[112706] グリグリさん
この大分県よりもさらに市部の比率が高い都道府県が2つあります。どこかすぐにわかりますか?
グリグリさんのこの問いに対して、真っ先に思い浮かんだのが、鉄道未通過自治体の話題
[111890] で私が、
市町村合併で人口が多い海の近くからライチョウが生息する山岳地帯まで、長~い、若しくは大き~い市になったのが一因なのでしょうね。
と書き込んだ、ブリや白エビやますのすしがおいしい日本海側のあの県だったのですが、意外にも10位にも入っていませんでした。
市町村合併によって、こんな所まで都市部になったのか?!
と思った印象が強く、町のまま残っている自治体がいくつも頭の中から完全に抹消されてしまっていました。なぜだか自分では絶対1位だろうという根拠のない自信があったのですが、ものの見事に外れました。
実際の1位の県については、全国の都道府県を頭の中で思い浮かべて、5つ位の候補の中から、やはりココかなぁと選んだ第2位候補の県でした。この県も県庁所在地をはじめ合併した大きな市がいくつもあるので、都市部の比率が全国一というイメージとは全く結びつかないものの、面積比でいうと結果的に1位になるのでしょうね。
実際の2位の県は完全にノーマーク。候補として選んだ5県にも入っていませんでした。近くで結構なじみのある県なのですが、県の北部・西部がだだっ広い市になっていたのを忘れていました。地理的に通過することが多くなじみのある南部に町が多かったせいか、ここまで市部が広い印象がなかったのですが、よく考えたら陸地だけでなく湖も面積に入ってくるんですよね、なるほど…。
というわけで、自分の頭の中の地図の不正確さを思い知りました。
ところで、市部の比率の高い都道府県がお題でしたが、逆に比率の低い都道府県なら、我が奈良県は絶対にトップいやボトム3に入っているだろうな、という確信にも近い自信がありました。もしかすると北海道に次いでのブービー賞ではないかと思っていたのですが、ちょっと意外にも山陰地方のあの砂丘で有名な県に負けてしまい3位でした。(全然、くやしくないです。)
奈良県は南の大部分が広大な吉野山地で、吉野地域は市町村合併で旧西吉野村と旧大塔村が五條市になったくらいで、ほとんどが村のまま残っているので当然の結果ですね。普通ならば合併しても良さそうな吉野3町(吉野町、大淀町、下市町)も川上村や他の村々も入れての合併協議だったせいか完全に空中分解してしまいました。
東部の宇陀地域は合併で宇陀市が誕生したのでまだ良かったのですが、曽爾村と御杖村は残ってしまいました。おかげで南と東の広大な山間地域は大部分が郡部として残りました。結果、吉野郡の上北山村や野迫川村が人口減少で将来的には存続も危うい状態です。
今回の面積的な話には影響は少ないのですが、奈良盆地の真ん中辺にもたくさんの町が残っています。西和合併協議会が市名(西和市と法隆寺市)でもめて空中分解したり、明日香村が独自路線を貫いたりと、奈良県では各市町村の思いが一致せずに平成ではあまり合併が進まなかったのもボトム3に名を連ねる一因になっていると思います。