ただいま編集中
今しばらくお待ちください。白桃
解答及び若干の解説と冗長な余談
問題1.
A・・・三沢【三沢:卓邑一種二級】
三沢は戦後急速に人口増加を示し、1950年国調時の「大三沢町」は、青森、八戸、弘前に次ぐ人口を擁していた。1958年9月1日に大三沢町が三沢町に改称、そのまま市制施行となる。歌手の三沢あけみ、は三沢とは関係ないが、三沢と言えば、白桃が高校三年生の夏、甲子園決勝で松山商業と延長18回、翌日再試合を戦った三沢高校の投手・太田幸司が忘れられない。(この試合、白桃は当然松山商を応援していたが、本当は三沢高校が勝っていた試合だと今でも思う)
B・・・内郷【秀邑三種二級】
常磐炭鉱で栄えた内郷、炭鉱の衰退によって今では「いわき市の中心、平の隣にある」ぐらいのイメージしか無いが、1950年国調時には、白河市を上回る人口を記録していた。「湯本でも勿来でもない」というヒントなので、いわき市を構成する旧五市の前身の漢字二文字の街は、内郷しかない。そう言えば、内郷駅から乗車したけれど、湯本で特急に乗り換え、車内で特急券を買ったものの座れなかった、という苦い経験。
[97623] C・・・多賀【秀邑三種三級】
多賀町は1938年に河原子町(日立市を構成する旧自治体の中では、豊浦と並んで明治の町村制施行と同時に「町」となる)と鮎川村、国分村が合併し成立。1950年国調時には古河市をも凌ぐ人口を有していたが、1955年に日立市に編入されて消滅。「企業都市」である日立の中心はどこか、それを問うこと自体ナンセンスのようである。話は変わるが、茨城大学工学部を出た方が、「学校は多賀にあった」と言っていた。
D・・・三鷹【秀邑二種二級】
三鷹の町制施行は1940年と決して古くは無いが、首都東京の「衛星都市」として古参で戦後すぐに急激な人口増加をみせた。1950年国調では、立川市を上回る堂々の?5万人台に。ヒントの♪見たか 聞いたか あの啖呵~はディック・ミネの「旅姿三人男」の一番の歌詞の一節。一番は清水次郎長一家の幹部?小政を謳っている(二番は大政、三番は森の石松)。因みに、小政は実在の人物だとか。
E・・・輪島【名邑】
今、「輪島」の事を口に出すのも憚れるような気がするが、ともかく、一日でも早く石川県能登地方に安寧の日々が戻ってきて欲しい。
1950年の国調で、輪島町が、金沢市、小松市、七尾市に次ぐ人口であったことは全然驚くことではない。が、第54代横綱輪島の出身が輪島ではなく七尾であったことについては、丸亀製麺が丸亀に店を持たないこと同様に軽い脱力感におそわれる。1971年7月の土曜日(名古屋場所七日目)、白桃は山口の湯田温泉の宿で麻雀をしながら大相撲中継を観ていた。新進気鋭の輪島と白桃贔屓の長谷川の「初顔合わせ」の一戦。長谷川が勝って大喜びの白桃であったが、翌日の駅伝では区間最下位を喰らってしまった。
F・・・能登【能登川:卓邑二種三級】
現在は東近江市の一部になっている旧「能登川町」のことが良くわからない。1942年に伊庭村、八幡村、能登川村など5つの村の合併によって出来た町であるので、「名邑」では決してない。「能登川」という名の川も流れてはいない。能登川駅のある場所も旧々「能登川村」ではない(当初、能登川村の場所に予定されていたが、軟弱地盤のせいで変更になった。が、駅名はそのまま「能登川」)。ともかく、駅周辺に紡績工場などが立地し、1950年国調時には大津、彦根、長浜に次ぐ人口となった、やっぱり良くわからない街である。
G・・・網野【秀邑二種三級】
網野という街は1900年に町制施行してから、実に二度も「新設」合併をしているのである。しかも、その二度目は周辺四村との合併で、結構大型なのであるが、それが、1950年4月1日と「昭和の大合併」に突入する三年前の話なので、明らかに「昭和の大合併」の先取り、いや、完全なフライングなのである。なので、白桃としては網野の1950年人口18,000人を過小評価せざるを得ない。とは言え、1950年国調時、宮津や宇治よりも多かったのは隠しようもない事実である。54年後の2004年4月1日に峰山、久美浜等と京丹後市を作り、その「前身因子町」となるのであるが、市の中心は「本源・最古因子町」の峰山であろう。京丹後と言えば、間人ガニを食べてみたい。
H・・・鳴尾【秀邑三種三級】
1951年4月1日に西宮市に編入された鳴尾村であるが、1950年国調では豊岡市や相生市よりも人口が多い、「都会的村」であった。村内には鳴尾球場があり、1917年~1923年に全国中等学校優勝野球大会(全国高等学校野球選手権大会の前身、1918年には米騒動で中止)が行われた。また、鳴尾競馬場もあって、現在、宝塚市の阪神競馬場で行われる「鳴尾記念(GⅡ)」にその名をとどめている。
I ・・・玉島
J ・・・音戸
K・・・稲築
L・・・大町
M・・・牛深
N・・・富島
O・・・谷山
P・・・具志
問題2.
共通項は「他県に同名の市がある(あった)」
問題3.
共通項は「当地にある同名の高校が『夏の甲子園』で優勝」
問題4.
4つ。気仙沼町の21,313、多賀町の36,913、日光町の29,363、具志川村の32,369
試験?前に
[112076]ピーくん さん
白桃さん
長野県御代田町が17,000人クイズしてます。長野県はこまい町が多くて羨ましいです。ズバリ17,000人はいつですか?
確かに御代田町は特筆すべき人口増加(率)を示しております。この勢いだと早ければ2025年国勢調査時、遅くても2026年には17,000人に達しているかもしれません。町としても17,000人到達に自信を持っているからこそ斯様なクイズを出しているのでしょうが、へそ曲がりの白桃としては、「17,000人到達は永久にやってこない」に賭けてみます。
ただ、千葉市が100万人に、東広島市が20万人に達するようだと、この賭けに敗れることになるでしょう。
さて、無駄口を叩きましたので、今年度の後期入所問題は「無駄口」を挿入します。入所試験は受けられる方はまずいないと思いますが、念のため合格ラインを公表いたします。合格点は32点。
後日、解説付き解答を「白桃市町村人口研究所」内に掲載いたします。
参考:2018年裏口、2019年表口、2020年勝手口、2022年序の口、2023年宵の口
で、来年は「改札口」か「溝の口」???
問題1
下表は、白桃が最も好きな1950年国勢調査の「雷電町」一覧です。
※雷電町:各回国勢調査において、その都道府県の町村の中で最多人口を記録したところ。もちろん、村であっても「雷電町」です。
A~Pに入る漢字二文字をお答えください。(各4点×16=64点)
㊟もちろんヒントを見て答えて頂ければよいのですが、間違っても
[108827]は見ないようにお願いします。
なお、表の人口欄の後の印について
◎・・・1955年国勢調査時には自ら主となり「市」になっている
〇・・・1955年国勢調査時より後に、自ら主となり「市」になっている
×・・・自らが主となって「市」になることなく「消滅」している
△・・・少し微妙というか、〇でも×でもないところ(白桃のルールでは「×」に分類)
無印・・現在もなお、「市」になっていない
| 1950年 | 人口 | | 現在 | ヒント |
北海道 | 芦別町 | 58,547 | ◎ | 芦別市 |
青森県 | 大A町 | 24,790 | 〇 | A市 | Aあけみ、という歌手がいます |
岩手県 | 花巻町 | 22,388 | ◎ | 花巻市 |
宮城県 | 気仙沼町 | 21,313 | ◎ | 気仙沼市 |
秋田県 | 横手町 | 26,988 | ◎ | 横手市 |
山形県 | 東根町 | 19,943 | 〇 | 東根市 |
福島県 | B町 | 37,082 | ◎ | いわき市 | 湯本でも勿来でもない |
茨城県 | C町 | 36,913 | × | 日立市 | 日立市内に常陸C駅があります |
栃木県 | 日光町 | 29,363 | ◎ | 日光市 |
群馬県 | 館林町 | 23,108 | ◎ | 館林市 |
埼玉県 | 所沢町 | 42,559 | ◎ | 所沢市 |
千葉県 | 津田沼町 | 23,660 | ◎ | 習志野市 |
東京都 | D町 | 54,820 | ◎ | D市 | ♪○○○ 聞いたか あの啖呵 |
神奈川県 | 相模原町 | 68,898 | ◎ | 相模原市 |
新潟県 | 新津町 | 37,370 | ◎ | 新潟市 |
富山県 | 氷見町 | 23,230 | ◎ | 氷見市 |
石川県 | E町 | 15,604 | ◎ | E市 | 同名の横綱がいました |
福井県 | 勝山町 | 18,196 | ◎ | 勝山市 |
山梨県 | 下吉田町 | 19,721 | ◎ | 富士吉田市 |
長野県 | 須坂町 | 24,616 | ◎ | 須坂市 |
岐阜県 | 関町 | 27,380 | ◎ | 関市 |
静岡県 | 焼津町 | 30,603 | ◎ | 焼津市 |
愛知県 | 安城町 | 35,188 | ◎ | 安城市 |
三重県 | 尾鷲町 | 19,075 | ◎ | 尾鷲市 |
滋賀県 | F川町 | 16,162 | × | 東近江市 | 旧国名が入ります |
京都府 | G町 | 18,000 | 〇 | 京丹後市 | ライバルは峰山 |
大阪府 | 寝屋川町 | 30,077 | ◎ | 寝屋川市 |
兵庫県 | H村 | 33,812 | × | 西宮市 | かつてH球場がありました |
奈良県 | 郡山町 | 24,262 | ◎ | 大和郡山市 |
和歌山県 | 箕島町 | 17,733 | 〇 | 有田市 |
鳥取県 | 倉吉町 | 20,568 | ◎ | 倉吉市 |
島根県 | 益田町 | 22,059 | ◎ | 益田市 |
岡山県 | I町 | 29,160 | ◎ | 倉敷市 | 岡山市に次ぐ人口、の時期もあり |
広島県 | J町 | 21,418 | × | 呉市 | 「Jの瀬戸」という海峡 |
山口県 | 柳井町 | 20,136 | ◎ | 柳井市 |
徳島県 | 小松島町 | 26,233 | ◎ | 小松島市 |
香川県 | 善通寺町 | 22,535 | ◎ | 善通寺市 |
愛媛県 | 三島町 | 18,704 | ◎ | 四国中央市 |
高知県 | 清水町 | 16,280 | ◎ | 土佐清水市 |
福岡県 | K町 | 44,514 | △ | 嘉麻市 | 人口激減、でも旧山田市より多い |
佐賀県 | L町 | 23,276 | | L町 | 長野県に同名の市あり |
長崎県 | 崎戸町 | 22,723 | × | 西海市 |
熊本県 | M町 | 19,434 | ◎ | 天草市 | 本渡ではありません |
大分県 | 津久見町 | 23,116 | ◎ | 津久見市 |
宮崎県 | N町 | 26,122 | ◎ | 日向市 | 「細島」と「富高」を合成 |
鹿児島県 | O町 | 40,098 | 〇 | 鹿児島市 | 西郷輝彦の出身地 |
沖縄県 | P川村 | 32,369 | 〇 | うるま市 | P堅用高 |
問題2
上表で、郡山町、三島町、清水町及びL町に共通する事柄は何でしょうか?(易しいので9点)
問題3
上表で、箕島町、柳井町、津久見町に共通する事柄は何でしょうか?(少し難しいので27点)
問題4
上表、47の人口のうち、その数字が「素数」となっているのは幾つでしょうか?(地理とは関係ない話なので、正解でも得点なし)