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MasAkaさんの記事が5件見つかりました

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[89162] 2015年 11月 25日(水)22:52:55MasAka さん
橋の写真
Nさん宛ての事務連絡です。

斜張橋コレクションで、いくつか橋の写真へのリンクを張られていますが、「土木ウォッチング」というサイトにも橋の写真がいくつか載っていますので、お使いになられてはいかがでしょうか(サイトの利用規約に「リンクは自由に行っていただいてかまいません。」とありますので、リンクは問題ないです)。

あと、コレクションで詳細不明とされている青森斜張橋は、おそらくここではないかと思います(SEEE協会のデータと橋長がほぼ一致)。

余談ですが、個人的には橋長(橋全体の長さ)だけでなく最大支間長(橋台and/or橋脚間の長さのうち最大のもの。主径間ともいう)のデータも併記されているとよりいいかな、と思いました。最大支間長が長いほど技術的に設計施工が難しい橋であり、橋の規模を知る指標の1つになります。

以上、ご参考までに。
[89114] 2015年 11月 21日(土)01:36:16MasAka さん
斜張橋の情報に関するNさんへのレス
[89104]の問一想定解一覧で所在地不明となっていた橋、私のほうでもいろいろと調べていたのですが、もうすでに全て特定完了しちゃいましたね。落書き帳メンバーの情報収集力には脱帽します。

[89112]Nさん
私は橋の専門家ではないので判断できませんが、迎春花橋が桃花台にあることは間違いなさそうなので、いただいた情報を迎春花橋として[89104]に反映しました。

まつもとしろくまさんが[89111]で情報提供した橋ですが、迎春花橋で間違いないでしょう。橋梁年鑑データベースの迎春花橋のデータと比較すると橋長と支間割(橋台・橋脚の設置間隔)がほぼ一致しています(Googleマップの距離測定による)。また、最大支間長(支間割の長さのうち最長のもの、主径間ともいう)が30m弱と短い上に(車両が通る斜張橋の場合はもっと長い支間長になるのが普通)、総鋼重量が115tとかなり軽いことから、おそらく歩行者専用の橋であることが考えられるためです。

ちなみに、自分もこの橋を探していて、ググったところ迎春花は黄梅(梅とつくが実際はジャスミンの仲間)とも言うらしいので(実際には迎春花橋の迎春花とはコブシの意でしたが)、もしかしたら黄梅に関係ある場所にあるかも知れないと思って検索して出て来たものの1つがこれでした。しかし、近くにあった大城小学校前交差点の歩道橋が普通の桁橋だったので、この辺ではないとあきらめてました。実はそこからわずか1kmくらいしか離れていない場所にあったとは。何となく金沢サブセンター歩道橋の場所探しに通じるものがあります(笑)。

その金沢サブセンター歩道橋と言えばNさんが[89108]
横浜の歩道橋の名前が「サブセンター歩道橋」なのがいまだに腑に落ちません(苦笑
とおっしゃっていますが、たぶん団地の中でその中心となる地区(センター)以外に、衛星的な位置付けのショッピングセンターを設置した区画を「サブセンター」と呼んでいたのではないかと考えています。当該地区(金沢シーサイドタウン)の場合、金沢センターシーサイドが文字通り「センター」としてあり、その北と南にそれぞれある並木マートビアレヨコハマがいずれも「サブセンター」という扱いになっているのではないでしょうか(あくまで推測の域を出ませんが)。ちなみに、横浜で今でもサブセンターを名乗っている施設として、野庭サブセンターなるものがあります。

また、[89109]
トゥインクルと呼ばれる伊勢湾岸道の橋ですが、これらはエクストラドーズド橋ですよね?
ですが、確かに他の資料をあたるとエクストラドーズド橋ですね(実際の形状を見てもそうですし)。橋梁年鑑データベースはおそらく発注機関から情報をもらって入力していると思いますが、情報提供担当者(必ずしも橋の専門家ではない)が分類を間違えたんでしょうかね。
[89105] 2015年 11月 19日(木)00:31:09MasAka さん
Nさんによる問一の想定解(斜張橋リスト)の補足情報
[89104]Nさん
以下の2つも橋梁年鑑データベースにありましたが、当該地点のストリートビューを見る限り、斜張橋とは思えないものでした。おそらく架け替えられたのだと思います。

斜張橋は比較的新しい形式の橋なので、そうすぐに架け替えられることはないはずです。というわけで、正しい場所を探し出しました。Googleマップへのリンクを張っておきます。

No所在地橋の名前
325神奈川県横浜市金沢サブセンター歩道橋
326長野県松川町まつかわ大橋
[89094] 2015年 11月 16日(月)00:35:43MasAka さん
斜張橋(クイ図・五番勝負問一について)
クイ図・五番勝負、この所いろいろと多忙のため、結局問一しか答えられなかったMasAkaです。その共通項は「斜張橋」ということでしたが、[89076]で解答した時に物言いをつけました。すなわち、「斜張橋」の定義に従っていない解答が正答とみなされていたことについてです。

採点のやり直しにより銀メダルはく奪となった今川焼さんの解答[88949]京都府亀岡市)は、保津橋を指し示していますが、この橋の形式は斜張橋ではなく「エクストラドーズド橋」と呼ばれるものです。私は橋の設計については専門家ではありませんが、仕事で取り扱うこともあるものなので、私が知りうる範囲で説明したいと思います。

斜張橋もエクストラドーズド橋も、主塔の部分からケーブルが斜めに伸びているので、一見同じような橋に見えますが、両者の設計の考え方は大きく異なります。古典的な橋の形式は大別すると瀬戸大橋などに見られる「吊り橋」(主塔の上に渡したケーブルで下の桁を吊るタイプの橋)と、多くの橋で採用されている「桁橋」(橋桁そのものが全ての荷重に耐えるタイプの橋)に分けられます。

このうち、斜張橋はケーブルで桁を支える、いわゆる「吊り橋」の思想がもとになってできた橋です。一方のエクストラドーズド橋は基本的に桁本体のみで橋の構造を保っていますが、これだと桁の中央部が重力でたわんで(下に下がって)しまうため、桁の中にPCケーブル(強い引っ張りの力に耐え得る特殊な鋼材でできたケーブル)を入れ、それをピンと横方向(実際には多少斜め上方向になっていますが)に引っ張ることでたわみを抑える仕組み(要するに桁の補助をする)なので、これは「桁橋」の思想に近い橋となっています。よって、設計上は異なる形式の橋とみなされます。

両者の見分け方ですが、斜張橋の場合は「主塔が高い」「斜めのケーブルの間隔が広く、桁に対してほぼ等間隔に近い配置」「桁の厚さが比較的薄い」などといった特徴があり、対するエクストラドーズド橋の場合は「主塔が低い」「斜めのケーブルの間隔が狭く、水平に近い角度で配置」「桁の厚さが斜張橋に比べると相対的に厚い」などといった特徴があります。

また、鳴子こけしさんの解答[89063]群馬県東吾妻町)は、第二吾妻川橋りょうを指し示していますが、これは「斜版橋」と呼ばれるものです(2文字目は何となく「板」のような気もしますが正式名称としては「版」だそうです)。これは斜張橋ないしエクストラドーズド橋のケーブルの部分をコンクリートの板で覆ったタイプで、グリグリさんはこれを[89077]で「肺魚」と表現しましたが、これはコンクリート板を剥がし、「解剖」して判断すべきものです。つまり、コンクリート板の中に入っているケーブルの配置によって、斜張橋タイプとエクストラドーズド橋タイプの2つがあるわけです。

そこで、第二吾妻川橋りょうについて調べてみると、工事を行った鹿島建設のWebサイトに建設中の写真が掲載されていました。これを見る限りはエクストラドーズド橋の特徴を有しているように見えます。また、プレストレスト・コンクリート建設業協会の斜版橋に関する資料(PDF)には「特徴はエクストラドーズド橋とほぼ同じ」「斜張橋とけた橋の中間的構造特性」という記載と、その施工例に第二吾妻川橋りょうが含まれていることから、これはエクストラドーズド橋タイプの斜版橋と判断しました。参考までに、斜版橋のさらに進化した形として「フィンバック橋」と呼ばれるものがあります。これは斜版橋の主塔がさらに低くなり、桁と一体化して魚の背びれ(Fin Back)のようなとんがった出っ張りがある橋で、北陸新幹線の姫川橋りょうなどに採用例があります([89076][89077]ではエクストラドーズド橋を「鯨」にたとえていましたが、実はこっちが「魚」に近かったんですね(笑))。

一方、斜張橋としての構造を持つ斜版橋と呼べるものは、私が[89076]で解答した岩手県岩泉町の小本川橋りょうなどが挙げられます。もっとも、現在このタイプの橋は斜版橋と呼ばれることはなく、基本的には斜張橋そのものとされています(よって、「斜版橋」と言えばエクストラドーズド橋の仲間)。余談ですが、斜張橋を世界で初めて鉄道橋に適用したのはこの小本川橋りょうと言われています(参考)。それまでは設計荷重の小さい道路橋にだけ採用されていたそうです。

なお、橋を検索するには日本橋梁建設協会の橋梁年鑑データベースがおそらく国内で最も充実していると思います。ただし、エクストラドーズド橋など新しい構造の橋がなぜか検索できないなど、まだまだ不十分な点はあります。試しに橋梁形式を「斜張橋」にして検索してみたところ、221件がヒットしました。おそらくデータベース未登録の橋もあると思いますので、本問の想定解数は「少なくとも221以上」ということになりそうです。
[89076] 2015年 11月 12日(木)01:04:28MasAka さん
第四回クイ図・五番勝負解答
クイ図初参戦。

問一:岩手県岩泉町

物言いですが、この問題、これを取り扱っている者から言わせてもらうと、第二ヒントの解答が「同形式である」とあり、お題の場所がそのヒント通りいずれも同形式に統一されていることを踏まえれば、今川焼さんが[88949]で答えて銀メダルを獲得された京都府亀岡市と、グリグリさんが「想定外」([89066])とおっしゃった鳴子こけしさんの[89063]での群馬県東吾妻町はいずれも誤答です。たとえるなら、「鯨は魚の仲間である」と言っているようなものです。これらをそのまま正答扱いとするのであれば、少なくとも第二ヒントは撤回すべきでしょう。


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