明後日、3月3日は「雛祭り・桃の節句」。人形作りで名高いさいたま市岩槻区に「人形博物館」が先月22日にオープンした、という話題がありましたが、ご承知の通り全国的な「新型疫病」の蔓延により、「本番」を目前にして早くも明日から2週間にわたって臨時休館、という事態となりました(
博物館HP)。本日開催の予定だった「流しびな」のイベントも中止されています(
岩槻人形協同組合HPより)。
「桃」つながりで…
[99230],
[99238] 白桃さん
[99234] デスクトップ鉄さん
北海道の「道」はなぜ省略されないのか?
確かに言われてみればそうですね。「北海道」の意味で「北海」という呼び方をしているのは、せいぜい「北海高校」と「北海盆唄」ぐらいしか思い浮かんできません…。
影が薄いのは、東山道
そもそも「東山道」というのは、「近畿・関西」の近江から始まって、「中部」の美濃・飛騨・信濃、「(北)関東」の上野・下野、更に「東北・奥羽」の陸奥・出羽と、文化も方言も違う地域の「寄せ集め」みたいなもので、お互いのつながりが薄い「人為的」な区分けだったからなのでしょうか。さらに、東山道に入っている上野・下野と、東海道に入っている武蔵など他の関東6か国とを合わせた「関八州」という言い回しが定着してきたこと、交通の面でも江戸を起点とした「五街道」が整備され、東山道内を西へ結ぶ「中山道」と東北へ向かう「奥州街道」ができて、「東山道」としての「一体感」が薄れたこともあるのでしょう。、ただ、「気候」の面からみると、「東山道」のうち、東北6県以外の範囲の大部分は、気候区分の上で「中央高地気候」の地域に入るようで、その面からだけは「東山道」の区分けに合理性がある、ということになるようですが…。
次に、クイズについて。
[99206]
【問F】JR北海道・根室本線、JR西日本・境線、上毛電気鉄道・上毛線、東京メトロ・丸ノ内線、名古屋鉄道・名古屋本線(該当しない路線…東武鉄道・東上本線、近江鉄道・近江本線)
デスクトップ鉄さんからのクイズが6日から始まりますので(
[99234])、これと「もどき」であるこの問は被りますのでここでお開きにします。
第一ヒント
「亀田で花よ」(かめだではなよ)
→「仮名では駄目よ」(かなではだめよ)
共通項は「『富士』の付く駅がある路線」でした。
この想定解は、
[83651]を見れば一目瞭然です。
[83651]では、「富士山」駅と「富士急ハイランド」駅を共に「富士急」とだけ表していたのですが、富士急の路線は、「市街地のスイッチバック」になっている富士吉田改め富士山駅を境に、大月~富士山間を「大月線」、戦後の昭和25年(1950)に開業した富士山~河口湖間を「河口湖線」と呼ぶのが正式なので、先に開業している富士山駅は「大月線」に、富士急ハイランド駅は「河口湖線」に所属することになりますが、一般には「富士急線」として通用しており、「富士急行」「富士急」「富士急線」でも正答扱いとしていました(問題自体がAboutなので…)。
このほか、「番外」として
河口湖のロープウェイ(河口湖富士山パノラマロープウェイ、富士急が経営)に「富士見台」という「駅」があり、こちらが出てもOKとしていました。
一方、NGとした東武東上線には「ふじみ野」、近江鉄道には「フジテック前」という駅があり、いずれも「富士」が語源(
フジテックの沿革)なのですが、「仮名書きは排除」という線引きでした。
この問では、過去に「十番勝負」スタイルで出した過去問(
[93704])で、「富士」の付く市や富士山に近い市をお題に並べたのとは真逆に、お題に富士山が見えない地域(根室線…新富士、境線…富士見町、名鉄…富士松)や、見えるかどうかぎりぎりの場所(上毛電鉄「富士山下」)を意識的に並べて「迷彩」にしたつもりだったのですが、出題した日が「富士山の日」2月23日だったことと、問題名が「問F」で、そこから既に共通項が見え見えになってしまったのは少々「お粗末」でした…。
「富士山」「ひな」というと、静岡県富士市に「
比奈」という地名があり、岳南電車の駅名にもなっています。この「比奈」の地名は、平安時代の「和名抄」に出ている「姫名郷」に由来するとされ、また地元では「竹取物語」の発祥の地としての伝承もあるようです(
岳南電車HPより)。