[89351] にしさん21号 さん
過去に世帯当たり41人もいた記録を私も知りませんでしたし
2003年の落書き帳記事
[17003]には、海栗島【当時は 長崎県上対馬町】世帯数1、人口62と記されています。
この島は全部が航空自衛隊レーダー基地として利用されています
[17864]。
国勢調査における「世帯」の扱いについては てへへ さん の記事
[17875] があります。ご参照願います。
参考までに、
長崎のしま紹介では 世帯数1、人口70人 となっており、これは 2010年国勢調査の確定値です。
本題の「世帯」から外れますが、「長崎県の島」の話題になった機会を利用し、
[85748]の続編を記します。
[17003]では 1世帯の島が5つ示されていましたが、最近の資料によれば 自衛隊施設世帯の2島【対馬島の北側にある海栗島と 壱岐島の北側にある若宮島】を除けば、野崎島を残すのみです。
その野崎島は 新上五島町・中通島が北に長く伸びた半島の先にあります。地図で見ると五島列島の一部と思われるのですが、野崎島の本島とされるのは 小値賀島であり、ここは行政的には「五島列島」に含まれず
[26554]、平戸地区に属しています。
野崎島は落書き帳では早くも
[10913]【注】で登場します。
[10930]に記されているように、縄文時代からの歴史がある島で、江戸時代には隠れキリシタンが住んでいました。
禁教が解かれた明治時代に建造された赤煉瓦造りの
旧野首教会 も有名です。
しかし、キリスト教と神道とが混在
[33529]した3つ集落(最盛期の人口648人)は、自給自足の生活が維持できなくなり
[65125]、1971年の集団移住で廃村になりました。
無人島になった時代もあるかと思いますが、現在は宿泊施設の管理関係者がいるようです。
おしどり夫婦が守っていた壱岐の妻ヶ島も、西海市西彼町の 前ノ島も無人島になりました。
【注】
[10913]には【壱岐の】勝本町妻ヶ島が「世帯数が1なのに人口が24」と記されています。
しかし、これは勝本町若宮島の誤記と思われます。こちらは海上自衛隊基地で、2010年人口は14人です。