私が市町村合併情報以外で登場するのは珍しいですね…って自分で言ってどうする(笑)。
[38707]NTJ会長さんの意見には、条件付きで賛成です。
条件というのは、その場合「都道府県の枠にとらわれない」ということ。
アーカイブス・県境を越えて生活圏のつながりが大きい地域でも話題になったようですが、例えば私の住む大牟田市を例に挙げても、同じ県の久留米市や柳川市よりは熊本県荒尾市との方が、少なくとも市民レベルでは繋がりが深い。三池炭鉱の地元として発展してきた歴史は勿論ですが、閉山後も清掃組合を共同で持ったり、最近では大牟田・荒尾両警察署の共同パトロールなども行なわれていますし、大牟田市からは荒尾市へ、荒尾市からは大牟田市への流動が一番多い訳ですし。
第一、玄関を一歩出た所が県境、という家や、大牟田市の中の荒尾市(飛び地)もあるくらいですから(ちょうど
アーカイブス・飛び地の疑問の練馬区の例と似ています)。
余談ですが、熊本県出身といわれているヒロシは、実は大牟田生まれの荒尾育ちです。福岡県生まれの熊本県育ちといえば何だか疎遠な感じがしますが、大牟田生まれの荒尾育ちなんて、別に珍しくもなんともありません。特に、ヒロシの場合は父親が三池炭鉱で働いていたとのことですし(炭住や関連会社の社宅は大牟田・荒尾の両方にあった)。
大牟田市が今回の合併ブーム?に全く乗らなかったのも、将来的な道州制を見越して荒尾市との合併を画策しているからであるとも言われています(実際に研究会は設置されていた時期がありますが、なんせ赤字団体に転落しかねないほど財政的に厳しいもんで、今すぐ実現できそうにはないものにお金をつぎ込む余裕が…悲)。
柳川市や山門郡・三池郡との2市5町合併を目指すべきであるという人も中にはいますが、新幹線駅ひとつとっても全く相反する利害関係をもった市や町どうしが一緒になっても…という気もしますし。それに、例えば柳川市や瀬高町なんかでも、大牟田市を除いた1市5町には賛成でも、2市5町案には慎重な意見が多いのも事実です。
尤も、今さら大牟田と荒尾が合併したところで20万人にも達しない訳ですから、ゆくゆくは柳川あたりとも一緒にならんといかんのかな…という気はしますが。
都道府県を解体するのであれば、別に今の都道府県の枠にとらわれる必要も無い訳です。まずは都道府県を撤廃し、それから基礎自治体を合併して政令市化していくのが理想的ではないかと、私は思います。
…なんか、結論がちょっと強引過ぎますかね(汗)。