こんばんは、じゃごたろです。ここしばらくはずっと北海道遠征のデータをまとめている状態です。
さて
[91376]で鉄道が廃線となったあとも「跨線橋」という名の橋という形でその残渣がたくさん見られるということを書き込みましたが、それとは別な残渣です。
まずは中頓別町の
ここをご覧ください。国道から北へ突き出た道路が見られます。これは道道です。察しの良い方ならおわかりでしょうが、普通に考えれば不自然な路線です。ではつぎに同じ中頓別町の
ここをご覧ください。やはり国道から東に突き出した道道です。拡大すると「中頓別ターミナル」というバス停が表示されるので、何かのターミナルであることがわかります。
では南に移動して美深町の
ここをご覧ください。やはり国道から東に突き出た道道がありますが、ここの先には紋穂内駅があります。この道道は「紋穂内停車場線」といい、紋穂内駅と国道を結ぶ道路です。
そこで先の中頓別町内の二つの道道に戻りますが、これらも紋穂内駅と同様な理由で指定された道道です。最初が「小頓別停車場線」、次が「中頓別停車場線」という名称です。道道の名称からわかるように、ここにはかつて鉄道の駅(停車場)があったことがわかります。調べてみますとかつては天北線が通っていて、それぞれ小頓別駅、中頓別駅があったとのことです。
鉄道駅が廃止されて主要な道路ではなくなった路線でも、「○○停車場線」という形で残される道路があり、かつてそこに鉄道が走っていたということを知ることができるという例でした。