村1回・三笠町2回)、赤平(赤平町2回)、岩見沢(岩見沢町2回)
北見(野付牛町3回)、歌志内(歌志内町3回)、苫小牧(苫小牧町1回)、網走(網走町2回)
江別(江別町1回)、砂川(砂川町2回)
岩手県1市
釜石(釜石町2回)
宮城県2市
石巻(石巻町1回)、塩竈(塩竈町1回)
山形県1市
酒田(酒田町1回)
福島県1市
内郷(内郷村1回・内郷町2回)
茨城県3市
土浦(土浦町1回)、日立(日立町1回)、古河(古河町1回)
栃木県3市
足利(足利町1回)、栃木(栃木町1回)、鹿沼(鹿沼町1回)
群馬県2市
桐生(桐生町1回)、太田(太田町2回)
埼玉県5市
大宮(大宮町2回)、熊谷(熊谷町1回)、所沢(所沢町2回)、飯能(飯能町2回)、行田(忍町1回)
千葉県1市
千葉(千葉町1回)
東京都4市
武蔵野(武蔵野町2回)、三鷹(三鷹町2回)、立川(立川町1回)、府中(府中町1回)
神奈川県4市
藤沢(藤沢町1回)、相模原(相模原町2回)、平塚(平塚町1回)、逗子(逗子町1回)
新潟県2市
三条(三条町1回)、新津(新津町2回)
長野県1市
岡谷(平野町4回)
静岡県4市
磐田(磐田町1回)、吉原(吉原1回)、島田(島田町1回)、焼津(焼津町1回)
愛知県4市
瀬戸(瀬戸町1回)、安城(安城町2回)、守山(守山町1回)、拳母(拳母町2回)
京都府1市
伏見(伏見町1回)
大阪府8市
布施(布施町1回)、吹田(吹田町1回)、貝塚(貝塚町2回)、池田(池田町1回)
枚方(枚方町1回)、高槻(高槻町1回)、泉佐野(佐野町1回)、寝屋川(寝屋川町1回)
兵庫県2市
芦屋(精道村2回)、洲本(洲本町1回)
奈良県1市
大和高田(高田町1回)
山口県5市
宇部(宇部村1回)、防府(防府町1回)、徳山(徳山町1回)、小野田(小野田町1回)、萩(萩2町)
福岡県7市
田川※(伊田町2回)、戸畑(戸畑町1回)、飯塚(飯塚町2回)、直方(直方町1回)
宮若(宮田町4回)、山田(山田町3回)、中間(中間町3回)
※田川の場合、旧)後藤寺町も1回記録
熊本県1市
水俣(水俣町1回)
宮崎県2市
延岡(延岡町1回)、小林(小林町2回)
鹿児島県6市
川内(川内町2回)、谷山(谷山町2回)、枕崎(枕崎町1回)、串木野(串木野町1回)
阿久根(阿久根町2回)、西之表(西之表町1回)
沖縄県2市
具志川(具志川村1回)、真和志(真和志村1回)

では、皆さんよいお年を
[98780] 2019年 12月 31日(火)15:29:39【1】白桃 さん
Re:町制施行要件
[98747]むっくん さん
市になったのが遅い理由は分かりませんが、町になったのが遅い理由は、町制施行要件ではないでしょうか。
返事が大変遅れまして申し訳ございません。ご指摘いただいた通りだとは思うのですが、鹿児島県の町制施行要件、それも戦前のものがどうなっていたのかご存知であれば教えてください。
鹿児島県の自治体の町制施行時期が他県に比べて大変遅れているのは一目瞭然なのですが、市制施行時期が果たして遅くなっていたのかどうか念のために調べてみました。
調べたと言っても、あんまり説得力のあるものではないのですが。('◇')ゞ
まず、鹿屋の場合。
1950年国勢調査において鹿屋市の人口は63,506ですが、この国勢調査で6万人台だったのは以下の22市1町でした。
順位人口町制年市制年
1宇治山田市69,48918891906
2相模原町68,89819261954
3鈴鹿市68,75518891942
4水戸市67,1631889
5福山市67,06318891916
6長岡市66,81818891906
7佐賀市66,8071889
8八尾市66,69819031948
9明石市65,64218891919
10弘前市65,5971889
11 熊谷市65,48718891933
12諫早市65,43418891940
13荒尾市64,20719191942
14 鹿屋市63,50619121941
15 小松市63,20118891940
16 徳山市62,90319001935
17 半田市62,86018891937
18土浦市62,24618891940
19 鳥取市61,7211889
20岩国市※61,53219281940
21 尾道市61,41118891898
22 今治市60,19118891920
23若松市(福島) 60,03418891899
上表から、人口順位14位の鹿屋は、
町制施行順位は20位、市制施行順位は19位で、やはり、両方とも遅かったと言えるのではないでしょうか。
町制年は【前身町】のもので、岩国市は麻里布町の町制年です。(岩国町の町制年は1889年)

次に、川内(42,048人)、谷山(40,098人)、頴娃(39,483)の場合
1950年国調で35,000以上45,000未満の63市町を対象に調べた結果
人口順位(対象63)町制施行順位(対象63)市制施行順位(対象58)
川内18位55位18位
谷山28位52位56位
頴娃33位63位
以下同様に30,000以上35,000未満の39市町を対象に調べた結果
人口順位(対象39)町制施行順位(対象39)市制施行順位(対象37)
枕崎5位32位17位
串木野7位36位21位
阿久根20位34位32位
西之表38位35位37位
25,000以上30,000未満の28市町を対象に調べた結果
人口順位(対象28)町制施行順位(対象28)市制施行順位(対象25)
末吉5位24位24位
名瀬6位24位2位
指宿9位27位17位
垂水16位26位22位
志布志25位21位25位
20,000以上25,000未満の90市町を対象に調べた結果
人口順位(対象90)町制施行順位(対象90)市制施行順位(対象61)
知覧6位67位------
加世田36位61位---33位
高山37位67位
出水39位48位---19位
川辺43位60位---61位
東市来80位73位
米ノ津82位58位
加治木83位40位
以上の通り、1950年国調時点において人口が同規模の自治体を比較検証した結果、町制施行時期ほど極端ではないが、市制施行時期もかなり遅くなっているのがわかりました。
[98775] 2019年 12月 29日(日)23:30:11白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1980年第13回国勢調査)
白桃は1980年(昭和55年)に横浜市緑区から千葉県東葛飾郡浦安町に引越しをしたのでありますが、第13回国調が行われた10月1日にどちらに居たか記憶にありません。ひょっとして東武動物公園駅あたりで野宿していたかもしれません。ま、そんなことはどうでも良いのですが、この頃になると、人口急増を示していた大都市周辺の「衛星都市」の中には「ゆるやかな増加」になるところが目立ち始め、一方、「高度経済成長期」に人口急減をみた地方の小都市の中には、一時的にしろ人口を増加させたところがかなりあります。今回は、このような全国的傾向とはいささか異なる様相、具体的には、地方の中心都市の周辺にあって人口急増の市町が台頭した、宮城、石川、広島の三県に登場してもらいます。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)
 
宮城県累P順位国調人口/---/石川県累P順位国調人口/---/広島県累P順位国調人口
仙台市1位664,868金沢市1位417,684広島市1位899,399
石巻市2位120,699小松市2位104,329福山市3位346,030
泉市9位98,016加賀市4位65,282呉市2位234,549
気仙沼市3位68,551七尾市3位50,394尾道市4位102,056
塩竈市4位61,040松任市6位43,766五日市町16位87,325
古川市5位57,060輪島市5位32,662三原市5位84,450
多賀城市8位50,785野々市町7位31,817東広島市6位75,807
名取市7位49,715羽咋市10位28,784府中市7位49,026
白石市6位41,275珠洲市11位27,351府中町12位47,817
岩沼市14位34,910津幡町9位23,682廿日市町8位42,315
〇宮城県
10年前は「町」であった泉や多賀城の台頭が目立ちます。特に泉の人口の伸びは目を見張るものがあり、次回1985年国調では石巻を抜いて2位に上がるのです。でも考えれば当時は地下鉄も開通していなかったので、鉄道のない10万都市なんて、どういう感じだったのでしょう。現在の富谷市も似たようなものですが…。なお、累P順位では3位気仙沼、4位塩竈、5位古川→大崎、となっていますが、全20回すべてトップ10に入っているこの三者のポイント数は128、127、126ですから、同等クラスと言って良いでしょう(2020年国調終了時点での累Pでは、大崎が気仙沼、塩竈を抜き去るのは確実)。また、累P10位は、ここ3回の国調でポイントを稼いだ登米(22P)ですが、累P11位は女川(20P)であることを強調しておきます。
〇石川県
何と言っても注目は前回国調から二つ順位を上げ、町でありながら7位となった野々市です。が、ここはオーナーのご出身地でありますからして、余計なことは言わないでおきましょう。累P3位が七尾、4位が大聖寺→加賀になっておりますが、ポイント差は僅か1Pです。そして、累P5位が輪島、累P6位が松任→白山となっているのは逆ではないかと思われる方もいるかもしれませんが、この差はかなりあります。なお、累P8位は根上→能美です。(※能美市の前身は寺井をハナ差抑えた根上です。)
〇広島県
ほんの6か月前に政令指定都市となった広島市。この後、名実ともに中国地方の「首都」となるために、念願の百万都市となるためには最後の仕上げが必要です。そのターゲットになったのは言うまでもなく、五日市です。その五日市、人口的には二十世紀最後の”大物町”で、この当時、町名では四倍相当の廿日市を、人口的には2倍となっていたのです。余談ですが、五日市と言えばカープの山本浩二の出身地。その母校が廿日市高校ですからちょっとややこしい。五日市、廿日市とともにもう一つの新興勢力が、もうそこまで賀茂学園都市の足音が聞こえてきている東広島。また、まだこの頃は、備後府中の人口が安芸府中を上回っていた事が注目に値します。
◎ 三県の1980年DID人口十傑
宮城県----- 石川県-----広島県
仙台552,354金沢312,643 広島市連合698,849
石巻93,094小松27,587169,725
泉中央55,439七尾16,719 福山152,955
塩竈55,361内灘16,467五日市63,594
多賀城39,031輪島14,885三原47,740
気仙沼30,686野々市14,161 安芸府中47,683
岩沼20,609大聖寺11,334尾道47,570
仙台高砂20,476松任10,815大竹31,181
白石16,811山代8,761海田市28,145
古川14,808美川8,302 廿日市24,473
3県のDIDにコメント:白石>古川だったのだ、内灘おそるべし、五日市、海田市、廿日市の次に「市」がつくDIDは座頭市!ってこと?
[98771] 2019年 12月 29日(日)04:28:34【1】白桃 さん
スーパータウン、ついに市に昇格か?
宮城県推計人口(令和元年12月1日現在)についてでは、11月中に一番増加したのは【大河原市】になっています。訂正されないうちに、写真にでもとっておきますか…。
それは良いのですが、「人口推移の一覧(EXCEL形式)」の[H31年各月1日現在]が、[令和元年11月末現在住民基本台帳人口及び世帯数]、しかもエクセルではなくPDFになっているので推計人口計算が面倒なのは困ったことです。
[98749] 2019年 12月 17日(火)08:40:05【2】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1975年第12回国勢調査)
1975年(昭和50年)は、白桃にとって忘れられない年であります。♡と本物の白桃に相当の、地理(学)にも多少の?未練を残しつつ、♪未練心につまづいて落とす涙の哀愁列車~、じゃなく快速電車(たぶん)で岡山を後にしたのです。行く先は仁川、と言っても韓国のインチョンではなく、就職先の独身寮がある西宮市の仁川です。でも、その仁川にいたのは通算で2~3日。御殿場研修から帰阪後、人事担当者の「飛行機に乗せてあげる」という甘い言葉にだまされて東京くんだりまで連れていかれたのです。機内で「好きでもない阪急ブレーブスの本拠地、西宮球場の年間入場券を無理やり買わされたけど、これじゃ使えないじゃないか」と憤慨。ま、私的なことはこれぐらいにして…、長く続いた高度経済成長も終焉し、前年のオイルショックもあったりして、世の中少々変わりかけていたのです。ロッキードで退陣したものの、田中角栄が提唱した「列島改造論」はその後もくすぶっており、(「中央」に対峙する意味での)「地方」の活性化を「お題目」に揚げる政治家が頻出したのもこの頃であったのでは。
今回は、広島や仙台には遠く及ばないが、「地方」としては大都市と自負している?ところが県庁となっている三県に登場してもらいます。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です)

新潟県累P順位国調人口/---/岡山県累P順位国調人口/---/熊本県累P順位国調人口
新潟市1位423,188岡山市1位513,471熊本市1位488,166
長岡市2位171,742倉敷市2位392,755八代市2位103,691
上越市3位123,418津山市3位79,907荒尾市3位58,296
三条市4位81,806玉野市4位78,516玉名市5位42,837
柏崎市5位80,351笠岡市5位63,413人吉市7位41,118
新発田市6位74,025総社市7位47,027本渡市6位40,432
新津市7位58,970井原市8位37,479水俣市4位36,782
十日町市9位50,211備前市12位33,908山鹿市8位31,708
小千谷市11位44,375新見市14位30,014宇土市12位31,564
燕市10位43,265高梁市13位27,701菊池市11位28,258
〇新潟県
岡山市、熊本市同様に新潟市の累Pは200(国調20回すべて人口1位)ですが、それだけではなく長岡も180(毎回2位)と、1位→2位の連勝単式はテッパンです。3位となると、高田、三条、柏崎が入れ替わっていたのですが、前回4位の高田と9位の直江津が合併して上越市が出来上がり、以後、上越の3位も固定、3連単もテッコンキンクリートになっていくのです。累P十傑で唯一顔を出さないのは、現在県内の人口最下位市である加茂(累P8位)です。「越後の小京都」と呼ばれる加茂は結構早くから開けていたようで、♪花は越後の~ハナはエチゴの雪椿~の群生地でもあるとのこと。
〇岡山県
岡山県は二度目の登場なので簡単にと思うのですが、なにせ思い入れが多いので…。
岡山市は国調人口の上では毎回トップとなっておりますが、倉敷・児島・玉島の合併時には一瞬、新・倉敷市に抜かれていたと思います。西大寺との合併によって1970年国調時にはナントカ面子を保ちますが、その後も倉敷との岡倉天心合併競争は続きます。山陽新幹線が延伸する1972年までにナント7町2村を吸収、1975年には藤田村編入でダメ押し。これも、倉敷との差をつけたいためか、新幹線終着都市としての見栄張りか?ともかく、念願の50万都市になりました。岡山駅も立派になり、駅地下街(これ、案外立派)も化粧を直し、駅前にはアノ「桃太郎像」が設置されました。(念のため:アノ像のモデルは白桃ではありません。)玉野は東児町を合併し引き続き4位を維持していますが、単一産業、特に造船業に依存する「企業城下町」はこの頃から落ちていくのです。
〇熊本県
八代は10万都市となってから鳴かず飛ばずではありますが、1955年国調以降現在まで2位を保ち、荒尾も往時の勢いがなくなったとは言え2000年国調まで3位を維持します。苦難の歴史を持ち、現在県下最少人口市となった水俣ですが、この頃は一旦人口が下げ止まった時期で、前回同様の7位を維持しています。水俣の累P4位と言うのも、第1回国調から4期連続2位だったことを思えば納得です。なお、熊本県トップ10の今回順位は前回とまったく同じです。これは意外なのですが、更に意外だったのは、累P10位がオフ会開催地小国町であることです。(累P9位が本渡にすっかり持っていかれた牛深であることは、意外でもありません。)
◎ 三県の1975年DID人口十傑
新潟県-----岡山県-----熊本県
新潟303,325岡山194,582熊本374,040
長岡96,895倉敷60,333八代46,427
三条50,297玉野42,397水俣20,472
高田47,943児島※142,077荒尾18,504
新発田35,327津山35,938人吉18,276
柏崎31,915水島31,248本渡15,115
十日町24,171岡南31,070山鹿12,690
新津22,955玉島19,257玉名高瀬 10,360
加茂22,758笠岡16,232隈府8,066
直江津22,568鶴の浦※214,879牛深7,569
※1:この頃になると、味野と琴浦のDIDは連坦となります。
※2:後に水島DIDに吸収されますが、連島DIDとも違います。ともかく、倉敷はよくわからない。
このあたり
[98742] 2019年 12月 13日(金)15:03:59白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1970年第11回国勢調査)
1970年(昭和45年)と言えば、♪世界の国からこんにちは~の大阪万博が行われた年で、引き続き高度経済成長期でありました。前回国調から5年の間に、いわき、東大阪、倉敷などいくつかの大型合併もありましたが、まったく新しく誕生した市の数は34と少なく、県ごとの都市人口順位変動も比較的おとなしいものでした。事実、北海道、京都府と19県においては、トップ10に新たに顔を出した都市はありませんでした。そんな中、今回は新市が誕生した山形県、複数の市を含む合併が行われた静岡県、新市の誕生こそ無かったものの新興衛星都市の萌芽がみられた奈良県をとりあげました。(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

山形県累P順位国調人口/---/静岡県累P順位 国調人口/---/奈良県累P順位国調人口
山形市1位204,127浜松市1位432,221奈良市1位208,266
酒田市2位96,072静岡市2位416,378橿原市5位75,508
鶴岡市3位95,136清水市4位234,966大和郡山市2位57,456
米沢市4位92,764沼津市3位189,038天理市3位57,020
天童市8位44,758富士市6位180,639大和高田市4位53,475
新庄市5位42,120富士宮市5位88,880桜井市7位52,081
東根市6位39,113焼津市8位82,737御所市12位35,987
上山市9位38,357藤枝市9位78,750生駒町6位35,550
南陽市11位37,271三島市7位78,141五條市8位33,737
寒河江市7位35,558島田市11位66,489香芝町11位21,205
〇山形県
山形県は人口順位変動が最も穏やかな県でありますが、この回に、宮内町と赤湯町ほかの合併で誕生した南陽市がランクインしました。南陽の前身である宮内町は第3回国調時に10位にランクインしていますが、今は赤湯に比べてもひっそりとした街並みになっています。1970年国調以降、山形県のトップ10は順位変動こそあるものの新顔の登場はありません。なお、累P10位は、長井でも村山でもなく、「雛とべに花」の河北町(前身の谷地町のときに連続7期ランクイン)で、「雪とスイカと花笠」の尾花沢は一度もランクインしていません。
〇静岡県
この回、吉原市と旧)富士市、鷹岡町の合併によって出来た富士市が5位にランクイン。もっとも、前回1965年国調時に吉原が同じ5位であったので、人口順位変動はあったような無かったような。トップ10全体を見ても、前回との違いは藤枝と三島の順位が入れ替わっただけです。累P10位は磐田ですが、現在8万都市の御殿場、袋井が一度もトップ10に登場していないのは、静岡県の都市層の厚さを物語っています。
〇奈良県
1947年国調まで、市は奈良のみ。1950年国調時にやっと大和高田が市に、1955年時には天理と大和郡山が増え、でもたった4市。1960年時には御所、五條、桜井、橿原が増えて8市と等比級数的に市が増えていった奈良県です。この時点では生駒はまだ町でありましたが、前回の9位から五條を抜いて8位となり、10位には新興の香芝町がランクイン。なお、累P9位は第1回国調で奈良に次ぐ2位であった十津川村、10位は大淀町となっています。
◎三県の1970年DID人口十傑
山形県-----静岡県-----奈良県
山形115,907 静岡276,899奈良78,359
酒田56,700浜松215,630大和西大寺55,115
米沢46,185清水182,956橿原29,590
鶴岡45,465沼津120,089大和高田28,522
新庄20,017三島47,020丹波市18,425
天童13,959吉原43,177大和郡山18,264
上山12,509焼津41,427桜井17,174
寒河江11,821富士宮36,085生駒16,110
宮内9,325磐田33,500五條15,170
長井9,147島田32,590 香芝13,058
[98735] 2019年 12月 11日(水)19:06:27【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1965年第10回国勢調査)
1965年と言えば、東京オリンピック(勿論、前の)は終わったものの、世の中「高度経済成長期」の真っただ中。大都市近郊では人口急増の自治体が目立つ一方で、石油へのエネルギー転換が進んだことによって北海道などの炭鉱都市は人口激減時代の到来です。このように全国的には上昇と下降がはっきりと分かれてくる1965年(昭和40年)ですが、県ごとに見ると「昭和の大合併」も一段落し、人口順位変動も案外おとなしい時代であったかもしれません。そんな中、今回は、時季外れの大型合併(「新産都合併」)が行われる前の福島、岡山の両県と、東かがわ市の前身である大内町がトップ10に初登場となった香川県をとり上げます。(香川県の選択は、ごくごく私的理由によるものですが、ひらにご容赦を)
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

福島県累P順位国調人口 /---/岡山県累P順位国調人口/---/香川県累P順位国調人口
郡山市1位223,183岡山市1位291,825高松市1位243,444
福島市2位173,678倉敷市2位144,461坂出市3位61,284
会津若松市4位102,239児島市11位77,420丸亀市2位58,826
平市3位70,921津山市3位76,007観音寺市4位44,200
磐城市12位64,899玉野市4位66,232善通寺市5位35,427
須賀川市5位46,999笠岡市5位63,778三木町6位24,016
勿来市13位46,731玉島市6位53,455土庄町10位23,514
白河市6位40,747西大寺市17位46,868多度津町7位20,421
常磐市10位40,671井原市8位38,485大内町14位18,016
原町市7位40,643総社市7位34,508高瀬町12位17,683
〇福島県
直前に5町5村と合併した郡山がトップ(5度目)に返り咲きます。福島は飯坂町を編入したものの首位から陥落。いわき市成立前の旧5市は、炭鉱の閉山で衰退気味の内郷を除いた4市がランクインしているものの、勿来が前回の6位から一歩後退、常磐も前回の8位から一歩後退とパッとせず(スパリゾートハワイアンズの前身・常磐ハワイアンセンターがオープンしたのはこの翌年)。この頃は、いわき市の前身である平よりは「新産都」の核となった磐城(前身:小名浜町)の勢いが強く人口も肉薄していました。なお、累P8位は内郷、9位は相馬(前身:中村町)です。
〇岡山県
岡山VS倉敷の合併競争が始まる前の段階で、児島、玉島、西大寺といった市が♪昔の名前で出ています。現在の倉敷市は多核都市と言えるのですが、「新産都の優等生・水島」を抱えた旧倉敷市も多核、と言うより雑然とし過ぎて、5年間岡山に住んでいた白桃もよく理解できてないのです。大体、どこからどこまで「水島」か、ということも難しい(「水島」という自治体名も存在しません)。ただ、津山を抜いて3位となった児島市の一部も水島臨海工業地帯に含まれていることは間違いありません。その児島も倉敷以上に複雑怪奇で、ざっと言っただけでも味野、下津井、琴浦の三地区がバラバラに存在します。児島は累P11位ですが、児島市成立後にくっついた琴浦町が9位と、本家を上回っているのです。下のDID人口表でも琴浦は味野の上位にあります。倉敷三本柱の残り旧玉島市(倉敷や児島と比べれば複雑ではない)は、前身の玉島町時代の1920年国調では岡山市に次いで2位となるなど累P6位の実績は大したものです。忘れてしまいそうですが、累P10位は「水島」の一部にあたる旧)連島町です。
〇香川県
この頃は「番の州臨海工業団地」が造られた坂出に勢いが感じられ、丸亀は斜陽都市の印象がありました。9位の大内町は当時、隣の白鳥町とともに手袋産業の全盛期で、町も賑わっていました。3年後の1968年には三本松高校跡地に十和デパートがオープンするなど、白桃少年にとってともかく嬉しい時間でした。エ~、ここは簡単に。累P8位は詫間町(消滅)、累P11位は仁尾町(消滅)ですから、累P12位の三豊市(←高瀬町)のあやふやさ?が知れます。累P9位は、さぬき市(←志度町)です。
◎三県の1965年DID人口十傑(※香川県は9つしかないので、宮城県から一つお借りしました。)
福島県-----岡山県-----香川県
郡山86,812岡山175,024高松120,574
福島76,945玉野42,608丸亀28,928
会津若松67,185倉敷30,027 坂出23,589
34,837津山28,969観音寺15,619
小名浜28,669水島18,306善通寺13,882
常磐湯本24,720琴浦15,258琴平8,789
須賀川20,418岡南13,881多度津8,454
白河20,355味野13,551大河原※7,554
喜多方16,207笠岡13,119三本松5,786
内郷15,643西大寺9,672土庄5,384
[98724] 2019年 12月 9日(月)19:08:07白桃 さん
クイ図を悔いず
感想文と言うほどでもないのです。簡単にコメントを。
クイ図は元々苦手ですから消極的に取り組むつもりでした。しかも、問四、問五はストリートビューで答えないといけないということで、問題をよく見もしませんでした。
答えられるところからということで
問三を大洗で答えましたが、「どうしてこんな簡単な問題を出すのだろう。」と大笑い?。てっきりフェリーとか観光船の乗り場と思ったのがあさはかミツケ。「験潮場」なんて言葉も知りませんでした。
問一はいずれ見つけることが出来るだろうと後回しにして、問二を考えることに…
芦屋がヒントに出ましたので、あ~なるほど、大山崎・山崎がお題に出てるわけだ。なら、安直に浦安で答えとこ。と書きかけたとき、待てよ、TDRのとこに変なものがあるじゃないか。で、急遽、多度津に変更。この問題、クイ図だから解けましたが、十番勝負だったら相当苦戦したのじゃないかと思います。それにしても、まつもとしろくまさんには脱帽です。
そうこうしているうちに、簡単なアナグラムヒントが出たので、やっと問五を触ってみようかな…あ、苗羽が映っている。難読地名か。「ストリートビューがうまく見れないんですけど」となんでも電話相談室に訊いて教えてもらいましたが、「あ」の山女はうまくいかず…やっと宗像市の「上八」でなんとか。苦節11時間。
問四は坂本九ちゃんの歌のようなアナグラムから、標識か信号機がらみの問題かと想像はついたのですが、次の「サンポウカイカ」って何???。三方一両損なら知ってるけど。「三方開花」でくぐったら、あ、これか。でも、剣道やっていたから県道で答えてしまい誤答となりました。
問一はスーパータウンのおかげ。東かがわ市にはないもんね。コンビニ1店でもあったけ???

グリグリさん、クイ図、大変勉強になりました。ありがとうございました。、
[98703] 2019年 12月 8日(日)06:54:44白桃 さん
クイ図
問四:栃木県宇都宮市

滑川町のはアレだからダメなのか?
[98692] 2019年 12月 7日(土)10:06:10白桃 さん
クイ図
問一:宮城県大河原町

共通項は最初から分かっていたのですが、ピッタリのがなかなか見つからなくて。
ここ、千本桜さんのご案内で何度も通過してます。さすがスーパータウン。
グリグリさん、もしダメでもオマケしてください。('◇')ゞ
[98686] 2019年 12月 7日(土)00:31:10白桃 さん
クイ図
[98671] 2019年 12月 5日(木)16:31:51白桃 さん
クイ図
問五:福岡県宗像市
すとりーとびゅーの問題はあきらめていたのですが、答えが分かってから11時間かけてやっとできました。
目出度し目出度し
[98670] 2019年 12月 5日(木)15:54:28【2】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1960年第9回国勢調査)
「昭和の大合併」があらかた終わった1960年(昭和35年)国勢調査です。前回の国調時から新たに66市が誕生しました。※消滅したのはマワシがほどけてしまった真和志市:('◇')ゞ
今回登場するのは、前回同様、「昭和の大合併」前まで一個か二個だった市の数が倍増した鳥取、徳島、高知の3県です。この三県ですが、1955年国調時にはまだ市制施行していなかった市があるというのも共通です。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)
※1960年国調からDIDが導入されましたので、今回書き留めておきます。
鳥取県累P順位国調人口/---/徳島県累P順位 国調人口/---/高知県累P順位国調人口
鳥取市1位104,833徳島市1位182,782高知市1位196,288
米子市2位94,808阿南市4位60,110南国市5位41,798
倉吉市3位51,528鳴門市2位48,828中村市3位38,951
境港市4位32,714小松島市3位39,884須崎市2位32,976
岩美町7位19,350池田町6位28,403土佐市4位31,803
日南町13位15,286鴨島町5位24,119室戸市9位30,498
智頭町6位14,390脇町9位21,820安芸市8位30,370
東伯町5位14,294石井町7位21,505宿毛市7位30,016
青谷町18位11,528神山町16位18,503土佐清水市6位29,944
河原町21位11,187阿波町14位15,430窪川町13位24,813
〇鳥取県
前回は境港「町」であった境港は引き続き4位。この境港を含め鳥取県4市は当然ながらトップ10皆勤賞です。それどころか、米子は全回2位、倉吉は全回3位ですから、鳥取、米子、倉吉の3連単のオッズは1.00倍?。その他も1955年国調時と顔ぶれの変化は殆どありません(10位の【明治の名邑】赤碕に代わり、新生伯南町改め日南町が6位に入っている)。7位智頭(累P6位)のトップ10入り14回は大記録。8位東伯(累P5位)は琴浦町の前身町。9位青谷、10位河原は消滅町です。因みに、累P8位は宇倍野村時代にのみ7期連続トップ10入りをしている国府町(消滅)、9位はモハヤ姥桜となったか若桜町、10位は郡家を前身とする八頭町です。
---1960年DID人口
鳥取:56,661、米子:43,430、倉吉:17,455、境港:13,589・・・以上
〇徳島県
2位の阿南は、前回3位の富岡町(41,343人)と7位の橘町(21,031人)の合併で、オロナミン鳴門を追い越したのです。だけど、累Pでは先輩3市にはまだまだ及びません。5位に池田(三好市の前身)、6位に鴨島(吉野川市の前身)、7位に脇町(美馬市の前身)、10位に阿波町(阿波市の前身)となんとなく順当に並んでいるようですが、一皮めくれば骨肉の争い(大げさすぎる?)があるのです。問題は美馬市の前身の脇町。実は脇町の前身はウダツで有名なあの旧)脇町ではなく、うだつの上がっていない旧)江原町となっている、しているのです。美馬市の中心は今でも旧)脇町だと思うのですが・・・。累P8位はな、なんと大歩危小歩危の山城町(消滅)、10位は白桃の旧宅横を通過していた高徳線汽車の行先によく見かけた「牟岐」。しかし、その牟岐、今は・・・あゝムギ遠げ。
---1960年DID人口
徳島:113,746、徳島津田:8,905(以上徳島市)、小松島:16,099、鳴門:15,289、阿波池田:7,140
牟岐:5,286、鴨島:4,827
〇高知県
新3市について言えば、前回影も形もなかった南国がいきなり2位、前回高岡町時代に9位の土佐が5位、四町一村合併の室戸が復活の6位となっており、1955年国調時に既に市となっていた中村(四万十市の前身)が3位、須崎が4位、安芸が7位、宿毛が8位、土佐清水が9位とさして驚くこともない順位となっております。10位の窪川(四万十町の前身)も累P13位とは言え、土讃線の終着駅としてそれなりの結果を残しています。今回のトップ10には入っていない ものの、累P10位は伊野町を前身とするいの町であることはまったく意外ではありませんが、11位が香美、香南を抑えた梼原であることを、そこを脱藩の道とした龍馬も知りますまい。
---1960年DID人口
高知:136,845、須崎:12,673、土佐中村:10,292、安芸:8,429、土佐山田:6,451、土佐清水:6,285
室戸室津:5,340、伊野:5,222、後免:4,608(旧後免町域を超えたDIDであったことは間違いなし。)
[98645] 2019年 12月 3日(火)02:01:34白桃 さん
クイ図
問二:香川県多度津町

今からだと二時間半しか寝られないのに何をやってるのだろう。せめてあってて欲しい。
[98638] 2019年 12月 2日(月)13:02:06【1】白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1955年第8回国勢調査)
幼稚園入園前の面接で4以上の数を言えなかったけれど、市や町村を人口が多い順に並べることは出来た大変態児が最初に迎えた国勢調査が1955年(昭和30年)に行われた第8回調査です。世は力道山のプロレス全盛期、そして「昭和の大合併」の真っただ中。[98607]でも触れましたが、1950年国調時には253だった市の数が、以降1955年国調までの5年間に242増えた(243市誕生、首里市消滅)のですから倍増。そこで今回は、市の数がそれまで一個か二個だったのが一挙に増えた富山、山梨、佐賀の3県をとりあげました。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)
富山県累P順位国調人口/---/山梨県累P順位 国調人口/---/佐賀県累P順位国調人口
富山市1位170,495甲府市1位154,494 佐賀市1位126,432
高岡市2位131,531大月市4位41,412伊万里市4位81,625
氷見市3位68,611富士吉田市2位39,116唐津市2位76,899
新湊市4位48,713韮崎市7位31,698多久市7位45,346
魚津市5位46,843山梨市6位31,004武雄市5位41,673
砺波市7位36,377都留市3位30,730鳥栖市3位41,601
黒部市6位31,216塩山市5位30,279鹿島市6位39,392
滑川市8位30,531上野原町10位27,004大町町8位22,400
立山町11位29,596増穂町9位15,058嬉野町12位20,358
入善町14位26,724身延町21位14,359厳木町9位19,350
〇富山県
富山・高岡の市制度始まって以来の二市体制から一挙に6つも増え8市となりました。郡をほぼ丸ごとまるめこんで町時代の人口を3倍にした氷見ですが、実は前回も順位は3位。蜃気楼と村椿投手の魚津の5位は前回と変わらず。黒部は前回(桜井町)の4位から7位に後退。滑川も前回6位から8位に滑った。新たにトップ10入りしたのが砺波(前身:出町)で、トップ10に返り咲いたのが高岡から独立した新湊。もっとも新湊の場合は第1回から5期連続3位ですから、高岡との強制合併がなかったなら、もっと早くに市制施行していたことも考えられます。ついでですが、[98607]
【問題一】それはそうと、誕生した市数が243なのに、最下位が熊野市の242位となっているのはどうしてか、お判りでしょうか?
の答えは、順位をつけた1950年国調時に、新湊が存在していなかったからです。
ジャンボスイカの入善は、この後7回、それも連続でトップ10入りしているのですが、すべて10位という珍記録を作っています。なお、累P9位は小矢部(前身は石動町)、10位は伏木町(消滅)となっています。
〇山梨県
甲府、たった1市だったのが、一挙に7市になりました。三遊亭小遊三が卒業した都留高校がある大月は、今でこそ上野原と人口県内最少市の座を争っていますが、当時は2位だったのです。と言ってもこれは猿橋町、七保町他との合併の成果?で、前回調査時に旧)大月町は6位でした。話は少し逸れますが、大月市同様、富士吉田や山梨市も複数の町による「昭和の大合併」です。また、現在の山梨県15市の市名を見ても、市制町村制施行時の自治体の名称が、現在の市名として使われているのが甲府と上野原だけと言うのも面白いです。今回10位の身延ですが、トップ10入りは今回きりです。また、この回トップ10入りしていない唯一の累P十傑は甲斐市(8位)です。
〇佐賀県
佐賀県も佐賀と唐津の二市から7市になりました。新市の中で注目されるのは何と言っても伊万里で、前回町時代は4位だったのですが、同7位の山代町他との合併によって、畏れ多くも唐津を抜いて2位となったのです。「伊万里」と言えば「有田」なのですが、有田は一度もトップ10に入っていないのです。有田町は市制・町村制施行時には佐賀、唐津に次ぐ第三の町であったことを考えると、これは意外です。4位の多久は第1回国調(当時は北多久村)以来の復活組で、多久のほか大町、難読の厳木の炭鉱マチが堂々トップ10入りをしているのも佐賀県の特徴です。5位の武雄と9位の茶どころ嬉野も合併によってトップ10復活を果たしたクチですが、祐徳稲荷の鹿島は、浜町ほかとの合併で初めてのトップ10入りです。この回、6位と地味な位置におさまっている鳥栖ですが、国勢調査全20回すべてトップ10入りを果たしているのは案外意外かもしれません。なお、この回トップ10入りしていない唯一の累P十傑は小城(10位)です。
[98637] 2019年 12月 2日(月)07:46:06白桃 さん
クイ図
問三:茨城県大洗町

やり方がどうもよくわからないのですが。
[98607] 2019年 11月 29日(金)07:39:58白桃 さん
「昭和の大合併時」に誕生した市
「昭和の大合併時」を明確に定義することはできませんが、国勢調査至上主義者の私は便宜的に、1950年10月2日~1960年10月1日としています。この10年間に309市が誕生しています。この数は、「平成の大合併時」(2000年10月2日~2010年10月2日)に誕生した数、138(※)を圧倒しています。ですから、石を投げたら必ず「昭和の大合併時」に誕生した市に当たる、と言っても良いでしょう。
※2000年国調時にすでに市となっていた篠山市(現;丹波篠山市)を入れても139。
この309市を、1955年国調時に市となっていた243市(1955年組)とまだ市となっていなかった66市(1960年組)に分けて、それぞれのトップ5とボトム5を下に表してみました。順位は前身町の1950年国調時の人口でつけました。
なお、1955年組と1960年組の間に都市としてのレベル差、格差は殆どないと考えています。

1955年組
順位前身1950年人口---市制施行後
1位神奈川県相模原町68,898相模原市
2位北海道芦別町58,547芦別市
3位東京都三鷹町54,820三鷹市
4位北海道赤平町50,371赤平市
5位埼玉県所沢町42,559所沢市
238位富山県出町6,868砺波市
239位石川県宝立町6,627珠洲市
240位岩手県高田町6,461陸前高田市
241位山梨県加納岩町6,441山梨市
242位三重県木本町6,090熊野市
上位には、この他に新津、内郷、山田、逗子、安城など炭鉱都市や大都市近郊の市が並んでおり、比較的早く市制施行した市が目立ちます。下位を見ますと、まず砺波。出町の238位と言うのが砺波平野散居村の性格?を物語っています。239位の珠洲については前身を宝立町としておりますが、実際は飯田が中心となっていただろうと思います。でもその飯田町、僅か3,210人でしたから。珠洲に続く陸前高田や山梨も複数の町からなっており、山梨の加納岩と日下部は代表的なツイン・シティで有名です。なお、1955年組の中には、1950年国調時に町制施行していなかった、宝塚、真和志の2市があります。【問題一】それはそうと、誕生した市数が243なのに、最下位が熊野市の242位となっているのはどうしてか、お判りでしょうか?

1960年組
順位前身1950年人口---市制施行後
1位北海道三笠町54,476三笠市
2位北海道歌志内町40,954歌志内市
3位鹿児島県谷山町40,098谷山市
4位福岡県中間町36,350中間市
5位鹿児島県西之表町30,123西之表市
62位埼玉県越ヶ谷町7,287越谷市
63位石川県羽咋町7,002羽咋市
64位熊本県宇土町6,877宇土市 
65位長野県屋代町4,950更埴市
66位高知県後免町1,726南国市
1955年組同様、炭鉱の町が上位にありますが、鹿児島の谷山、西之表、それに9位に入る垂水と鹿児島県勢が目立ちます。鹿児島県の自治体は、どうして町になったり市になったりするのが遅くなるのか、いまだに不思議です。62位の越谷(旧:越ヶ谷町)にビックリする方もいると思います。ここも、大沢町ほかと合併して市となります。65位の更埴(千曲市の前身市)もややこしいドングリの背くらべ。66位の南国については、何度も話題に上がっていると思いますので、ゴメンネ、ジロー。さて、【問題二】1960年組の中にひとつだけ、町をとばして村からいきなり市になったところがあります。その前身の村名と市制施行後の市名を何も見ないで10秒以内に言える方、それは♪貴方、あなた、アナタ、あ~なた、ルルワルルワドゥ~、白桃と一緒に一度お医者さんに診てもらったらどうでしょう。
[98593] 2019年 11月 26日(火)18:47:38白桃 さん
練習問題1
静岡県富士宮市/山梨県富士吉田市

11月29日は何回目のかのナントカ記念日で、アルコールが入るのは間違いなく、参加が大幅に遅れそうです。
[98588] 2019年 11月 24日(日)10:22:13白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1950年第7回国勢調査)
1950年(昭和25年)の第7回国勢調査人口については、私が最も早く関心をもったもので、コクがあってキレのある大好きなものです。当時、「昭和の合併」も本格的には進行しておらず、1920年から始まった国調第一期の総括としても重要だと言えるでしょう。今回取り上げたのは、地味ながら当時としては市の数が意外と多かった三重、山口、愛媛の三県です。1950年国勢調査時に6市以上はこの三県を含め15都府県と少なく、5万人以上の市となると、たった149(市以外では、東京、相模原町、芦別町、三鷹町、三笠町、赤平町)と、そんな時代であったのです。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

三重県累P順位国調人口-----山口県累P順位 国調人口-----愛媛県累P順位国調人口
四日市市1位123,870下関市1位193,572松山市1位163,859
津市2位76,077宇部市2位128,569今治市2位60,191
宇治山田市3位69,489山口市3位77,759新居浜市3位57,421
鈴鹿市5位68,755 防府市4位71,065宇和島市4位56,570
松阪市4位48,743徳山市5位62,903西条市5位47,369
上野市7位46,503岩国市6位61,532八幡浜市6位39,932
桑名市6位40,595小野田市8位52,877三島町9位18,704
尾鷲町8位19,075萩市7位41,613大洲町7位18,572
亀山町10位15,787下松市9位39,923郡中町12位15,308
久居町11位14,775光市10位35,090角野町11位 13,960
〇三重県
ほぼ累P順位通りに並んでいます。四日市が10万越え、津が県庁所在地の面目にかけて2位を守り、古参宇治山田(現在の伊勢市)と新興鈴鹿が接戦。ここまでが5万以上。肉がまだ焼ききれていなかった松阪、隠れていた忍者がカウントされなかった上野は惜しくも5万には届かず。空襲によって甚大な被害を蒙った桑名は戦前のレベルまで回復しておらず7位。桑名からストンと落ちて大雨の尾鷲、ローソク亀山、消滅・久居が続くこの景色、何故か納得。累P十傑でこの回唯一トップ10を逃したのは、名張(累P9位)です。話がちょっと逸れますが、旧国名の伊勢、伊賀、志摩の3市は現在低迷しており、志摩市にいたっては、2020年国勢調査で亀山に抜かれて10位に落ちることがほぼ確実になっています。
〇山口県
この当時に市の数10というのは特筆もので、しかも5万以上7市というのは、他に類を見ませ・・・と言いたいところですが、福岡県11、北海道と大阪が9、神奈川が山口と同様7、であります。が、とにかく「都市分散型県」の面目躍如?です。累P10傑がそっくりそのまま入っており、うっかりすると、「市名が多少変化しただけで現在の人口ランキングです。」とゴマかされそうです。累P10傑と言いましたが、そもそも山口県の場合、累Pをもつのは、11位の彦島町(消滅:現下関市)、12位の柳井市、13位の岩国町(消滅:現岩国市/麻里布町を前身とする/)、14位の美祢市しかありません。これは、山形、栃木、群馬と並んで最少です。
〇愛媛県
当時、人口5万人の都市と言うと、現在の15万人の都市に匹敵します。幼少のころ、隣県愛媛の市の数の多さ、しかも5万人以上が複数ある、という事実に悔しさをもって驚いてた私です。坂出や丸亀が5万人に達していなかった当時、新居浜、今治、松山、宇和島と予讃本線の先には大きっよい街が並んでいたのです。この回トップ10入りしている郡中は伊予市の前身であります。角野町は現在、新居浜市の一部となっていますが、1925年(第2回)国調では、新居浜より多い人口を記録しています。累P10傑で、この回トップ10に入っていないは四国中央市(累P8位)と三津浜町(10位:現松山市)です。四国中央は、川之江を前身市、前身町としているのですが、この回の川之江町の人口ラんキングは12位となっています。漱石の「坊ちゃん」を思い浮かべる三津浜は、早くに松山と合併しましたが、モジ(というのは通用しませんが)、単独でいたならこの頃、市になっていたかもしれません。
[98576] 2019年 11月 21日(木)09:16:31白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1947年第6回国勢調査)
1947年(昭和22年)に行われた第6回国勢調査は「臨時」という語が入っています。「戦後」の混乱期でありますから、調査自体が相当困難な状況にあったことは想像できます。とにかく、空襲によって破壊された国内の主要都市も復興途上にあり、また、「外地」や疎開地へ移動した人口も完全には戻りきっていない状況でありました。この回は、混乱期にあって首位が“番狂わせ”となった青森、群馬、大分の三県に登場してもらいました。
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

青森県累P順位国調人口/////群馬県累P順位国調人口/////大分県累P順位国調人口
八戸市2位91,405桐生市3位91,482別府市2位96,685
青森市1位90,828前橋市1位90,432大分市1位86,570
弘前市3位63,669高崎市2位88,483中津市3位51,976
三沢村7位20,315太田町5位49,943日田市4位46,234
田名部町5位20,189伊勢崎市4位46,046佐伯市5位38,891
三本木町4位18,530館林町6位23,277臼杵町6位26,792
野辺地町9位15,243沼田町9位19,977津久見町7位21,731
大湊町14位14,252渋川町8位19,634鶴崎町18位17,256
七戸町12位12,685富岡町7位17,547佐賀関町9位16,480
天間林村18位12,498富士見村11位14,879 杵築町11位16,424
〇青森県
前回の国調から8千人以上人口を減少させた青森市に代わって八戸が首位に立ちました。1942年に下長苗代村を編入したとはいえ、実質1万4千人ほどの増加を示したのです。もっとも、三年後の第7回国勢調査では青森市の逆襲にあい、八戸にとって1947年は、「三年天下?」の永久保存版国勢調査になるわけです。4位に入った三沢村は前回から人口倍増ですが、これは米軍による空港接収と関係あると思われます。5位の田名部と8位の大湊は、後に合併して「漢字五文字」から「ひらがな二文字」の市となるわけですが、大湊は人口の割には「♪風雪ながれ旅」の歌詞に出てくるなど脚光を浴びています。9位の七戸、10位の天間林も「平成の合併」で一緒になりますが、何と言っても注目は、この回7位、累P順位9位のへのへの野辺地、であります。なお、今回登場していない累P十傑は五所川原(6位)、黒石(8位)、つがる←木造(10位)の津軽三人衆であります。そう言えば、元「津軽衆さん」お元気でしょうか?
〇群馬県
八戸同様、桐生が「これっきり、これっきり」の首位になるわけですが、それまで前橋、高崎と接戦を繰り広げていた桐生の首位は「番狂わせ」と言うと叱られるかもしれません。今や、高崎、前橋はおろか、太田や伊勢崎にも後れをとった感のある桐生ですが、その当時の桐生は野球も強く、街中はきっと、機音と球音で活気あふれていたことでしょう。順位は多少違っていますが、累P順位10傑のうち9つまでがこの回のトップ10に入っています。4位の太田はまだ町だった。6位の館林は不動の6位かも。沼田、渋川、マイケル富岡は入っていますが、ディーン・フジオカ(藤岡市:累P10位)は入っていません。その藤岡を押さえて、「私、合併しないので。」って頑張っていた富士見村が入っていますが、第7回まで連続7期トップ10入りをしていることで、累Pでも安中を押さえて11位となっています。
〇大分県
別府の首位は第4回(1935年)以来2度目でありますが、第5回国調からなんと3万人以上人口を増加させているのです。この間、合併をしたわけではなく、戦災に遭わなかったこと、米軍が進駐してきたことが人口急増の要因になったようです。3位の中津から7位の津久見まで累P順位どおりとなっており、ついに3万人以上になれなかった消滅市・鶴崎の8位も意外でもありません。9位の佐賀関は累Pも9位のとおり、サバではなく精錬所のおかげ?、10位の杵築も想定範囲内といったところです。なお、累P8位の宇佐は、DA PUMPの♪U.S.A.とはなんら一切関係なく、杵築と1ポイント差で累P10位となった竹田も、「♪荒城の月」とは関係あっても、赤い鳥らが歌った「♪竹田の子守歌」とは関係ありません。
[98571] 2019年 11月 13日(水)14:37:28白桃 さん
あの県、あのときの国勢調査人口トップ10(1940年第5回国勢調査)
1940年(昭和15年)の第5回国勢調査では、「外地」への人口移動が進行したことにより、都市の中には前回国勢調査から人口減少を示したところがかなりあります。また、戦地にいた者の数も相当あり、調査結果と実態が多少とも離れていたのでは、と思っています。それはさて置き、取り上げた三県は、いずれも20万以上の都市※が二つあるように、「戦前」においては「都会県」と言っても差し支えないでしょう。
※この時点で20万以上は17市(「外地」を除く)。全国順位は、広島7位、福岡8位、八幡10位、長崎11位、呉12位、佐世保16位
(表中の累Pとは【国調人口都道府県内順位累積ポイント】です。)

広島県累P順位国調人口/////福岡県累P順位国調人口/////長崎県累P順位国調人口
広島市1位343,968福岡市1位306,763長崎市1位252,630
呉市2位238,195八幡市2位261,309佐世保市2位205,989
福山市3位56,653小倉市7位173,639諫早市3位44,418
尾道市4位48,726門司市6位138,997島原市4位30,411
三原市5位39,072大牟田市3位124,266大村町5位22,142
広村9位30,683久留米市4位89,490崎戸町8位17,924
音戸町15位17,870若松市9位88,901佐々村14位15,311
江田島村11位17,692戸畑市14位84,260鹿町村17位13,409
倉橋島村10位14,644直方市12位47,026平戸町6位12,964
土生町14位12,455飯塚市5位46,685江迎町21位11,943
〇広島県
広島、呉、福山、尾道、三原の上位5市は、累P順位どおりに並んでいます。続く6位には海軍工廠のあった広が入り、以下は島嶼部の町村となっています。6位の音戸は、「音戸瀬戸」で知られる古くからの港町でありますが、当時は呉の「衛星都市」としても機能していたと思われます。余談ですが、音戸の元々の名は、瀬戸島村←瀬戸(町)でありますから、なんかややこしてまぎらわしい感じがします。瀬戸内海の島々は古くから人口稠密でしたが、特に芸予諸島では顕著で、しかも、軍事色の強まる中、軍関係施設や造船基地が作られ、人口を増加させていったのです。これは、広島県に住んでいた人、住むようになった人たちにとって決して良いことではなかったのですが…。なお、累P6位は、「学園酒都」の東広島市、7位が府中市、8位が廿日市市となっています。
〇福岡県
福岡県の人口トップ10は、1935年の第4回国勢調査からオール5、いや、オール市で埋まっています。当時は、市の数全国一だったのですね。福岡、八幡に続く小倉、門司、大牟田までが10万人を超えています。今は北九州旧5市の中で一番人口が多くなった小倉ですが、当時は八幡に及んでいませんでした。八幡の上位に立つのは、第6回の1度だけですから、北九州市の「前身市」の座を八幡に譲るのもやむを得ないところです。しかも、門司に対しても「対戦成績」では5勝4敗と勝ち越すも、累Pが62と同点となり、第1回の順位から累P順位が門司の下となり、無法松が暴れだすのです。累P順位で言えば、今では人口でも文字の画数でも大牟田を引き離している久留米は、「対戦成績」も11勝9敗と勝ち越していながら、累Pで1ポイント大牟田に劣ってしまうのです。だいぶ話が偏りましたが、トップ10にはその他、北九州の旧市・若松と戸畑、飯塚と呼べば直方と答える筑豊の飛車角が入っています。なお、累P8位は春日、10位は大野城となっています。負けるな!筑紫野!
〇長崎県
広島県と同様、上位5位までは累P順位どおりとなっています。この時点でも累Pでも大村が島原より下にあるのが意外と思われる方は、以下の1920年国勢調査人口をご覧ください。
諫早:諫早町 3,496、諫早村 4,021、北諫早村 5,201
大村:大村町 3,255、大村  4,600、西大村  7,978
島原:島原町 5,573、湊町  6,355、島原村  6,499
平戸:平戸町 3,172、平戸村 9,661
同じような名がいっぱいで、なんだか分からない人口表ですが、国調初期において、都市エリアと自治体域が一致していないのが長崎県の特色です。上表で西大村以外は、1925年国調までに集合するのですが、西大村が大村町と一緒になるのは1939年で、これが大村市の累Pがいまいちの理由です。崎戸、佐々、鹿町、江迎と炭鉱で栄えたところがランクインしておりますが、西海市の前身とはなっていないにもかかわらず、累P順位8位の崎戸には驚きの「ながさきと?」です。因みに、長崎県の累P十傑でこの回にランクインしていないのは、7位の五島市←福江市、9位の長与町、10位の松浦市です。


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