では今回も感想文を提出します。
閉幕からしばらく経ってしまった上に、長文になりますがご勘弁のほどお願いします。
今回の開催は8月11日の21時開催ということで世間はお盆休み真っただ中でしたが、仕事をしておりました。
しかも繁忙期真っ最中で正直、何時に仕事が終わるのかも不透明な状態でした。
またちょうど休みもない時期に入ったこともあり、今回はかなり時間を割けないだろうと踏んでいました。
幸いなことに当日21時までには仕事が終わりそうな感じにはなったので、開催ちょうどには参加することができました。
今回は問題の出題傾向が変わるということもあり、高校野球の出場校のフェイクが出てくるだろうと踏んでいましたが、思っていた方向とは違う出題方針だったことに驚き、本番を迎えました。
以下、問題ごとに手短に振り返っていきます。
●問八:羽島市【銀メダル!!】(
[93133])2017 年 8 月 11 日 (金) 21:45:37
問八:「八」の文字が入る市町村に隣接する市
序盤の誤答はまたおいおい説明を。
気付いたきっかけはまつもとしろくまさんの解答を見てからです。
二戸市と能代市で気付くことができました。
この問題は
第五回問八、
第十三回問八で出題されてますし、その時の市の並びをなんとなく覚えていました。
解答はどこからでもよかったのですが、個人的に好きな安八町から「羽島市」を解答しました。
●問九:鹿嶋市【金メダル!!!】(
[93161])2017 年 8 月 11 日 (金) 23:09:53
問九:市制施行と改称が同日に行われた市(を含む市)
解答が進んでいく中でまだ解答のなかった問九に取りかかりました。
問九は過去相性がいいこともあり、やる気が出てきます。
問八の解答と改革と名付けていることから過去問系が結構出題されているんじゃないかと踏みました。
ぼーっと見てみたら北茨城市と大和郡山市は市制改称が同時だったことに気付きます。
「北見市も確かそんな感じやったけど、浜松市は…あ、天竜市か。じゃあ周南市は新南陽市で該当か」というように芋づる式で解けました。
確か過去問にもあったはずやと探し出すと悔しい思いをした
第十六回問二で類問がありました。(詳しくは
[60038])
他にも答えたいところがあったのですが、今回はそれなりに大きい事例もOKだろうと踏んで、「鹿嶋市」を解答しました。
まあ解答後「全然安パイちゃうやん、誤答やん」と思っていたのは秘密です(笑)
茨城県からの解答は2014年1月に開催された第三十八回以来、3年7ヶ月ぶりとなりました。
それにしてもこの類問が出題されたのがもう10年も前になるなんて・・・怖いなあ。
そしてこの金メダル獲得によって、問九の金メダル獲得数が10個、総メダル数も20個になりました。
●問三:倉吉市【11位】(
[93191])2017 年 8 月 12 日 (土) 21:01:06
問三:「三」の文字が入る市町村に隣接する市
問三は問八解答後に割と早く気付きました。
かぱぷうさんの都城市を見て、「あ、三のつく自治体のほうや」ってすぐに気付きました。
問三と問八みたいな出題がこれから増えそうな感じはしますが、確かにこういう出題は想定解数がないほうが面白いのかもしれないですね。
やっぱり想定解数が出されるだけである程度、共通項に縛りができてしまいますし。
個人的には問三と問八の共通項が逆のほうがおもしろかったと思うんですが、まあそこまでしたら過去あったように暴動が起きかねません。(笑)
ただ問三と問八が同じ問題ではないことはしっかりと明記したほうがよかったかもしれませんね。
それでなければ、例えば問一から問十まですべてが同じ共通項で問題市だけ変えて出題される可能性もあるということになりますし。(まあ現実的に考えてそんな出題がされることはないとは思いますが。)
●問一:上山市【10位】(
[93198])2017 年 8 月 12 日 (土) 21:08:12
問一:読みに「やま」のある市
問一だけは見切り発車をせずに、様子を窺っていました。
四文字市は明らかに引っ掛けくさかったですし。(とか言いながら他の問題にはまんまと引っ掛かったんですが)
第一回採点を終えて、仕事終わりになんとなく見てたら目立つ「やま」の読み。
解答はどこからでもよかったので今年通過して個人的に好きな「上山市」を解答しました。
ずっとなんで「やま」なんやろうと思っていましたが、「山の日」にちなんだ出題だったんですね。
●問五:神埼市【4位】(
[93222])2017 年 8 月 12 日 (土) 23:55:56
問五:境界未定のある市
問一の引っ掛けに気付いた後、再びメダル圏内の問題を考えようと問五に目を向けました。
すると山形市と上山市のセットが気になりました。
どこかで見たことあるなあと思って記事検索をしたら
[66867]futsunoおじさんの記事が引っ掛かりました。
お題は割とわかりやすいところが並んでいただけにもっと早く気がつかなければならない問題でした。
解答は2012年4月に開催された第三十四回以来、5年3ヶ月ぶりの解答となりました。
佐賀県からの解答はいつか答えようと狙ってはいたんですが、タイミングをかなり逃してしまいました。
●問六:名寄市【20位】(
[93285])2017 年 8 月 14 日 (月) 22:13:48
問六:うかんむりの文字が入る市
最初は最東端だと思ってましたが、フェイクとはあんまり思ってなかったです。
宮とか富とかの字が目立つなあとは思いましたが、気付くのにはかなり時間を要しました。
漢字は得意な部類だっただけにここまで時間をかけてしまったのは痛恨の極みです。
個人的には市では唯一当てはまる「名寄市」を解答しましたが、個人的には市町村で唯一の「太宰府市」を答えたほうがよかったと感じました。
●問七:佐賀市【6位】(
[93314]) 2017 年 8 月 15 日 (火) 21:53:28
問七:中核市への移行資格がある市
最初はこの問題もフェイクっぽいなあと思っていたんですが、既解答を含めて記事検索をしたら、
[92982]が引っ掛かって納得。
まあ問二とかがなければもう少し早く気付けていたような気もしますが、解答が出始めないと判断できなかったのは痛かったです。
解答はどこでもよかったので、「佐賀市」を解答しました。
●問二:東根市【16位】(
[92325])2017 年 8 月 16 日 (水) 22:00:41
問二:休日に市制施行した市
最初に思いついた解答は「2015年国勢調査において人口20万人以上の市」だと思いました。
想定解数もぴったり合いますし、問題番号とも一致していて理由づけもできますし。
誤答になったあとまったく考えていなかったんですが、宮若市、津市、滝沢市あたりが出てきた時点で思いつかないとなあ。
結局、都道府県市区町村内検索で見つけたような気がします。
解答はどこからでもよかったので、今年の5月に初訪問した「東根市」を解答しました。
この問題は過去に[第十一回問七:
http://uub.jp/ten/city11.html#7]で出題されており、約11年ぶりの再出題となりました。
初参加した時の大会で出題されていただけにもっと早く気付かなければ。
山形県からの解答は2014年1月に開催された第三十八回以来、3年7ヶ月ぶりとなりました。
ここまでノーヒントでの解答となりました。
●問十:鹿沼市【6位】(
[93356])2017 年 8 月 18 日 (金) 22:48:02
問十:十番勝負でメダル獲得がない市(消滅市の獲得も含める)
ノーヒントで出てきた解答はベッドタウンが多かったことから距離系の問題かなあと思っていました。
アナグラムヒントは読み間違えることなく、すんなりと解けました。
「もらってない」とのニュアンスから交付税関係かとも思ったんですが、ふとメダルのことを思い浮かべました。
「運のいい市」をまとめている自分としてはもっと早く気付くべきでした。
解答は比較的人口の多いところから「鹿沼市」を解答しました。
●問四:都留市【8位】(
[93399])2017 年 8 月 20 日 (日) 00:03:55
問四:四文字市に隣接する市
一言で言うと難しく考えすぎました。
第一ヒントも解けていたんですが、どの記事のことを言っているかが分からなかったです。
[92973]じゃごたろさんの記事も目にはしていましたが、スルーしていました。
気付いたのはにかほ市と秋田市が出てきて、由利本荘市の存在に思い至ったことがきっかけです。
これまた解答はそれほど気にかけてなかったのですが、「都留市」を解答しました。
●総括
今回は10勝6敗(前回10勝3敗)、正答数ランキング4位(前回4位)、メダルランキング5位(前回2位)、金1銀1(前回金2銀2)でした。
また十番勝負では29回目の完答、30回目のメダル獲得となりました。
今大会は前回よりも誤答数がかなり増えてしまいました。
あまりにも博打をやってしまったなあという印象です。
ランキングの見栄えはいいものの、途中かなりやる気をなくした時期もあり、いい印象のない大会でした。
何よりも今回は時間が割けなかったことと出題形式の方法変更が一番の敗因でしょう。
今までの十番勝負の中で一番考える時間が少なかったです。
出題時も落ち着いて集中できる環境ではなかったですし、その後も仕事が忙しくまとまって考える時間はなかったです。
学生の頃は思いっきり夏休みなので、ある程度時間が取れたんですけど・・・まあ致し方ない。
社会人として働いている以上、時間がないのは仕方ないのですが、いかに短時間、情報数の少ない中で共通項にたどりつくことができるのかということが今大会露呈した課題でしょう。
今回は想定解数の明示がなく、別解が想定される出題方式になるとのことから問題の難易度自体は下げてくるのだろうと予測していましたが、結果的には特に難易度の高い問題はなく、果たして予想通りになりました。
ただどこまで難易度が下がるのかがはっきりと読めず、最初の採点まではかなり戸惑いました。
その後も共通項自体はとっつきやすい問題や過去問からの出題類題が多かっただけに、ノーヒントで7問しか解けなかったのは痛かったです。
間違いなくもう少し早く終わらせられたはずですし、ここまでエンジンのかかりに時間がかかることはなかったと思います。
ただ今までは序盤にぶっ飛ばして後半に息切れするパターンが定型化していただけに、今大会は細切れながらも解答ができたのは収穫でした。
なぜか採点後にひらめいて解答するというパターンが今回は多かったです。
誤答もかなり多くなってしまいましたが、出題形式が誤答を増やす形になってしまった以上仕方ないでしょう。
それでもこの形式が続くのであれば、個人的に重視しているのがメダルと正答数ランキングの主に2つになるので、市盗りの優先度はかなり下がるような気がします。
次回以降、このあたりも考えて参加しようと思います。
今大会は問三、問四、問八が問題番号にキーがあったとのことですが、問二では別解に問題番号のキーが設定されていました。
確かに
[93704]伊豆之国さんがおっしゃられたように、問題番号との「はずし」問題も過去には出題されていますが、一大会の問題の中で数問は問題番号がキーになっていて、1問だけはキーになっていない引っ掛けの問題だったというのはいかがなものかと感じました。
想定解数を明示しないのであれば、そういった「方針」だけは一大会の中でコロコロ変えてほしくないなあと思いました。
ましてや、問三や問八のように問題市が同じで問題番号で目星をつけるような問題があるのならなおさらではないのでしょうか。
まあ「それも改革の一つ」だ、そんな簡単な問題が出るわけないと言われてしまえばそれまでなのですが。
個人的には今までの出題形式のほうがやっぱり解きやすさはあったと思います。
想定解数が明示されないのは昔の十番勝負でもあったことなので、懐かしくもありました。
これまでの出題形式ではお題の市の選定にも共通項の範囲付けなどの関係からかなり気を遣っているのも窺えましたし、その面では問題は作りやすくなったのでしょうか。
ぼやけさせ方は皆様のおっしゃられているように問六の迷彩が素晴らしかったです。
該当するのもその5市のみときれいな迷彩にまんまと騙されました。
このような出題だと参加者も気持ち良く「騙された!」ってなりますよね。
今回の平均解答順位は8.4位で前回よりも大幅に下がってしました。
この数字はここ数年間で一番低い数字になってしまいました。
全体的に様子見してからの解答が多くなってしまったことによって、ここまで数字を落としてしまった原因でしょう。
次回の十番勝負は10月にまた開催されるとのことなので、今度もかなり厳しい戦いになりそうです。
10月もまたいろいろと忙しくなってくるタイミングではあるので一体どうなることやら。
また前回の感想文にて
次回参加時の解答対象地域は5答県で行こうと思います。(全部で4県が該当しています。)
と書いてありましたが、今回は解答対象地域から1県のみの解答となりました。
次回こそは全部なくしたいので、次回参加時の解答対象地域は5答県で行こうと思います。(全部で3県が該当しています。)
十番勝負解答利用回数(都道府県版)
※兵庫県、広島県に関しては14回使用、この2県以外の都道府県に関してはここに表示するために-5しています。よって見るときはこの45都道府県には+5をしてください。
5答県は1つしか減らせませんでした。
十番勝負解答利用回数(都道府県庁所在地版)
※広島市に関しては14回使用、神戸市に関しても10回使用ですが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。
佐賀市が増えました。
メダル獲得数
※兵庫県に関しては13個獲得、広島県に関しても10個獲得、富山県と三重県に関しても6個獲得していますが、ここに表示するために-5しています。よって見るときは+5をしてください。
茨城県が4個目の獲得、岐阜県が3個目の獲得となりました。
最後になってしまいましたが、お盆休みのお忙しい中おひとりで採点していただいたグリグリさんをはじめ、参加された皆さんもありがとうございました。そしてお疲れ様でした。次回の十番勝負にも参加しますので、お手柔らかによろしくお願いします。
#運のいい市はまだノータッチなので、別投稿にて。
##前回大会の
傾向と対策に1月23日以降に投稿された感想文などがまとめらていないようなので、対応お願いいたします。