童謡「春の小川」の発祥の地が渋谷にあることはすでに
[12616]などでも触れられておりますが、
3月5日(金)~7日(日)まで、暗渠化された都市河川を復活しようという”世界都市河川ルネッサンスフォーラム”が
国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷)ほかで開催されます。
[24962] においていっちゃんさんが書き込みされているソウルの「清渓川の復活」
についての報告もケーススタディとして発表されるそうです。
詳細は
http://www.shibuyagawa.net/
をご参照ください。
さて河川復活といえば。
渋谷から東急線で一駅の池尻あたりでは暗渠化された川沿いに人口の小川に浄化処理された水が流れる
遊歩道が約6キロにわたり整備されています。
ここでは“せせらぎクラブ”や”緑道を育てる会”といった地域住民による管理運営グループが
世田谷区と共同で管理に関わっています。
都心に水辺を復活させるのは多くの困難があって、なかでも地域の住民の理解が得られるかどうかは大きいと思います。
ある日自宅近くの道路を「かつて川があったから」と突然公園にされたら困る人もいるでしょう。
そもそもきれいな花と魚しかいないような人間にとって都合の良い自然なんて存在しないわけですから、
時には蚊やネズミといったまねかざるお客さんをお招きすることになるかもしれません。
実際に近所に住む方の不利益になるようでは本末転倒ですから、都市再開発は難しい問題です。