[41782] hmtで紹介した
Google Maps ですが、東京の高解像度衛星画像がアップされています。
アメリカ合衆国内と違って、日本の地図は整備されていないので、地図と衛星画像を切り替えて楽しむことはできません。
しかし、手元に参照用の地図を置いて、高解像度衛星画像で東京散歩をすると、とても楽しく、
[41792] まかいの さん のように、“はまって”しまいます。
現在はBETA版であり、逐次整備されてゆくものと思いますが、とりあえず、例示しながら現状を解説しておきます。
(1) 最初に Map から Satellite に切り替えます。
(2)目的地を tokyo japan と入力して Search すると、東京都心の衛星画像になります。範囲は2万5千分の1地形図の1枚分よりもやや広め。詳しさは、ざっと10万分の1地図相当でしょうか。
このサイズの画像を、仮に地図になぞらえて「中縮尺画像」と呼ぶことにします。
中縮尺画像は、ほぼ日本全国について得ることができます。例えば、 hiroshima japan と入力してみると、見事な三角州の画像が出ます。
(3)東京の中縮尺画像を最大限にズームアップすると、個々の建物が判別できるサイズの画像になります。
詳しさは、ざっと1万分の1地図相当でしょうか。これを「大縮尺画像」と呼ぶことにします。
この画像の右上、築地川跡の首都高速道路をまたぐ Y字形の陸橋 があるのは中央区役所前、つまり銀座の東側です。
(4)画像の「↑」を4回クリックすると、約1.3km北の東京駅八重洲口です。
ここを起点に、山手線をたどるも良し、皇居のお濠端を巡るも良し。
このように、上空から判別し易い平面的なランドマークをたどるのが、迷子にならないコツです。
手元に地図(大縮尺画像に対応する1万分の1が好適)の準備もお忘れなく。
現在のところ、大縮尺画像が得られるのは、東京23区を中心とする区域だけのようです。川崎の臨海部やTDRもOKです。
なぜか、北東部だけは、野田付近まで大縮尺画像が得られます。この部分にある三郷JCTもオススメです。追記あり。
東京以外でも、中縮尺画像ならば楽しむことができます。
最初に例示した広島のように、海岸線や川がわかりやすいですね。山岳は、高さの実感が出ないので、ちょっと。
人工物では、渡良瀬遊水地のハート形の人造湖(池?)や関西空港などが目をひきます。
中縮尺画像であるにもかかわらず、喜入や志布志湾の石油備蓄基地の一つ一つのタンクがはっきとわかり、その巨大さが印象的です。
【追記】
大縮尺画像が得られる地域は、東京23区の南西側にもありました。所沢から町田・藤沢に至る地域も大縮尺画像が得られます。多摩川南岸から横浜・三浦半島はまだ駄目です。
東京から離れた地域でも、探せば、大縮尺画像地域があるのかもしれません。