1 岩礁 「碆(はえ)」地名
[93662] そらみつ さん
ハエは西日本に多く見られる型なので、それだけで一つのコレクションとする方が良さそうです。碆という漢字を使う地域が多いですが、カタカナのハエや礁の表記もあるようです。
「ハエ」地名については、
[80231]で言及したことがあります。
Issieさんが PC画面上に表示できるのか? と危惧していましたが、JIS第二水準で表示可能。
会意文字を見ると、「波」頭(かしら)が「石」(岩礁)の上を越えています。
[92092]で言及した
稀少地名漢字リストには、孀婦岩
[19728]の「孀」のような漢字も収録されていました。
しかし「碆」は収録対象外であるようです。
「碆、ハエ」等の地名は それだけ数が多く、「稀少ではない」ということかもしれませんが、考え様によっては、かえって「やりがいがあるコレクション対象」なのかもしれません。【修正1】
地名に関心がある若い方に、ちょっとだけですが、過去の情報をお知らせしました。
2 日振島
「碆地名」に関連して、宇和島付近の地図を眺めていたら、日振島中央部の 架橋 が気になりました。
古い地勢図には「堺」という地名が記されて地続きのように見え、現在も単一の有人島として扱われています。
平安時代の藤原純友を扱った海音寺潮五郎『海と風と虹と』に記されているように、この「堺」は、かつて日振島にあった4港の一つでした。
現在、この港は放棄されているようですが、歴史的には、やはり単一の有人等として扱うのが正しいようです。
現在の地図では狭い海で2島に分かれているように見えます。
現地訪問記によると、橋の下に海水は全くなかったとのことですが、満潮になれば海水がくるのでしょう。