名字が市名のさざ波です(この書き出し久しぶり)。
[94700]みかちゅうさん
はっきり言って「つまんない問題」だなぁという感想を持ちました。
(中略)
大半の問題が知識の確認をするだけ
(
[94667][94684]に掲載した問題と見比べながら読んでいただけるといいと思います)
表をまとめていて思ったのが、「知っていれば解ける問題(知識)」が多い年と、「知識があっても応用が必要な問題(思考・表現)」が多い年で、偏りがすごいな、ということです(後者は少なかったですが)。前者で典型的なのが北海道・H24年度の大問1。都道府県名とその位置は中学生必修の項目。解けて当然です。標準時子午線についても同じ。原爆投下は歴史で日付ごと覚えますから、まず解けるはず。知識量勝負の問題だといえます。
逆に後者は北海道・H27年度の大問4問3。米、果実、畜産の農業生産額に占める割合の表から県を特定する問題でした。この手の問題はデータが飛びぬけている所から埋めるのがセオリーで、この時は「畜産」でした。しかし東北地方は米、果実がよく知られ、畜産はあまり知られていないようです。筋道を立てて解き進める力が問われた問題だと思います。
ちなみに、僕のお気に入りは東京都・H25年度の大問3の問1。交通系の問題は割と好きです(本音→簡単だったから)。
ちょっとそれますが、高校入試(に限らず)の国語・英語は完全に知識の応用です。理由は簡単、教科書の文章をそのまま出したら学校によって有利不利が出るからです。ちなみに国英ともに浜松の近辺だけで4社くらい?に分散しています。英語の教科書改訂があった年は面白いですよ。登場人物がフルチェンジして、教科担任の先生が「○○(登場人物名)は引っ越しました」とか言いますからね。