本編は殆ど観ないくせに、オープニングの映像と主題曲には興味津々のNHK大河ドラマ。先刻、歴代
番組の主題曲を集めたCDを聴いていましたが、主役の三田佳子さんが女医を演じた 「いのち」 では、
舞台が津軽という事で、先日、奥羽線川部付近から雪原を隔て望んだ岩木山の印象を具象化した様な
哀しい旋律の ピアノ・コンチェルトが見事でした。(ちなみに、三田さんの夫役は伊武雅刀さんでしたね。
伊武さんというと、どうしても 「スネークマン・ショー」 の印象が払拭できない雑魚でした。)
その車窓風景でふと思った事。東能代で合流する五能線は、(架線は直ぐに途切れると思いますが。)
奥羽線の車中から見る限り、まるで電化されているかの様な印象を受けます。要衝性の高い能代まで
直通運転を意図した結果の産物なのか、或いは入替えに伴い電気機関車が入線する事もあったのか、
結構謎ですね。電化時期が比較的新しい区間を含め、電化線から分岐した非電化線が少しの間だけ
「電化」 されている箇所は比較的多い様に感じます。(最強事例は、松川における旧川俣線かな。)
[9253] special-week さん
駅名に草津と付いていることから近いと思われる方が多いようですが、
長野原駅に 「草津」 の名がついたのは、ここ十年来程度の話でしたか。「最寄り駅」 と言うよりは
「玄関駅」 と解釈するのが相当でしょう。近鉄の湯の山温泉が感覚としては近いでしょうか。
草軽電鉄が吾妻線に客を奪われたとは到底思えないんですよね
吾妻線 (旧長野原線) と草軽電鉄 (草軽軽便鉄道) の関係を時系列で見ると、以下の様になります。
電鉄が廃止された直接原因は、夜鳴き寿司屋さんの言及通り台風による橋梁流失ですが、吾妻線の
開業に伴う草津温泉への速達化も、少なからず作用している様ですね。
1915) 電鉄/新軽井沢-小瀬温泉が開業。
1917) 電鉄/小瀬温泉-吾妻が開業。
1919) 電鉄/吾妻-嬬恋が開業。
1924) 電鉄/電化。
1926) 電鉄/嬬恋-草津温泉が電化開業。(全線開通)
1945) 国鉄/渋川-長野原が日本鋼管の貨物専用線として開業。のちに渋川-岩島で旅客化。
1946) 国鉄/岩島-中之条で旅客化。
1952) 国鉄/長野原-太子が貨物専用線として開業。
1954) 国鉄/長野原-太子が旅客化。
1959) 電鉄/嬬恋-上州三原の吾妻川橋梁が台風で流失。
1960) 電鉄/新軽井沢-上州三原を廃止。
1962) 電鉄/全区間廃止。
1967) 国鉄/渋川-長野原が電化。
1970) 国鉄/長野原-太子を休止。
1971) 国鉄/長野原-大前が開業。長野原-太子を廃止。
改めて見ると、現在の万座鹿沢口駅周辺における、国鉄と電鉄の現役邂逅は無かった様ですね。
万座鹿沢口駅は文字通り、万座温泉や鹿沢温泉への玄関駅と位置付けられ、特急も折返すので
判るのですが、普通列車が一日五便顔を出すだけの大前に至る必然性とは何でしょうね。嬬恋村
役場への到達性を重視したのか、あるいは上田方面に延長を意図した結果か。ちなみに吾妻線は
羽根尾駅以遠が終点大前を含め、完全な一閉塞区間となり、特急折返し駅である万座鹿沢口駅も
一面一線構造とう特異な状況になっています。
[ CM懐古 No.32/缶チューハイ? ]
「タコがねぇ、タコが言うのよ。」 と、田中裕子さんが独特のアンニュイな感じでぽつりと一言。確か
缶チューハイのCMと記憶するのですが。